ダルアー県ナワー市で元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始される一方、ムザイリーブ町で手続きに従事するシリア軍1人が殺害される(2021年9月30日)

ダルアー県では、SANA(9月30日付)によると、ナワー市に和解センターが設置され、同市、ナースィリーヤ村、スッカリーヤ村、シャイフ・サアド村、ジュバイリーヤ村、アドワーン村の元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始され、数十人が手続きを済ませた。

また、和解プロセスが完了したタスィール町および周辺地域にシリア軍部隊が展開した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で和平プロセスに従事していたシリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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スワイダー県では、SANA(9月30日付)によると、ラサース村で車に仕掛けらていた爆弾が爆発し、運転していた男性1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、爆弾が仕掛けられていたのは親政権民兵の車だという。

AFP, September 30, 2021、ANHA, September 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2021、Reuters, September 30, 2021、SANA, September 30, 2021、SOHR, September 30, 2021などをもとに作成。

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