トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市をドローンで攻撃、ロシア軍戦闘機がカーミシュリー市国際空港に着陸(2021年10月28日)

アレッポ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のカフン村、カフルハーシル村を砲撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車、装甲車などからなる増援部隊を占領下のタッル・アブヤド市に新たに派遣した。

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ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市の国際空港(シリア政府管理)に、ロシア軍のSu-35戦闘機1機が着陸した。

ロシア軍の戦闘機がカーミシュリー国際空港に着陸したのは今回が初めて。

AFP, October 28, 2021、ANHA, October 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2021、Reuters, October 28, 2021、SANA, October 28, 2021、SOHR, October 28, 2021などをもとに作成。

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