ハサカ県グワイラーン地区の工業高校(グワイラーン刑務所)に収監されているダーイシュ・メンバーが暴動(2021年11月7日)

ハサカ県では、SANA(11月7日付)によると、北・東シリア自治局が管理するハサカ県グワイラーン地区の工業高校(グワイラーン刑務所)に収監されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが暴動を起こし、守衛と交戦した。

事態に対処するため、米軍のヘリコプター複数機が2時間以上にわたり上空を旋回した。

暴動は、米軍部隊が取調官らとともに工業高校を訪れ、メンバーの一部を移送しようとしたことを受けて発生したという。

**

一方、SANA(11月7日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、ハッラーブ・ウシュク村航空基地に駐留する米軍の冷凍車150輌と、兵員輸送車、戦車を積んだ大型トレーラーなど150輌からなる車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由し、イラクに出国した。

AFP, November 7, 2021、ANHA, November 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2021、Reuters, November 7, 2021、SANA, November 7, 2021、SOHR, November 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.