イスラエル軍がレバノンを領空侵犯し、シリア中部をミサイル攻撃、少なくとも2人死亡(2021年11月24日)

SANA(11月24日付)は、シリア軍筋の情報として、イスラエル軍が午前1時26分、レバノンの首都ベイルート北東方面から中部各所に対してミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、そのほとんどを撃破したものの、民間人2人が死亡、兵士6人と民間人1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機はレバノン領空を侵犯し、ヒムス県西部に向かってミサイル攻撃を行った。

この攻撃により、レバノンのヒズブッラーを支持する民兵2人(国籍は不明)、シリア軍兵士3人(うち2人は私服組)が死亡したという。

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NNA(11月24日付)によると、イスラエル軍戦闘機は同日夜にも再びレバノンの領空を侵犯した。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、NNA, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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