トルコのアフリーン郡侵攻(オリーブの枝)作戦開始から4年:トルコ軍がアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃する一方、シリア軍とシリア民主軍も占領地を砲撃(2022年1月20日)

アレッポ県では、ANHA(1月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のダイル・ジャマール村をトルコ軍とシリア国民軍が砲撃した。

ダイル・ジャマール村では、トルコ軍によるアレッポ県アフリーン郡への侵攻作戦(「オリーブの枝」作戦)が開始された2018年1月20日から4年が経ったのに合わせて、トルコの占領に抗議するデモが行われ、住民らが参加していた。

ANHAによると、砲撃はデモ参加者を狙うかたちで行われたという。

トルコ軍とシリア国民軍はまたまた、タッル・リフアト市近郊のスーガーニーカ村、ズィヤーラ村、カフル・アントゥーン村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、アキーバ村、イルシャーディーヤ村、タナブ村、カフル・ナーヤー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃により、アキーバ村で子供1人が負傷、民家複数棟が被害を受けた。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市も砲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、6発の砲弾が着弾し、子供2人を含む住民6人が死亡、30人あまりが負傷した。

砲撃は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域から行われたもの。

また、トルコの占領下にあるジャンディールス町郊外のガザーウィーヤ村近郊にあるシリア国民軍所属のシャーム軍団の本部がシリア軍拠点からの砲撃を受けた。

さらに、シリア民主軍もトルコ占領下のアフリーン市近郊のマリーミーン村で車をミサイルで攻撃し、乗っていた女性1人が死亡、複数が負傷した。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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