「決戦」作戦司令室による狙撃で過去72時間でシリア軍兵士5人死亡(2022年3月31日)

シリア人権監視団によると、過去72時間で、「決戦」作戦司令室による狙撃で、シリア軍兵士5人が殺害された。

5人は、アレッポ県(少尉)、イドリブ県(少尉と兵卒)、ラタキア県カッバーナ村一帯(兵卒2人)で殺害された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルマーニーヤ村一帯、ドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県南部シャフシャブー山のカウカバー村近くを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で正体不明の武装集団が、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーを銃で撃ち、殺害した。

AFP, March 31, 2022、ANHA, March 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2022、Reuters, March 31, 2022、SANA, March 31, 2022、SOHR, March 31, 2022などをもとに作成。

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