シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフル・ヌーラーン村を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡する一方、イドリブ県ではシリア軍兵士3人が狙撃され死亡(2022年8月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャウバース村を砲撃した。

また、県南部各所でシリア軍兵士3人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バイニーン村の灌木地帯、ガーニヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村を砲撃し、ガーニヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村で複数の住民負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルクール村、ズィヤーラ町を砲撃した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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