イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの住民退去、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、マダーヤー町からの反体制武装集団戦闘員と家族の退去完了(2017年4月21日)

SANA(4月21日付)は、カタールの仲介によるファトフ軍(シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動など)とイラン・イスラーム革命防衛隊・ヒズブッラーの停戦合意に基づく、イドリブ県フーア市およびカファルヤー町からの住民の退避が完了したと伝えた。

21日には、シリア赤新月社の監督のもと、フーア市とカファルヤー町の住民約3,000人を乗せた旅客バス45台からなる車列が、アレッポ市ラーシディーン地区を経由、その後シリア政府がアレッポ市東部のジャブリーン村に設置された仮設収容センターに到着した。

これにより、20日に完了したダマスカス郊外県ザバダーニー市、マダーヤー町からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去と合わせて、停戦合意の第1段階が完了した。

SANA, April 21, 2017
SANA, April 21, 2017
SANA, April 21, 2017

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クッルナー・シュラカー(4月21日付)によると、シリア治安当局はこの停戦合意に従い、収監者120人を釈放、うち50人が、反体制武装集団の支配下にあるシリア北部(イドリブ県)に到着した。

Kull-na Shuraka’, April 21, 2017

なお、シリア人権監視団によると、フーア市およびカファルヤー町からの住民の退去作業は、ファトフ軍側がシリア政府に対して、拘置者750人の即時釈放を要求したことを受けて、48時間延期されていた。

しかし、ロイター通信(4月21日付)によると、ファトフ軍側とシリア政府側は後者が拘置者500人を釈放し、21日晩までに反体制派支配地域(イドリブ県)に移送することで合意に達したという。

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一方、『ハヤート』(4月22日付)によると、イラク内務省は、2015年12月にサウジアラビア国境近くで狩猟中にシーア派の集団と思われる一団によって拉致されていたカタール人狩猟家26人が解放されたと発表した。

カタール人の釈放も、カタール仲介によるファトフ軍とイラン・イスラーム革命防衛隊・ヒズブッラーの停戦合意に盛り込まれていたという。

AFP, April 21, 2017、AP, April 21, 2017、ARA News, April 21, 2017、Champress, April 21, 2017、al-Hayat, April 22, 2017、Iraqi News, April 21, 2017、Kull-na Shuraka’, April 21, 2017、al-Mada Press, April 21, 2017、Naharnet, April 21, 2017、NNA, April 21, 2017、Reuters, April 21, 2017、SANA, April 21, 2017、UPI, April 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦(2017年4月21日)

ヒムス県では、SANA(4月21日付)によると、シリア軍がタイフール航空基地に近くの放棄された大隊基地一帯、カルヤタイン市東部郊外、タドムル市南東部郊外、西ハブラ村、ウンク・ハワー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月21日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 21, 2017、AP, April 21, 2017、ARA News, April 21, 2017、Champress, April 21, 2017、al-Hayat, April 22, 2017、Iraqi News, April 21, 2017、Kull-na Shuraka’, April 21, 2017、al-Mada Press, April 21, 2017、Naharnet, April 21, 2017、NNA, April 21, 2017、Reuters, April 21, 2017、SANA, April 21, 2017、UPI, April 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などとの戦闘の末、ハマー県北部のタイバト・イマーム市を制圧(2017年4月21日)

ハマー県では、SANA(4月21日付)によると、シリア軍および予備部隊が、ハマー県北部でシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、ナスル軍、イッザ軍、中央アジア系戦闘員との戦闘の末、タイバト・イマーム市および周辺一帯を制圧、同地の治安と安定を回復した。

SANA, April 21, 2017
Kull-na Shuraka’, April 21, 2017

一方、シリア人権監視団によると、タイバト・イマーム市を制圧したシリア軍は、ハラファーヤー市、ムーリク市方面への進軍を続け、ラターミナ町、カフルズィーター市、ブワイダ村、マアルカバ村、ラトミーン村、ラハーヤー村、アズワール地区一帯を激しく空爆し、ハフファーヤー市一帯で、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イッザ軍、ナスル軍、中部師団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が地対地ミサイルと思われる砲弾でカーブーン区を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市各所、シャイフーニーヤ村を空爆し、4人が死亡した。

また、ARA News(4月21日付)によると、シリア軍が東グータ地方のハズラマー村方面に進軍、反体制武装集団がこれを撃退した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、ガラズ刑務所一帯を「樽爆弾」などで激しく空爆した。

一方、SANA(4月21日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、クッルナー・シュラカー(4月21日付)によると、シリア軍がヒルバト・ガザーラ橋検問所で女性30人以上を拘束した。

女性の拘束は4月初めから頻発化していたという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタルディーン村一帯を空爆した。

一方、SANA(4月21日付)によると、シリア軍が県北部のナワーラ村、アイン・ハウル村、ズワイカート丘一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がサルマーニーヤ村、サラーキブ市、ラカーヤー村を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(4月21日付)によると、シリア軍が県北部のフーシュ・アブー・キラーブ地区、ダイル・フール村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 21, 2017、AP, April 21, 2017、ARA News, April 21, 2017、Champress, April 21, 2017、al-Hayat, April 22, 2017、Iraqi News, April 21, 2017、Kull-na Shuraka’, April 21, 2017、al-Mada Press, April 21, 2017、Naharnet, April 21, 2017、NNA, April 21, 2017、Reuters, April 21, 2017、SANA, April 21, 2017、UPI, April 21, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がダルアー県南西部で攻勢(2017年4月21日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月21日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団との戦闘の末、ジッリーン村、サフム・ジャウラーン村、アドワーン村、タスィール町を制圧、ハイト村を包囲した。

ハーリド・ビン・ワリード軍はまた、19日にマターイア村・ナダー村間の街道でスンナの獅子師団司令官が載った車を狙った爆弾攻撃への関与を認めた。

AFP, April 21, 2017、AP, April 21, 2017、ARA News, April 21, 2017、Champress, April 21, 2017、al-Hayat, April 22, 2017、Iraqi News, April 21, 2017、Kull-na Shuraka’, April 21, 2017、al-Mada Press, April 21, 2017、Naharnet, April 21, 2017、NNA, April 21, 2017、Reuters, April 21, 2017、SANA, April 21, 2017、UPI, April 21, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける武装集団がアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃、また所属不明の戦闘機がYPG主体のシリア民主軍の拠点などを爆撃(2017年4月20日)

アレッポ県では、ARA News(4月20日付)によると、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にある県北部のバッルーニーヤ村、タッル・リフアト・ダム一帯、シャフバー・ダム一帯に対して激しい砲撃を加えた。

ARA News, April 20, 2017

また、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、西クルディスタン移行期民政局の支配地域と、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室の占領・支配地域が接する前線一帯を空爆した。

SNN(4月20日付)によると、戦闘機の所属は不明で、アアザーズ市西方のバルサーヤー山一帯にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点、アフリーン市とカフルジャンナ村を結ぶ街道、カフルジャンナ村とズィヤーラト・ハナーン村を結ぶ街道に対して空爆を行ったという。

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、SNN, April 20, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍占領支配下のアレッポ県北部からロジャヴァ支配下のアフリーン市に避難民1,360人が流入(2017年4月20日)

アレッポ県では、ARA News(4月20日付)によると、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にある県北部(いわゆる「安全地帯」)から過去2日間で住民1,360人が、西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市に避難民として流入した。

ARA News, April 20, 2017

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュと交戦(2017年4月20日)

ヒムス県では、SANA(4月20日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、イブン・アルサーン山一帯、サワーナ山一帯、マハッサ地区一帯、カルヤタイン・ダム一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、第137連隊基地、ダイル・ザウル市南部の墓地地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室はダーイシュとの戦闘の末、ダマスカス郊外県砂漠地帯(アルヤーニーヤ地区)を制圧(2017年4月20日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、「ハマード浄化のため我らは馬具を備えし」作戦司令室が、県南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、アルヤーニーヤ地区を制圧した。

Kull-na Shuraka’, April 20, 2017

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部の3カ村をダーイシュから奪取(2017年4月20日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)、ARA News(4月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、ラッカ市北部の公営農場、西カバシュ(大カバシュ)村、ルーヤール村を制圧した。

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス県ザバダーニー市の反体制武装集団戦闘員とその家族を乗せた車列がアレッポ市南部に到着(2017年4月20日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、カタールの仲介によるファトフ軍とイラン・イスラーム革命防衛隊・ヒズブッラーの停戦合意に基づき、ダマスカス郊外県ザバダーニー市を退去した反体制武装集団戦闘員とその家族を乗せた車列がアレッポ市南部のラームーサ地区に到着した。

車列は、イドリブ県フーア市、カファルヤー町の住民のアレッポ市ラーシディーン地区への退去を待って、イドリブ県方面に移動する予定。

Kull-na Shuraka’, April 20, 2017

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構などとの戦闘の末、ハマー県北部のタイバト・イマーム市の大部分を制圧(2017年4月20日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、シリア軍が県北部のタイバト・イマーム市、ハラファーヤー市一帯の奪還に向けて攻撃を激化させ、シャーム解放機構とともに同地に進攻していたイッザ軍の司令官サーヒル・アドナーン・サーリフ氏、ムハンマド・ジャッラード氏が戦死した。

ARA News(4月20日付)によると、シリア軍はタイバト・イマーム市に突入、シリア人権監視団によると、シリア軍は、シャーム自由人イスラーム運動、中部師団、イッザ軍、シャーム自由人イスラーム運動などとの戦闘の末、タイバト・イマーム市の大部分を制圧した。

これに関して、ヒズブッラーの戦争広報局は、「シリア軍とその同盟者がタイバト・イマーム市を制圧した」と発表した。

しかし、シャーム自由人イスラーム運動のウマル・ハッターブ報道官は、ドゥラル・シャーミーヤ(4月20日付)に対して、「戦闘はまだ続いている…。我々は大規模増援部隊を派遣した」と述べ、タイバツ・イマーム町制圧を否定した。

Kull-na Shuraka’, April 20, 2017
Kull-na Shuraka’, April 20, 2017

一方、SANA(4月20日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、タイバト・イマーム市、マサースィナ村、ブワイダ村、マアルカバ村、ラハーヤー村、ムーリク市、サルバー村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はムハルダ市を砲撃し、4人が負傷したという。

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ダマスカス県では、ARA News(4月20日付)によると、シリア軍が、カーブーン区を砲撃、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがダルアー市ダルアー・バラド地区各所を「樽爆弾」で爆撃、また戦闘機が同地を4度にわたって空爆した。

一方、SANA(4月20日付)によると、シリア軍がダルアー市スィーバ地区、カラク地区、バジャービジャ地区、アルバイーン地区、バハール地区、バドウ地区、ダム街道地区、ブスラー広場一帯、マハッタ地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 20, 2017、AP, April 20, 2017、ARA News, April 20, 2017、Champress, April 20, 2017、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2017、al-Hayat, April 21, 2017、Iraqi News, April 20, 2017、Kull-na Shuraka’, April 20, 2017、al-Mada Press, April 20, 2017、Naharnet, April 20, 2017、NNA, April 20, 2017、Reuters, April 20, 2017、SANA, April 20, 2017、UPI, April 20, 2017などをもとに作成。

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「アラブの春」の中心地の一つダマスカス郊外県ザバダーニー市から反体制武装集団が完全退去し、シリア政府支配下に復帰(2017年4月19日)

SANA(4月19日付)がシリア赤新月社の複数の消息筋の話として伝えたによると、カタールの仲介によるファトフ軍とイラン・イスラーム革命防衛隊・ヒズブッラーの停戦合意に従い、フーア市およびカファルヤー町で包囲を受けてきた住民約3,000人を載せた旅客バス45台が、同地を出発し、シリア政府支配下のアレッポ市ラーシディーン地区に到着した。

停戦合意に基づくフーア市、カファルヤー町からの住民の退去はこれが2回目。

シリア人権監視団によると、この3,000人のなかには親政権武装集団の戦闘員約700人も含まれていたという(ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、700人はヒズブッラー・メンバー、国防隊隊員だという)。

SANA, April 19, 2017

また、SANAによると、14日にフーア市、カファルヤー町の住民を乗せていた旅客バスの車列を狙って行われた自爆テロによって、シリア政府支配下のアレッポ市内に退去できずにいた住民131人(うち負傷者37人)の移送作業も完了、アレッポ市ラーシディーン地区に到着した。

SANA, April 19, 2017

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フーア市、カファルヤー町の住民移送作業と並行して、ダマスカス郊外県ザバダーニー市で籠城を続けてきた反体制武装集団は旅客バス11台に分乗し、イドリブ県に向かった。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、ザバダーニー市から退去したのは約700人。

これに関して、シリア人権監視団は、移送されたのはザバダーニー市出身者158人、ザバダーニー市東部の山岳地帯出身者60人、スィルガーヤー町出身者100人の約300人で、このうちザバダーニー市出身者はほとんどが民間人だと発表した。

しかし、クッルナー・シュラカー(4月19日付)は、ザバダーニー市出身者のうち約100人が戦闘員、家族は約60人だと伝えた。

またザバダーニー市で籠城を続けてきた戦闘員はまた、同地から退去するにあたって、拠点や武器庫として利用していた施設に火を放ち、破壊した。

なお、ザバダーニー市からの戦闘員およびその家族の退去に先だって、マダーヤー町の戦闘員のうち退去希望者は14日、停戦合意に従って家族とともに同地を退去し、アレッポ市方面に移動、退去を希望しない戦闘員は武器を棄て当局に投降している。

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ザバダーニー市からの戦闘員およびその家族の退去を受け、シリア軍が市内に進駐した。

Kull-na Shuraka’, April 19, 2017
Kull-na Shuraka’, April 19, 2017
Kull-na Shuraka’, April 19, 2017

また、ダマスカス郊外県のアラー・イブラーヒーム県知事はマダーヤー町、ブカイン市、ブルダーン村を視察訪問した。

SANA, April 19, 2017

AFP, April 19, 2017、AP, April 19, 2017、ARA News, April 19, 2017、Champress, April 19, 2017、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2017、al-Hayat, April 20, 2017、Iraqi News, April 19, 2017、Kull-na Shuraka’, April 19, 2017、al-Mada Press, April 19, 2017、Naharnet, April 19, 2017、NNA, April 19, 2017、Reuters, April 19, 2017、SANA, April 19, 2017、UPI, April 19, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末ラッカ市北部の4カ村を制圧(2017年4月19日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)、ARA News(4月19日付)によると、ラッカ市孤立化に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦第4段階を遂行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ県北部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ウンム・タナク村、ジャルワー村、ビール・ジャルブー村、ハッターシュ村を制圧した。

AFP, April 19, 2017、AP, April 19, 2017、ARA News, April 19, 2017、Champress, April 19, 2017、al-Hayat, April 20, 2017、Iraqi News, April 19, 2017、Kull-na Shuraka’, April 19, 2017、al-Mada Press, April 19, 2017、Naharnet, April 19, 2017、NNA, April 19, 2017、Reuters, April 19, 2017、SANA, April 19, 2017、UPI, April 19, 2017などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のウマル油田で米主導の有志連合によると思われる爆撃による火災発生(2017年4月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が18日深夜に実施した空爆により、ウマル油田で火災が発生した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市郊外のタール山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(4月19日付)によると、タドムル市郊外のカッタール山一帯の丘陵地帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

AFP, April 19, 2017、AP, April 19, 2017、ARA News, April 19, 2017、Champress, April 19, 2017、al-Hayat, April 20, 2017、Iraqi News, April 19, 2017、Kull-na Shuraka’, April 19, 2017、al-Mada Press, April 19, 2017、Naharnet, April 19, 2017、NNA, April 19, 2017、Reuters, April 19, 2017、SANA, April 19, 2017、UPI, April 19, 2017などをもとに作成。

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アレッポ市東部サラーフッディーン地区でアブー・アマーラ特殊任務中隊が爆弾テロを敢行、30人以上が死傷(2017年4月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)によると、アレッポ市東部サラーフッディーン地区にある国防隊拠点で爆弾が爆発し、6人が死亡、25人以上が負傷した(シリア人権監視団によると、32人が死傷)。

これに関して、アブー・アマーラ特殊任務中隊はテレグラムを通じて声明を出し、「シャッビーハ」を狙ったと発表、犯行を認めた。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)によると、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物」作戦司令室がダルアー市サジュナ地区に進攻し、シリア軍と交戦した。

これに対して、ロシア・シリア軍はダルアー市各所を「樽爆弾」などで空爆した。

Kull-na Shuraka’, April 19, 2017

また、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が進攻を続けるダルアー市ダルアー・バラド地区に対して、地対地ミサイルと思われる砲弾で砲撃する一方、「樽爆弾」で激しい空爆を行った。

一方、SANA(4月19日付)によると、ダルアー市サジュナ地区、サハーリー地区にシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、2人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市とラタキア市を結ぶ街道でトルキスタン人戦闘員2人が何者かによって殺害された。

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ハマー県では、SANA(4月19日付)によると、シリア軍が県北部にあるザーラ火力発電所一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 19, 2017、AP, April 19, 2017、ARA News, April 19, 2017、Champress, April 19, 2017、al-Hayat, April 20, 2017、Iraqi News, April 19, 2017、Kull-na Shuraka’, April 19, 2017、al-Mada Press, April 19, 2017、Naharnet, April 19, 2017、NNA, April 19, 2017、Reuters, April 19, 2017、SANA, April 19, 2017、UPI, April 19, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの中心都市ラッカ市解放を見据えて、その自治を担う「ラッカ民政評議会」準備委員会会合を開催(2017年4月18日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・スィッルー報道官は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市解放後を見据え、同市の自治を担う「ラッカ民政評議会」を設置すると発表、設置に向けた準備委員会がラッカ市の住民、部族の名士らと会談し、ラッカ市自治の方法に関する意見を聴取した」ことを明らかにした。

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ラッカ県では、ARA News(4月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市北西部一帯、大アーイド村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、米主導の有志連合が同地一帯を空爆した。

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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中部師団(自由シリア軍)はハマー県での戦闘でロシア軍士官2人を殺害したと発表(2017年4月18日)

「穏健な反体制派」と目される中部師団(自由シリア軍)は声明を出し、ハマー県北部での戦闘でロシア軍士官2人を殺害したと発表した。

声明によると、中部師団はハッターブ村郊外の平原に展開していたシリア軍の拠点を米国製TOW対戦車ミサイルで攻撃し、仲にいたシリア軍兵士とともにロシア軍士官2人を殺害したという。

Kull-na Shuraka’, April 18, 2017

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ダマスカス県東部でシリア軍が反体制武装集団に対して爆撃・砲撃を続ける(2017年4月18日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月18日付)によると、東グータ地方のドゥーマー市、アルバイン市、ハッザ町がシリア軍の砲撃を受け、子供1人を含む4人が死亡した。

一方、SANA(4月18日付)によると、シリア軍がサアサア町、マガル・ミール村、ダフル・アスワド丘を結ぶ回廊地帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(4月18日付)によると、県東部のカーブーン地区一帯でシリア軍と反体制武装集団の戦闘が続き、後者の戦闘員3人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区、バルザ区郊外一帯に対して空爆・砲撃を実施しているさなか、反体制武装集団の第1旅団の拘置施設(バルザ区)に拘留されていた捕虜34人が脱走し、シリア政府支配地域に逃走した。

脱走した34人はシリア軍兵士と親政権民兵戦闘員。

Kull-na Shuraka’, April 19, 2017

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アレッポ県では、ARA News(4月18日付)によると、アレッポ市西部の科学研究センター一帯、アターリブ市でシリア軍、クドス旅団が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(4月18日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、カラク地区、ミスリー交差点東部などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市を砲撃し、子供1人と女性1人を殺害(2017年4月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区を砲撃し、子供1人、女性1人が死亡、26人が負傷した。

これに対し、シリア軍はダイル・ザウル市西部のサルダ山、ティーム油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(4月18日付)によると、シリア軍がタドムル市西部のT4(タイフール航空基地)北西部に位置するアブー・キッラ・ダムをダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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ハマー県では、SANA(4月18日付)によると、シリア軍がワーディー・アズィーブで爆弾を積んだ車でシリア軍の拠点に対して攻撃を行おうとしたダーイシュ(イスラーム国)を迎撃、車を破壊した。

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から反体制武装集団戦闘員519人とその家族数百人がアレッポ県ジャラーブルス市方面に向けて退去(2017年4月18日)

ヒムス県では、SANA(4月18日付)によると、ロシアの仲介で成立した停戦合意に従い、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員519人とその家族数百人が、シリア政府によって用意された旅客バスで、アレッポ県ジャラーブルス市方面に向かった。

退去作業は今回が6回目。

SANA, April 18, 2017

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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スワイダー県、ダマスカス郊外県内のシリア政府支配地域で、独立記念日に合わせて、体制打倒、ロシア・イランの撤退を求めるデモが発生(2017年4月17日)

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(4月17日付)によると、シリア政府支配下のマズラア町で独立記念日を祝う集会が行われ、住民数十人が参加し、体制打倒を改めて訴えた。

マズラア町は、2011年3月に反体制デモが最初に起きた町の一つ。

Kull-na Shuraka’, April 18, 2017

これに対して、当局は、スルターン・バーシャー・アトラシュの生地であるクライヤー町で独立記念日の祝典を開催した。

Kull-na Shuraka’, April 18, 2017

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月18日付)によると、シリア政府支配下のヤルダー市で独立記念日を祝うデモ行進が行われた。

デモ参加者はヤルダー市から、バービッラー市、バイト・サフム市に向けて行進し、「ロシアおよびイランの占領者の退去」「体制打倒」を訴えた。

Kull-na Shuraka’, April 18, 2017
Kull-na Shuraka’, April 18, 2017
Kull-na Shuraka’, April 18, 2017
Kull-na Shuraka’, April 18, 2017
Kull-na Shuraka’, April 18, 2017

 

AFP, April 18, 2017、AP, April 18, 2017、ARA News, April 18, 2017、Champress, April 18, 2017、al-Hayat, April 19, 2017、Iraqi News, April 18, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、April 18, 2017、al-Mada Press, April 18, 2017、Naharnet, April 18, 2017、NNA, April 18, 2017、Reuters, April 18, 2017、SANA, April 18, 2017、UPI, April 18, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はタブカ市内でダーイシュと交戦(2017年4月17日)

ラッカ県では、ARA News(4月17日付)によると、タブカ市内で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

この戦闘で、ダーイシュは爆弾を仕掛けた自動車での特攻攻撃を繰り返し、シリア民主軍隊員2人が死亡したという。

シリア民主軍はまた、ラッカ市に向けて進軍を続け、同市西部のリーハーニーヤート村、西カバシュ村、同市東部のムシャイリファ村を制圧し、同市から10キロの地点にまで到達した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が東カバス村を空爆し、1人が死亡した。

また同地一帯では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

なお、有志連合と思われる戦闘機はラッカ市に対しても空爆を実施した。

このほか、タブカ市イスカンダリーヤ地区ではシリア民主軍の砲撃で男性1人が死亡した。


AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年4月17日)

アレッポ県では、ARA News(4月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、アアザーズ市近郊およびアフリーン市近郊の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対して2時間以上にわたり重点的な砲撃を加えた。

砲撃を受けたのは、シャフバー・ダム一帯、スムーカ村、ズーヤーン村、ハスィーヤ村、ウンム・フーシュ村、カスタル・ジンドゥー村など。

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県北部のカルジャブリーン村一帯の回廊地帯で反体制武装集団と

AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダはトルコでの憲法改正への支持を表明(2017年4月17日)

シリアのアル=カーイダと目される反体制武装集団のシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の政治部局長のザイド・アッタール氏はテレグラムのアカウントを通じて声明を出し、16日に実施されたトルコでの国民投票で憲法改正が認められたことに関して、「西側諸国体制のくびきからの解放を継続し、主権と独立に満ちた空間に向かう」動きと評価、「イスラーム教徒であるトルコ国民の喜びは我々の喜びである」と述べ、支持を表明した。

AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部の要衝スーラーン市をシャーム解放機構などからなる反体制武装集団から奪還(2017年4月17日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、戦略的要衝のスーラーン市を制圧、またタイバト・イマーム市、ハラファーヤー市、ラターミナ町、カフルズィーター市、アズワール地区、サンサフル村、バティーシュ村に対して25回以上の空爆を実施した。

シリア軍はまた、サラミーヤ市西部のサトヒーヤート村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月17日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、スーラーン市を奪還、同地の治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、バッザーム丘、タイバト・イマーム市東部入口に位置するクッバーン検問所も制圧した。

このほか、シリア軍はサラミーヤ市西部のサトヒーヤート村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がブスラー・シャーム市を空爆した。

またダルアー市では、マンシヤ地区一帯でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦したほか、戦闘機・ヘリコプターが50回あまりの空爆を実施した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月17日付)によると、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物」作戦司令室が、ダルアー市内にあるシリア軍拠点を手製の「ハウラーン・ウマル」ミサイルで砲撃した。

ミサイルはサジュナ地区にあるシリア軍拠点、弾薬庫などに命中したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市一帯、バービスカー村、フバイト村を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月17日付)によると、ロシア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるザーウィヤ山を空爆し、シャンナーン野戦病院を破壊、利用不能とした。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部のザフラー協会地区一帯でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が砲撃戦を行った。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ティシュリーン地区のハーフィズ通り一帯で、シリア軍と反体制武装集団が交戦、カーブーン地区にシリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダフル・アスワド丘一帯、ハラスター市を砲撃したほか、ドゥーマー市を空爆した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハドル村でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(4月17日付)によると、シリア軍が県北部の東サムダーニーヤ村、ハーン・アルナバ市一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区からの退去希望者170人がアレッポ県ジャラーブルス市に向け出発、544人は投降し放免に(2017年4月17日)

ヒムス県では、SANA(4月17日付)によると、ヒムス市ワアル地区での停戦合意に従い、退去を希望する反体制武装集団戦闘員とその家族170人がシリア政府によって用意された大型旅客バスに乗って、アレッポ県ジャラーブルス市に向かって出発した。

ワアル地区からの退去はこれで5回目。

一方、反体制武装集団戦闘員で当局に投降した544人が、2016年政令第15号に従い、恩赦を受け、放免となった。

AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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ダルアー市でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2017年4月16日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月17日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、ジッリーン村にはる反体制武装集団拠点に対して攻撃を加えた。

AFP, April 17, 2017、AP, April 17, 2017、ARA News, April 17, 2017、Champress, April 17, 2017、al-Hayat, April 18, 2017、Iraqi News, April 17, 2017、Kull-na Shuraka’, April 17, 2017、al-Mada Press, April 17, 2017、Naharnet, April 17, 2017、NNA, April 17, 2017、Reuters, April 17, 2017、SANA, April 17, 2017、UPI, April 17, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュによるダイル・ザウル市への砲撃で子供4人を含む7人が死亡(2017年4月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ハラービシュ地区を砲撃し、子供4人を含む7人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル油田一帯、アブタル山一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, April 16, 2017、AP, April 16, 2017、ARA News, April 16, 2017、Champress, April 16, 2017、al-Hayat, April 17, 2017、Iraqi News, April 16, 2017、Kull-na Shuraka’, April 16, 2017、al-Mada Press, April 16, 2017、Naharnet, April 16, 2017、NNA, April 16, 2017、Reuters, April 16, 2017、SANA, April 16, 2017、UPI, April 16, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動はアレッポ市ラーシディーン地区で発生したイドリブ県フーア市、カファルヤー町の避難民を乗せた車列に対する自爆テロを政権の自作自演と疑う(2017年4月16日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、アレッポ市東部ラーシディーン地区で発生したイドリブ県フーア市、カファルヤー町の避難民を乗せた車列に対する自爆テロに関して、「ハーン・シャイフーン市、東グータ地方での政権の犯罪を隠蔽するのに資する」とし、アサド政権による自作自演との見方を強める一方、犯行そのものを強く批判、国際社会に対して真相究明に向けた調査を行うよう呼びかけた。

AFP, April 16, 2017、AP, April 16, 2017、ARA News, April 16, 2017、Champress, April 16, 2017、al-Hayat, April 17, 2017、Iraqi News, April 16, 2017、Kull-na Shuraka’, April 16, 2017、al-Mada Press, April 16, 2017、Naharnet, April 16, 2017、NNA, April 16, 2017、Reuters, April 16, 2017、SANA, April 16, 2017、UPI, April 16, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部からシャーム解放機構などからなる反体制武装集団を掃討するため攻勢を強化(2017年4月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機が県北部の戦略的要衝スーラーン市に対して少なくとも25回の空爆を実施、また戦闘ヘリコプターが「樽爆弾」10発以上を投下した。

またシリア軍地上部隊も同市に対して激しい砲撃を行い、周辺一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、クッルナー・シュラカー(4月16日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団によって掌握されているスーラーン市にシリア軍が突入した。

さらに、戦闘機(所属不明)がタイバト・イマーム市、マサースィナ村、ハラファーヤー市を空爆、シリア軍地上部隊がバティーシュ村、サンサフル村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団側はシリア政府支配下のサルハブ市を砲撃した。

これに対して、ナスル軍は、ハマー市東部にあるハマー航空基地に対して砲撃を加え、一時利用不能にしたと発表した。

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ダマスカス県では、SANA(4月16日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾3発がウマウィーイーン広場近くに着弾し、4人が死亡、22人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県北部のアナダーン市を砲撃する一方、また航空部隊がヤーキド・アダス村、カフルバスィーン村、アンジャーラ村、ダーラト・イッザ市、カースィミーヤ村を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市西部街区でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内各所を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月16日付)によると、シリア軍がラジャート高地の反体制武装集団拠点を攻撃したのに対し、南部部族自由人連合がイズラア市にあるシリア軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(4月16日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区南部、カタキート工場一帯、ミスリー交差点、ダム街道地区、サイダー絨毯工場一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シャーム解放機構が、15日にサルマー町内のシリア軍拠点近くで爆弾が爆発し、兵士10人が死亡、数十人が負傷した事件に関して、犯行を認める声明を出した。

クッルナー・シュラカー(4月16日付)が伝えた。

AFP, April 16, 2017、AP, April 16, 2017、ARA News, April 16, 2017、Champress, April 16, 2017、al-Hayat, April 17, 2017、Iraqi News, April 16, 2017、Kull-na Shuraka’, April 16, 2017、al-Mada Press, April 16, 2017、Naharnet, April 16, 2017、NNA, April 16, 2017、Reuters, April 16, 2017、SANA, April 16, 2017、UPI, April 16, 2017などをもとに作成。

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