YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの拠点都市タブカ市に向け三方から進軍(2017年4月10日)

ラッカ県では、ARA News(4月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城するタブカ市の東部に位置するシュアイバ村、同市南部の国際幹線道路、同市西部回廊地帯に進軍、ダーイシュと交戦した。

عناصر من «قوات سورية الديموقراطية» ينقلون المؤن عبر نهر الفرات غرب الرقة. (رويترز)

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年4月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに対して、ダーイシュは、ダイル・ザウル市クスール地区、ジャウラ地区を砲撃した。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ・ハマー両県を焼夷クラスター弾で爆撃する一方、シリア軍はハマー県北部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への攻勢を強める(2017年4月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町に対して、ロシア軍戦闘機が焼夷クラスター弾(テルミット弾)で空爆を実施した。

またシリア軍もスーラーン市各所、ハラファーヤー市、カストゥーン村を「樽爆弾」などで空爆するとともに、マアルダス村一帯でシャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、中央アジア人戦闘員などからなる反体制武装集団と交戦した。

シャームFM(4月10日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦の末、マアルダス村を奪還、同地を制圧したという。

syria.liveuamap.com, April 10, 2017

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市に対してロシア軍戦闘機が焼夷クラスター弾(テルミット弾)で空爆を実施した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市北部郊外のアナダーン市、ヤーキド・アダス村、アレッポ市南部郊外のバナーン・フッス村、カフルカール村を砲撃した。

シリア軍はまた、アレッポ市西部郊外のシュワイフナ丘一帯で、クドス旅団とともにシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が親政権武装勢力とともに東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティシュリーン地区のハーフィズ通り一帯で反体制武装集団と交戦する一方、同地区、バルザ区農場地帯、ジャウバル区を砲撃した。

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内各所を「樽爆弾」などで空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月10日付)によると、ダルアー市東部のサイダー町・西ガーリヤ村街道でムハージリーン・ワ・アンサール旅団の戦闘員が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、乗っていた戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(4月10日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、クッルナー・シュラカー(4月11日付)によると、ムザイリーブ町でゴラン特殊任務大隊のヌサンナー・サーイディー司令官が何者かによって殺害された。

AFP, April 10, 2017、AP, April 10, 2017、ARA News, April 10, 2017、Champress, April 10, 2017、al-Hayat, April 11, 2017、Iraqi News, April 10, 2017、Kull-na Shuraka’, April 10, 2017、April 11, 2017、al-Mada Press, April 10, 2017、Naharnet, April 10, 2017、NNA, April 10, 2017、Reuters, April 10, 2017、SANA, April 10, 2017、Sham FM, April 10, 2017、UPI, April 10, 2017などをもとに作成。

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米軍のミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地は復旧し、反体制派ではなくダーイシュに対する航空作戦を再開(2017年4月9日)

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、7日に米軍によるミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地に関して復旧したと発表した。

『ハヤート』(4月10日付)が伝えた。

ドナルド・トランプ米大統領のツイッター・アカウントによると、米軍は滑走路の修復が容易だという理由で、攻撃対象からを除外していた。

またシリア軍を支援する軍高官筋(ロシア軍高官と思われる)によると、攻撃によって航空機の一部が利用不能になっただけだという。

なお、復旧したシャイーラート航空基地を発進した戦闘機に関して、シリア人権監視団は、シャーム解放機構をはじめとする反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県南部方面ではなく、ダーイシュ(イスラーム国)が活動するヒムス市東部での空爆に参加したと発表した。

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、タブカ市東部のアッバード村を制圧(2017年4月9日)

ラッカ県では、ARA News(4月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市東部のアッバード村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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複数の医療筋によるとハーン・シャイフーン市で有毒ガスが装填された砲弾による攻撃が発生(2017年4月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がマアッラト・フルマ村、バスィーダー村、マアッラト・ヌウマーン市などシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

またロシア軍と思われる戦闘機がアウラム・ジャウズ村各所を空爆し、子供4人と女性2人を含む19人が死亡した。

さらに戦闘機(所属明示せず)は、ハーン・シャイフーン市内東部地区一帯を空爆し、女性1人が死亡、1人が負傷した。

なお、クッルナー・シュラカー(4月10日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市に対する空爆もロシア軍によるもので、焼夷クラスター弾(テルミット弾)が使用されたという。

一方、複数の医療筋によると、同市内で有毒ガスを装填したと思われる砲弾による砲撃があり、複数人が呼吸困難、痙攣、めまいなどの症状を発症したという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区東部、バルザ区一帯で、シリア軍がシャーム解放機構、ラフマーン軍団、イスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦し、同地を激しく砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内各所に対して約30回の空爆を実施、地対地ミサイルと思われる砲弾で砲撃を加えた。

またダルアー市マンシヤ地区などで、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月9日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区でヨルダン人やサウジアラビア人司令官を含むシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(マジュド・イスラーム大隊、南部統一旅団など)と交戦し、戦闘員75人以上を殲滅した。

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ハマー県では、SANA(4月9日付)によると、シリア軍地上部隊が航空部隊の支援を受けてマアルダス村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまたラターミナ町を空爆した。

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、April 10, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷での和解プロセスの一環として逮捕者多数が放免(2017年4月9日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月9日付)によると、バラダー渓谷での地元和解プロセスの一環として、逮捕者多数を放免する式典が行われ、アラー・イブラーヒーム県知事、ジャマール・ビータール・ダマスカス郊外県警察署長、サーリフ・バクルー県議会議長、地元の名士らが参列した。

SANA, April 9, 2017

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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米英ヨルダンはヨルダン北部およびダルアー県南西部で「テロ組織」掃討を目的とする合同軍事作戦開始を準備(2017年4月9日)

『ハヤート』(4月9日付)は、ヨルダンの首都アンマンの複数の政治筋の話として、米国、英国、そしてヨルダンが、対シリア国境地帯およびシリア南部での「テロ組織」の活動を封じるための合同軍事作戦を近く開始する、と伝えた。

合同軍事作戦が標的とする「テロ組織」には、ワーリド・ブン・ハリード軍やイラン・イスラーム革命防衛隊が含まれるという。

ワーリド・ブン・ハリード軍は、ヨルダン北部のルクバーン地区に面するシリア領内のダルアー県西部ヤルムーク川河畔地帯で活動、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓い、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などのイスラーム過激派を含む反体制武装集団との抗争を続けている。

一方、イラン・イスラーム革命防衛隊は、レバノンのヒズブッラー戦闘員とともに、ダルアー県ダルアー市や同県北部で反体制武装集団との戦闘を続けるシリア軍と行動をともにしており、ヨルダンのアブドゥッラー2世はその存在を「好ましくないニュース」とみなしているという。

同消息筋によると、ルクバーン地区から「テロ組織」を掃討したのちに、ヨルダン軍によるシリア領内での軍事作戦を実施することも真剣に検討がなされているという。

al-Hayat, April 9, 2017

AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはヒムス市南東部の対イラク国境で米英の支援を受ける「新シリア軍」と交戦(2017年4月8日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(4月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部の対イラク国境に位置するタンフ国境通行所一帯で米英両軍の支援を受ける「新シリア軍」と交戦し、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した。

南部部族自由人軍のムハンマド・アドナーン報道官によると、ダーイシュはタンフ国境通行所の防衛に当たる中隊基地への侵入を試み、基地の防護壁で車を爆発させた。

これに対して「新シリア軍」が応戦し、進軍を阻止したという。

ダーイシュはまた、加勢に駆けつけた東部獅子軍の車列を襲撃し、戦闘員2人を殺害、2人を負傷させたという。

AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍とダーイシュが交戦(2017年4月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府支配下のマシュラファ村を砲撃、同地一帯でシリア軍と交戦した。

AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。

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反体制派の広告塔バナーちゃんは米国によるシリアへのミサイル攻撃を「私の国民の殺戮者たちに対するドナルド・トランプの行動を歓迎します」と称賛(2017年4月8日)

2016年12月にシリア軍が奪還したアレッポ市東部での反体制武装集団の抵抗運動で「広告塔」としてツイッターを通じてメッセージを発信し続けてきた7歳の少女バナー・アブド(Bana Alabed)は、6日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃に関して、次のようなツイートをした。

Twitter, April 8, 2017

「I am a Syrian child who suffered under Bashar al Asad & Putin. I welcome
Donald Trump action against the killers of my people.」(私はバッシャール・アサドとプーチンに苦しめられているシリアの子供です。私の国民の殺戮者たちに対するドナルド・トランプの行動を歓迎します」

「Putin and Bashar al Asad bombed my school, killed my friends & robbed
my childhood. It’s time to punish the killers of children in Syria.」(プーチンとバッシャール・アサドは私の学校を空爆し、私の友達を殺し、私の幼少時代を奪いました。シリアの子供たちを殺した者たちを罰する時が来たのです)

「Dear world, there is very big bombing right now. More innocent children
and people are dying. #Syria」(親愛なる世界よ、ちょうど今、とても大きな空爆が行われています。さらに多くの無実の子供たちや人々が死んでいます
#シリア)

「We don’t want WORLD WAR THREE. we don’t want the war in Syria. let’s stand
together & end all wars.」(私たちは第三次大戦は望みません。私たちはシリアでの戦争を望みません。一緒になって、すべての戦争を終わらせましょう)

バナーちゃんは、アレッポ市東部陥落を受け家族とともにイドリブ県方面に退去し、トルコに招待され、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領ら首脳らとの会談、その後も流ちょうな英語でツイートを続けていた。

Twitter, April 8, 2017

 

AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県ハスヤー町で爆弾テロが発生し民間人多数が死傷する一方、シリア軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とハマー県、ダルアー県、ダマスカス県、ラタキア県などで戦闘を続ける(2017年4月8日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、ハスヤー町で業務用バスに仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた25人が負傷した。

ARA News(4月8日付)によると、女性1人が死亡、25人が負傷したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、ウズベク人、トルキスタン人、コーカサス人などからなる反体制武装集団がマアルダス村近郊の穀物粉砕工場検問所一帯を激しく砲撃し進軍、同地を制圧した。

これに対して、シリア軍はスーラーン市、マアルダス村、マアルカバ村一帯を戦闘機、ヘリコプターで空爆した。

シリア軍はまた、ズーワール村一帯を空爆したほか、タイバト・イマーム市を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、ロシア軍戦闘機が北部のラターミナ町に対してナパーム弾と思われる爆弾を使用して空爆を実施した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が地対地ミサイルと思われる砲弾でダルアー市マンシヤ地区一帯を砲撃、また戦闘機がブスル・ハリール市、タイバ町を空爆した。

空爆は、ヨルダン国境沿いのナスィーブ村に対しても行われ、女児1人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、シャーム解放機構などからなる堅固な建造物作戦司令室がダルアー市マンシヤ地区でシリア軍との交戦の末、Syriatel検問所など拠点5カ所制圧、兵士4人を捕捉した。

一方、SANA(4月8日付)によると、UNESCO世界遺産を擁するブスラー・シャーム市にあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点をシリア軍が攻撃した。

シリア軍はまたダルアー市各所でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。 

Kull-na Shuraka’, April 8, 2017

Kull-na Shuraka’, April 8, 2017

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区への砲撃を行った。

また、クッルナー・シュラカー(4月8日付)によると、シャーム解放機構などとともにカーブーン区でシリア軍との戦闘を続けるイスラーム軍がシリア軍の小型偵察機(無人航空機)を撃墜した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がアレッポ市南部のマンスーラ村を空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカッバーナ村一帯の回廊地帯を空爆、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党などからなる反体制武装集団とシリア軍がトルクメン山一帯で交戦した。

AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から4度目となる反体制武装集団および家族の退去が行われる(2017年4月8日)

ヒムス県では、SANA(4月8日付)によると、ロシアの仲介によるシリア軍と反体制武装集団の停戦合意に基づき、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族480人が、シリア政府によって用意された旅客バスに分乗し、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去した。

停戦合意に基づき退去が実施されたのはこれで4回目。

AFP, April 8, 2017、AP, April 8, 2017、ARA News, April 8, 2017、Champress, April 8, 2017、al-Hayat, April 9, 2017、Iraqi News, April 8, 2017、Kull-na Shuraka’, April 8, 2017、al-Mada Press, April 8, 2017、Naharnet, April 8, 2017、NNA, April 8, 2017、Reuters, April 8, 2017、SANA, April 8, 2017、UPI, April 8, 2017などをもとに作成。

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「自由シリア軍」を名乗る組織、シリア国民連合は米軍によるミサイル攻撃を支持、さらなる攻撃に期待(2017年4月7日)

「自由シリア軍」を名乗る集団が声明を出し、米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃に関して、「テロ、暴力、犯罪との対決、公正且つ平和的な解決に向けた正しい起点」と評価、「我々は米国の責務が依然として大きなもので、この作戦を停止しないと見ている」と期待を寄せた。

この「自由シリア軍」がいかなる武装集団の意見を代弁しているかは不明。

Kull-na Shuraka’, April 7, 2017

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃への支持を表明するとともに、「米国は国際法違反、国際社会の決定の無視、民間人や子供に対するテロ行為を許さないだろう」と評価、「政権を終わらせ、公正な政治的解決を課し、あらゆる形態のテロと戦うため…文明世界を構成する国からなる同盟の結成」を呼びかけた。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハサカ県、ラッカ県でダーイシュと交戦(2017年4月7日)

ハサカ県では、ARA News(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市近郊で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点複数カ所を攻撃した。

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ラッカ県では、ARA News(4月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。


AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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クッルナー・シュラカーは首都ダマスカス東部での戦闘でシリア軍が塩素ガスを使用したと報道(2017年4月7日)

クッルナー・シュラカー(4月7日付)は、ダマスカス県カーブーン区でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘で、シリア軍が塩素ガスを装填した手榴弾を使用し、1人が死亡したと伝えた。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はイドリブ県、ダルアー県、ダマスカス郊外県の反体制武装集団支配地域を爆撃(2017年4月7日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーン・シャイフーン市に隣接するヒーシュ村を空爆し、9人が死亡した。

Kull-na Shuraka’, April 7, 2017

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がヨルダンとの国境に位置する反体制武装集団支配下のナスィーブ国境通行所一帯を2度にわたって空爆した。

またダルアー市内の反体制武装集団(シャーム解放機構などからなる反体制武装集団)の支配地域に対してシリア軍がミサイル攻撃を行い、10人以上が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、シリア軍がアルバイン市一帯を空爆し、複数人が死傷した。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットのサーリフ代表「我々はシリア軍が化学兵器を使用した証拠を持っていて、国連安保理に提出する用意がある」(2017年4月7日)

ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)のラーイド・サーリフ代表は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたとされる事件(4日)に関して、化学兵器自身のツイッター(https://twitter.com/raedalsaleh3)で、「(国連)安保理へ。シリアでの虐殺を止めるため真摯に行動する時が来た。我々はインクの価値にも値しない決定は不要だ」としたうえで、「我々は、カフルズィーター市、ラターミナ町、ハーン・シャイフーン市など多くの場所で化学兵器が使用されたことを示す証拠とサンプルを持っており、いつでもそれを引き渡す用意がある。しかしあなた方はこれらの証拠を受け取る用意ができているのか。それとも問題を毎度のように無視することを望んでいるのか」などと綴り、シリア軍による化学兵器攻撃の証拠を持っていると主張した。

なお、クッルナー・シュラカー(4月4日付)がホワイト・メルメットの隊員の一人アナス・ディヤーブ氏から得た情報によると、空爆は午前6時半頃に3度にわたり行われ、有毒ガスを装填した爆発物が使用されたという。

着弾した爆弾のうち1発は不発弾で、そのなかに有毒ガスが装填されていたのだという。

Twitter, April 7, 2017

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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米国防総省はヒムス県シャイーラート航空基地一帯をミサイル攻撃し、シリア政府の化学兵器の生産能力を低下させたと発表、また攻撃直前にロシア側に作戦実施を通告したと主張(2017年4月7日)

米国防総省のジェフ・デーヴィス報道官は声明を出し、東部時間8時40分、シリア領内の航空基地に対して巡航ミサイルで攻撃を行ったと発表した。

攻撃は、4月4日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市でのシリア軍による化学兵器使用により、女性や子供数百人が被害を受け死傷したことへの対抗措置で、地中海東部に配備されている艦船2隻(USSポーター、USSロス)からトマホーク巡航ミサイル59発を発射し、ヒムス県南東部に位置するシャイーラート航空基地に配備されている航空機、掩蔽壕、石油・装備貯蔵施設、防空システム、レーダー施設を破壊したという。

攻撃に際しては、民間人の犠牲者が出ることを回避するための異例の措置を講じたという。

声明によると、シャイーラート航空基地は化学兵器貯蔵にりようされており、諜報当局が同基地を発進した航空機が4月4日のハーン・シャイフーン市への攻撃を実施したと査定、アサド政権による化学兵器を再使用を阻止するために攻撃は行われたという。

また、攻撃に先立って、ロシア軍に対して作戦実施について通告し、ロシア人およびシリア人への被害を最小限に抑えるための予防的措置を講じたという。

攻撃の結果、シリア政府が化学兵器を生産する能力は低下したという。

CENTCOM, April 7, 2017
Pentagon, April 7, 2017
Pentagon, April 7, 2017

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 なお、ロシア軍は2015年12月、ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)などに対する作戦拠点としてシャイーラート航空基地、ティヤース航空基地に部隊を派遣・駐留させてきた。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、CENTCOM, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は4月5日、ラッカ市近郊、タブカ市近郊を中心に14回の爆撃を実施(2017年4月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月5日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、タブカ市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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クナイトラ県北部で反体制武装集団どうしが交戦(2017年4月6日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、県北部のブライカ村でアンサール・シャーム戦線に所属する武装集団と、シリア革命家戦線に所属する武装集団が交戦した。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル市西部郊外でダーイシュに対する空挺作戦を敢行(2017年4月6日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、米主導の有志連合がティブニー町東部のイザーア丘近郊で空挺作戦を実施し、同地にあるダーイシュ(イスラーム国)の武器弾薬庫、拘置施設を攻撃した。

AFP, April 7, 2017、AP, April 7, 2017、ARA News, April 7, 2017、Champress, April 7, 2017、al-Hayat, April 8, 2017、Iraqi News, April 7, 2017、Kull-na Shuraka’, April 7, 2017、al-Mada Press, April 7, 2017、Naharnet, April 7, 2017、NNA, April 7, 2017、Reuters, April 7, 2017、SANA, April 7, 2017、UPI, April 7, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省はハーン・シャイフーン市への化学兵器による攻撃への関与を全面否定(2017年4月4日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での空爆で化学兵器が使用されたとのロイター通信(4月4日付)などの報道に関して、「ロシア軍ないしはシリア軍の航空機がハーン・シャイフーン市への爆撃を実施したとの嫌疑をロシアがかけることは、客観的報道で名を馳せてきた同通信社の名声に深い懸念を与える」と批判、報道内容を全否定した。

RT(4月4日付)が伝えた。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、RT, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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「穏健な反体制派」のイドリブ自由軍とアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構は前者の司令官殺害などをめぐって和解(2017年4月6日)

クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、「穏健な反体制派」のイドリブ自由軍とアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構は、5日にイドリブ県ハーン・スブル村近郊のシャーム解放機構検問所で発生したイドリブ自由軍司令官アリー・サマーヒー大佐の殺害に関して、その審査を司法委員会に委ねるとともに、双方が拘束しているメンバーを釈放することで合意した。

AFP, April 6, 2017、AP, April 6, 2017、ARA News, April 6, 2017、Champress, April 6, 2017、al-Hayat, April 7, 2017、Iraqi News, April 6, 2017、Kull-na Shuraka’, April 6, 2017、al-Mada Press, April 6, 2017、Naharnet, April 6, 2017、NNA, April 6, 2017、Reuters, April 6, 2017、SANA, April 6, 2017、UPI, April 6, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はダルアー県、ラタキア県でシリア軍に対して攻勢(2017年4月6日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、所属不明の戦闘機が県内最大のシリア軍拠点と目されているイズラア市の政治治安部施設、イブタア町郊外の放棄された大隊基地一帯を空爆した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がダルアー市内各所を空爆した。

一方、ダルアー市マンシヤ地区の制圧を目的とした「屈辱ではなく死」を作戦を継続するシャーム解放機構などの反体制武装集団「堅固な建造物」作戦司令室は、同地での戦闘で、ファーイズ・アディーブ集合住宅など建物群45カ所を制圧したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、制圧に際して、シャーム解放機構は、シリア軍・治安機関の拠点に対して自爆攻撃を行ったという。

他方、SANA(4月6日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市サハーリー地区、ダーヒヤ地区、空港地区などを砲撃した。

これに対して、シリア軍はジャディーヤ村、ラジャート高原、ダルアー市一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、SANA(4月6日付)によると、シリア軍がカッバーニー村とキンサッバー町を結ぶ回廊地帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、シリア軍と交戦したのはシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党などからなる武装集団で、シャーム解放機構はクルド山一帯奪還を目的とする「あなた方は勝利する」と銘打った作戦の開始を発表し、攻勢を強めているという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がフバイト村、クーカフィーン村、タマーニア町を空爆した。

また、ARA News(4月6日付)によると、ロシア軍とシリア軍がイドリブ県各所、ハーン・スブル村を空爆した。

一方、SANA(4月6日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がハドル村、ハーン・アルナバ市を砲撃し、3人が死亡、5人が負傷した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はフーア市を砲撃し、2人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザアフラーナ村一帯を砲撃した。

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ダマスカス県およびダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラスター市一帯を砲撃する一方、ティシュリーン地区、カーブーン区一帯で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュャバーター・ハシャブ村を砲撃した。

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アレッポ県では、SANA(4月6日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市ハムダーニーヤ地区(第3000集合住宅計画地区)を砲撃し、2人が死亡、6人が負傷した。

AFP, April 6, 2017、AP, April 6, 2017、ARA News, April 6, 2017、Champress, April 6, 2017、al-Hayat, April 7, 2017、Iraqi News, April 6, 2017、Kull-na Shuraka’, April 6, 2017、al-Mada Press, April 6, 2017、Naharnet, April 6, 2017、NNA, April 6, 2017、Reuters, April 6, 2017、SANA, April 6, 2017、UPI, April 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市郊外の丘陵地帯をダーイシュから奪還(2017年4月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月6日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダイル・ザウル市郊外のハラール丘、ダシュム丘、ミーラード丘をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市東部郊外のタージュ山一帯の回廊地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 6, 2017、AP, April 6, 2017、ARA News, April 6, 2017、Champress, April 6, 2017、al-Hayat, April 7, 2017、Iraqi News, April 6, 2017、Kull-na Shuraka’, April 6, 2017、al-Mada Press, April 6, 2017、Naharnet, April 6, 2017、NNA, April 6, 2017、Reuters, April 6, 2017、SANA, April 6, 2017、UPI, April 6, 2017などをもとに作成。

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トルコ保健大臣は4日のハーン・シャイフーン市での攻撃に関して化学兵器が使用されたとの結論に達したと発表(2017年4月5日)

トルコのレジェップ・アクダー保健大臣は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたとされる事件(4日)に関して、化学兵器が使用されたとの結論に達したと発表した。

トルコ保健省は、世界保健機関(WHO)や化学兵器禁止機関(OPCW)の関係者立ち会いのもと遺体3体を解剖し、化学兵器が使用されたとの結論に達したという。

また、イドリブ県からトルコ領内に化学兵器を浴びたとされる住民トルコ31人が搬送された。

トルコ保健省はイドリブ県内での医療活動などの監督などを行っている。

『ハヤート』(4月6日付)が伝えた。

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シャーム解放機構やシャーム自由人イスラーム運動などの反体制武装集団の支配下であるイドリブ県内で活動する国際NGOの「国境なき医師団」は声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたとされる事件(4日)に関して、トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所の病院に搬送された患者のうち8人が、瞳孔拡張、痙攣などサリン・ガスに代表される神経ガスによると思われる症状を確認したと発表した。

また、患者の手当に利用されている別の病院に派遣された「国境なき医師団」の医療チームが強い塩素臭を感じたとも付言し、化学兵器が使用された可能性が高いとの見解を示した。

AFP, April 5, 2017、AP, April 5, 2017、ARA News, April 5, 2017、Champress, April 5, 2017、al-Hayat, April 6, 2017、Iraqi News, April 5, 2017、Kull-na Shuraka’, April 5, 2017、al-Mada Press, April 5, 2017、Naharnet, April 5, 2017、NNA, April 5, 2017、Reuters, April 5, 2017、SANA, April 5, 2017、UPI, April 5, 2017などをもとに作成。

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シリア国民連合はシリア領空のシリア軍の飛行禁止を国連安保理に求める(2017年4月5日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたとされる4日の事件に関して、国連安保理にシリア全土でのシリア政府軍航空機の飛行を禁止する決議を採択するよう呼びかけた。

AFP, April 5, 2017、AP, April 5, 2017、ARA News, April 5, 2017、Champress, April 5, 2017、al-Hayat, April 6, 2017、Iraqi News, April 5, 2017、Kull-na Shuraka’, April 5, 2017、al-Mada Press, April 5, 2017、Naharnet, April 5, 2017、NNA, April 5, 2017、Reuters, April 5, 2017、SANA, April 5, 2017、UPI, April 5, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構と共闘するイドリブ自由軍司令官が委員会の検問所で殺害される(2017年4月5日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、シャーム解放機構、イッザ軍などとハマー県北部での戦闘などで共闘するイドリブ自由軍の司令官、アリー・サマーヒー大佐が県南部のハーン・スブル村近郊にあるシャーム解放機構検問所で殺害された。

AFP, April 5, 2017、AP, April 5, 2017、ARA News, April 5, 2017、Champress, April 5, 2017、al-Hayat, April 6, 2017、Iraqi News, April 5, 2017、Kull-na Shuraka’, April 5, 2017、al-Mada Press, April 5, 2017、Naharnet, April 5, 2017、NNA, April 5, 2017、Reuters, April 5, 2017、SANA, April 5, 2017、UPI, April 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの拠点都市タブカ市を完全包囲(2017年4月5日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つタブカ市を完全包囲したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月5日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダイル・ザウル市南部墓地地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 5, 2017、AP, April 5, 2017、ARA News, April 5, 2017、Champress, April 5, 2017、al-Hayat, April 6, 2017、Iraqi News, April 5, 2017、Kull-na Shuraka’, April 5, 2017、al-Mada Press, April 5, 2017、Naharnet, April 5, 2017、NNA, April 5, 2017、Reuters, April 5, 2017、SANA, April 5, 2017、UPI, April 5, 2017などをもとに作成。

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