ロシア軍はイドリブ県ハーン・シャイフーン市を爆撃(2017年4月5日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、ロシア軍がハーン・シャイフーン市に対して空爆を実施した。

一方、SANA(4月5日付)によると、包囲下のフーア市をシャーム解放機構が砲撃し、2人が負傷した。

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ダルアー県では、ARA News(4月5日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市マンシヤ地区制圧を目標とする「屈辱でなく死を」作戦を再開、シリア軍に対して攻勢を強めた。

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ハマー県では、SANA(4月5日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県北部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、バティーシュ村を奪還した。

これに対して、シャーム解放機構はムハルダ市、サルハブ市を砲撃し、1人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(4月5日付)によると、シリア軍がハウラ・ダム一帯、タッルドゥー市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、シャーム解放機構はマシュラファ村を砲撃し、女性1人が死亡、3人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(4月5日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動する反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がマズラア地区、バラームカ地区に着弾し、2人が負傷した。

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スワイダー県では、SANA(4月5日付)によると、アリーカ町とハルサー村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、1人が負傷した。

AFP, April 5, 2017、AP, April 5, 2017、ARA News, April 5, 2017、Champress, April 5, 2017、al-Hayat, April 6, 2017、Iraqi News, April 5, 2017、Kull-na Shuraka’, April 5, 2017、al-Mada Press, April 5, 2017、Naharnet, April 5, 2017、NNA, April 5, 2017、Reuters, April 5, 2017、SANA, April 5, 2017、UPI, April 5, 2017などをもとに作成。

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英仏EU外相はハーン・シャイフーン市での化学兵器による攻撃を非難、アサド政権の責任を追及(2017年4月4日)

フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は声明で「化学兵器の使用は…受け入れられない違反行為で、シリア国民が長年にわたり晒されている蛮行が改めて明らかになった」と非難し、国連安保理に対して事態に対処するための緊急会合を開くよう要請した。

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英国のボリス・ジョンソン外務大臣はツイッターで「事件を調査し、実行者を制裁しなければならない」と綴った。

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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市に対する空爆でシリア軍(ないしはロシア軍)が化学兵器を使用したとされる事件に関して「化学兵器による空爆によりイドリブ県で100人以上が死亡した…驚愕すべき事件だ」と述べた。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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トルコ大統領府報道官「国際社会は今後、シリアで6年以上続いている虐殺に対処するための必要な措置をとるべきだ」(2017年4月4日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は声明で、「女性や子供を含む多くの民間人を殺してきたアサド政権が停戦に違反し、シリア危機を解決するための政治プロセスを反故にした」と批判したうえで、「国際社会は今後、シリアで6年以上続いている虐殺に対処するための必要な措置をとるべきだ」と呼びかけた。

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また、トルコ大統領府によると、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、事態への対応について協議した。

大統領府によると、会談で、エルドアン大統領は「こうした攻撃は非人道的で拒否されるべきものだ」と述べたという。

ロイター通信(4月5日付)が伝えた。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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トランプ米大統領「アサド政権による化学兵器使用はオバマ前政権の弱さや容認姿勢の結果」(2017年4月4日)

ドナルド・トランプ米大統領は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市に対する空爆でシリア軍(ないしはロシア軍)が化学兵器を使用したとされる事件に関して以下のような報道声明を発表した。

「今日(4日)にシリアで、女性や子供を含む無垢の人々に対して行われた化学兵器による攻撃は非難に値すべきことで、文明世界は無視し得ない。アサド政権が行うこうした極悪行為は、前政権の弱さや容認姿勢の結果だ。オバマ大統領は化学兵器使用に対してレッド・ラインを設けると言った。しかし、彼は何もしなかった。米国は世界のすべての同盟者とともに、耐えがたいこの攻撃を非難する」。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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シリア国民連合、最高交渉委員会代表はハーン・シャイフーン市での化学兵器による攻撃を非難、国連での緊急協議を要請(2017年4月4日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市に対する空爆でシリア軍(ないしはロシア軍)が化学兵器を使用したとされる事件への関与に関して、国連安保理に対応を協議するための緊急会合を招集するよう要請した。

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ジュネーブ会議に代表団を派遣している反体制組織の一つでサウジアラビアの後援を受ける最高交渉委員会のリヤード・ヒジャーブ代表(元首相)は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市に対する空爆でシリア軍(ないしはロシア軍)が化学兵器を使用したとされる事件に関して、ツイッターを通じて「犯罪に毒された政権との交渉は不可能で、犯罪保証国が参与している停戦に価値はない。あらゆる可能性を検討する」と綴った。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍、シリア外務省もハーン・シャイフーン市への化学兵器による攻撃への関与を全面否定、シリア国営テレビはテロ組織の毒ガス砲弾製造工場が爆発し被害が出たと報じる(2017年4月4日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市に対する空爆でシリア軍(ないしはロシア軍)が化学兵器を使用したとされる事件に関して、「いかなる化学兵器、有毒ガス兵器も保有していないし、過去に使用したことはないし、今後も使用しない。なぜなら、そもそも化学兵器は存在しないからだ」と発表し関与を否定、「シリア軍がテロ集団ないしは民間人に毒ガスを使用したとの嫌疑は、テロ集団を庇護し利用する勢力の目的をその都度失敗に追い込む」と非難した。

また外務在外居住者省高官筋も、ハーン・シャフーン市でのシリア軍による毒ガスの使用を前面否定し、「テロ組織が流布している情報は…いつもの通りねつ造された容疑に過ぎない」と一蹴した。

SANA(4月4日付)が伝えた。

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国営のシリア・アラブ・テレビ(4月4日付)は、ハーン・シャイフ市内で毒ガスを装填したロケット弾を製造する反体制武装集団の工場が爆発して、民間人に多くの犠牲者が出たと報じた。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県南部のハーン・シャイフーン市でサリン・ガスと思われる有毒ガスが使用され、女性・子供ら多数が死亡(2017年4月4日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月4日付)、ARA News(4月4日付)などによると、シャーム自由人イスラーム運動などの反体制組織の拠点都市ハーン・シャイフーン市が早朝、3度にわたり空爆を受け、その直後、住民が有毒ガスによると思われる呼吸困難、痙攣、意識薄弱などの症状を訴え、女性、子供を含む多くの住民らが死亡した。

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クッルナー・シュラカーによると、空爆当初の死者数は400人に及ぶと見込まれていた。

だが、トルコのイスタンブールに拠点を置くシリア革命反体制勢力国民連立は、70人が死亡、200人が中毒症状を訴えていると発表、英国で活動するシリア人権監視団は複数の医療筋の情報として、子供11人を含む11人が死亡、60人以上が中毒症状を訴えていると発表した。

さらに、ロイター通信(4月4日付)は、イドリブ県医療局の代表を務めるというムンズィル・ハリール氏の話として、50人以上が死亡、300人以上が中毒症状を打っていると伝え、カタールの衛星テレビ局ジャズィーラ・チャンネル(4月4日付)は、死者数が100人にのぼると報じた。

その後、シリア人権監視団は少なくとも72人が死亡したと修正、最終的には87人(子供31人、女性20人)が犠牲になったと発表した。

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クッルナー・シュラカーがホワイト・メルメットの隊員の一人アナス・ディヤーブ氏から得た情報によると、空爆は午前6時半頃に3度にわたり行われ、有毒ガスを装填した爆発物が使用されたという。

着弾した爆弾のうち1発は不発弾で、そのなかに有毒ガスが装填されていたのだという。

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SNN(4月4日付)は、使用された有毒ガスが「無色無臭の有毒ガスで人間や動物の生命に影響を及ぼす。4つの化学物質の化合物で、皮膚に触れたり、ないしは飛散したりすることで症状を発する」としたうえで、「皮膚への接触ないしは吸引によって体内に入ったサリン・ガスによる症状だろう」と伝えた。

AMN, April 4, 2017
SMART News Network, April 4, 2017
SMART News Network, April 4, 2017

AFP, April 4, 2017、Aljazeera.net, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、SNN, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県南部ハーン・シャイフーン市での化学兵器による攻撃の数時間後、ロシア軍は同県北部で爆撃を実施し、数十人死傷(2017年4月4日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、ロシア軍戦闘機がサルキーン市を空爆し、数十人が死傷した。

空爆は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用されたとされる事件の数時間後に行われたという。

またシリア人権監視団などによると、ハーン・シャイフーン市ではその後、ホワイト・ヘルメットの拠点が空爆を受けた。

Kull-na Shuraka’, April 4, 2017

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市南部郊外のアイス村を砲撃、同地一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘が続くティシュリーン地区、ジャウバル区に地対地ミサイルと思われる砲弾などで攻撃を加えた。

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ヒムス県では、SANA(4月4日付)によると、シリア軍がタルビーサ市北部および東部、ハラーリーヤ村、ダイル・フール村などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(4月4日付)によると、シリア軍がダルアー市ミスリー交差点南部一帯、旧税関地区北西部などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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ハーン・シャイフーン市での化学兵器による攻撃に先立ち、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はハマー県北部の要衝マアルダス村を奪還(2017年4月4日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、シャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、ウズベク人、トルキスタン人、コーカサス人などからなる反体制武装集団が未明に、シリア軍によって再制圧されたマアルダス村を攻撃、同地を奪還した。

クッルナー・シュラカーによると、ハーン・シャイフーン市での化学兵器による攻撃は、マアルダス村喪失を受けるかのように実施されたという。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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首都ダマスカス、アレッポ市西部郊外などがシャーム解放機構などの砲撃を受け、5人が死亡(2017年4月4日)

ダマスカス県では、SANA(4月4日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がマッザ区、ファイハー地区、ハミーディーヤ市場一帯、ティジャーラ地区、ウマウィーイーン広場一帯に着弾し、女性1人が死亡、14人が負傷した。

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アレッポ県では、SANA(4月4日付)によると、アレッポ市西部郊外の第3000集合住宅計画地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の攻撃により女性1人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(4月4日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市サハーリー地区を砲撃し、子供1人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(4月4日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がムハルダ市を砲撃し、3人が死亡、5人が負傷した。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはラッカ県タブカ市一帯での戦闘でYPG主体のシリア民主軍拠点を無人航空機で爆撃(2017年4月4日)

ラッカ県では、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州の広報局が、タブカ市西部のアブー・フライラ村にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対して無人航空機で爆撃を行ったとする画像をインターネットを通じて公開した。

広報局によると、この爆撃で、シリア民主軍の戦闘員4人が死亡したという。

ARA News, March 4, 2017

一方、ARA News(4月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が3日深夜から4日未明にかけて、タブカ市一帯、タブカ航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

また、シリア人権監視団によると、ラッカ市西部郊外のシュアイブ・ズィクル村、ビール・ムライハーン村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を戦闘機(有志連合)が空爆した。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、タドムル市東部郊外のマズバド山南西斜面を制圧(2017年4月4日)

ヒムス県では、SANA(4月4日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外の穀物サイロ地区北側のマズバド山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同山の南西側斜面を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市墓地地区、ジュバイリーヤ地区、ラシュディーヤ地区、第137連隊基地、ダイル・ザウル航空基地東部、発電所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 4, 2017、AP, April 4, 2017、ARA News, April 4, 2017、Champress, April 4, 2017、al-Hayat, April 5, 2017、Iraqi News, April 4, 2017、Kull-na Shuraka’, April 4, 2017、al-Mada Press, April 4, 2017、Naharnet, April 4, 2017、NNA, April 4, 2017、Reuters, April 4, 2017、SANA, April 4, 2017、UPI, April 4, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はタブカ市東部入口に到達(2017年4月3日)

ラッカ県では、ARA News(4月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、タブカ市東側の入口にまで進軍した。

ARA News, April 3, 2017

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動のアリー報道官が辞任(2017年4月3日)

シャーム自由人イスラーム運動のアフマド・カッラ・アリー報道官はツイッターを通じて声明を出し辞任を発表した。

辞任の理由は明らかにしていない。
http://www.all4syria.info/wp-content/uploads/2017/04/7-2.png

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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「自由シリア軍諸派」がダマスカス郊外県ザバダーニー市一帯からの退去を定めたカタール仲介の停戦合意を拒否(2017年4月3日)

「自由シリア軍諸派」を名乗る勢力が声明を出し、カタールの仲介によるヒズブッラー・イラン・イスラーム革命防衛隊とファトフ軍による停戦合意を拒否すると表明した。

この停戦合意は、3月28日に交わされ、①4月4日までにイドリブ県フーア市、カファルヤー町の住民避難を完了する、②4月6日にダマスカス郊外県マダーヤー町、ザバダーニー市、ブルーダーン村で籠城を続ける戦闘員が希望する場所に退去する、③シリア治安当局が拘束中の逮捕者1,500人(その多くが女性)を釈放する、④以上が完了したのちに、イドリブ県のイドリブ市、マアッラト・ミスリーン市、タフタナーズ市、ラーム・ハムダーン村、イドリブ県北部一帯、ダマスカス郊外県のバービッラー市、バイト・サフム市、ヤルダー市で9カ月間の停戦を発効する、ことを骨子とする。

Kull-na Shuraka’, April 3, 2017

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでダーイシュとイスラーム軍が交戦(2017年4月3日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内で、サウジアラビアの支援を受けるイスラーム軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

Kull-na Shuraka’, April 3, 2017

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県南東部のジャッラーフ航空基地でダーイシュと交戦(2017年4月3日)

アレッポ県では、ARA News(4月3日付)によると、シリア軍が県南東部のダーイシュ(イスラーム国)の要衝ジャッラーフ航空基地を攻撃、ダーイシュはこれを撃退した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル山(ハマー県)西部一帯、アブー・ズフール山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ジャフラ村、ダイル・ザウル市パノラマ交差点一帯、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、ARA News(4月3日付)によると、ジャズラト・ブーハミード村で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、住民数十人が死傷した。

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス県東部、ダマスカス郊外県、ハマー県北部に大規模爆撃・砲撃を実施、ハマー県のマアルダス町をシャーム解放機構などからなる反体制武装集団から解放(2017年4月3日)

ダマスカス県およびダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区、カーブーン区などダマスカス県東部一帯に対して30回以上の空爆を実施、バルザ区農園地帯、カーブーン区、ジャウバル区一帯でシャーム解放機構、ラフマーン軍団と激しく交戦した。

シリア軍はまた、ズライキーヤ村、ナシャービーヤ町、ハズラマー市、ジスリーン町、ハムーリーヤ市、サクバー市などに対しても大規模空爆を実施し、ハズラマー市の回廊地帯でジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、空爆はドゥーマー市に対しても行われ、女性と子供を含む民間人16人以上が死亡したという(ARA News(4月3日付)によると、死者は22人)。

Kull-na Shuraka’, April 3, 2017
Kull-na Shuraka’, April 3, 2017
Kull-na Shuraka’, April 3, 2017

これに対して、シャーム解放機構、イッザ軍、ナスル軍、ウズベク人、トルキスタン人、コーカサス人などからなる反体制武装集団は、ムハルダ市などシリア政府支配地域を砲撃した。

一方、SANA(4月3日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方に展開する反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が旧市街カイマリーヤ地区、ウマウィーイーン広場一帯、スーマリーヤ地区、マッザ86地区、ジャルマーナー市に着弾し、6人が負傷した。

SANA, April 3, 2017

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ハマー県では、SANA(4月3日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北部のマアルダス村、でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討作戦を実施し、同市を奪還し、治安と安定を回復した。

SANA, April 3, 2017

シリア人権監視団によると、シリア軍はタイバト・イマーム市、ハラファーヤー市、マアルダス村、イスカンダリーヤ村、イバーディー丘に対して200回以上の砲撃を加え、またヘリコプターがスーラーン市、タイバト・イマーム市各所を「樽爆弾」で爆撃、戦闘機がラターミナ町を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、シリア軍はマアルダス村一帯に632回もの空爆を行ったという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルラーハー市、タッルドゥー市、タルビーサ市を空爆した。

一方、SANA(4月3日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、タッルドゥー市、カフルラーハー市、南マシュジャル村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がフバイト村、ジスル・シュグール市一帯、カフルナブル市、ハーン・シャイフーン市一帯を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市西部郊外各所、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、アウラム・クブラー町、ダーラト・イッザ市を空爆、またシリア軍がアレッポ市西部郊外のラーシディーン地区一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(4月3日付)によると、シリア軍がダルアー市カラク地区、ダム街道地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 3, 2017、AP, April 3, 2017、ARA News, April 3, 2017、Champress, April 3, 2017、al-Hayat, April 4, 2017、Iraqi News, April 3, 2017、Kull-na Shuraka’, April 3, 2017、al-Mada Press, April 3, 2017、Naharnet, April 3, 2017、NNA, April 3, 2017、Reuters, April 3, 2017、SANA, April 3, 2017、UPI, April 3, 2017などをもとに作成。

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ハマー県北部でシャーム解放機構と共闘関係にあるイッザ軍など12組織がヒムス県北部作戦司令室を新たに設置(2017年4月2日)

米国の支援を受ける「穏健な反体制派」の一つでシャーム解放機構と共闘しているイッザ軍(自由シリア軍)のヒムス地区は声明を出し、ヒムス県北部郊外作戦司令室に参加すると発表した。

また、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線に所属するタウヒード軍も声明を出し、同じくヒムス県北部郊外作戦司令室への参加を表明した。

ARA News(4月2日付)が、イッザ軍のマフムード・マフムード報道官の話として伝えたところによると、ヒムス県北部郊外作戦司令室には、イッザ軍、タウヒード軍のほか、ハマー県北部でシャーム解放機構と共闘するナスル軍、自由イドリブ軍など12の武装集団が参加し、アサド政権およびダーイシュ(イスラーム国)と戦うことを目的とするという。

また、イドリブ県の複数の消息筋によると、同作戦司令室には、シャーム戦線、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、ムジャーヒディーン軍、「命じられるまま正しく進め」連合も参加を検討しているという。

なお、ヒムス県北部では、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などがシリア軍への抵抗を続けている。

Kull-na Shuraka’, April 2, 2017
Kull-na Shuraka’, April 2, 2017

 

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構がシャーム自由人イスラーム運動幹部宅を襲撃(2017年4月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の部隊がサラーキブ市近郊のマアッルディブサ村にあるシャーム自由人イスラーム運動幹部(アブー・マスアブを名乗る幹部)の自宅を急襲し、双方に死傷者が出た。

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会はダマスカス郊外県ザバダーニー市一帯からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去を定めた停戦合意を拒否(2017年4月2日)

ジュネーブ会議に代表団を派遣している反体制派の一つ最高交渉委員会は声明を出し、カタールの仲介でイラン・ヒズブッラーとファトフ軍が交わした停戦合意に関して、ダマスカス郊外県ザバダーニー市などからの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去を拒否すると表明した。

この停戦合意は、3月28日に交わされ、①4月4日までにイドリブ県フーア市、カファルヤー町の住民避難を完了する、②4月6日にダマスカス郊外県マダーヤー町、ザバダーニー市、ブルーダーン村で籠城を続ける戦闘員が希望する場所に退去する、③シリア治安当局が拘束中の逮捕者1,500人(その多くが女性)を釈放する、④以上が完了したのちに、イドリブ県のイドリブ市、マアッラト・ミスリーン市、タフタナーズ市、ラーム・ハムダーン村、イドリブ県北部一帯、ダマスカス郊外県のバービッラー市、バイト・サフム市、ヤルダー市で9カ月間の停戦を発効する、ことを骨子とする。

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県の反体制武装集団戦闘員147人が投降し、恩赦を受け放免に(2017年4月2日)

ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、タルビーサ市、ラスタン市、カルアト・ヒスン市、ヒムス市出身の反体制武装集団戦闘員147人が地元和解プロセスの一環で武器を棄て、当局に投降、2016年政令第15号に従い、恩赦を受け、放免となった。

SANA, April 2, 2017

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末にヒムス市東部のアブー・ズフール山を制圧する一方、YPG主体のシリア民主軍はタブカ市一帯でダーイシュと攻防戦を続ける(2017年4月2日)

ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、県東部のアブー・ズフール山を制圧、アブー・キッラ・ダムとワーディー・ハッスー一帯を射程圏内に収めた。

SANA, April 2, 2017

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)が展開する県東部のタドムル市郊外の砂漠地帯を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月2日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ウルフィー地区、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が発表したところによると、タブカ市東部およびタブカ航空基地一帯でシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県のトルコ国境近くで、イスラーム軍や「自由シリア軍」が拠点を置く村を爆撃(2017年4月2日)

イドリブ県では、『ハヤート』(4月3日付)が複数の反体制消息筋の情報として伝えたところによると、ロシア軍戦闘機が、トルコとの国境に近いバービスカー村を空爆した。

同消息筋によると、バービスカー村は、「穏健な反体制派」の「自由シリア軍」に所属する武装勢力の拠点だが、『ハヤート』によると、そのなかにはイスラーム過激派のイスラーム軍が含まれているという。

また、クッルナー・シュラカー(4月2日付)によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市にある国立病院を空爆し、同病院が利用不能となった。

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アレッポ県では、『ハヤート』(4月3日付)が複数の反体制消息筋の情報として伝えたところによると、ロシア軍と思われる戦闘機がアウラム・クブラー町を攻撃し、民間人5人が死亡したという。

これに関して、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、アレッポ県内での空爆への関与を否定した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市南部郊外のバナーン町、フーバル村、ムハンディスィーン地区を砲撃し、4人(うち子供3人)が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ウターヤー町、フーシュ・サーリヒーヤ町、ハズラマー村、ナシャービーヤ町、ジスリーン町をシリア軍が砲撃し、男性1人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ティシュリーン地区農園地帯などで、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、アッバースィーイーン地区は首都中心街に迫撃砲弾2発が着弾した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機・ヘリコプターがスーラーン市一帯を空爆する一方、シリア軍がハラファーヤー一帯でシャーム解放機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月2日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がムハルダ市、マジュダル村に着弾した。

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ダルアー県では、SANA(4月2日付)によると、シリア軍がダルアー市各所(中心街、カラク地区)、ヌアイマ村、ティーハ村、イブタア町東部農場地帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、シリア軍がガジャル・アミール村、カフルナーン村、カニーヤト・アースィー村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はタブカ市一帯、ラッカ市東部郊外でダーイシュと激しく交戦(2017年4月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タブカ市郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦し、米軍主導の有志連合が同地を空爆した。

この戦闘でシリア民主軍は、ダーイシュの支配下にあるタブカ市を砲撃した。

またARA News(4月1日付)によると、タブカ航空基地南部一帯での戦闘でダーイシュの司令官を含む戦闘員24人が死亡したという。

シリア民主軍はまた、米軍特殊部隊とともに、ラッカ市東部のマダッル村近郊の回廊地帯でダーイシュとの戦闘を再開した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)のラッカ州広報局は声明を出し、ラッカ市東部郊外および西部郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対して特攻(インギマースィー)攻撃を敢行し、戦闘員65人を殺害したと発表した。

Kull-na Shuraka’, April 1, 2017

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

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「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室は東カラムーン地方に向け進軍を続ける(2017年4月1日)

ダマスカス郊外県では、米軍の支援を受ける「ハマード浄化のため我々は馬具を備えし」作戦司令室に所属する反体制武装集団が、東カラムーン地方に向け進軍を続け、アブー・シャーマート高速道路一帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討した。

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの交戦を続ける(2017年4月1日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月1日付)によると、シリア軍がサヌーフ丘、シャーム・ガソリン・スタンドなどダイル・ザウル市南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部、首都ダマスカス東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦を続ける(2017年4月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが県北部のタイバト・イマーム市、ズーワール村一帯、ラターミナ町、スーラーン市、ラトミーン村に対して激しい空爆を行い、シャーム解放機構の戦闘員複数人が死亡した。

シリア軍はまた県南部のヒルブナフサ村を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月1日付)によると、ロシア軍戦闘機がカフルズィーター市内のパン製造所を空爆した。

Kull-na Shuraka’, April 1, 2017

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区、バルザ区郊外の農園地帯で、シャーム解放機構、イスラーム軍、ラフマーン軍団と交戦し、シリア軍が同地を地対地ミサイルと思われる砲弾などで激しく砲撃した。

シリア軍はまた、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム解放機構が勢力争いを続けるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを砲撃した。

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ラタキア県では、SANA(4月1日付)によると、フィッラ村、シャフラ村、シャンマース村を結ぶ回廊一帯に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が迎撃、これを撃退した。

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ダルアー県では、SANA(4月1日付)によると、シリア軍がダルアー市内でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区から反体制武装集団戦闘員と家族836人がアレッポ県ジャラーブルス市に向け退去(2017年4月1日)

ヒムス県では、SANA(4月1日付)によると、ロシア仲介による停戦合意に基づき、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族836人が、シリア政府の用意したバスに分乗し、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去した。

ワアル地区から戦闘員が退去するのが今回で3回目。

SANA, April 1, 2017

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

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米CIAが統括する「軍事作戦司令室」とトルコ政府は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構との戦いに向け「穏健な反体制派」に完全統合を指示(2017年4月1日)

『ハヤート』(4月1日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、米CIAが統括する「軍事作戦司令室」(通称MOC)は、国内で活動するすべての「穏健な反体制派」に対して、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)との戦闘に向けて完全統合するよう指示を下したと伝えた。

それ以外の反体制武装集団(イスラーム過激派のこと)も、トルコ政府からトルコでの憲法改正にかかる国民投票後に、「ユーフラテスの盾」作戦に推した作戦に向けた準備を行うよう指示があったという。

SANA, December 8, 2016

CIAが統括する作戦司令室「MOC」は、トルコ南部を拠点としており、その司令官が『ハヤート』に明らかにしたところによると、米国の軍事兵站資金援助の対象組織の各司令官に対して、シリア・ムスリム同胞団系のイスラーム過激派武装組織シャーム軍団のファドルッラー・ハーッジー大佐の指揮の下、完全統合するよう指示があり、またその見返りとして、戦闘員への給与支払い、そしてTOW対戦車ミサイルなどの武器供与を行う旨伝えたという。

統合要請を受けたのは、アレッポ県、ハマー県、ラタキア県、イドリブ県一帯で活動するナスル軍、イッザ軍、イドリブ自由軍、ムジャーヒィーン軍、「命じられるまま正しく進め」連合を含む7組織で、兵力は3万人から3万5,000人に達しているという。

しかし、このうちナスル軍、イッザ軍、イドリブ自由軍は、ハマー県北部でシャーム解放機構と共闘している。

アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線(現シャーム解放機構)とシャーム自由人イスラーム運動が反体制武装集団の糾合を主導するなか、ドナルド・トランプ政権は、反体制武装集団が完全統合、ないしは合同作戦司令室を設置するまえで支援を凍結する方針をとってきた。

米国の方針の成否は、シャーム解放機構に対抗するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の対応にかかっているとされ、米国は同組織にも「穏健な反体制派」と完全統合するよう求め、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動を軸とするイスラーム過激派の軍事連合組織のファトフ軍の解体を促すものと見られる。

AFP, March 31, 2017、AP, March 31, 2017、ARA News, March 31, 2017、Champress, March 31, 2017、al-Hayat, April 1, 2017、Iraqi News, March 31, 2017、Kull-na Shuraka’, March 31, 2017、al-Mada Press, March 31, 2017、Naharnet, March 31, 2017、NNA, March 31, 2017、Reuters, March 31, 2017、SANA, March 31, 2017、UPI, March 31, 2017などをもとに作成。

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