シリア軍がダマスカス郊外県・ダマスカス県を50回以上にわたり爆撃(2017年3月5日)

ダマスカス郊外県・ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティシュリーン地区農園地帯、ハラスター市、アルバイン市を50回以上にわたり空爆、また同地を地対地ミサイルなどで砲撃した。

一方、SANA(3月5日付)によると、反体制武装集団がハラスター市郊外一帯を砲撃し、1人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(3月5日付)によると、ハマー市北西部郊外のアスィーラ村を反体制武装手段が砲撃し、子供2人が死亡、2人が負傷した。

一方、SANA(3月5日付)によると、シリア軍がラターミナ町およびその一帯、タイバト・イマーム市、ラハーヤー村、マアルカバ村、カフルズィーター渓谷でシャーム解放機構の拠点を攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(3月5日付)によると、シャーム解放機構に所属する反体制武装集団がカフルナーン村を砲撃し、1人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(3月5日付)によると、シリア軍がサルマダー市でシャーム解放機構の拠点を空爆する一方、カフルナブル市一帯でシャーム解放機構と交戦した。

クッルナー・シュラカー(3月5日付)によると、カフルナブル市を空爆したのはロシア軍だという。

Kull-na Shuraka’, March 5, 2017

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ダルアー県では、SANA(3月5日付)によると、シリア軍がダルアー市各所(マンシヤ地区など)でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 5, 2017、AP, March 5, 2017、ARA News, March 5, 2017、Champress, March 5, 2017、al-Hayat, March 6, 2017、Iraqi News, March 5, 2017、Kull-na Shuraka’, March 5, 2017、al-Mada Press, March 5, 2017、Naharnet, March 5, 2017、NNA, March 5, 2017、Reuters, March 5, 2017、SANA, March 5, 2017、UPI, March 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会はロシア国旗を掲揚(2017年3月4日)

クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会は、マンビジュ市で、同評議会の旗とともにロシア国旗を掲揚し、複数の活動家がSNSでその画像を公開した。

Kull-na Shuraka’, March 4, 2017

AFP, March 4, 2017、AP, March 4, 2017、ARA News, March 4, 2017、Champress, March 4, 2017、al-Hayat, March 5, 2017、Iraqi News, March 4, 2017、Kull-na Shuraka’, March 4, 2017、al-Mada Press, March 4, 2017、Naharnet, March 4, 2017、NNA, March 4, 2017、Reuters, March 4, 2017、SANA, March 4, 2017、UPI, March 4, 2017などをもとに作成。

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ムスリム同胞団系のシャーム軍団は二つのアル=カーイダ系組織に対立解消を呼びかける(2017年3月4日)

シリア・ムスリム同胞団系のジハード主義武装集団であるシャーム軍団は声明を出し、イドリブ県北部、アレッポ県西部で反目を続けるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動に対して、対立を解消するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, March 4, 2017

AFP, March 4, 2017、AP, March 4, 2017、ARA News, March 4, 2017、Champress, March 4, 2017、al-Hayat, March 5, 2017、Iraqi News, March 4, 2017、Kull-na Shuraka’, March 4, 2017、al-Mada Press, March 4, 2017、Naharnet, March 4, 2017、NNA, March 4, 2017、Reuters, March 4, 2017、SANA, March 4, 2017、UPI, March 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦(2017年3月4日)

ハマー県では、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がラターミナ町、スカイク村、カフルズィーター市、タイバト・イマーム市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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イドリブ県では、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がタルマラ村でシャーム解放機構の拠点を攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月4日付)によると、ハラスター市郊外およびティシュリーン病院一帯を反体制武装集団が砲撃し、2人が死亡、9人が負傷した。

AFP, March 4, 2017、AP, March 4, 2017、ARA News, March 4, 2017、Champress, March 4, 2017、al-Hayat, March 5, 2017、Iraqi News, March 4, 2017、Kull-na Shuraka’, March 4, 2017、al-Mada Press, March 4, 2017、Naharnet, March 4, 2017、NNA, March 4, 2017、Reuters, March 4, 2017、SANA, March 4, 2017、UPI, March 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍航空機がシャーム自由人イスラーム運動によって撃墜され、トルコ領内に墜落(2017年3月4日)

SANA(3月4日付)は、シリア軍消息筋によると、トルコ国境地帯で偵察任務にあたっていたシリア軍航空機が消息を絶ったと伝えた。

これに関して、シャーム自由人イスラーム運動は、イドリブ県北部でシリア軍のMiG-23戦闘機1機を対空兵器で撃墜したと発表した。

クッルナー・シュラカー(3月4日付)によると、撃墜された航空機はトルコ領内に墜落したという。

AFP, March 4, 2017、AP, March 4, 2017、ARA News, March 4, 2017、Champress, March 4, 2017、al-Hayat, March 5, 2017、Iraqi News, March 4, 2017、Kull-na Shuraka’, March 4, 2017、al-Mada Press, March 4, 2017、Naharnet, March 4, 2017、NNA, March 4, 2017、Reuters, March 4, 2017、SANA, March 4, 2017、UPI, March 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はバーブ市南東部の15カ村をダーイシュから奪取し制圧(2017年3月4日)

アレッポ県では、SANA(3月4日付)によると、シリア軍が、バーブ市南東部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、アブー・ジャッリーン・マンビジュ村、タッル・マーイズ村、ラウダ村、ラスム・キバール村、アルファー村、タッル・ザアラーヤー村、ウンム・タラーティル村、ウンム・アマド村、ハドラ村、カスル農場、ラシーディーヤ村、アターウィーヤ村、ファーティヒーヤ村、小アブー・ジャドハ村、ジュッブ・アブヤド村を制圧、治安と安定を回復した。

一方、シリア人権監視団によると、バーブ市南東部に対するシリア・ロシア軍の空爆・砲撃を避けるため、住民約3万人(そのほとんどは女性、子供)が同地を避難したという。

避難民はマンビジュ市などシリア民主軍支配地域のアレッポ県ユーフラテス川以西地域に向かったという。

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ヒムス県では、『ハヤート』(3月5日付)によると、シリア・ロシア両軍がタドムル市北部および東部一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

一方、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)の追撃を続行した。

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ハマー県では、SANA(3月4日付)によると、シリア軍がウカイリバート町東部でダーイシュ(イスラーム国)の教練キャンプを攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍の思われる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム軍)支配下のウカイリバート町一帯を空爆し、民間人11人が死亡した。

AFP, March 4, 2017、AP, March 4, 2017、ARA News, March 4, 2017、Champress, March 4, 2017、al-Hayat, March 5, 2017、Iraqi News, March 4, 2017、Kull-na Shuraka’, March 4, 2017、al-Mada Press, March 4, 2017、Naharnet, March 4, 2017、NNA, March 4, 2017、Reuters, March 4, 2017、SANA, March 4, 2017、UPI, March 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はバーブ市・ダイル・ハーフィル市間の複数カ村をダーイシュより奪還し、制圧(2017年3月3日)

アレッポ県では。シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア軍機甲大隊が、バーブ市南東部一帯(ダイル・ハーフィル市北東部)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アブー・カフフ村、マンフーハ村、アブー・タウィール村、サファリー村、ウンム・マイヤール・ミーリー村、ザアラーヤー村、ザアラーヤー丘を制圧した。

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同じく、アレッポ県では、『ハヤート』(3月4日付)によると、トルコ軍の全面支援を受けたハワール・キリス作戦司令室が、マンビジュ市郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の声明によると、戦闘はアリーマ町近郊のタッル・トゥーリーン村で発生し、シリア人権監視団によると、トルコ軍が空爆・砲撃でハワール・キリス作戦司令室を支援したという。

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「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室に所属するムウタスィム・ビッラー旅団の広報局は、バーブ市東部郊外のスッカリーヤ村の前線で空軍情報部の隊員1人を殺害、4人を捕捉したと発表、その写真を公開した。

Kull-na Shuraka’, March 3, 2017

AFP, March 3, 2017、AP, March 3, 2017、ARA News, March 3, 2017、Champress, March 3, 2017、al-Hayat, March 4, 2017、Iraqi News, March 3, 2017、Kull-na Shuraka’, March 3, 2017、al-Mada Press, March 3, 2017、Naharnet, March 3, 2017、NNA, March 3, 2017、Reuters, March 3, 2017、SANA, March 3, 2017、UPI, March 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部は、ロシアとシリア民主軍の合意に基づき、シリア軍がシリア民主軍支配下のマンビジュ市南部郊外一帯に進駐する準備を完了したと発表(2017年3月3日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とロシアの合意に従い、アレッポ県マンビジュ市南部郊外のシリア民主軍支配地域にシリア軍部隊が進駐する準備を完了したと発表した。

ルドスコイ局長はまた、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が制圧したバーブ市一帯で1月以降開始した空爆により、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点約300カ所を破壊したことを明らかにした。

さらに、シリア軍によるヒムス県タドムル市奪還作戦では、ロシア軍の顧問2人が作戦実施を監督していたと述べた。

なお、ロシア軍戦闘機は2月、991回の出撃を実施、2,306の標的を破壊したという。

一方、ダーイシュ以外の反体制武装集団に対する「テロとの戦い」では、ロシア軍戦闘機Su-24が、ラスム・アイス村一帯でシャーム解放機構の拠点を2発のバンカー・バスターBETAB-500で空爆し、北コーカサスおよび中央アジア諸国出身の司令官19人を含む戦闘員67人を殲滅したと発表した。

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タスニーム通信(3月5日付)によると、タドムル市奪還作戦には、イラン在住のアフガン人(ハザラ人)が大多数を占める民兵組織のファーティミーユーン旅団が戦闘に参加していたという。

AFP, March 3, 2017、AP, March 3, 2017、ARA News, March 3, 2017、Champress, March 3, 2017、al-Hayat, March 4, 2017、Iraqi News, March 3, 2017、Kull-na Shuraka’, March 3, 2017、al-Mada Press, March 3, 2017、Naharnet, March 3, 2017、NNA, March 3, 2017、Reuters, March 3, 2017、SANA, March 3, 2017、Tasnim News Agency, March 5, 2017、UPI, March 3, 2017などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は4パッケージからなるジュネーブ4会議の議題を確定(2017年3月3日)

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団は、ジュネーブの国連本部でスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談し、ジュネーブ4会議の議題にかかる事前協議を終了した。

シリア政府代表団との事前協議を終えたデミストゥラ氏は記者会見で、シリア政府代表団の要請に基づき、「テロとの戦い」への対応を協議における4番目のパッケージとして議題に加えると発表した。

デミストゥラ氏は、①移行期統治機関(移行政府)、②憲法、③選挙の3項目からなる議案を回付し、ジュネーブ4会議の議事進行の調整を続けていた。

シリア政府代表団は、これに先立ち、ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官と会談し、ジュネーブ4会議への対応について協議した。

SANA(3月3日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2017、AP, March 3, 2017、ARA News, March 3, 2017、Champress, March 3, 2017、al-Hayat, March 4, 2017、Iraqi News, March 3, 2017、Kull-na Shuraka’, March 3, 2017、al-Mada Press, March 3, 2017、Naharnet, March 3, 2017、NNA, March 3, 2017、Reuters, March 3, 2017、SANA, March 3, 2017、UPI, March 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県東部でダーイシュから2カ村を奪還し制圧(2017年3月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がバルグーティーヤ村、ハワーリーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、両村を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(3月3日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、再制圧したタドムル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)を追撃した。

AFP, March 3, 2017、AP, March 3, 2017、ARA News, March 3, 2017、Champress, March 3, 2017、al-Hayat, March 4, 2017、Iraqi News, March 3, 2017、Kull-na Shuraka’, March 3, 2017、al-Mada Press, March 3, 2017、Naharnet, March 3, 2017、NNA, March 3, 2017、Reuters, March 3, 2017、SANA, March 3, 2017、UPI, March 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市南西部郊外一帯で反体制武装集団と交戦(2017年3月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月3日付)によると、シリア軍、親政権武装勢力がアレッポ市南西部郊外のシュワイフナ山一帯、スーク・ジャバス地区、科学研究センター一帯、ラーシディーン地区で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月3日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ザフラー地区を砲撃し、5人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(3月3日付)によると、反体制武装集団がサフサーファ村を砲撃し、子供3人が死亡、3人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(3月3日付)によると、シャーム解放機構がダルアー市サハーリー地区の民家を砲撃し、女性、子供多数が死傷した。

AFP, March 3, 2017、AP, March 3, 2017、ARA News, March 3, 2017、Champress, March 3, 2017、al-Hayat, March 4, 2017、Iraqi News, March 3, 2017、Kull-na Shuraka’, March 3, 2017、al-Mada Press, March 3, 2017、Naharnet, March 3, 2017、NNA, March 3, 2017、Reuters, March 3, 2017、SANA, March 3, 2017、UPI, March 3, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はトルコ軍の攻撃をかわすため、トルコ占領地域とロジャヴァ支配地域が隣接する地域をシリア軍に引き渡すことでロシアと合意(2017年3月2日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加するマンビジュ軍事評議会は声明を出し、同評議会が掌握しているアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市近郊の複数の村をシリア軍に引き渡すことをロシア側と合意したと発表した。

シリア軍への引き渡しが合意されたの、トルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が制圧したダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市の南東部を回り込むかたちで進軍を続けて進軍したシリア軍の制圧地域と接するシリア民主軍支配地域一帯に位置する村々だという。

合意では、シリア軍部隊が、シリア民主軍(マンビジュ軍事評議会)支配地域とトルコ軍占領地域を引き離すかたちで展開し、その分離境界地域の警護にあたるという。

しかし、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、この声明に応えるかたちで「人民防衛隊がマンビジュ市から撤退しない限り、我々は攻撃する」と述べた。

『ハヤート』(3月3日付)が伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(3月2日付)によると、トルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市東部郊外に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍およびシリア軍の拠点に対して攻撃を加え、トルコ軍も同地を空爆・砲撃した。

AFP, March 2, 2017、AP, March 2, 2017、ARA News, March 2, 2017、Champress, March 2, 2017、al-Hayat, March 3, 2017、Iraqi News, March 2, 2017、Kull-na Shuraka’, March 2, 2017、al-Mada Press, March 2, 2017、Naharnet, March 2, 2017、NNA, March 2, 2017、Reuters, March 2, 2017、SANA, March 2, 2017、UPI, March 2, 2017などをもとに作成。

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スイスの大手セメント・メーカーはシリア領内のプラントを守るため「制裁対象となっていた武装集団」への資金援助を行っていたことを認める(2017年3月2日)

AFP(3月2日付)は、スイスの大手セメント・メーカーのラファージュホルシム(LafargeHolcim)社が、2013年から2014年にかけて、シリア国内のプラントを操業するため、複数の武装集団を「間接的」に資金得助していたと伝えた。

ラファージュホルシム社は声明で、シリアの政情悪化により、シリア国内の工場や従業員の活動や安全を守ることが極めて困難になったため、向上一帯の地域の制圧する武装集団、そして制圧を試みる武装集団に支援を行うことを決定するにいたったと釈明した。

ラファージュホルシム社は、「制裁対象となっていた当事者を含む多数の武装集団に資金援助を行ったとし、国連の制裁対象であるダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線(その後、シャーム解放機構、シャーム解放機構に改称)へも資金が流れていたことを暗に認めた。

ラファージュホルシム社のプラントはアレッポ市の北東約150キロの地点に位置し、2014年には閉鎖された。

AFP, March 2, 2017、AP, March 2, 2017、ARA News, March 2, 2017、Champress, March 2, 2017、al-Hayat, March 3, 2017、Iraqi News, March 2, 2017、Kull-na Shuraka’, March 2, 2017、al-Mada Press, March 2, 2017、Naharnet, March 2, 2017、NNA, March 2, 2017、Reuters, March 2, 2017、SANA, March 2, 2017、UPI, March 2, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡群を擁するタドムル市(ヒムス県)をダーイシュから解放し再制圧(2017年3月2日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア・ロシア両軍の航空支援を受けたシリア軍が予備部隊とともにヒムス県タドムル市および同市一帯から掃討、同地を完全制圧したと発表した。

SANA(3月2日付)が伝えた。

SANA, March 2, 2017

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官も、ヴラジミール・プーチン大統領が、シリア軍がヒムス県タドムル市をダーイシュ(イスラーム国)から解放し、同地を制圧したとの戦況報告をセルゲイ・ショイグ国防大臣から受けたことを明らかにした。

シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)はタドムル市全土から撤退、シリア軍は同地を制圧するとともに、同市一帯で地雷・爆発物の撤去作業を続けているという。

ダーイシュはまたタドムル市に隣接するタドムル航空基地からも撤退した。

RT, March 2, 2017
AFP, March 2, 2017
Spuntik News, March 2, 2017
RT, March 2, 2017
RT, March 2, 2017
Reuters, March 2, 2017
AP, March 2, 2017

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同じくヒムス県では、SANA(3月2日付)によると、ヒムス市ザフラー地区をシャーム解放機構が砲撃し、1人が死亡、5人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月2日付)によると、ハラスター市郊外でシャーム解放機構が掘削した全長220メートルの地下トンネルをシリア軍が発見した。

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アレッポ県では、ARA News(3月2日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市西部のザフラー協会地区、アルド・マッラーフ地区のシリア軍拠点を砲撃した。

AFP, March 2, 2017、AP, March 2, 2017、ARA News, March 2, 2017、Champress, March 2, 2017、al-Hayat, March 3, 2017、Iraqi News, March 2, 2017、Kull-na Shuraka’, March 2, 2017、al-Mada Press, March 2, 2017、Naharnet, March 2, 2017、NNA, March 2, 2017、Reuters, March 2, 2017、SANA, March 2, 2017、UPI, March 2, 2017などをもとに作成。

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YPGはアレッポ市・アフリーン市街道を封鎖しようとしたシリア軍と衝突(2017年3月1日)

ARA News(3月1日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、同地を実効支配する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシリア軍が衝突した。

衝突は、シリア軍の部隊がアレッポ市と西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市を結ぶ街道を封鎖しようとしたために発生したという。

AFP, March 1, 2017、AP, March 1, 2017、ARA News, March 1, 2017、Champress, March 1, 2017、al-Hayat, March 2, 2017、Iraqi News, March 1, 2017、Kull-na Shuraka’, March 1, 2017、al-Mada Press, March 1, 2017、Naharnet, March 1, 2017、NNA, March 1, 2017、Reuters, March 1, 2017、SANA, March 1, 2017、UPI, March 1, 2017などをもとに作成。

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バーブ市南東部でシリア軍はダーイシュ支配下の1カ村を制圧する一方、同市東部ではトルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がシリア民主軍支配下の2カ村を制圧(2017年3月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア軍機甲大隊が、バーブ市およびターディフ市南東部(ダイル・ハーフィル市一帯)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、1カ村を新たに制圧した。

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同じくアレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が声明を出し、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)がシリア民主軍支配下の複数の村を攻撃したと発表した。

これに関して、ハワール・キリス作戦司令室は、「分離主義民兵の人民防衛隊」との戦闘の末にタッル・トゥーリーン村、カッラ村の2カ村を制圧したと発表した。

一方、シリア民主軍のフサーム・アワーク准将は声明を出し、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦に参加する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室に所属する武装集団)に向けて、作戦から離反し、シリア民主軍に合流するよう呼びかけた。

AFP, March 1, 2017、AP, March 1, 2017、ARA News, March 1, 2017、Champress, March 1, 2017、al-Hayat, March 2, 2017、Iraqi News, March 1, 2017、Kull-na Shuraka’, March 1, 2017、al-Mada Press, March 1, 2017、Naharnet, March 1, 2017、NNA, March 1, 2017、Reuters, March 1, 2017、SANA, March 1, 2017、UPI, March 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス県バルザ区、カーブーン区、ティシュリーン地区を砲撃(2017年3月1日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区農園地帯、カーブーン区、ティシュリーン地区がシリア軍の砲撃を受け、バルザ区農園地帯では、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

AFP, March 1, 2017、AP, March 1, 2017、ARA News, March 1, 2017、Champress, March 1, 2017、al-Hayat, March 2, 2017、Iraqi News, March 1, 2017、Kull-na Shuraka’, March 1, 2017、al-Mada Press, March 1, 2017、Naharnet, March 1, 2017、NNA, March 1, 2017、Reuters, March 1, 2017、SANA, March 1, 2017、UPI, March 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡群のタドムル城を制圧、ダーイシュ支配下のタドムル市に迫る(2017年3月1日)

ヒムス県では、SANA(3月1日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のヒヤール山一帯およびタール山一帯、さらには三角地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

また、ヒズブッラーの戦争広報局によると、シリア軍はタドムル市西部郊外の三角地帯、タドムル城、カタール宮殿も制圧した。

シリア人権監視団によると、これにより、シリア軍は、2016年12月に喪失したUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡群を擁するタドムル市への進攻への態勢を整えた。

syria.liveuamap.com, March 1, 2017
http://www.dotmsr.com/, June 8, 2015
SANA, March 26, 2016

 

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月1日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区、電気保全旅団基地一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦、その拠点を空爆した。

AFP, March 1, 2017、AP, March 1, 2017、ARA News, March 1, 2017、Champress, March 1, 2017、al-Hayat, March 2, 2017、Iraqi News, March 1, 2017、Kull-na Shuraka’, March 1, 2017、al-Mada Press, March 1, 2017、Naharnet, March 1, 2017、NNA, March 1, 2017、Reuters, March 1, 2017、SANA, March 1, 2017、UPI, March 1, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会「政治的移行がジュネーブ4会議の主要な議題」(2017年3月1日)

ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は訪問中のスイスの首都ジュネーブで、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長するシリア政府代表団と2度目の会談を行い、ジュネーブ4会議への対応などについて協議した。

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ジャアファリー氏らシリア政府代表団はまた、ジュネーブの国連本部でスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

SANA(3月1日付)が伝えた。

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一方、最高交渉委員会の代表団も、デミストゥラ氏と会談した。

会談後、再校交渉委員会の代表団を率いるナスル・ハリーリー氏は記者団に対して、政治的移行がジュネーブ4会議の主要な議題になるだろうと述べた。

『ハヤート』(3月2日付)などが伝えた。

AFP, March 1, 2017、AP, March 1, 2017、ARA News, March 1, 2017、Champress, March 1, 2017、al-Hayat, March 2, 2017、Iraqi News, March 1, 2017、Kull-na Shuraka’, March 1, 2017、al-Mada Press, March 1, 2017、Naharnet, March 1, 2017、NNA, March 1, 2017、Reuters, March 1, 2017、SANA, March 1, 2017、UPI, March 1, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は、トルコ軍が攻略をめざすマンビジュ市(アレッポ県)一帯に米軍地上部隊が展開したと発表(2017年2月28日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、アレッポ県ユーフラテス川西部の拠点都市マンビジュ市一帯に米軍地上部隊が展開したと発表した。

発表は、ハワール・キリス作戦司令室とともにダーイシュの拠点都市バーブ市を制圧したトルコが、マンビジュ市攻略への意志を改めて示したことを受けたもので、地元の活動家らは、マンビジュ市一帯と思われる地域を走行する米軍の車輌の画像をインターネットを通じて公開した。

シリア民主軍の司令部筋によると、数日前にシリア領内の西クルディスタン移行期民政局支配地域を訪問した米軍中央司令部(CENTCOM)のジョゼフ・ヴォーテル司令官(大将)は、有志連合が、トルコ軍ないしは同軍の支援を受ける武装集団からのあらゆる攻撃に対してマンビジュ市を防衛することを約束したという。

スマート・ニュース(2月28日付)、クッルナー・シュラカー(2月28日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, February 28, 2017

AFP, February 28, 2017、AP, February 28, 2017、ARA News, February 28, 2017、Champress, February 28, 2017、al-Hayat, March 1, 2017、Iraqi News, February 28, 2017、Kull-na Shuraka’, February 28, 2017、al-Mada Press, February 28, 2017、Naharnet, February 28, 2017、NNA, February 28, 2017、Reuters, February 28, 2017、SANA, February 28, 2017、SMART News, February 28, 2017、UPI, February 28, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はシリア軍のマンビジュ市方面への進軍を歓迎(2017年2月28日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ県ターディフ市からダーイシュ(イスラーム国)を掃討語に西クルディスタン移行期民政局支配地域に到達したシリア軍の進軍に関して「他の地域と同様、シリア軍がマンビジュ軍事評議会との戦端を開くことはないだろう」と述べた。

サッルー報道官はまた「アレッポ市とマンビジュ市を結ぶ街道を通商面、民生面で再開することは…、アフリーン市、アアザーズ市、ジャラーブルス市を経由してアレッポ市とマンビジュ市を結ぶ現行の街道を通行することに伴う市民の困難と比較すると…、市民にとって有益なことで…、市民が快適に過ごし、安全を得ることは我々の望みだ」と述べた。

AFP, February 28, 2017、AP, February 28, 2017、ARA News, February 28, 2017、Champress, February 28, 2017、al-Hayat, March 1, 2017、Iraqi News, February 28, 2017、Kull-na Shuraka’, February 28, 2017、al-Mada Press, February 28, 2017、Naharnet, February 28, 2017、NNA, February 28, 2017、Reuters, February 28, 2017、SANA, February 28, 2017、UPI, February 28, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュのバーブ市、ターディフ市方面からの撤退を受け、シリア軍、トルコ軍はバーブ市東部の村々の分割を完了(2017年2月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマンビジュ市郊外の西クルディスタン移行期民政局支配地域に到達したことを受け、バーブ市およびターディフ市を喪失したダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市東部一帯からの撤退を続けた。

これにより、シリア軍はフライスィーヤ村、アームーディーヤ村を新たに制圧、ウンム・マイヤール村のダーイシュ拠点を空爆した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月28日付)によると、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室も、クライディーヤ村、ウンム・ハミーラ村の2カ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取、これを制圧した。

このほか、クッルナー・シュラカー(2月28日付)によると、バーブ市では、ダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷が爆発し、住民5人が死亡した。

Kull-na Shuraka’, February 28, 2017

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ヒムス県では、SANA(2月28日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯およびタール山一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月28日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の電気保全旅団基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、またハトラ村などのダーイシュ拠点を空爆した。

AFP, February 28, 2017、AP, February 28, 2017、ARA News, February 28, 2017、Champress, February 28, 2017、al-Hayat, March 1, 2017、Iraqi News, February 28, 2017、Kull-na Shuraka’, February 28, 2017、al-Mada Press, February 28, 2017、Naharnet, February 28, 2017、NNA, February 28, 2017、Reuters, February 28, 2017、SANA, February 28, 2017、UPI, February 28, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区に対するシリア軍の砲撃でホワイト・ヘルメット隊員を含む6人が死亡(2017年2月28日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(2月28日付)によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を砲撃し、ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)の隊員1人を含む6人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月28日付)によると、シャーム解放機構がアルナ村を砲撃し、2人が死亡、7人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月28日付)によると、カラムーン区で活動する反体制武装集団が、ロシア大使館などがあるアドウィー地区を砲撃し、7人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(2月28日付)によると、シリア軍が、マアッラト・ヌウマーン市近郊のダイル・シャルキー村、タマーニア町、シャフシャブー山、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、タルマラ村、マアッラト・ハルマ村、アリーハー市にあるシャーム解放機構の拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(2月28日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ムーリク市でシャーム解放機構の拠点を空爆したほか、ブワイダ村でイッザ連合の拠点を攻撃した。

AFP, February 28, 2017、AP, February 28, 2017、ARA News, February 28, 2017、Champress, February 28, 2017、al-Hayat, March 1, 2017、Iraqi News, February 28, 2017、Kull-na Shuraka’, February 28, 2017、al-Mada Press, February 28, 2017、Naharnet, February 28, 2017、NNA, February 28, 2017、Reuters, February 28, 2017、SANA, February 28, 2017、UPI, February 28, 2017などをもとに作成。

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ロシア外務次官「ジュネーブ4会議は「テロとの戦い」を最優先課題として和平協議を行うべき」(2017年2月28日)

26日にスイスのジュネーブ入りしたロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団と会談した。

会談後、ガティロフ外務次官は記者団に対し、ジュネーブ4会議においては「テロとの戦い」を最優先課題として和平協議を行うべきだと述べた。

『ハヤート』(3月1日付)が伝えた。

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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスに滞在中のバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団と会談し、ジュネーブ4会議の議事進行の方法などについて意見を交わした。

SANA(2月28日付)が伝えた。

AFP, February 28, 2017、AP, February 28, 2017、ARA News, February 28, 2017、Champress, February 28, 2017、al-Hayat, March 1, 2017、Iraqi News, February 28, 2017、Kull-na Shuraka’, February 28, 2017、al-Mada Press, February 28, 2017、Naharnet, February 28, 2017、NNA, February 28, 2017、Reuters, February 28, 2017、SANA, February 28, 2017、UPI, February 28, 2017などをもとに作成。

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Netflix「ホワイト・ヘルメット」がアカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞(2017年2月27日)

Netflixの「ホワイト・ヘルメット:シリアの民間防衛隊」が第89回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。

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映画の題材となったホワイト・ヘルメットは、ラーイド・サーリフ代表と映画カメラマンのハーリド・ハティーブ氏が受賞式への出席を計画し、米国入国のためのビザを取得していた。

だが、米国土安全保障省は、ハティーブ氏に関する「不名誉情報」を理由に入国を拒否し、ハティーブ氏、サーリフ代表はシリア国内でのシリア・ロシア軍の空爆への対応を理由に訪米を中止した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構のジャウラーニー指導者がビデオ声明でジュネーブ4会議に参加する反体制武装集団を「敗北した政治家ども」と批判(2017年2月27日)

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線、旧シャーム・ファトフ戦線)の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏はテレグラムを通じてビデオ声明(https://youtu.be/b5bEDxNmivo)を出し、25日にヒムス市内の治安機関本部2カ所を標的として行われた自爆テロに関して「ジュネーブとアスタナにいる敗北した政治家どもへの教訓」と述べ、シリア政府との交渉に応じている反体制武装集団を批判、「民に戦争を委ね、身を引く」よう呼びかけた。

Youtube, February 27, 2017
Youtube, February 27, 2017

4分強の声明のなかで、ジャウラーニー氏は、ヒムス市での連続自爆テロに関して「シャーム解放機構の5人の勇敢な英雄を派遣し…、軍事治安施設内外の激しい防御を突破し…、軍事情報局支部長のハサン・ダアブール、そして国家治安局支部長ら50人近くを殺害した」と述べ、改めて犯行を認めた。

また「この作戦は、この二つの支部(軍事情報局、総合情報部)でさまざまな拷問と暴行に晒されている我らが民による復讐」と位置づけ、自爆テロを実行した「英雄5人」が戦死したことを明らかにした。

そのうえで、ジャウラーニー氏は「冒険者どもがこの戦争を民に委ね、身を引く時が来た…。諸外国が彼らを弄び、政権とデミストゥラがそれに喝采を送っていることが明らかだ…。一帯彼らはどのようにして、政権に王冠を授け、ロシアを和平の呼びかけ人、保証人とするような解決策をめざしているのか」などと述べ、ジュネーブ4会議に参加する反体制派を批判した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県でダーイシュ系組織と反体制武装集団が交戦(2017年2月27日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ビン・ワリード軍が、ハイト村、タッル・アシュタラー、ジュライン村、アドワーン・ダム一帯で反体制武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(2月28日付)によると、この戦闘で反体制武装集団戦闘員13人が死亡した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、February 28, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室はシリア軍の進軍に対抗するかたちでバーブ市東部の7ヵ村をダーイシュから奪取(2017年2月27日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、トルコ軍と同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、シリア軍の進軍に対抗するかたちで、バーブ市東部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、大フィーハ村、小フィーハ村、ジュッブ・ナアサーン村、ザンマール村、ウンム・シュカイフ村、大スッカリーヤ村、小スッカリーヤ村を制圧した。

Kull-na Shuraka', February 27, 2017
Kull-na Shuraka’, February 27, 2017

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一方、ARA News(2月27日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外のカトマ村、カフルジャンア村を砲撃した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室の南下を阻止するかたちでバーブ市東部のダーイシュ支配地域を制圧(2017年2月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市南東部のジュッブ・スルターン村・アブー・ミンディール村間の地域に点在する23カ村から西方に撤退、シリア軍が同地に進駐した。

これにより、シリア軍はアレッポ市とハサカ市を結ぶ街道の南側を制圧、バーブ市を掌握したトルコ軍および同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室のラッカ市方面への南下を阻止するかたちで、マンビジュ市一帯に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の制圧地域と初めて支配地域を接した。

シリア軍が制圧したのは、ジュッブ・スルターン村、ジュッブ・ハンマーム村、ザアルーラ村、ジュッブ・ハフィー村、ウンム・ハルザ村、フータ村など。

Kull-na Shuraka', February 27, 2017
Kull-na Shuraka’, February 27, 2017

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市西部郊外の砂漠地帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦するとともに、同地一帯を空爆、タドムル市西方6~7キロ地点、南方12キロの地点にまで進軍、またジャズル油田、マフル油田、ジャハール油田を射程圏内に収めた。

一方、SANA(2月27日付)によると、ジュッブ・ジャッラーフ町をダーイシュ(イスラーム国)が砲撃し、住民複数人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月27日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、サルダ山一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍がハマー県で、ダーイシュ、ヌスラ戦線と同様の特攻自爆攻撃(2017年2月27日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍の戦闘員3人がトゥライムサ村にあるシリア軍拠点に対して、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構と同様の特攻自爆(インギマースィー)攻撃を仕掛け、シリア軍兵士11人を殺害、9人を負傷させた。

Kull-na Shuraka', February 27, 2017
Kull-na Shuraka’, February 27, 2017

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の攻撃を受けるダルアー市各所を「樽爆弾」で空爆した。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、シリア軍がバルザ区、カーブーン区一帯で、反体制武装集団と激しく交戦、同地を空爆・砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(2月27日付)によると、カニーヤト・アースィー村をシャーム解放機構が砲撃し、1人が負傷した。

AFP, February 27, 2017、AP, February 27, 2017、ARA News, February 27, 2017、Champress, February 27, 2017、al-Hayat, February 28, 2017、Iraqi News, February 27, 2017、Kull-na Shuraka’, February 27, 2017、al-Mada Press, February 27, 2017、Naharnet, February 27, 2017、NNA, February 27, 2017、Reuters, February 27, 2017、SANA, February 27, 2017、UPI, February 27, 2017などをもとに作成。

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