ファトフ軍治安機関が有志連合によるシャーム・ファトフ戦線拠点への度重なる爆撃を受け、メンバー1人を内通罪で処刑(2017年1月15日)

イドリブ県では、ARA News(1月15日付)によると、ファトフ軍を主導するアル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線に所属する治安機関が、有志連合によるイドリブ県内のヌスラ戦線拠点への度重なる空爆を受け、アブー・アブドゥッラー・ファランスィーを名乗る同戦線治安要員の1人を逮捕、3日間にわたる取り調べののち、米主導の有志連合に内通していた罪で、処刑した。

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部のロジャヴァ支配地域でシリア民主軍のアスタナ会議参加を求めるデモ(2017年1月15日)

アレッポ県では、ARA News(1月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるカフル・ナーヤー村で「シャフバー諸地域評議会」がデモを組織し、カザフスタンの首都アスタナで23日に開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)へのシリア民主軍の参加を求めた。

ARA News, January 15, 2017
ARA News, January 15, 2017

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市一帯、ヒムス県東部でシリア軍とダーイシュの戦闘続く(2017年1月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、14日のダーイシュ(イスラーム国)の一大攻勢を受け、ダイル・ザウル航空基地一帯、ジャフラ村、ダイル・ザウル市ラサーファ地区、労働者住宅地区などでシリア軍とダーイシュが交戦を続けた。

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ヒムス県では、SANA(1月15日付)によると、シリア軍がアブー・アラーヤー村方面に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、SANA(1月15日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外航空士官学校一帯に近いラスム・ハルマル・イマーム町、タッル・アフマル村でダーイシュ(イスラーム国)の車列を攻撃した。

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットなど民間組織7団体が共同声明を出し、戦闘停止ではなく、アスタナ会議参加準備を進める反体制武装集団に停戦破棄を呼びかける(2017年1月15日)

ダマスカス郊外県バラダー渓谷で活動する民間団体7組織は共同声明を出し、シリア政府側の停戦交渉責任者であるアフマド・ガドバーン退役少将が何者かに暗殺された事件に関して、反体制武装集団の関与を否定、「ダイル・カーヌーン地区の政府側検問所で、平和的解決へのあらゆる希望を絶とうとする裏切り者の手によって暗殺された」と断じた。

声明ではまた、シリア政府側が停戦を遵守できない状況を踏まえ、カザフスタンの首都アスタナで23日に開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)に向け、トルコの首都アンカラで使節団の人選にあたっている反体制武装集団の代表者らに会議に参加しないよう呼びかけるとともに、トルコ政府に対して停戦違反者に対する責任追及を行うよう求めた。

共同声明を出したのは、バラダー渓谷および周辺地域救援委員会(ガッサーン・ダーラーティー)、バラダー渓谷医療委員会(フサーム・ラジャブ)、バラダー渓谷広報委員会(アリー・ナスルッラー)、バラダー渓谷地元評議会(アフマド・スフバ)、バラダー渓谷民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)(ムハンマド・ディヤーブ)、バラダー慈善機構(タミーム・カーディリー)、バラダー救援機構(ラドワーン・ナスルッラー)。

Kull-na Shuraka', January 15, 2017
Kull-na Shuraka’, January 15, 2017

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラーがバラダー渓谷西部を激しく攻撃し、少なくとも7人が死亡、また渓谷東部のスィーラ峰、アイン・ハドラ村を制圧(2017年1月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスの水源バラダー渓谷西部のダイル・カーヌーン町、カフィール・ザイト村などをシリア軍、ヒズブッラーなどからなる親政権武装勢力が砲撃し、民間人7人が死亡した(バラダー渓谷広報委員会の活動家によると、死者は12人、負傷者は20人)。

砲撃は、同地域でシリア政府側の停戦交渉担当責任者としてアイン・フィージャ水源の揚水施設復旧作業の監督にあたっていたアフマド・ガドバーン退役少将が何者かに暗殺された数時間後に開始された。

バラダー渓谷で活動するという広報委員会によると、砲撃は、「住民の避難所」に対して行われたという。

クッルナー・シュラカー(1月15日付)によると、シリア軍がバスィーマ町に隣接するアイン・ハドラー村の農場地帯に進攻し、同地を制圧、また、シリア人権監視団によると、シリア軍がスィーラ峰(ラアス・スィーラ)、アイン・ハドラー村を制圧後、同地からアイン・フィージャ町一帯に進軍、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦したという。

al-Hayat, January 16, 2017
al-Hayat, January 16, 2017
ARA News, January 15, 2017
ARA News, January 15, 2017

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イドリブ県では、ARA News(1月15日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍が、シリア政府支配下のフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

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クナイトラ県では、SANA(1月15日付)によると、シリア軍が県北部のハドル村南部にある軍事拠点に進攻しようとしたシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍が拉致していたアラブ人記者を釈放(2017年1月14日)

ARA News(1月14日付)など複数のメディアは、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍によって拉致されていたアラブ人記者のウバーダ・マンスール氏(TRTチャンネル特派員)が解放されたと伝えた。

マンスール氏は数ヶ月前、イドリブ県でファトフ軍によって拉致されていた。

SANA, January 14, 2017
SANA, January 14, 2017

 

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン市でアスタナ会議へのロジャヴァの参加を求めるデモ(2017年1月14日)

アレッポ県では、ARA News(1月14日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市で、23日に開幕予定のシリア政府と反体制武装集団による和平協議(アスタナ会議)への西クルディスタン移行期民政局の参加を訴えるデモが行われ、住民数百人が参加した。

ARA News, January 14, 2017
ARA News, January 14, 2017

 

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「北シリア民主連邦」樹立評議会は声明を出し、23日に開幕予定のシリア政府と反体制武装集団による和平協議(アスタナ会議)に招待されていないことを改めて明らかにしたうえで、同和平協議にかかる一切の義務を履行しないと発表した。

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部のバーブ市、ターディフ市一帯のダーイシュ支配地域をロシア、トルコ、シリア軍が揃って爆撃・砲撃(2017年1月14日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月14日付)によると、ロシア・シリア軍両軍戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市およびターディフ市一帯を空爆し、民家人12人が死亡、18人が負傷した。

バーブ市一帯は、トルコ軍がハワール・キリス作戦司令室を後押しし、「ユーフラテスの盾」作戦を続行、ダーイシュ排除をめざしている地域。

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ARA News(1月14日付)によると、トルコ軍もバーブ市一帯への空爆と砲撃を続け、少なくとも民間人17人が死亡、20人以上が負傷した。

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はイドリブ県、アレッポ県内のシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団支配地域を爆撃(2017年1月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機(ロシア軍ないしはシリア軍)シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のマアッラト・ミスリーン市を空爆し、8人が死亡した。

ARA News(1月14日付)によると、空爆を実施したのはロシア軍戦闘機。

また、ARA News(1月14日付)によると、ロシア軍戦闘機がシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の支配下にあるアリーハー市を空爆し、女性や子供を含む民間人が死傷した。

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アレッポ県では、ARA News(1月14日付)によると、シリア軍戦闘機がアレッポ市南西部郊外のアウラム・クブラー町一帯を空爆した。

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはヒムス県東部タドムル市郊外一帯でもシリア軍への攻勢を強める(2017年1月14日)

ヒムス県では、ARA News(1月14日付)によると、ダーイシュはタイフール航空基地一帯で自爆攻撃を行うなどしてシリア軍への攻勢を再び強めた。

シリア人権監視団によると、これに対して、戦闘機(所属明示せず)が、サワーナ町、タドムル市郊外一帯(タイフール航空基地一帯など)、ティヤース村、シャリーファ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆、また同地でシリア軍とダーイシュが激しく交戦した。

また、SANA(1月14日付)によると、タドムル市西部郊外のタイフール航空基地(T4)北東部の丘陵地帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル市一帯で過去最大規模の攻撃、シリア政府支配下の同市と同市郊外の航空基地を分断(2017年1月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市および同市近郊のダイル・ザウル航空基地一帯で攻勢を激化させ、シリア軍と激しく交戦した。

攻撃は、ダイル・ザウル市ジュバイリーヤ地区、ラシュディーヤ地区、工業地区、ムワッザフィーン地区、労働者住宅地区、ラサーファ地区、そしてブガイリーヤ村、ダイル・ザウル航空基地一帯、第137旅団基地一帯に対して行われ、シリア軍兵士12人がダーイシュの自爆攻撃などで死亡、またダーイシュ戦闘員20人も死亡した。

また、SANA(1月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地南部および北西部一帯、サルダ山一帯、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、ブガイリーヤ村およびその西部一帯のシリア軍拠点に対して激しい攻撃を加え、シリア軍と交戦した。

al-Hayat, January 15, 2017
al-Hayat, January 15, 2017

 

シリア人権監視団によると、シリア軍は120回以上の空爆を実施、また地上部隊が迎撃したが、ダーイシュの進軍を阻止することはできなかった。

クッルナー・シュラカー(1月14日付)によると、この戦闘で、ダーイシュは、ダイル・ザウル航空基地に隣接する補給大隊基地を制圧、ダイル・ザウル市とダイル・ザウル航空基地を結ぶ街道を遮断したという。

また、ARA News(1月15日付)によると、ダイル・ザウル市とダマスカス県を結ぶ街道に面したジャーヒズィーヤ住宅(士官住宅)、アサド病院一帯のシリア軍拠点を制圧した。

シリア軍消息筋はAFP(1月15日付)に対して、ダーイシュの攻撃は、ダイル・ザウル航空基地とダイル・ザウル市の兵站路を遮断することで、ダイル・ザウル市への包囲網を強めることが狙いだという。

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一方、有志連合に参加する西欧諸国所属と思われる戦闘機4機が、マヤーディーン市内の加工食品工場を空爆した。

工場は過去の空爆で放棄され、無人化していたが、戦闘機は11回にわたって同地のダーイシュの装備などを攻撃したという。

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、January 15, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、January 16, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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シリア政府側停戦交渉担当責任者としてアイン・フィージャ水源の揚水施設復旧作業を監督していたガドバーン退役少将が反体制武装集団との交渉後に何者かによって暗殺(2017年1月14日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月14日付)によると、バラダー渓谷におけるシリア政府側の停戦交渉担当責任者としてアイン・フィージャ水源の揚水施設復旧作業の監督していたアフマド・ガドバーン退役少将がアイン・フィージャ町での反体制武装集団の幹部らとの会談を終え、シリア政府支配地域側に戻る途中、「テロリストたち」の発砲を受けて暗殺された。

これに関して、クッルナー・シュラカー(1月14日付)は、バラダー渓谷で活動するというアイマン・カルカザーンを名乗る人物の話として、ガドバーン退役少将がヒズブッラー民兵によってタキーヤ検問所で狙撃されたと伝えた。

Kull-na Shuraka', January 14, 2017
Kull-na Shuraka’, January 14, 2017

AFP, January 14, 2017、AP, January 14, 2017、ARA News, January 14, 2017、Champress, January 14, 2017、al-Hayat, January 15, 2017、Iraqi News, January 14, 2017、Kull-na Shuraka’, January 14, 2017、al-Mada Press, January 14, 2017、Naharnet, January 14, 2017、NNA, January 14, 2017、Reuters, January 14, 2017、SANA, January 14, 2017、UPI, January 14, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室の拠点都市アアザーズ市(アレッポ県北部)一帯でYPG主体のシリア民主軍とハワール・キリス作戦司令室が交戦(2017年1月13日)

アレッポ県では、ARA News(1月13日付)によると、シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室の戦略的拠点アアザーズ市一帯で、反体制武装集団と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

戦闘は反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室に所属する武装集団)が、同地一帯と西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市一帯を結ぶ街道を封鎖したことを受けたもの。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュに対する攻勢を続け、ユーフラテス・ダムに到達(2017年1月13日)

ラッカ県では、ARA News(1月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、有志連合の支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

シリア民主軍広報センターによると、これにより、シリア民主軍はタブカ市近郊のユーフラテス・ダムに到達したと発表した。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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バーブ市一帯でトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室とダーイシュの戦闘続く(2017年1月13日)

アレッポ県では、ARA News(1月13日付)によると、バーブ市北部一帯でトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)との攻防を続けた。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団33組織はアスタナ会議への出席者名簿提示に先立って全土停戦と停戦監視団の派遣を求めるも、トルコは名簿を提出するよう圧力(2017年1月13日)

『ハヤート』(1月14日付)は、複数の反体制消息筋の話として、反体制武装集団33組織が4点からなる条件を提示し、その履行を求めたと伝えた。

4条件とは、①ダマスカス郊外県バラダー渓谷、東グータ地方、ヒムス県北部などを含むシリア全土で完全停戦すること、②6時間以内に停戦を履行するための地図を作成・提示すること、③停戦履行後48時間以内に反体制派がアスタナ会議参加者名簿を提出すること、④アスタナ会議開催前の10日間、停戦監視団を展開させること、だという。

なお、条件を提示した33組織は、祖国解放運動、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム運動、シャーム戦線、第1沿岸師団、第2沿岸師団、アジュナード・シャーム大隊、シャーム自由人イスラーム運動、イッザ軍、タフリール軍、シャームの民戦線、アレッポ作戦司令室、イドリブ自由軍、スルターン・ムラード師団、イスラーム殉教者旅団、ナスル軍などからなる。

しかし、これに対して、トルコ政府は反体制武装集団に、カザフスタンの首都アスタナで1月23日に開幕予定のシリア政府との和平協議(アスタナ会議)に派遣する代表団の指名リストを提出するよう圧力をかけたという。

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一方、ARA News(1月13日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県西部各地で、反体制武装集団の統合を訴えるデモが発生した。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラーはバラダー渓谷東部のバスィーマ町を制圧、ダマスカス郊外県知事はアイン・フィージャ水源に復旧作業チームが入ったと発表(2017年1月13日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員など親政権武装勢力がバラダー渓谷東部一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦の末、バスィーマ町をほぼ完全制圧した。

ヒズブッラーの戦争広報局によると、バスィーマ町を制圧したシリア軍は、アイン・フィージャ町、アイン・ハドラー村方面に向かって進軍を続けたという。

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ダマスカス郊外県のアラー・イブラーヒーム県知事は、視察訪問先のバラダー渓谷ダイル・カーヌーン町で、記者団に対して、12月22日から稼働を停止している首都ダマスカスの主要な水源アイン・フィージャ町の揚水施設に、復旧作業チームが入ったことを明らかにした。

復旧作業チームの派遣は、シリア政府と反体制武装集団の停戦合意を受けたもので、合意に基づき、同地出身の反体制武装集団戦闘員の武器引き渡しと投降、「部外者」(同地出身以外の戦闘員)のイドリブ県方面への退去が行われると付言、またシャーム・ファトフ戦線との停戦は拒否すると強調した。

SANA(1月13日付)が伝えた。

SANA, January 13, 2017
SANA, January 13, 2017

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県西部、ハマー県北部でシリア軍とファトフ軍の戦闘続く(2017年1月13日)

イドリブ県では、ARA News(1月13日付)によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍の拠点都市イドリブ市および同市周辺を空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(1月13日付)によると、シリア軍戦闘機が、ファトフ軍の支配下にあるアウラム・クブラー町、カフルナーハー村、フール村、カフルダーイル村、ダーラト・イッザ市などを空爆した。

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ハマー県では、SANA(1月13日付)によると、反体制武装集団がジューリーン村を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会使節団が米国を訪問し、代表部(大使館)設立を要請(2017年1月12日)

『ハヤート』(1月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の使節団が、米国の首都ワシントンDCを訪問した。

クルド人消息筋によると、使節団は、シリア民主評議会議長のイルハーム・アフマド氏、バッサーム・イスハク氏(元シリア国民評議会幹部)の2名からなり、有志連合の調整役を担う米大統領特使ブレット・マクガーク氏、ダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦担当大統領補佐官のロバート・マリー氏らと会談した。

会談では、米国内での西クルディスタン移行期民政局の代表部(大使館に相当)の設置に関して議論が行われ、米国側は「前向きな姿勢」を示したという。

会談ではまた、ラッカ市一帯の攻略を目的とするシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦や政治情勢などについても意見が交わされたという。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷、東グータ地方で戦闘を続ける反体制武装集団に対して、ロシアだけでなくトルコも戦闘停止の圧力を強め、反体制派のアスタナ会議への参加を求める(2017年1月12日)

『ハヤート』(1月13日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、ロシア、トルコ両国が、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)を控え、反体制派に会議への参加条件を提示したと伝えた。

同紙によると、トルコの首都アンカラで11、12日、ロシア、トルコ両国の高官、反体制武装集団を含む反体制派の幹部・代表約100人が会合を開き、アスタナ会議への対応について意見を交わした。

この会合で、ロシア、トルコ両国は、アスタナ会議参加の条件を書面で提示したという。

この書面には、①首都ダマスカスの主要な水源であるダマスカス郊外県バラダー渓谷および同県東グータ地方での停戦違反の停止、②アスタナ会議の議事次第に従うこと、③リヤド最高交渉委員会の会議への参加を認めること、④反体制派の参加を求めるシリアの友連絡グループ諸国の助言を受け入れること、⑤そうすることで、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表が2月8日開催に向けて準備を進めているスイスの首都ジュネーブでの和平協議(ジュネーブ4会議)を促すこと、などがあげられているという。

複数の消息筋によると、この条件提示に対して、一部の参加者が拒否の姿勢を示したが、トルコの高官は、彼らに対して圧力をかけて応じるよう要請、アスタナ会議への参加を求めたという。

なお、ダマスカス郊外県バラダー渓谷の反体制武装集団は、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなり、東グータ地方の武装集団は、非アル=カーイダ系のイスラーム軍、ラフマーン軍、そしてアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動などからなる。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県バーブ市一帯でトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室とダーイシュの攻防続く(2017年1月12日)

アレッポ県では、ARA News(1月12日付)によると、トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室がバーブ市北東部に進攻を試みたが、ダーイシュ(イスラーム国)が抗戦、これを撃退した。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市近郊で爆発物が搭載されたダーイシュの無人航空機を撃墜(2017年1月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月12日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市北西部のバルーク丘で爆発物が搭載されたダーイシュ(イスラーム国)の無人航空機を撃墜した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ラサーファ地区でダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(1月12日付)によると、カスル村でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国の拠点を攻撃し、戦闘員30人を殲滅した。

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ヒムス県では、SANA(1月12日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市郊外でダーイシュ(イスラーム国)の戦車、拠点を攻撃、これを破壊した。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットはアル=カーイダ系組織シャーム・ファトフ戦線の拠点・車輌に対する米主導の有志連合の爆撃現場(イドリブ県)で消火・救出活動を行う(2017年1月12日)

イドリブ県では、ARA News(1月12日付)によると、有志連合が前日に引き続き、県内にあるシャーム・ファトフ戦線の拠点など複数カ所を空爆した。

シリア人権監視団によると、空爆を実施したのが有志連合であることは機種などから判明したという。

なお同監視団によると、有志連合による過去48時間の空爆でのシャーム・ファトフ戦線のメンバーの死者数は22人に達しているという。

これに関連して、反体制系サイトのEMC(1月11日付)、バラディー・ニュース(1月11日付)はユーチューブを通じて、シャーム・ファトフ戦線の車輌に対する11日の有志連合の空爆現場でホワイト・ヘルメット(シリア民間防衛隊)が消火作業を行う映像(https://www.youtube.com/channel/UC8G6HKqLQAGAGzb6fAlINughttps://www.youtube.com/watch?v=9rxqLD5STZA)を配信した。

EMC, January 11, 2017
EMC, January 11, 2017
Baladi-News, January 11, 2017
Baladi-News, January 11, 2017

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Baladi-News, January 11, 2017、Champress, January 12, 2017、EMC, January 11, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はバラダー渓谷(ダマスカス郊外県)でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団への攻勢を再び強化(2017年1月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスの主要な水源であるアイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、早朝からシリア軍、ヒズブッラーが再び攻勢を強め、同地を空爆・砲撃、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

またARA News(1月12日付)によると、シリア軍はバスィーマ町に進攻した。

一方、同地の消息筋によると、同地に留まっていた民間人約600人(元戦闘員、兵役忌避者、指名手配者などと思われる)がシリア政府が設営したキャンプを訪れ、身元確認と免責のための手続きを行ったという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がバービカ村などアレッポ市西部郊外のファトフ軍支配地域を空爆し、子供4人を含む6人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(1月12日付)によると、バービカ村一帯を空爆したのはロシア軍戦闘機で、8人が死亡、10人以上が負傷した。

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イドリブ県では、ARA News(1月12日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなるシャーム軍の支配下にあるビンニシュ市を空爆し、4人が死亡した。

これに対して、ファトフ軍はシリア政府支配下のフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(1月12日付)によると、シリア軍がラスタン市南部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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首都ダマスカスでの自爆テロで8人死亡、9人負傷(2017年1月12日)

ダマスカス県(首都ダマスカス)では、SANA(1月12日付)によると、カフルスーサ区内ハムリーヤ地区の県立スポーツ・クラブ近くで、男性1人が着用していた自爆ベルトを爆発させ、8人が死亡、6人が負傷した。

SANA, January 12, 2017
SANA, January 12, 2017

 

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

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ロシア政府高官はモスクワとトルコで反体制武装集団幹部らと会談、アスタナ会議への準備を続ける(2017年1月11日)

『ハヤート』(1月12日付)は、トルコの首都アンカラで、反体制武装集団の司令官複数名、シリア革命反体制勢力国民連立傘下のジャワード・アブー・ハトブ暫定内閣、ナスル・ハリーリー氏ら反体制活動家が、ロシアの複数の高官と会談したと伝えた。

また、ロシアの首都モスクワでも、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、ムスタファー・シャイフ准将(シリア革命最高軍事評議会)ら離反士官と会談を行った。

会談では、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開催予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)への対応などについて協議されたと思われる。

なお、『ハヤート』によると、ロシア側はシリアの反体制活動家らに対して、ヒズブッラーのシリア領内からの退去を求めるトルコに同調しない旨、告知したという。

AFP, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ市郊外の1カ村をダーイシュから新たに奪取する一方、同地一帯から住民、ダーイシュ戦闘員家族らがラッカ市に避難(2017年1月11日)

ラッカ県では、『ハヤート』(1月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、ラッカ市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、カルマーンジュー村を新たに制圧した。

これに関して、シリア人権監視団は、ラッカ市郊外一帯での戦闘激化を受け、住民の避難が増加しており、タブカ市一帯方面から数十世帯、ダーイシュ・メンバー(シリア人、外国人)の家族がラッカ市に避難したと発表した。


AFP, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍戦闘機がダーイシュ支配下のアレッポ県バーブ市近郊を爆撃し、民間人60人以上が死傷(2017年1月11日)

アレッポ県では、SANA(1月11日付)によると、トルコ軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市郊外に位置するブザーア村、ターディフ市を空爆し、民間人9人が死亡、57人が負傷した。

ARA News(1月11日付)によると、この空爆による死者は6人、負傷者は20人。

AFP, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県、アレッポ県、ダイル・ザウル県でシリア軍がダーイシュとの交戦(2017年1月11日)

ヒムス県では、SANA(1月11日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、SANA(1月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外航空士官学校に近いウンム・マラー村、ダイル・ハーフィル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月11日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯、ブー・ウマル村、マリーイーヤ村、ブガイリーヤ村、フサイニーヤ町、ジャフラ村、ヒサーン村、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、フワイジャト・サクル地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍の爆撃に呼応するかたちで、有志連合と思われる戦闘機もイドリブ県を爆撃し、シャーム・ファトフ戦線のメンバーを殺害(2017年1月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市一帯が所属不明の戦闘機の空爆を受け、シャーム・ファトフ戦線のメンバーと思われる戦闘員が乗った四輪駆動車が被弾、乗っていた5人が死傷した。

所属不明の戦闘機はまた、タフタナーズ市近郊でも空爆を実施し、シャーム・ファトフ戦線所属の武装集団の司令官(ハサカ市出身)1人を含む戦闘員3人が死亡した。

これに関して、ホワイト・ヘルメットの喧伝映像などを配信しているAMC(1月11日付)は、有志連合戦闘機がサラーキブ市・マアッルディブサ村間の街道でオートバイ3台と軽トラック2台を爆撃し、シャーム・ファトフ戦線の司令官アブー・アナス・ミスリー氏とアブー・アクラマ・トゥーニースィー氏を含む12人が死亡下と伝えた。

AFP, January 11, 2017、
AMC
, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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