ロジャヴァはアレッポ市・アフリーン市街道を封鎖するシリア政府側への対応措置としてシリア政府支配地域からの車輌に通行料支払いを求めることを決定(2017年8月3日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、ヒズブッラー戦闘員やシリア軍によるアレッポ市・アフリーン市街道の封鎖を受け、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部は、シリア当局が発行したナンバープレートをつけた車に対して、20万シリア・ポンドの通行料を課すことを発表した。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でシャーム解放機構に忠誠を誓ったシャーム自由人イスラーム運動元幹部が暗殺される(2017年8月3日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動の元幹部の一人ハンムード・ラッハール氏がマアッルシャマーリーン村の自宅前で何者かに撃たれ死亡した。

ラッハール氏は最近になって、シャーム自由人イスラーム運動を離反し、シャーム解放機構に忠誠を誓っていた。

AFP, August 4, 2017、AP, August 4, 2017、ARA News, August 4, 2017、Champress, August 4, 2017、al-Hayat, August 5, 2017、Kull-na Shuraka’, August 4, 2017、al-Mada Press, August 4, 2017、Naharnet, August 4, 2017、NNA, August 4, 2017、Reuters, August 4, 2017、SANA, August 4, 2017、UPI, August 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県北部で活動する祖国解放運動は同地の緊張緩和地帯設置と停戦を否定(2017年8月3日)

ヒムス県北部で活動を続ける祖国解放運動の報道官ラシード・ハウラーニー大尉は、クッルナー・シュラカー(8月3日付)に対して、「ロシアの心理戦に過ぎない」と述べ、エジプトの首都カイロでロシア国防省の代表がシリアの反体制派代表と会談し、ヒムス県のヒムス市北部に位置するラスタン市、タルビーサ市、ハウラ地方に緊張緩和地帯を設置することに合意したとするロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官の発表内容を否定した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省はエジプトで反体制派とヒムス県北部での緊張緩和地帯設置と停戦に合意したと発表(2017年8月3日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、エジプトの首都カイロでロシア国防省の代表がシリアの反体制派代表と会談し、ヒムス県のヒムス市北部に位置するラスタン市、タルビーサ市、ハウラ地方に緊張緩和地帯を設置することに合意したと発表した。

この合意に基づき、14万7,000人が暮らすとされる同地の84の市・町・村・農場が緊張緩和地帯に新たに指定され、現地時間の8月3日12時にシリア軍と反体制武装集団の停戦が発効するという。

また合意では、反体制武装集団は、ダーイシュ(イスラーム国)やヌスラ戦線(シャーム解放機構)などの「テロ組織」のヒムス県からの排除の義務を負うことになるという。

mil.ru, August 3, 2017
mil.ru, August 3, 2017

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍とラフマーン軍団の戦闘続く(2017年8月3日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、シリア軍がアイン・タルマー村一帯に対して地対地ミサイル30発以上を撃ち込んだ。

『ハヤート』(8月4日付)によると、シリア軍はまたハラスター市一帯、ナシャービーヤ町一帯に対しても砲撃を行った。

またシリア人権監視団によると、アイン・タルマー村一帯では、シリア軍とラフマーン軍団との戦闘が続いた

**

イドリブ県では、『ハヤート』(8月4日付)によると、カフルナブル市で、シャーム解放機構メンバーと口論となった男性が、同委員会によって拘束された。

一方イドリブ市では、男性1人が何者かに射殺された。

**

ハマー県では、『ハヤート』(8月4日付)によると、県南東部のトゥルール・ハムル村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北西部でYPG主体のシリア民主軍はトルコ軍およびその支援を受ける武装集団と激しく交戦(2017年8月3日)

ディヤール)作戦司令室、あるいはハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とマーリア市一帯、アイン・ダクナ市一帯、バイルーナ村一帯で交戦した。

この戦闘でシリア軍は反体制武装集団の支配下にあるカルジャブリーン村を砲撃、ARA News(8月3日付)によると、同地の反体制武装集団拠点を破壊した。

一方、反体制武装集団側は、トルコ軍がタッル・リフアト市、マンナグ村、バイルーナ村を砲撃した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがダイル・ザウル市を砲撃し、子供1人を含む3人が死亡(2017年8月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部パノラマ交差点一帯、墓地地区、フワイジャト・サクル、マリーイーヤ村、ワーディー・サルダ一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、アッルーシュ丘、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆・砲撃した。

これに対してダーイシュは、シリア政府支配下のダイル・ザウル市各所を砲撃し、子供1人を含む3人が死亡、13人が負傷した。

SANA, August 3, 2017

また、クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のティブニー町、ブワイティーヤ村、シーハー村、サビー村を空爆し、民間人15人が死亡した。

一方、シリア人権監視団は、信頼できる複数の消息筋の話として、ダーイシュがダイル・ザウル県で総動員令を発し、各地で20~30歳の男性の徴用を開始した、と発表した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市ヒシャーム・ブン・アブドゥルマリク地区内をほぼ制圧(2017年8月3日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ヒシャーム・ブン・アブドゥルマリク地区内の4街区のうちの3街区を制圧した。

ARA News(8月3日付)によると、これに対してダーイシュは自爆攻撃などで応戦した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーはアルサール村およびフライタ村でのシャーム解放機構掃討作戦を完了(2017年8月3日)

マナール・チャンネル(8月3日付)は、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラーの武装部隊)作戦司令室の話として、レバノン領内のベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯およびシリア領のダマスカス郊外県西カラムーン地方のフライタ村無人地帯でヒズブッラーが行ってきた解放作戦は、同地で活動するシャーム解放機構を掃討し、当初の計画通りすべての目標を達成し、完了したと伝えた。

SANA, August 3, 2017

クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、シャーム解放機構メンバーとその家族を乗せた旅客バスの車列はアルサール村郊外を発ち、ヒムス県北部の反体制武装集団支配地域に到着した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Qanat al-Manar, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月3日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月3日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県7件、ダマスカス郊外県・ダマスカス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ハマー県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

**

一方、過去24時間にアレッポ県の27ヵ村、イドリブ県の4カ村、ヒムス県の5カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,131市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 3, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.