ロシア軍憲兵隊がトルコ軍の砲撃が激化するロジャヴァ支配下のタッル・リフアト市(アレッポ県)に進駐(2017年8月28日)

アレッポ県では、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦のアフリーン地域シャフバー地区の中心都市タッル・リフアト市および同市周辺にロシア軍憲兵隊が進駐した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数の消息筋によると、ロシア軍憲兵隊の進駐は、トルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室の砲撃やシリア民主軍との戦闘が激化するなかで、同地に緊張緩和地帯を拡大する狙いで行われたという。

ARA News, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室はアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年8月28日)

アレッポ県では、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるカスタル・ジンドゥー村(アアザーズ市近郊)がトルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室の激しい砲撃を受けた。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団がダルアー市西部でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍と交戦(2017年8月28日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(8月28日付)によると、反体制武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配下にあったジュライン村一帯を制圧した。

シリア人権監視団によると、戦闘は、アシュタラー丘、アドワーン村、サフム・ジャウラーン村一帯でも行われ、反体制武装集団の戦闘員13人以上が死亡、ハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員も8人以上が死亡したという。

反体制武装集団は27日、ダルアー県西部のハーリド・ブン・ワリード軍の拠点制圧を目的とする「ファトフ・フトゥーフ」の戦いの開始を発表していた。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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「虎」ことスハイル・ハサン准将(シリア軍)がYPG主体のシリア民主軍の士官と面談(2017年8月28日)

クッルナー・シュラカー(8月28日付)は、親政権系の複数のサイトで、「虎」の愛称で知られるシリア軍のスハイル・ハサン准将が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の士官2人と面談する写真が拡散されている、と伝えた。

西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市の複数の活動家によると、ハサン准将と写真に写っているのは、シリア民主軍ハラマインの兵大隊司令官のイブラーヒーム・バンナーウィーを名乗る士官と、ラッカの鷹旅団に所属する大隊の司令官のファイヤード・ガーニムを名乗る士官で、2人はシリア軍に従軍して、戦闘に参加しているという。

Qasioun.net, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

 

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ハマー県北部およびイドリブ県東部で活動する反体制武装集団が「部族革命評議会」として統合(2017年8月28日)

ハマー県北部およびイドリブ県東部で活動する反体制武装集団5組織が共同声明を出し、部族革命評議会として統合したと発表した。

部族革命評議会を結成したのは、部族連合、部族軍、ファーティヒーン軍、ムルーク・バッル、南部中隊。

Kull-na Shuraka’, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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米国の支援を受ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団、東部獅子軍はスワイダー県、ダマスカス郊外県の砂漠地帯でシリア軍と交戦(2017年8月28日)

米国の支援を受ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室所属組織)のサイード・サイフ広報局長が、スワイダー県東部およびダマスカス郊外県東部の砂漠地帯でシリア軍と交戦し、兵士40人を殲滅、車輌複数輌を破壊したと発表した。

シリア人権監視団によると、殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、頭部獅子軍とともにマフルーサ揚水所一帯のシリア軍の拠点を攻撃したという。

Kull-na Shuraka’, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県スフナ市東部で進軍を続け、ダイル・ザウル市から66キロの地点にまで接近(2017年8月28日)

ヒムス県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍が県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、スフナ市東部の戦略的要衝ダーヒク山およびその一帯を制圧した。

ワタン・オンライン(8月28日付)によると、これにより、シリア軍はダーイシュの包囲を受けるダイル・ザウル市から66キロの地点にまで接近した。

syria.liveuamap.com, August 28, 2017

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ラッカ県では、ARA News(8月28日付)が、同県南部でシリア軍とともに進攻中のアラブ人部族民兵60人がダーイシュ(イスラーム国)の反撃を受けて死亡したほか、300人以上が消息不明となっている、と伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャニー・アルバーウィー村とムカイミン村を結ぶ回廊地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続ける一方、ウカイリバート町一帯を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍はダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市南部パノラマ交差点一帯、労働者住宅地区、旧空港地区、ハスーラート村、マアダーン・アティーク村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017、al-Watan Online, August 28, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内東部のマンスール地区をダーイシュから解放・制圧(2017年8月28日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月28日付)、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内東部のマンスール地区からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地区を制圧した。

syria.liveuamap.com, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団はヒムス県で砲撃戦(2017年8月28日)

ヒムス県では、SANA(8月28日付)によると、反体制武装集団がシャニーヤ村、マリーミーン村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のヒムス市ザフラー地区にも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡した。

これに対して、シリア軍はカフルラーハー市、タッル・ザハブ町、タッルドゥー市、ガントゥー市、タルビーサ市、ブルジュ・カーイー村を砲撃・空爆、ガントゥー市で子供1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハークーラ村にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月28日付)によると、ハーン・シャイフーン市北部でイッザ軍に所属するハッターブ大隊のアブドゥー・シャウカト司令官を含む2人の他殺体が発見された。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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欧米がかつて「シリア国民の唯一の正統な代表」と位置づけていたシリア国民連合はレバノン・シリア国境地帯からのダーイシュの排除に疑義(2017年8月28日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は報道声明を出し、ダマスカス郊外県西カラムーン地方で戦闘を続けてきたシリア軍、ヒズブッラーとダーイシュ(イスラーム国)が、ダーイシュ戦闘員のダイル・ザウル県方面への退去などを骨子とする停戦合意を交わしたことに関して、「(停戦)交渉はダーイシュと、イランとアサド政権の配下にあるヒズブッラーの間に信頼関係あることを暴露した…。(停戦)合意はテロ支援の一環をなし、合意を促そうとすることは、テロ組織との連絡や支援を罰するとした国連安保理の諸決議に反する」と非難した。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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シリア・レバノン国境地帯で活動を続けてきたダーイシュ戦闘員とその家族がシリア軍、レバノン軍、ヒズブッラーとの停戦合意を受けてダイル・ザウル県方面に退去(2017年8月28日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍とヒズブッラーが西カラムーン地方のカーラ市無人地帯で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)と停戦に合意したことを受け、ダーイシュ戦闘員とその家族合わせて数百人が、シリア政府によって用意された大型バスに分乗し、ダーイシュが依然支配を続けるダイル・ザウル県ブーカマール市方面に退去した。

『ハヤート』(8月29日付)によると退去したのは約300人。

SANA, August 28, 2017

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『ハヤート』(8月29日付)によると、またレバノンのベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーラ村無人地帯で活動を続けてきたダーイシュの戦闘員も、アルサール村を経由して、西カラムーン地方側の戦闘員らとともにダイル・ザウル県ブーカマール市方面に退去した。

Reuters, August 28, 2017

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米国の支援を受ける反体制武装勢力の支配下にあったダマスカス郊外県東部砂漠地帯出身の500人が放免に(2017年8月28日)

SANA, August 28, 2017

ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、ダクワ丘、ビイル・カスブ地区、スィース山、マクフール山など県東部砂漠地帯出身の反体制武装集団元メンバーや徴兵忌避者約500人が、地元和解プロセスの一環で2016年政令第15号に従い恩赦を受け、放免となった。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月28日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月28日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(クナイトラ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県1件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にハマー県、ヒムス県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,214市町村、武装組織の数は229組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 28, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月25日~27日の3日間でラッカ市近郊などに98回の爆撃を実施(2017年8月28日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月25~27日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

8月25日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し39回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は29回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(24回)に対して行われた。

8月26日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は20回で、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(18回)に対して攻撃が行われた。

8月27日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して35回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は34回で、ブーカマール市近郊(1回)、フール町近郊(4回)、ラッカ市近郊(29回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, August 28, 2017をもとに作成。

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