最高交渉委員会幹部のシハーブッディーン氏がリヤド2会合長後に脱会を宣言(2017年11月24日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、最高交渉委員会の幹部の一人ハーリド・シハーブッディーン氏が脱会を宣言した。

脱会の理由に関して、シハーブッディーン氏は、サウジアラビアの首都リヤドで開催された反体制派全体会合(リヤド2会合)で再編が決定された「新たな最高小委員会は、その構造において、国連の方針に基づいて専門家を人選できない」からと述べた。

al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017

AFP, November 25, 2017、ANHA, November 25, 2017、AP, November 25, 2017、ARA News, November 25, 2017、Champress, November 25, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2017、al-Hayat, November 26, 2017、al-Mada Press, November 25, 2017、Naharnet, November 25, 2017、NNA, November 25, 2017、Reuters, November 25, 2017、SANA, November 25, 2017、UPI, November 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領はYPGとの戦いをめぐってアサド大統領と対話する可能性を示唆(2017年11月24日)

『ヒュッリイイェト』(11月24日付)は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)との「戦い」をめぐって将来のアサド大統領と対話する可能性があることを示唆したと伝えた。

同紙によると、エルドアン大統領は「明日いかなることが起ころうと、すべては事態と結びついて起こることになろう。だから、「拒否する」というようなことも含めて断定することは許されない。政治においてはすべての門戸は最後の瞬間まで開かれている」と述べたという。

エルドアン大統領はまた、現時点でアサド大統領とのいかなる連絡はとっていないとしつつ、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が、トルコにとってYPGがどれほどセンスィティブな問題かを理解しているとともに、アサド政権がYPGの処遇にかかわる交渉に参加することを望んでいないことを承知していると述べたという。

一方、米国に関しては、YPGに対する武器供与を厳しく非難した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、Hurriyet, November 24, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラクがロシア、トルコ、イランに対してアスタナ会議への参加を正式に要望(2017年11月24日)

ヒシャーム・アラウィー駐トルコ・イラク大使は、報道声明を出し、イラク政府が、ロシア、トルコ、イランの三カ国に対してアスタナ会議に加わりたいとする要望を正式に行い、近く開催されるアスタナ8会議に参加する意向だと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣「反体制派を一つにまとめようとするサウジアラビアの取り組みを支持する」(2017年11月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワを訪問中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

会談でラブロフ外務大臣は、22~23日にサウジアラビアの首都リヤドで開催された反体制派全体会合(リヤド2)に関して、「シリアの反体制派を一つのプラットフォームにとりまとめようとしているサウジアラビアの取り組みを支持する」と述べた。

デミストゥラ特使はまた、セルゲイ・ショイグ国防大臣やロシア軍幹部とも会談し、シリア情勢への対応について意見を交わした。

『ハヤート』(11月25日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのチャヴシュオール外務大臣「ロシア、イランとともにシリア諸国民大会に参加する反体制派を人選する」(2017年11月24日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、22日のロシア南部ソチでのロシア・トルコ・イラン首脳会談で開催に合意した「シリア諸国民大会」に関して、この3カ国が出席する反体制派の代表メンバーを共に人選すると述べた。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は、ロシア軍貨物機でトルコ領空を通過し、ロシア南部のソチを電撃訪問(2017年11月24日)

トルコ日刊紙『アイドゥンルク』(11月24日付)は、21日のアサド大統領のロシア電撃訪問に関して、ロシア軍の貨物機でトルコ領空を通過して出入国していたと伝えた。

同紙によると、トルコ政府は、ロシア国防省所属の航空機がトルコ領空を通過してシリア領内を往来することを2014年以降禁じてきた。

なお、インターファクス通信(11月22日付)は、ロシア軍の貨物航空機Tu-154Mがソチを離陸、黒海とトルコ東部を通過して、ダマスカス国際空港に着陸したと伝えていた。

SANA, November 21, 2017

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Aydinlik, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、Interfax, November 22, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受けるアサドッラー・ハムザ連合は、司令官がロシアの支援を受けていたとして組織解体を宣言(2017年11月24日)

アレッポ県北部および東部で、トルコの支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、ユーフラテスの盾作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)の一つアサドッラー・ハムザ連合は声明を出し、組織を解体すると発表した。

声明によると、組織解体は、司令官であるアブー・アリー・シハーダ氏が「ロシアの手先」であることが判明したから。

アサドッラー・ハムザ連合はそのうえで、アレッポ県で活動する他の武装集団に対して、メンバーを受け入れ、クルディスタン労働者党(PKK、西クルディスタン移行期民政局のこと)、政権の「ブタども」との戦いを行うよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制活動家らは「無条件での対話」を受け入れるとした反体制派全体会合(リヤド2会合)を「深刻な譲歩」と非難(2017年11月24日)

シリア革命反体制勢力国民連立の元代表で無所属の活動家ハーリド・ハウジャ氏はツイッターの自身のアカウントで、22~23日にサウジアラビアの首都リヤドで開催された反体制派全体会合(リヤド2)に関して「深刻な譲歩」をしたと批判した。

ハウジャ氏は「もっとも深刻な譲歩とは、大統領の地位を含むすべての問題において無条件の対話を行うという原則を受け入れたことだ。これによって、政治移行、化学兵器を使用したアサドの退陣といったすべての言葉が、単なる立場表明になってしまっている」と綴った。

アル=ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)によると、アフマド・ザイダーン氏、ワーイル・アブドゥルアズィーズ氏といった活動も、「無条件での対話」を受け入れたリヤド2会合の決定を批判した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュは、シリア軍と戦闘を続けるアル=カーイダ系のシャーム解放機構からハマー県北東部の複数カ所を奪取(2017年11月24日)

ハマー県では、イナブ・バラディー(11月24日付)によると、シリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団との戦闘が続く県北東部で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム解放機構と交戦し、複数カ村を制圧した。

ダーイシュからシャーム解放機構から奪取したのは、アニーク・バージラ村、タウタフ村、フジャイラ村、アブー・フライジュ村、アブヤーン村、アブー・ムッルー村、アブー・ハナーディク村、サミーリーヤ村、ジャディーダ村、ワスィータ村、マダービア村、アブー・クスール村、シャッルー村、サッルージュ村、トゥライハーン村、ムアスラーン村、ザジャーフィー村、タワール・ダブギーン村、ジャナート・ワーリナ村。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、‘Inab Baladi, November 24, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系のシャーム解放機構、トルコマン・イスラーム党が活動を続けるイドリブ県南部、ハマー県北東部に対して激しい爆撃・砲撃(2017年11月24日)

『ハヤート』(11月25日付)によると、イドリブ県南部のマアッラト・ヌウマーン市近郊のカフルナブル市、ハーン・シャイフ市一帯、ハマー県北東部のアブー・ダーリー村、ラフジャーン村、ムスタリーハ村などで、反体制武装集団の支配地域に対して激しい爆撃が行われた。

爆撃がロシア軍、シリア軍のいずれによって行われたかは、『ハヤート』では言及されていないが、ハマー県北東部でシリア軍との戦闘を続けるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党と共闘する武装集団の拠点が標的となったという。

カフルナブル市に対する爆撃は、シャーム病院周辺にも及び、ハマー県北東部ではシリア軍がシャーム解放機構などからなる武装集団に対して砲撃も行われたという。

一方、イドリブ県のカフルルーマー村とマアッラト・ヌウマーン市を結ぶ街道で、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のメンバーが乗ったオートバイが爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていたメンバーが負傷した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦略爆撃機がダイル・ザウル県のダーイシュ拠点を爆撃するなか、ダーイシュがユーフラテス川右岸で反撃(2017年11月24日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)が複数の地元筋の話として、ダーイシュがダイル・ザウル県でユーフラテス川右岸(西岸)でシリア軍に対して反撃し、クーリーヤ市とアシャーラ市を奪還したと伝えた。

これに対して、シリア軍はダブラーン村、ハジーン市などを激しく空爆したという。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は9件の違反を確認(2017年11月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県3件、ラタキア県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも9件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,278市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.