カナダのマッケナ環境大臣はシリアのパリ協定批准に祝意を表明した同国環境省のツイートについて謝罪「私はアサド政権が行っている犯罪行為を誰よりも良く知っています」(2017年11月8日)

カナダのキャサリン・マッケナ環境気候変動担当大臣は、同国環境省がツイッターの公式アカウントで、ボンでのCOP23でパリ協定への批准をシリア政府が表明したことに「カナダは…シリアに祝意を示す」と書き込んだことに関して、自身のツイッター・アカウントで「環境省の私のアカウントで間違いが起こったことは明らかです」と謝罪し、書き込みの削除を支持したことを明らかにした。

マッケナ環境気候変動大臣はまた、国会での記者会見で「このような書き込みは決して受け入れらない…。私は人権を擁護しています。アサド政権が行っている犯罪行為を誰よりも良く知っています」とも述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)、アラビーヤ(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Alarabia, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とイラク軍・人民動員隊がブーカマール市・カーイム市間のユーフラテス川河畔の国境地帯でついに対面、ダーイシュ最後の拠点への包囲強まる(2017年11月8日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市ブーカマール市制圧に向けて進軍を続け、イラク国境に面するフワイジャート・バーグーズ村に進攻、イラク領内のアンバール県カーイム郡を制圧し、国境地帯に到達していたイラク軍・人民動員隊と対面し(https://youtu.be/AcPjNJdYHV0)、同市一帯への包囲を強めた。

RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
syria.liveuamap.com, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県でシャーム解放機構・シャーム軍団がイスラーム軍と交戦、アレッポ県西部ではシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動対立解消に向けた動きが活発化(2017年11月8日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月8日付)によると、東グータ地方のフーシュ・アシュアリー農場一帯で、シャーム解放機構とシャーム軍団が、イスラーム軍と交戦した。

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シャーム軍団は声明を出し、アレッポ県西部で対立を深めるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の和解に向けて仲介を行う用意があると表明した。

al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏はテレグラムを通じてビデオ声明を出し、ムジャーヒディーンどうしの紛争に際しては、あらゆるチャンネルを通じて原因、過失を救命し、すべての違反行為をシャリーア法廷で裁くべきだと表明した。

シャーム解放機構の幹部の一人で説教師のアブドゥッラッザーク・マフディー氏もテレグラムを通じてファトワーを発し、戦闘停止を呼びかけた。

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府政治報道補佐官「ロジャヴァはイラク・クルディスタン地域で起こったことを教訓とすべき…米国とトルコはシリアの領土に違法に軍を駐留させる占領国」(2017年11月8日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官は、マヤーディーン・チャンネル(11月8日付)のインタビューに応じ、そのなかで「シリア政府はクルド人の自治要求に関する議論に対してオープンな姿勢をとっている」としつつ、「問題が国民統合にかかわる場合、どんな政府でも一集団と話合うとは思わない…。分割、割譲、あるいはいわゆる連邦制についての対話はあり得ない…。(西クルディスタン移行期民政局は)イラク・クルディスタン地域で起こったことを教訓とすべきだ」と述べた。

一方、トルコと米国については「トルコは今やシリア領に不法に部隊を駐留させる占領国家となった。米国軍も違法に駐留している…。我々はこの問題について対処する」と付言した。

SANA, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Qanat al-Mayadin, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部のシャーム解放機構支配地域への攻勢強める(2017年11月8日)

ハマー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、バリール村を制圧した。

シリア軍はまた、ラフジャーン村一帯の治安を回復し、イスリヤー村(アレッポ県)とハマー市を結ぶ街道の安全を確保した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はまた県北東部のシャーム解放機構支配地域に向けた奪還作戦の一環として、カフルズィーター市、ラターミナ町、ブワイダ村、マアルカバ村を砲撃、ラフジャーン村、カスル・イブン・ワルダーン村、サルージュ村一帯を空爆した。

syria.liveuamap.com, November 8, 2017
SANA, November 8, 2017

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(11月8日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、シャーグール地区、カシュクール地区、アッバースィーイーン地区、ハラスター市郊外に着弾、子ども2人を含む3人が負傷したほか、乗用車やモスクを直撃した。

SANA, November 8, 2017

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月8日付)によると、シリア軍は、アイン・タルマー村、ジャウバル区一帯を空爆、ラフマーン軍団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(11月8日付)によると、地元和解プロセスの一環で当局に投降していたラスタン市およびタルビーサ市出身の反体制武装集団戦闘員120人が放免となった。

SANA, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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イランのヴェラーヤティー最高指導者顧問がアレッポ市を訪問(2017年11月8日)

シリア訪問中のイランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問は、アレッポ市を訪問し、フサイン・ディヤーブ県知事と会談、またイラン人ボランティア団体を前に演説し、シリアへの復興への参加の意思を表明するとともに、「アレッポ市解放はテロにとって大打撃となり、シリアにおけるテロの終わりの始まりとなった」と述べた。

メフル通信(11月8日付)、RT(11月8日付)、『ハヤート』(11月9日付)などが伝えた。

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Mehr News, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、RT, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年11月8日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月8日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ヒムス県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,265市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2017をもとに作成。

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