シリア軍はブーカマール市西部のアッカーシュ油田を制圧し、T2に迫る(2017年11月5日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(11月6日付)によると、シリア軍がブーカマール市近郊のT2(第2石油輸送ステーション)一帯に進軍し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末アッカーシュ油田を制圧、同市西15キロの地点に到達した。

シリア軍はまた、ロシア軍とともに、ブーカマール市南西部の砂漠地帯のダーイシュ拠点を空爆した。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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イラク空軍がダーイシュ最後の拠点都市ブーカマール市(ダイル・ザウル県)一帯を攻撃(2017年11月5日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、イラク軍のヘリコプター1機がイラク国境に面するユーフラテス川河畔のダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市ブーライル市郊外のスワイイーヤ村を23ミリ機関砲で攻撃した。

なお、複数の消息筋によると、イラク軍戦闘機は4日にもブーカマール市近郊のバーグーズ村を爆撃し、子ども2人を含む住民3人が死亡したという。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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ハマー県東部でダーイシュの撤退と前後して、シリア軍がシャーム解放機構支配地域に進攻(2017年11月5日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム解放機構と混戦を続けてきた県東部のラフジャーン村東部のアルトゥワーズィーヤト・シャンム・ハワー村、ジュンディーヤ村、ハスラート村、ワーディー・アズィーブ、ラスム・アフラル村、ジャルーフ、ブファイディード村一帯からアニーク村、トゥータフ村方面から撤退した。

イバー通信(11月5日付)によると、ダーイシュの撤退と前後して、シリア軍ヘリコプターがムシャイリファ村、ラフジャーン村、シャークースィーヤ村、サルハー村、タッル・ヒンズィール村、ルワイダ村、ムライジブ村、マシュハド村一帯を爆撃、また地上部隊がイドリブ県アブー・ダーリー村方面に向けて進軍を開始した。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、シリア軍がアレッポ県東部のターディフ市方面から、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)の支配地域に潜入を試みたが、武装集団がこれを撃退した。

一方、イバー通信(11月5日付)によると、シャーム解放機構がアレッポ市南部郊外でシリア軍と交戦した。

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イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットによると、ハーミディーヤ基地内でシリア軍兵士と思われる遺体62体が遺棄された集団墓地が発見された。

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ヒムス県では、『ハヤート』(11月6日付)によると、タルビーサ市、ダイル・フール村一帯でシリア軍と反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 5, 2017などをもとに作成。

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トルコは「シリア諸国民大会」不参加をロシアに通知、ロシアは延期の大会意思を示す(2017年11月5日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領の提案により18日にソチで開催が予定されていた「シリア諸国民大会」にトルコ政府は参加しない旨、とシア側に通告、これを受けロシア政府は大会開催を延期する意思を示したと発表した。

『ハヤート』(11月6日付)などが伝えた。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍が解放したラッカ市マシュラブ地区に住民数百世帯が帰宅(2017年11月5日)

ラッカ県では、ANHA(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって完全解放されたラッカ市のマシュラブ地区に住民数百世帯が帰宅した。

住民が帰宅するのは、ラッカ市解放後初めてだという。

ANHA, November 5, 2017

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「ハリーリー首相辞任の理由はサウジ国内にある」(2017年11月5日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、マナール・チャンネル(11月5日付)を通じて演説を行い、4日に滞在先のサウジアラビアで辞意を表明したサアド・ハリーリー首相に関して、「ハリーリー首相を辞任に追いやるような理由はレバノン国内にはない。理由はサウジアラビア国内に求められねばならない」と述べた。

ナスルッラー書記長はそのうえで「おそらく、サウジアラビア国内での王子どうしの権力争いの結果、あるいは金銭絡みの争いごとの結果だろう。つまり、ハリーリー首相はサウジアラビアを統治する王族内の誰かによって粛清されたのだろう。あるいはサウジアラビアが彼の仕事に満足せず、サウジアラビアの政策に文字通り忠実な別の人間を首相にすげ替えたいのだろう」と述べた。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Qanat al-Manar, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)でシリア民主軍の徴兵に抗議するゼネスト発生(2017年11月5日)

アレッポ県では、SANA(11月5日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるユーフラテス川右岸(西岸)の要衝マンビジュ市で、同民政局人民防衛隊主体のシリア民主軍の振る舞い、とりわけ徴兵に抗議するゼネストが行われた。

複数の住民筋によると、ゼネストにより市内の商店は休業、住民も外出を控えたという。

al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

 

 

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年11月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月5日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県1件、ヒムス県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ラタキア県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,264市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 5, 2017をもとに作成。

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