イドリブ県カッリー町でシャーム解放機構の退去を求めるデモ(2020年1月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カッリー町で住民数十人が抗議デモを行い、シャーム解放機構の退去を訴えた。

AFP, January 15, 2020、ANHA, January 15, 2020、AP, January 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2020、Reuters, January 15, 2020、SANA, January 15, 2020、SOHR, January 15, 2020、UPI, January 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県にも所属不明の航空機が飛来、シリア政府支配地域で爆発発生(2020年1月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の航空機がシリア政府の支配下にある県西部に飛来、その直後に激しい爆発が複数回にわたって発生した。

爆発は、ティブニー町・マアダーン・アティーク村間に設置されているシリア軍および親政権民兵の拠点を狙ったもので、人的・物的被害が出たという。

AFP, January 15, 2020、ANHA, January 15, 2020、AP, January 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2020、Reuters, January 15, 2020、SANA, January 15, 2020、SOHR, January 15, 2020、UPI, January 15, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で米軍部隊がロシア軍のパトロールを阻止し口論に(2020年1月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北東部に駐留を続ける米軍部隊が、ハサカ市とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路のヒッティーン交差点を通過しようとしたロシア軍パトロール部隊の静止し、口論となった。

両軍の口論は、ロシア軍が通過を断念したことで収まったという。

同監視団によると、ロシア軍部隊はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊に新たな拠点を設置した。

また、カーミシュリー市からダルバースィーヤ市にいたる国境地帯でパトロール活動を実施した。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍と反体制派の散発的攻撃が続くなか、反体制派は人道回廊が設置されているアレッポ県ハーディル村一帯を砲撃(2020年1月14日)

ロシアとトルコの合意に基づいて停戦が発効(12日00時00分)してから3日目となる14日、アレッポ県、イドリブ県、ハマー県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団による散発的な砲撃が続く一方、ロシア軍戦闘機が爆撃を行った。

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SANA(1月14日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に設置された人道回廊のうち、アブー・ズフール町とハーディル村の人道回廊を経由して、住民数十人が新たにシリア政府支配地域に脱出したと伝えた。

ただし、シリア人権監視団は、住民の脱出はなかったと発表した。

SANAはまた、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、住民の脱出を阻止しようとして、ハーディル村の人道回廊一帯を砲撃したと伝えた。

また、シリア人権監視団も、反体制武装集団が撃った迫撃砲がハーディル村一帯に着弾したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハーン・スブル村を爆撃した。

また、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯などではシリア軍と反体制武装集団による散発的な砲撃が続いた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるフワイジャ村、ジスル・バイト・ラース村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町でヒズブッラーの協力者1人が何者かによって殺害された。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のブサイラ市(ダイル・ザウル県)での武器密輸業者の家族・親戚による抗議デモを狙って爆弾が爆発(2020年1月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局支配下のブサイラ市の橋に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

爆発は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に逮捕された武器密輸業者の「Gh.I」氏(シリア人権監視団によると、「自由シリア軍の元司令官の商店主」)の家族や親戚が、住民とともに釈放を求めて抗議デモを行っている最中に発生し、デモ参加者2人が死亡、7人が負傷した。

事件発生直後、ブサイラ市のすべての商店が店を閉めゼネストを行い、抗議の意思を示した。

なお、これに関して、反体制派系のジスル・プレス(1月14日付)は、シリア軍第4師団が爆弾を仕掛け、住民を虐殺したと断じた。

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ダルアー県では、HFL(1月14日付)によると、東カラク村で住民が、逮捕者釈放を求める抗議デモを行った。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、HFL, January 14, 2020、Jisr Press, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、January 15, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県でシリア軍の車列を要撃し兵士4人死亡 (2020年1月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍の車列を要撃し、兵士4人が死亡、8人が負傷した。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がタッル・アブヤド市近郊を砲撃(2020年1月14日)

ラッカ県では、ANHA(1月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村を砲撃した。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がT4航空基地を爆撃(2020年1月14日)

ヒムス県では、SANA(1月14日付)によると、複数の(無人)戦闘機(所属は明示せず)が午後10時10分頃、T4航空基地に対してミサイル攻撃を行ったと伝えた。

シリア軍の防空部隊はただちにこれを迎撃し、ほとんどのミサイルを撃破し、被害は物的なものに限られたという。

シリア人権監視団によると、T4航空基地一帯では少なくとも4回の爆発が発生したが、戦闘機の所属は依然不明だという。

同監視団はその後、攻撃で「イランの民兵」ないしはイラン人3人を含む複数人が死亡、「イランの民兵」の弾薬庫1棟、建設中の建物1棟、軍用車輌2輌が破壊されたと発表した。

なお、イスラエルのメディアは、シリア側がイスラエル軍の爆撃を受けたと伝えた。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、January 15, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ高官はマムルーク国民安全保障会議議長とフィダンMİT長官の会談でYPG排除に向けた連携の可能性について協議したとリーク、シリア側はこれを否定(2020年1月14日)

ロイター通信(1月14日付)は、3日にモスクワで行われたシリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長とトルコのハカン・フィダン国家諜報機構(MİT)長官の会談に関して、イドリブ県での停戦に加えて、北東部で人民防衛隊(YPG)を排除するための連携の可能性について協議された、と伝えた。

トルコの高官は匿名を条件に、会談での議論では「ユーフラテス川東岸でYPGに対して共同行動をとる可能性」についても話し合われたと明かした。

これに対して、SANA(1月14日付)は、シリア側消息筋の話として、ロイター通信の報道内容を否定、会談ではトルコのシリア領からの撤退の是非に議論が限定されたと伝えた。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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