イランが創設した民兵組織「邑々の軍」がダイル・ザウル県南東部に展開(2020年1月25日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月25日付)によると、イランが昨年10月にシリア人の若者らを動員して新たに創設した民兵組織「邑々の軍」が、教練を終えて、イラク国境に近いブーカマール市近郊の砂漠地帯に展開した。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で所属不明の航空機が「イランの民兵」とヒズブッラーの拠点を爆撃(2020年1月25日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月25日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、所属不明の航空機3機が、県南東部のサアルー村にある「イランの民兵」とレバノンのヒズブッラーの拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットはロシア軍の爆撃で医療機器が利用不能になったと発表(2020年1月25日)

ホワイト・ヘルメットは声明を出し、ロシア軍がアレッポ県マアーッラト・アルティーク村とイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市近郊でホワイト・ヘルメットの救急チームを狙って爆撃を行い、医療機器が利用不能になったと発表した。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県南東部を爆撃し、爆弾が仕掛けられていたとされるダーイシュの車輌を破壊(2020年1月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の戦闘機複数機がシャッダーディー市郊外のウンム・ルッズ村を爆撃、爆弾が仕掛けられていたとされるダーイシュ(イスラーム国)の車輌1台を破壊した。

破壊された車は、シャッダーディー市にある有志連合の基地を攻撃しようとしていたという。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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シリアの外務在外居住者省は国連宛の書簡で、イドリブ県とアレッポ県での攻撃が「武装テロ集団」による体系的な犯罪に対処するためのもので、シリア国民の要請に沿って行われていると主張(2020年1月25日)

シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、イドリブ県東部とアレッポ県西部でのシリア・ロシア軍による攻撃に関して、「武装テロ集団」による体系的な犯罪に対処するためのもので、シリア国民の要請に沿って行われていると伝えた。

SANA(1月25日付)が伝えた。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構、国民解放戦線などからなる「決戦」作戦司令室との戦闘の末イドリブ県の4カ村を新たに制圧、マアッラト・ヌウマーン市から3キロの地点に到達(2020年1月25日)

イドリブ県では、SANA(1月25日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、マアッル・シャマーリーン村、トゥカーナ村、タッル・マンス村、マアッルシャムシャ村を制圧し、同地を浄化、M5高速道路上の拠点都市マアッラト・ヌウマーン市に向けて進軍を続けた。


シリア人権監視団によると、シリア軍はまたマアッラータ村を制圧した。

これにより、シリア軍地上部隊はマアッラト・ヌウマーン市から3キロの地点に到達した。

一連の戦闘で、反体制武装集団戦闘員55人が死亡した。

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市およびその一帯、ハーン・スブル村を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも、カフルバッティーフ村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月25日付)によると、ロシア軍戦闘機によるシャンナーン村への爆撃で、女性と子どもを含む一家全員が死亡したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアイス村、カマーリー村一帯、ズィルバ村、カフルハムラ村、アナダーン市を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも、ハラサ村、ハミーラ村、カラースィー村、バルナ村、ズィーターン村、ハーン・トゥーマーン村を「樽爆弾」で爆撃した。

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なお、国連は声明で、1月20日以降の戦闘で3万8000人以上が新たに国内避難民(IDPs)になったと発表した。

一方、SANA(1月25日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に1月13日に設置された人道回廊に関して、反体制武装集団が住民の脱出を阻止し続け、「人間の盾」として利用している、と伝えた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を108件(イドリブ県30件、ラタキア県30件、アレッポ県48件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を89件(イドリブ県34件、ラタキア県2件、アレッポ県53件、ハマー県0件)確認した。

AFP, January 25, 2020、ANHA, January 25, 2020、AP, January 25, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2020、Reuters, January 25, 2020、SANA, January 25, 2020、SOHR, January 25, 2020、UPI, January 25, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:874人の難民が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は535,387人に(2020年1月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月25日付)を公開し、1月24日に難民874人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは132人(うち女性40人、子供67人)、ヨルダンから帰国したのは742人(うち女性223人、子供378人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は535,387人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者170,006人(うち女性51,387人、子ども86,997人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者365,381人(うち女性109,658人、子ども186,336人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,569,742人(うち女性1,970,923人、子供3,350,568人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 764,667人(うち女性229,711人、子供390,255人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2020をもとに作成。

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