ロシア軍パトロール部隊のイラク国境(ハサカ県スィーマルカー国境通行所)への接近を米軍パトロール部隊が阻止(2020年1月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍パトロール部隊が、北・東シリア自治局によって掌握されているスィーマルカー国境通行所への接近を試みたが、ダイリーク(マーリキーヤ)市に近いムスタファーウィーヤ村を巡回中の米軍パトロール部隊がこれを阻止した。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア政府との和解に応じた著名な医師1人と武装集団元メンバー2人が殺害される(2020年1月19日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(1月19日付)によると、ブスル・ハリール市にあるクリニック前に仕掛けられていた爆弾が爆発し、医師のマアムーン・カースィム・ハリーリー氏が死亡した。

ハリーリー氏はダルアー県内の数々の野戦病院で医師として勤務したが、2018年にシリア政府との和解に応じていた。

また、ジャースィム市では、シリア政府との和解に応じ、諜報機関で職を得ていたカシオン旅団の元メンバー2人が何者かによって殺害された。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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トルコがリビアの首都トリポリに派遣した国民軍戦闘員が約2,400人に(2020年1月19日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアの首都トリポリに派遣した国民軍戦闘員の数が約2,400人に達していると発表した。

同監視団によると、リビア行きの募集はトルコ占領下のアレッポ県北部および北西部(「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で続いており、トルコが設置した基地では約1,700人が現在訓練を受けているという。

一方、リビアに派遣された国民軍戦闘員複数人が同国での戦闘で死亡した。

これにより、リビアで死亡した国民軍戦闘員の数は24人に達したという。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はシリア政府支配下のアレッポ市を砲撃し、住民1人死亡(2020年1月19日)

イドリブ県では、SANA(1月19日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月19日付)によると、シリア軍地上部隊がアブー・ダフナ村一帯に侵攻したシャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室を撃退した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるマンスーラ村、ハーン・アサル村、アレッポ市記者協会地区、ラーシディーン地区を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はシリア政府支配下のアレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、住民1人が死亡した。

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ラタキア県では、SANA(1月18日付)、シリア人権監視団によると、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に向かって飛来する反体制武装集団の無人航空機(ドローン)をシリア軍防空部隊が撃墜した。

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SANA(1月18日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に1月13日に設置された人道回廊に関して、反体制武装集団が住民の脱出を阻止し続け、「人間の盾」として利用している、と伝えた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を65件(イドリブ県24件、ラタキア県19件、アレッポ県19件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を63件(イドリブ県24件、ラタキア県19件、アレッポ県19件、ハマー県3件)確認した。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県北部を砲撃(2020年1月19日)

アレッポ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊にあるマルアナーズ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、17、18日にアアザーズ市近郊、シーラーワー町近郊のバッラーダ村でトルコ軍の基地や反体制武装集団の拠点を攻撃し、ハムザ師団戦闘員6人を殺害、トルコ軍兵士2人を負傷させた。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:995人の難民が新たに帰還、2018年半ば以降の帰還難民は529,335人に(2020年1月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月19日付)を公開し、1月18日に難民995人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは288人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは707人(うち女性212人、子供361人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は529,335人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者168,434人(うち女性50,923人、子ども86,196人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者360,901人(うち女性108,314人、子ども184,051人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,569,742人(うち女性1,970,923人、子供3,350,568人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 758,615人(うち女性227,895人、子供387,169人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2020をもとに作成。

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