ダーイシュがマヤーディーン市近郊(ダイル・ザウル県)でシリア軍を要撃し兵士1人を死亡(2020年1月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、兵士1人が死亡、20人あまりが負傷した。

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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リフアト・アサド元副大統領の次男で弁護士のドゥライド・アサド氏はいとこでもあるアサド大統領がロシアのプーチン大統領からの侮辱に沈黙していると批判(2020年1月18日)

スペインで亡命生活を送るリフアト・アサド元副大統領の次男で弁護士のドゥライド・アサド氏は、フェイスブックでの公式アカウント(https://www.facebook.com/Doureidalassad)を通じて、いとこでもあるアサド大統領がロシアのヴラジミール・プーチン大統領からの侮辱に沈黙していると批判した。
リフアト・アサド元大統領が国外に追放された1980年代半ばに父と訣別し、現在もシリアにとどまっているドゥライド・アサド氏は、1月7日のプーチン大統領のダマスカスへの訪問に関して次のように綴った。

「プーチン大統領が外交儀礼や主権を無視するという過ちを犯したのは、これが2度目だ。(2018年12月に)シリアを訪問し、シリア海岸地方(ラタキア県)にあるロシア軍基地で(アサド)大統領と会談したのが1度目で、2度目の訪問では(ダマスカスにある)ロシア軍司令部でそれを行った」。

「また、我々の指導者が、シリアへの外国要人の公式訪問のありようについて規定する正式な外交儀礼への違反を受け入れるという過ちを犯したのも、これが2度目だ」。

https://www.facebook.com/Doureidalassad/posts/1069492566742624

AFP, January 19, 2020、ANHA, January 19, 2020、AP, January 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2020、Reuters, January 19, 2020、SANA, January 19, 2020、SOHR, January 19, 2020、UPI, January 19, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局を構成するダイル・ザウル民政評議会がシリア政府支配地域の経済悪化に対処するためサーリヒーヤ通行所再開を決定(2020年1月18日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月18日付)によると、北・東シリア自治局を構成するダイル・ザウル民政評議会が、ダイル・ザウル市に面するユーフラテス川西岸に位置するサーリヒーヤ通行所を19日に再開すると発表した。

サーリヒーヤ通行所は、シリア政府支配地域と北・東シリア自治局支配地域の境界に設置された通行所で、今回の再開は、シリア・ポンド下落に伴う物価高騰などに対処するためにシリア政府支配地域に、プロパン・ガスや灯油といった日常品を流通させるのが目的だという。

再開時間は午前9時から午後3時までの6時間で、日曜日と水曜日に限って住民の往来も許可される。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のダッラール共同議長はシリア政府との新たな対話を開始する意思があると表明(2020年1月18日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のリヤード・ダッラール共同議長は、シリア政府との新たな対話を開始する意思があると表明した。

Rudaw(1月18日付)が伝えたところによると、ダッラール共同議長は「我々はシリア政府との対話路線に向かっている。この路線を我々は2018年半ばから始めているが、政府側が事態を2011年以前と同じ状態に戻そうとしたために中断した…。だが、現在、より前向きで大きな成果が期待できる新たな対話の環境が生まれている」と述べた。

また「欧米諸国への外遊には多くの目的がある。とくに、トルコがラアス・アイン市(ハサカ県)、タッル・アブヤド市(ラッカ県)一帯の我が地域に侵攻して以降、我々をホテルやカフェでしか出迎えてくれなかった多くの西欧諸国の外務省に、我々は出向き、閣僚たちと会談し、我々が収容しているダーイシュ(イスラーム国)の捕虜やその家族の問題などを解決するために協議を重ねている」と述べた。

一方、アラブ諸国については「トルコの侵攻に対抗するための特筆すべき姿勢をとってくれた…。我々はカイロに招かれ、エジプトの外務大臣と会談した。我々はカイロ3大会への復帰を求めてきたが、カイロに招かれ、現在カイロ3大会の準備委員会に参加している…。我々はこの大会に招かれている。この大会を通じて…シリアの反体制派どうしの相互理解が確立するだろう。我々もその動きのなかに含まれており、近く行われる信任投票(人民議会選挙、大統領選挙)に対峙する」と述べた。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、Rudaw, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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スワイダー市で4日連続となる抗議デモ(2020年1月18日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(1月18日付)によると、15、16、17日に引き続き、スワイダー市でシリア・ポンドの下落に伴う生活苦を訴える抗議デモが行われた。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、Suwayda 24, January 18, 2010、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領はシリア・ポンド下落に対処するため、外貨での取引を禁止し、誤情報拡散への刑事罰を強化する二つの政令を施行(2020年1月18日)

アサド大統領は、シリア・ポンドの下落と米ドルの流出に対処するため、2020年政令第3号を施行し、シリア・ポンド以外の通過による取引を禁止した。

2020年政令第3号は、2013年政令第54号の第2号を修正したもので、違反者には、7年以上の懲役刑、違法取引額の2倍の罰金形が科される。

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アサド大統領はまた、シリア・ポンドの下落に関してさまざまな誤情報が氾濫していることに対処するとして、虚偽の情報発信にかかる罰則を強化することを定めた2020年政令第4号を施行した。

2020年政令第4号は、1949年政令第148号によって施行された刑法第309条の改正を定めたもので、これにより虚偽の情報発信に対して、仮拘留と100~500万シリア・ポンドの罰金が科せられる。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部とラッカ県北部を砲撃(2020年1月18日)

アレッポ県では、ANHA(1月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、カフル・トゥーン村、アルカミーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(1月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村を砲撃した。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がアレッポ県西部とイドリブ県を爆撃し民間人5人死亡、シャーム解放機構、国民解放戦線などからなる「決戦」作戦司令室もイドリブ県での攻勢を続ける(2020年1月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がバーラー村、カフルナーハー村、アレッポ市ムハンディスィーン地区(第1ムハンディスィーン地区)郊外、CHEMCO地区、ズィルバ村、マンスーラ村、カフルジューム村を爆撃し、バーラー村では男性1人とその妻、そして子ども2人の合わせて4人が、ムハンディスィーン地区でも男性1人が死亡した。

なお、アレッポ市西部郊外一帯での戦闘激化を受け、6,000世帯以上が避難した。

このなかには、イドリブ県、ハマー県などから避難してきた国内避難民(IDPs)数百人も含まれているという。

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10158496020148115

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構や国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室が17日に奪還したムサイティフ丘一帯に、シリア軍が進攻、激しい戦闘が発生した。

反体制武装集団はまた、ザハビーヤ村、マガーラト・ミールザー村、カトラ村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

これに対して、ロシア軍戦闘機は、マアッルシャムシャ村、タッル・マンス村、マアッルシューリーン村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、アブー・ジュライフ村一帯、ムサイティフ丘を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア駐留ロシア軍司令室が設置されているフマイミーム航空基地に近いジャブラ市近郊が迫撃を受けた。

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SANA(1月17日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に1月13日に設置された人道回廊に関して、反体制武装集団があらゆる手段を駆使して、住民の脱出を阻止し続けている、と伝えた。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数が2,000人を超える(2020年1月18日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアの首都トリポリに派遣した国民軍戦闘員の数が約2,100人に達していると発表した。

同監視団によると、リビア行きの募集はトルコ占領下のアレッポ県北部および北西部(「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で続いており、トルコが設置した基地では約1,500人が現在訓練を受けているという。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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