トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊各所を砲撃(2021年10月19日)

ハサカ県では、SANA(10月19日付)、ANHA(10月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、ハムラー村、タッル・シャンナーン村を砲撃した。

AFP, October 19, 2021、ANHA, October 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2021、Reuters, October 19, 2021、SANA, October 19, 2021、SOHR, October 19, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カーミシュリー市近郊のハームー村の住民がM4高速道路を通過しようとした米軍パトロール部隊を撃退(2021年10月19日)

ハサカ県では、SANA(10月19日付)、シリア人権監視団などによると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村の住民が、村の近くを通過しようとした米軍パトロール部隊の進路を妨害し、退却させた。

パトロール部隊は装甲車4輌とハンヴィー(HMMWV)1輌からなり、M4高速道路を通ってカーミシュリー市南部を通過しようとしたが、住民がハームー村の近くで投石などを行って、これを撃退したという。

https://www.youtube.com/watch?v=grQiEoLwC2Q

https://twitter.com/jamlyyyyy_/status/1450484956116013056

AFP, October 19, 2021、ANHA, October 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2021、Reuters, October 19, 2021、SANA, October 19, 2021、SOHR, October 19, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方バーラ村にあるトルコ軍の拠点一帯を3回にわたって爆撃(2021年10月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村にあるトルコ軍の拠点一帯を3回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も、サルジャ村、クークフィーン村を砲撃し、クークフィーン村で戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

また、シャーム解放機構の戦闘員1人が、バスラトゥーン村近郊のシリア政府支配地との境界地帯で地雷に触れて爆死した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3069704579938944

AFP, October 19, 2021、ANHA, October 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 19, 2021、Reuters, October 19, 2021、SANA, October 19, 2021、SOHR, October 19, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で414人、北・東シリア自治局支配地域で355人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で701人(2021年10月19日)

保健省は政府支配地域で新たに414人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者100人が完治し、17人が死亡したと発表した。

これにより、10月19日現在の支配地内での感染者数は計39,902人、うち死亡したのは2,446人、回復したのは25,195人となった。

SANA(10月19日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/626144968768584

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに355人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、13人が死亡したと発表した。

これにより、10月19日現在の支配地内での感染者数は計32,753人、うち死亡したのは1,142人、回復したのは2,327人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性224人、女性132人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市56人、カーミシュリー市31人、マーリキーヤ(ダイリーク)市20人、アームーダー市15人、ルマイラーン町2人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ダルバースィーヤ市1人、フール・キャンプ1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市50人、マンビジュ市17人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)20人、ラッカ県のラッカ市52人、タブカ市87人、ダイル・ザウル県1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1708677152655548

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月19日に新たに701人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、221人が完治し、2人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡17人、イドリブ郡148人、ハーリム郡251人、アリーハー郡30人、アレッポ県スィムアーン山郡57人、ジャラーブルス郡14人、バーブ郡31人、アフリーン郡103人、アアザーズ郡50人。

これにより、同地での感染者数は計83,659人、うち死亡したのは1,610人、回復したのは48,453人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1691587821046102

AFP, October 19, 2021、ACU, October 19, 2021、ANHA, October 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2021、Reuters, October 19, 2021、SANA, October 19, 2021、SOHR, October 19, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民317人と国内避難民(IDPs)236人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は714,342人、2019年以降帰還したIDPsは103,177人に(2021年10月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月18日に難民317人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民285人(うち女性85人、子供145人)、ヨルダンから帰国したのは32人(うち女性10人、子供16人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は714,342人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者318,263人(うち女性95,645人、子ども162,032人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,079人(うち女性118,870人、子ども201,994人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,808,246人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は943,622人(うち女性283,173人、子供480,948人)となった。

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一方、国内避難民236人が新たに帰宅した。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は103,177人(うち女性40,044人、子供33,740人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,371,773人(うち女性422,603人、子供677,506人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3068949483347787

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 19, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアアザーズ市に一夫多妻制協会が設立、SNS上での議論の的に(2021年10月18日)

SNSユーザーたちは、トルコ占領下のアレッポ県北西部のアアザーズ市に、「一夫多妻制協会」が設立されたというニュースをシェアした。

ジャーナリストのザイナ・イルハイム氏は自身のFacebookアカウント(https://www.facebook.com/ZainaErhaim.Page/)上で、以下のように皮肉を込めてコメントした。

当協会で提案された活動は以下のようになっております。3番目あるいは4番目の妻となる機会を希望する女性たちの登録、『男性を満足させる』分野(隷属、甘やかし、料理、家庭の管理、紛争解決の訓練、 家庭の平和などなど)で登録された女性たちの能力開発…。

SNS上で論争の的となっている同協会の設立は、公式には発表されていない。

一人の男性を4人の女性が囲んでいる同協会のロゴや、同協会の事務所で座っている女性の写真が拡散されている。

Snack Syrian.com, October 18, 2021などをもとに作成。

(C)木戸皓平 All rights reserved.

北・東シリア自治局渉外関係局長らが英国シリア問題担当特使一行と会談、ダーイシュ英国人メンバーの遺児3人を引き渡す(2021年10月18日)

北・東シリア自治局渉外関係局(外務省に相当)のアブドゥルカリーム・ウマル共同局、ハバート・ムハンマド国境通行所局長、女性防衛隊(YPJ)のズーザーン・アナス渉外代表がハサカ県カーミシュリー市にある同局本部で、英国のジョナサン・ハーグリーヴス・シリア問題担当特使を代表とする使節団と会談し、難民・国内避難民(IDPs)の状況、トルコによるシリア北部の占領への対応などについて意見を交わした。

会談では、ダーイシュ(イスラーム国)の英国人メンバーの遺児3人の身柄の引き渡しが行われた。

https://www.facebook.com/smensyria/
ANHA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2021、ANHA, October 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2021、Reuters, October 19, 2021、SANA, October 19, 2021、SOHR, October 19, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で402人、北・東シリア自治局支配地域で252人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で961人(2021年10月18日)

保健省は政府支配地域で新たに402人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者80人が完治し、21人が死亡したと発表した。

これにより、10月18日現在の支配地内での感染者数は計39,488人、うち死亡したのは2,429人、回復したのは25,095人となった。

SANA(10月18日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/625500932166321

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに252人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、10月18日現在の支配地内での感染者数は計32,398人、うち死亡したのは1,129人、回復したのは2,315人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性169人、女性83人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市66人、カーミシュリー市26人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、アームーダー市10人、ルマイラーン町4人、マアバダ(カルキールキー)町3人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村2人、ダルバースィーヤ市9人、ラッカ県のラッカ市66人、ダイル・ザウル県14人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1707985919391338

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月18日に新たに961人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、522人が完治し、8人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡28人、イドリブ郡310人、ハーリム郡298人、アリーハー郡47人、アレッポ県スィムアーン山郡48人、ジャラーブルス郡5人、バーブ郡47人、アフリーン郡82人、アアザーズ郡96人。

これにより、同地での感染者数は計82,958人、うち死亡したのは1,520人、回復したのは48,233人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1690565861148298

AFP, October 18, 2021、ACU, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍に所属する5組織が同軍第3軍団の指揮下で完全統合(2021年10月18日)

アズム統合司令室はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/UniLeadership/)などを通じて声明を出し、シリア国民軍に所属する武装集団5組織が同軍第3軍団の指揮下で完全統合されたと発表した。

完全統合したのは、シャーム戦線、イスラーム軍、マジド軍団、第51師団、マリク・シャー師団、イスラーム旅団。

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

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イスラエル国防省の匿名士官は13日のT4航空基地一帯への爆撃時に民間機は飛行していなかったと主張(2021年10月18日)

スプートニク・ニュース(10月18日付)は、イスラエル国防省の匿名士官の話として、13日のイスラエル軍戦闘機によるヒムス県タドムル郡(T4航空基地一帯)に対するミサイル攻撃に関して、攻撃時にシリア軍の防空システムの射程圏内に民間機は飛行していなかったと述べ、フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍のヴァディム・クリト副司令官(海軍少将)の14日の発言を否定した。

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021、Sputnik News, October 18, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県ダルダーラ村を砲撃(2021年10月18日)

ハサカ県では、ANHA(10月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルダーラ村を砲撃した。

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がハマー県、ダイル・ザウル県、ラッカ県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して25回以上の爆撃を実施(2021年10月18日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機6機がハマー県東部の砂漠地帯、ダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して25回以上の爆撃を実施した。

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領は預言者生誕祭に合わせて行われたマグリブの集団礼拝に参加(2021年10月18日)

アサド大統領は、ダマスカス県のイマーム・シャーフィイー・モスクで預言者生誕祭に合わせて宗教関係省の主催で行われたマグリブの集団礼拝に参加した。

礼拝の導師は、シャーム高等学院イスラーム・ファト複合施設のフフサームッディーン・ファルフール総主任が務め、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教問題大臣、ムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーティー・シャーム高等学院院長、政府高官、人民議会議員、バアス党幹部、イスラーム教法曹界関係者多数が参列した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4678720872171708

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4678879788822483

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県フラーク市で、元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続き開始(2021年10月18日)

ダルアー県では、SANA(10月18日付)によると、フラーク市に設置された和解センターで、同市、スーラ町、アルマー町の元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが開始された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマストゥーマ村近郊で、正体不明の武装集団が同作戦司令室に所属するイッザ軍の本部を襲撃し、23ミリ機関砲1丁を奪い逃走した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(イドリブ県5件、ラタキア県1件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3068952433347492

AFP, October 18, 2021、ANHA, October 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 18, 2021、Reuters, October 18, 2021、SANA, October 18, 2021、SOHR, October 18, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民313人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は714,025人に(2021年10月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月17日に難民313人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは15人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は714,025人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者317,910人(うち女性95,560人、子ども161,887人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,047人(うち女性118,860人、子ども201,978人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,808,246人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は943,305人(うち女性283,078人、子供480,787人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は102,929人(うち女性39,925人、子供33,714人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,371,525人(うち女性422,484人、子供677,480人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3068949483347787

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 18, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアからトルコへの密渡航を支援する複数の業者が確認される(2021年10月18日)

親体制派ウェブサイト「スナック・シリアン」によると、現在、トルコへの密渡航を支援するサービスを提供する複数の業者が、SNS上で多数の広告を出しているのが確認できるという。

彼らの提供する密渡航には、安全が保障された「軍事ルート」とそうではない「民間ルート」の2通りが存在し、(業者への接触段階から渡航の完了段階に至るまで)顧客は男女間で厳格に分離されているという。

アレッポからイスタンブールへの密渡航の費用は、国境のトルコ兵への賄賂を介した「許可を得た渡航」が4,000ドル、逮捕のリスクを伴う「隠れた渡航」が3,000ドルであるとのこと。

イドリブからトルコへの「軍事ルート」による密渡航には4,200ドルかかるが、多くの場合、イドリブ・トルコ間の国境が「より簡単」であることから、もっとも最良かつ人気のある経路であるという。

また同サイトの特派員による「渡航希望者が犯罪の容疑が掛けられていたり、司法当局やシリア当局によって出頭が求められている人物であった場合、渡航は可能か」という問いに対して、「ある密輸業者の妻」は以下のように回答した。

渡航希望者がアレッポで密渡航用の車に一度乗り込むと、彼はその後どの検問所やどの地点においても降りることはありません。目的地である交換ポイントまで直接向かうのです。そこでは渡航者の個人情報の提示や、個人データの再確認が求められることはありません。

Snack Syrian.com, October 18, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県ジーザ町に入りERWを撤去、アドワーン村、タファス市、インヒル市で住民が相次いで殺害される(2021年10月17日)

ダルアー県では、SANA(10月17日付)によると、ジーザ町にシリア軍部隊が展開し、爆発性戦争残存物(ERW)の撤去を行った。

シリア人権監視団によると、ジーザ町の住民(元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者ら)数十人が個人が所有する武器のシリア軍への引き渡しを拒否、シリア軍が突入の姿勢を見せていたが、SANAによると、ERW撤去作業は同地での和解プロセス完了を受けたもの。


一方、シリア人権監視団によると、アドワーン村で元反体制武装集団のメンバーが正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

また、タファス市では子供が、オートバイの乗った男に銃で撃たれて死亡した。

さらに、インヒル市でも、住民の若者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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クナイトラ県では、SANA(10月17日付)によると、カスィーバ村で、住民の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、車が大破した。

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍パトロール部隊がシリア政府支配下のハサカ市治安厳戒地区に接近(2021年10月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配(部活統治)下にあるハサカ市内を米軍パトロール部隊が巡回した。

パトロール部隊は、北・東シリア自治局の管理下にあるタッル・ハジャル地区を巡回、シリア政府の支配下にある市中心街のいわゆる治安厳戒地区から数メートルの地点にまで接近したという。

米軍パトロール部隊は10月16日にも北・東シリア自治局の管理下にある市内のサーリヒーヤ地区を巡回し、物品を購入するなどして、地元住民の生活状況を視察していた。

米軍はまた装甲車5輌からなるパトロール部隊が、カスラク村に違法に設置されている基地からM4高速道路を通ってシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町方面に向かい、同地一帯を巡回した。

パトロール部隊には米軍のヘリコプター1機が同行し、護衛任務にあたった。

一方、SANA(10月17日付)がヤアルビーヤ町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合の貨物車輌など約70輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県南部に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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グランディ国連難民高等弁務官を代表とするUNHCR使節団がシリアを訪問し、ミクダード外務在外居住者大臣と会談(2021年10月17日)

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官を代表とするUNHCR使節団がシリアを訪問し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

SANA(10月17日付)によると、ミクダード外務在外居住者大臣は会談のなかで、UNHCRとの協力を継続強化することが重要だとしたうえで、難民、国内避難民(IDPs)の帰還促進に向けてシリア政府が実施している政策を説明した。

また、欧米諸国の一方的制裁が経済にもたらしている悪影響が難民、IDPsの帰還を阻害し、機関希望者のニーズに対応しようとする国家や人道機関の足枷となっていると述べた。

これに対して、グランディ国連難民高等弁務官は引き続き、難民、IDPsの帰還支援に向けて、外国のアジェンダを排除し、シリア政府と協力する意思を示した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3109684139318692

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使とヴェルシニン外務副大臣と会談(2021年10月17日)

アサド大統領はロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使とセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣を代表とする使節団と首都ダマスカスで会談した。

ロシア使節団は10月16日にシリア入りしていた。

SANA(10月17日付)によると、会談では、「テロとの戦い」、経済通商分野での両国の協力関係について意見を交わした。

ラヴレンティフ特使とヴェルシニン副大臣は、会談で、今回の訪問が、ヴラジーミル・プーチン大統領の指示によるもので、あらゆる分野、あらゆるレベルにおいてシリアとの協力拡大と協業拡大を目的としているとしたうえで、テロから解放された地域における復興、インフラ復旧に功績し、エネルギーおよび農業分野への投資を促進すると述べた。

会談では、シリア国内戦況、中東情勢、交際情勢の進捗をめぐって協議し、アサド大統領は、米軍のアフガニスタン撤退などの変化が、米国とその同盟国の役割低下を示すもので、中東諸国、近隣諸国は治安と平和の強化に向けた行動、外国の干渉を排除して国民の意思に沿った地域の未来像を描き出すことを求められいているとの見方を示した。

会談ではまた、10月18日にスイスのジュネーブで開幕する制憲委員会(憲法制定委員会)の第6ラウンドの小委員会会合についても意見が交わされ、シリア国民の共通項、主権と領土維持を原則としたコンセンサスに至るための政治トラックを継続することの重要性が確認された。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4675222209188241

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県ビシュリー山でダーイシュを爆撃(2021年10月17日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県ビシュリー山でダーイシュ(イスラーム国)に対する爆撃を実施した。

爆撃は過去48時間で55回に上った。

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はトルコ占領下のアレッポ県アフリーン市での爆破事件の容疑者を逮捕、写真を公開(2021年10月17日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)に所属する治安部隊の総合治安機関はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)を通じて声明を出し、10月11日にトルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関与したセルのメンバーほとんどを逮捕したと発表、3名の写真を公開した。

公開された3名は、顔に拷問、暴行を受けたと思われる傷が観られる。

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/photos/a.123413882741809/399226531827208/

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/399235081826353

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県6件、ラタキア県2件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3068118570097545

AFP, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で381人、北・東シリア自治局支配地域で483人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で534人(2021年10月17日)

保健省は政府支配地域で新たに381人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者72人が完治し、17人が死亡したと発表した。

これにより、10月17日現在の支配地内での感染者数は計39,086人、うち死亡したのは2,408人、回復したのは25,015人となった。

SANA(10月17日付)が伝えた。


https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/624885392227875

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに483人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、14人が完治し、26人が死亡したと発表した。

これにより、10月17日現在の支配地内での感染者数は計32,146人、うち死亡したのは1,120人、回復したのは2,303人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性264人、女性219人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市81人、カーミシュリー市61人、マーリキーヤ(ダイリーク)市36人、アームーダー市11人、ルマイラーン町5人、マアバダ(カルキールキー)町4人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村6人、ロジュ・キャンプ1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市89人、マンビジュ市38人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)38人、ラッカ県のラッカ市86人、ダイル・ザウル県26人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1707366436119953

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月17日に新たに534人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、434人が完治し、5人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡41人、イドリブ郡110人、ハーリム郡54人、アリーハー郡39人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡8人、バーブ郡45人、アフリーン郡138人、アアザーズ郡98人。

これにより、同地での感染者数は計81,997人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは47,712人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1689912487880302

AFP, October 17, 2021、ACU, October 17, 2021、ANHA, October 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2021、Reuters, October 17, 2021、SANA, October 17, 2021、SOHR, October 17, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民322人と国内避難民(IDPs)308人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は713,712人、2019年以降帰還したIDPsは102,929人に(2021年10月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月16日に難民322人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民303人(うち女性91人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは19人(うち女性6人、子供10人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は713,712人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者317,712人(うち女性95,470人、子ども161,735人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,032人(うち女性118,855人、子ども201,970人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,808,246人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は942,992人(うち女性282,983人、子供480,627人)となった。

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一方、国内避難民308人が新たに帰宅した。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は102,929人(うち女性39,925人、子供33,714人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,371,525人(うち女性422,484人、子供677,480人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3068115666764502

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2021をもとに作成。

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シリア軍がトルコ国境に近いイドリブ県サルマダー市一帯を砲撃、シャーム解放機構のメンバー4人を殺害、ザーウィヤ山地方ではシリア軍とトルコ軍が砲撃戦(2021年10月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、バーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、同地各所に拠点を設置しているトルコ軍も、シリア政府支配下のマアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルルーマー村を砲撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサルマダー市一帯を激しく攻撃を受け、同市内にあるシャーム解放機構傘下の警察組織の分所が被弾し、分所長1人、警官3人が死亡した。

シリア軍がトルコ国境に近いサルマダー市一帯への砲撃を行うのは異例。

シリア軍の砲撃は、登記所、国内避難民(IDPs)キャンプ、バーブ・ハワー国境通行所に至る街道、救援物資を運ぶ貨物車輌の車列などにも及び、17人以上が負傷した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=131900135845736&id=104403058595444

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=131999432502473&id=104403058595444

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1236711426795479

https://www.facebook.com/SYRMMC/videos/1222097144949491/

なお、この攻撃に先立って、シリア軍は、マアッラト・ヌウマーン市一帯、ザーウィヤ山地方、サラーキブ市などに増援部隊を派遣し、攻撃を激化させる動きを見せていた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア軍によるイドリブ県サルマダー市一帯への砲撃を受けて、シリア政府支配下の第46中隊基地、ハイル・ダルカル村一帯、アージル村を砲撃した。

また、シリア軍第4師団などからなる部隊が、マンナグ航空基地に増派された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3067288746847194

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍が交戦(2021年10月16日)

アレッポ県では、ANHA(10月16日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下の県北部に潜入し、アアザーズ市とアフリーン市を結ぶ街道で車1台を襲撃、アアザーズ市西のシャット検問所地点で街道を遮断した。

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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捕虜逮捕者支援委員会の代表を務めるミドハト・サーリフ・サーリフ元人民議会議員がクナイトラ県でイスラエル軍の銃撃を受けて死亡(2021年10月16日)

SANA(10月16日付)は、捕虜逮捕者支援委員会の代表を務めるミドハト・サーリフ・サーリフ元人民議会議員がクナイトラ県でイスラエル軍の銃撃を受けて死亡したと伝えた。

サーリフ元議員は1967年、クナイトラ県マジュダル・シャムス村生まれ。

1983年にイスラエル軍によって逮捕され、釈放されたものの、1985年に再逮捕され、イスラエル国内で12年にわたって投獄されていた。

1997年に釈放された後は、捕虜逮捕者支援委員会を設立、1998年には人民議会議員に選出され、内閣のゴラン占領地局長を務めた。

サーリフ元議員は、アイン・ティーナ村の自宅にいるところを、マジュダル・シャムス村のイスラエル占領地側からイスラエル軍の発砲を受けて死亡した。

サーリフ元議員は2011年以降、アイン・ティーナ村の自宅で度々イスラエル軍の発砲を受け、暗殺未遂に遭っていた。

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がラッカ市近郊のラサーファ市一帯でダーイシュとの戦闘を続け、拠点複数カ所を奪還(2021年10月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラッカ市近郊のラサーファ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ダーイシュによって奪われていた拠点複数カ所を奪還した。

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県ジーザ町の元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者ら数十人がシリア軍への武器の引き渡しを拒否(2021年10月16日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジーザ町の住民(元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者ら)数十人が個人が所有する武器のシリア軍への引き渡しを拒否、シリア軍が突入の姿勢を見せた。

武器引き渡しをめぐって地元名士が元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者ららと会合を開き、説得を続けているという。

一方、サイダー町では、住民2人が正体不明の武装集団の発砲を受けて、1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で340人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で168人(2021年10月16日)

保健省は政府支配地域で新たに340人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者70人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、10月16日現在の支配地内での感染者数は計38,705人、うち死亡したのは2,391人、回復したのは24,943人となった。

SANA(10月16日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/624192042297210

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月16日に新たに168人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、461人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡18人、ハーリム郡21人、アリーハー郡7人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡0人、アフリーン郡59人、アアザーズ郡59人。

これにより、同地での感染者数は計81,463人、うち死亡したのは1,556人、回復したのは47,279人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1688864531318431

AFP, October 16, 2021、ACU, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

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