シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ラタキア県で交戦(2022年10月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関が、トルコの占領下の「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域での戦闘への参加を拒否したとして、メンバー17人を逮捕(2022年10月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、トルコの占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域での戦闘への参加を拒否したとして、同機構のメンバー17人を逮捕した。

17人はシリア国民軍との戦闘を拒否し、組織を離反していたという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域の中心都市の一つラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属し、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーを多く要する東部自由人運動のメンバー1人が、同じくシリア国民軍に所属し、シャーム解放機構と共闘するハムザ師団のメンバーと口論となり、このメンバーに銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊の街道で、シリア軍米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止(2022年10月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村とウンム・ハイル村を結ぶ街道に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下のダイル・ザウル県各所で生活状況の改善と燃料価格の引き下げを求める抗議デモ(2022年10月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ・ブーマスア村、ムハイミーダ村、キバル村、フマイシュ村、ヒサーン村、ジャズラト・ブーシャムス村で生活状況の改善と燃料価格の引き下げを求める抗議デモが発生した。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県アアザーズ市、バーブ市、ラッカ県タッル・リフアト市でシャーム解放機構の進攻を非難するデモ(2022年10月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が迫るトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市とバーブ市で、「国民は隊列の統合と国の解放を望む」と銘打ったデモが行われ、数十人が参加、同機構の進攻に拒否の姿勢を示した。


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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「平和の泉」地域の中心都市の一つタッル・アブヤド市で、「ジャウラーニーを支えた諸派は革命を裏切った」と銘打った抗議デモが行われ、住民らが参加した。

デモは、シャーム解放機構がトルコの占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域(アレッポ県)に進攻していることを受けたもの。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機が首都ダマスカス周辺をミサイル攻撃(2022年10月21日)

シリア軍筋は声明を出し、イスラエル軍戦闘機が21日午後11時3分頃、ティベリアス湖北東上空から首都ダマスカス周辺の複数ヵ所に向かってミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ほとんどを撃破し、被害は物的被害に限られたと発表した。

SANA(10月21日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、ダマスカス郊外県アイン・ラドワーン地区の防空部隊大隊基地にミサイル2発を、カフル・カーク地区にある軍事施設にミサイル1発を、ダマスカス国際空港一帯(ディーマース町、フサイニーヤ町など)にミサイル多数を発射、ダマスカス国際空港一帯にミサイル多数が着弾したが、人的被害はなかった。

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サウト・アースィマ(9月22日付)によると、20日の晩と21日の晩にイランの貨物機がそれぞれ1機ずつダマスカス国際空港に着陸していたという。

20日晩に着陸した航空機は大型貨物機で、空港で荷物を降ろし、5時間ほど滞在した後、イランの首都テヘランに引き返したという。

イスラエル軍の爆撃の数時間前にあたる21日晩に着陸した航空機は定期旅客機で、通常武器も輸送しているのだという。

イスラエル軍は、17日から20日にかけて開催されていた「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」に出席するためにシリアを訪問していたロシアの使節団の帰国への対応に空港が追われているのに乗じるかたちで爆撃を行ったという。


https://www.facebook.com/damascusv011/photos/a.1122560617817268/8290366741036584/?type=3

同サイトによると、クファイル・ヤーブース村近くの国境協地帯に設置されているレバノンのヒズブッラーの仮設武器弾薬庫、首都ダマスカスの西に設置されている早期警戒システム、ダマスカス国際空港一帯に設置されている武器弾薬庫などを狙った。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は22日、10月21日午後11時2分から8分にかけて、イスラエル空軍のF-16戦闘機4機がゴラン高原上空から巡航ミサイル4発と、誘導航空爆弾8発でシリアの首都ダマスカス一帯とディーマース航空基地一帯を攻撃し、シリア軍のレーダー基地(YLC-6Mレーダー・ステーション)と航空基地の滑走路が被弾したと発表した。

発表によると、人的被害はなく、シリア軍防空部隊は迎撃し、巡航ミサイル2発と誘導爆弾4発を撃破したという。

AFP, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、RIA Novosti, October 22, 2022、SANA, October 21, 2022、Sawt al-‘Asima, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で2人(2022年10月21日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月21日現在のシリア国内での感染者数は計57,346人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,168人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02f1SaYaAtEpFU2s9ASmcQ3wJnUhwjdQ43VDnME5h2So4fAWBa9hjMRFjYZP5UYHtkl

AFP, October 21, 2022、ACU, October 21, 2022、ANHA, October 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2022、Reuters, October 21, 2022、SANA, October 21, 2022、SOHR, October 21, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県カッバースィーン村で、シャーム解放機構と共闘するシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団が、地元の名士や部族長と会談、シャーム戦線に対抗するための統合的軍事組織結成に向けて協議(2022年10月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のカッバースィーン村で、シャーム解放機構と共闘関係にあるアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とシリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官らが、地元のアラブ人、クルド人、トルコマン人の名士や部族長と会談した。

会談では、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線に対抗するための統合的な軍事組織の結成に向けて意見が交わされた。

一方、シャーム解放機構のメンバーやシリア救国内閣の職員らが、最近になって掌握したトルコ占領下の「オリーブの枝」地域(アフリーン郡)や「ユーフラテスの盾」地域(アアザーズ郡)で、反体制武装勢力の統合と統合的な民政局の設置を求めるデモを行うよう呼びかけた。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の砲撃戦続く(2022年10月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッルバリート村でオリーブを収穫している労働者が乗った車を対戦車ミサイルで攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、マアーッラト・ウルヤー村一帯、ムハムバル村一帯を砲撃し、子ども1人が負傷した。

シリア軍はこのほかにも、ザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村、を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」司令部の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村、サフン村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるシャトハ町を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市マンシヤ地区で軍事情報局傘下の地元民兵のメンバーが正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍によるラッカ市解放5周年を記念した大規模祝典にグレインジャー米国務総省北・東シリア特使が出席(2022年10月20日)

ラッカ県では、ANHA(10月20日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるラッカ市解放5周年を記念して大規模祝典が開催され、多数の住民が参加した。

祝典では、北・東シリア自治局傘下のラッカ民政評議会のハイフィン(ヘヴン)・イスマーイール共同議長、マフウード・カルムーフシリア民主軍報道官、イーマーン・ムハンマド女性防衛隊(YPJ)報道官、ニコラス・グレインジャー米国務総省北・東シリア特使、イルハーム・アフマド・シリア民主評議会執行委員会共同議長、ハムダーン・アブド北・東シリア自治局執行評議会共同副議長が演説を行った。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局渉外関係委員会はフランスとロシアにダーイシュ・メンバーの家族88人の身柄を引き渡す(2022年10月20日)

ハサカ県では、ANHA(10月20日付)によると、北・東シリア自治局渉外関係委員会がカーミシュリー市でフランス外務省の使節団(ステファン・ロマテ同省危機管理支援局長が代表)と会談し、フランス国籍のダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの妻子55人の身柄を引き渡した。

身柄が引き渡されたのは女性15人と子ども40人。

フランス外務省使節団は、19日にカーミシュリー市を訪問し、北・東シリア自治局渉外関係委員会のファナル・カイート共同副委員長、ルービール・バフウ委員、ハーリド・イブラーヒーム委員と会談していた。

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また、北・東シリア自治局渉外関係委員会のハーリド・イブラーヒーム委員が、カーミシュリー市で、ロシア大統領府の子供の権利のための弁務官を務めるマリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ氏と会談し、ロシア国籍のダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの子ども38人の身柄を引き渡した。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年10月20日)

アレッポ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のワフシーヤ村、シャイフ・イーサー村、シャッアーラ村、スムーカ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合に参加していたロシアの代表団が、シリア側の代表団とともにアサド大統領と会談(2022年10月20日)

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合に参加するためにシリアを訪問中のロシアの代表団は、シリア側の代表団とともに、アサド大統領と会談、会合の成果について報告した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0xtPe1BijBde8m5K63z2YsKsxwAuDz1AfJ4rLhtYKrtcXctUx1xfvMv5fYnBgrZmQl

SANA(10月20日付)によると、アサド大統領は、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を団長とするロシアの代表団に対して、両国の大使や交換を通じて、今回の会合での成果をフォローアップする仕組みを構築し、国民レベルでの統合を創出するには、文化・教育分野での強要が重要だと強調した。

アサド大統領はまた、ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ウクライナのヘルソン、ザボリージャ両州のロシアへの編入を問う国民投票の成功に祝意を示すとともに、シリア国民が同地でのロシアの特別軍事作戦を、シリアでの「テロとの戦い」と同様に注視し続け、ロシアが行っている戦争が国際社会のバランス回復に資するものと見ていると述べた。



SANA(10月20日付)が伝えた。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が4日間の日程を終えて閉幕:西側諸国によるシリアへの違法な一方的制裁、シリアの天然資源の盗奪が、難民とIDPsの帰還を阻害していると非難(2022年10月20日)

10月17日に首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で開幕した「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が4日間の日程を終えて閉幕した。

最終日となる20日には、コンベンション・センターで、ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会合が開催された。

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フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、ロシアとの連携のもとに難民、国内避難民(IDPs)の帰還を引きつづき奨励することを確認するとともに、2018年以降500万人以上が西側諸国による一方的制裁などを通じた妨害にもかかわらず帰還を果たしたと成果を強調した。

また、米国がシリアの天然資源や農産物を盗奪し、「分離主義テロ組織」を支援していると非難した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、今回の会合が難民とIDPsの帰還促進の支えになるとしたうえで、会合に対するロシアの支援を高く評価した。

ミクダード外務大臣は、これまでに2022年法令第7号を含む22の恩赦を実施し、国内での和解、社会復帰、そして難民とIDPsの帰還を促してきたことを強調する一方、一部諸外国がテロ支援などを通じて難民帰還に向けたシリアや友好国の努力を妨害していると批判した。

そのうえで、人権問題に関心を示す国々が、越境(クロスボーダー)支援から境界経由(クロスライン)支援への移行や生活インフラへの早期復旧プロジェクトの実施を定めた国連安保理決議第2642号に沿って支援を行う必要があると述べた。

また、ウクライナ情勢に関して、ロシアの安全保障と安定に対する西側の独断的な敵対行動が主因だと述べた。

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ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は、ロシアが引きつづき、国民の困難や欧米諸国の制裁を克服しようとするシリア政府の試みと、「テロとの戦い」を続けるシリア軍を支援すると表明するとともに、国際社会にシリアの人道状況を改善するため、実効的な措置を講じるよう呼びかけた。

また、シャーム解放機構によるアレッポ県北部への勢力拡大に関して、トルコがシャーム解放機構を「穏健な反体制派」にしたてようとしていると非難した。

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ロシア国防省のミハイル・ミジンツェフ次官はオンラインで会合に参加し、ロシアの支援のもとにシリアがテロを敗北させたことで、復興と難民・IDPs支援がシリア・ロシア両国にとって共通の優先的な関心事となっているとしたうえで、西側諸国の違法な一方的制裁が国民の苦難と難民帰還阻止の主因となっていると述べた。

このほか、ロシアのオレグ・ゴルシニン・ロシア合同連携センター議長(大佐)、マリア・ルヴォヴァ=ベロヴァ・大統領府子供の権利のための弁務官、ウラジミール・グテネフ下院(ドゥーマ)使節代表、カズベク・タイサエフ下院第1副議長、デニス・グリポフ教育副大臣、ピョートル・パニコフ・ニジニ・ノヴゴロド州知事、シリアのアイマン・スーサーン外務在外居住者省次官、ヤースィル・アフマド社会問題労働省次官、ハーリド・アルカスースィー・シリア・アラブ赤新月社事務総長が演説を行った。

https://www.youtube.com/watch?v=qFnwe34mF3U

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ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の会合の閉会に合わせて声明を発表し、西側諸国によるシリアへの違法な一方的制裁、シリアの天然資源の盗奪といった行為が、国内避難民(IDPs)と難民の帰還を妨げ、数百万におよぶシリア人の苦難をもたらしていると非難、日常生活を回復するためにシリアが講じている措置が、国を強制的に追われた避難民の帰還にふさわしい状況を作り出すと強調した。

声明では、2018年以降に413,527人の難民がシリアへの帰国を果たすとともに、会合開催前日から21日までの間に、ロシア側から170トンの人道支援が提供されるとして両国の連携の成果を強調する一方、米国がシリアでの日産石油生産量の80%にあたる66,000バレルの石油を連日シリア国内から盗奪していると指弾した。

また、越境人道支援が、テロ組織の支援につながっており、シリアの危機を解決することに示唆内と警鐘を鳴らした。

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SANA(10月20日付)が伝えた。

AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2022年10月20日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月20日現在のシリア国内での感染者数は計57,344人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,166人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0LpufM8RwpL4vBeZhTMDpWWhMGvs18t3EDVSEn8Q2ozVDpYDMhsDb8UrYwFKuDyq2l

AFP, October 20, 2022、ACU, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はハマース政治局員らからなるパレスチナ諸派の使節団と会談:ハマースはシリア政府との関係修復を宣言(2022年10月19日)

アサド大統領は、パレスチナ諸派の代表からなる使節団と首都ダマスカスの人民宮殿で会談し、アルジェリアで最近まで行われていたパレスチナ諸派間の和解に向けた対話の成果、イスラエルによるパレスチナの領土に対する占領と犯罪によって悪化しているパレスチナ人民の現状に対応するために諸派の和解を強化するための方途について意見を交わした。

アサド大統領との会談に望んだのは、イスラーム聖戦機構のズィヤード・ナッハーラ書記長、パレスチナ人民解放戦線総司令部派(PFLP-GC)のタラール・ナージー書記長、サーイカ機構のムハンマド・カイス書記長、ファタハ・インティファーダ運動のズィヤード・サギール書記長、パレスチナ人民解放戦線(PFLP)のジャミール・マズハル副書記長、パレスチナ民主解放戦線(DFLP)のファフド・スライマーン副書記長、人民闘争戦線のハーリド・アブドゥルマジード書記長、パレスチナ解放戦線(PLO)のユースフ・マクダフ書記長、ハマースのハリール・ハイヤ政治局員、サミール・リファーイー駐シリア・パレスチナ大使。




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アサド大統領の会談での主な発言は以下の通り。

アルジェリアでの対話の意義は、パレスチナ人の統合をもたらしたことになる。この統合こそがパレスチナの大義に資するための行動の起点となる…。パレスチナ諸派の統合は占領に立ち向かい、権利を回復する力の基礎をなす…。アラブ地域、とりわけパレスチナの新たな世代の意識のなかからこの大義を消し去ろうとするあらゆる試みは、成功はしなかったし、今後も成功はしない。今パレスチナ全土で起きていることは、新たな世代が依然として断固として抵抗していることを示している。

シリアは戦争に苛まれているにもかかわらず、抵抗を支援するという姿勢を何ら変えることはなかった。それは、一方で抵抗の大義に対するシリア国民の深い信念と原則に基づいており、他方で国益に基づいている。なぜなら、国益とは我々が抵抗を支持することを求めており、抵抗は単なる見解ではなく、権利を回復するうえでの原則、基礎をなすからだ。それは人間の本性から発している。

みなが戦争前に知っていたシリアは、戦争を経ても変わっておらず、常に抵抗のために存在し続けている。

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これに対して、パレスチナ諸派の使節団は、シリアが抵抗の大義における主柱にして、抵抗への誓約を媒介する存在だとしたうえで、パレスチナのすべての人民、そして諸派がシリアの重要性、地位、役割、犠牲を高く評価していると評価、シリアが歴史における抵抗の砦をなしてきたと讃えた。

また、シリアがパレスチナにとって戦略的な深層をなしているがゆえ、諸派は、諸外国の侵略や米国・シオニズムの計略に立ち向かう不屈のシリアとともにあると表明、この会合が、ガザ、ヨルダン側西岸、そして各地に離散しているパレスチナ人民にとって大いなる精神力を与えると述べるとともに、シリアの力はパレスチナ人民の力であると強調した。

https://www.youtube.com/watch?v=bMAGuO9kkzE

https://www.facebook.com/Syrian.Peoples.Assembly/posts/pfbid0gn6eg8Kh9A1aKvWPsvyUqrNSskaVRRaH3JQyqQkArH4ySdhXiW1wXqQc3U4LYNTJl

https://www.facebook.com/Syrian.Peoples.Assembly/posts/pfbid02r26oSqJVz8YgiF3EWovnw9E8PKu3EptcDrGJnWXeTWN659Phiwe4wL9n9bcR4YP8l

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会談後に、ハマースのハイヤ政治局員は記者会見を開き、「双方は過去を清算することを合意した」としたうえで、2011年来断交状態にあった関係を修復したことを正式に表明した。

ハイヤ政治局員は、「シリア政府との関係再開にかかる決定は正しかった」としたうえで、アサド大統領との会談が「民族(ウンマ)の分断を狙う占領国(イスラエル)の計略に対する当然の反応」と述べた。

また「ハマースは意見の相違はあっても統合されている。シリア政府との関係を修復することは全会一致でのけったいだった」と強調、この決定には、トルコやカタールも含めていかなる国も反対していないと付言した。

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SANA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブサイラ市でダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団が住民2人を襲撃し、殺害(2022年10月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が住民2人を襲撃し、殺害した。

一方、カシュキーヤ村にあるユーフラテス教育複合施設では、教員らが給与引き上げを求める抗議デモを行った。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構はアレッポ県アフリーン市から強襲部隊を撤退させるも、総合治安機関を残留させる(2022年10月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が18日夜から19日未明にかけて、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市であるアフリーン市に進駐させていた強襲部隊を2回に分けて撤退させた。

シャーム解放機構はしかし、総合治安機関を残留させ、同地の支配を維持しようとしている。

シャーム解放機構はまた、アフリーン市でイスラーム軍の元メンバー3人を逮捕した。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022、October 20, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構はシリア国民軍諸派との非公式会合でトルコ占領地を統治する統合自治局の設置を要求(2022年10月19日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の代表がシリア国民軍に所属するほぼすべての武装集団の代表と非公式の会合を開いた。

会合が開催された場所は不明。

シャーム解放機構はこの場で、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの盾」地域を統治する統合自治局の設置を主張したが、対するシリア国民軍諸派は、この要求を拒否したという。

この交渉に関して、トルコは、イドリブ県中北部一帯のいわゆる「解放区」での自治に成功しているシャーム解放機構の治安部門に依拠するかたちで、占領地の混乱、麻薬の蔓延などを抑止し、新たな「安全地帯」として再建しようとしているという。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構は「シリア国民軍第3軍団がシリア革命に敵対する外国勢力と忌まわしい関係を結んでいる」と批判(2022年10月19日)

シャーム解放機構の軍事筋はドゥラル・シャーミーヤ(10月19日付)の独占取材に対して、シリア国民軍第3軍団が、シリア革命に敵対する外国勢力と「忌まわしい関係」を結んでいると述べて批判した。

同軍事筋は、この外国勢力を名指しすることは現時点では避けるとしつつ、この外国勢力が第3軍団との軍事部門での反体制武装集団諸派の連携や軍事関連の組織の構築を妨げていると指摘した。

そのうえで、この軍事筋は、シャーム解放機構が、市民を守り、民生部門とは別に軍事関連の組織を構築するため、この地域(トルコ占領地)での軍事・治安連携をめぐって、何度も第3軍団と理解し合おうとしてきた、と強調した。

イナブ・バラディー(10月19日付)も、シャーム解放機構の高官筋の話として、同じ内容を報じた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、‘Inab Baladi, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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M4高速道路沿線のタッル・バイダル村(ハサカ県)に違法駐留する米軍(有志連合)部隊が実弾演習を実施(2022年10月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町西のM4高速道路沿線のタッル・バイダル村に違法に設置している基地に駐留する米軍(有志連合)の部隊が実弾を使用した演習を実施した。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県、ラタキア県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2022年10月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市で正体不明の武装集団が麻薬密売に関与していたと思われる住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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ハマー市の和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続く(2022年10月19日)

ハマー県では、SANA(10月19日付)によると、9日にハマー市のハマー駅舎に開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが続けられ、これまでに425人が手続きを済ませた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ県カーミシュリー市内のWFPとUNESCOの事務所を襲撃(2022年10月19日)

ハサカ県では、SANA(10月19日付)、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する武装グループが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のスィヤーサ地区にある国連世界食糧計画(WFP)と国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の事務所を襲撃し、監視カメラや窓ガラスなどを破壊した。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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マフルーフ地方行政環境大臣らからなる閣僚使節団がイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市の基本インフラの復旧状況を視察(2022年10月19日)

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、スハイル・ムハンマド・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣、ハサン・ガッバーシュ保健大臣、ガッサーン・ザーミル電力大臣、ダーリム・タッバーア教育大臣らからなる閣僚使節団がイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市を訪れ、同市の基本インフラなどの復旧状況を視察した。

SANA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が続けられ、パルミラ遺跡群の修復計画第2段階の実施にかかる合意などが調印(2022年10月19日)

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で続けられた。

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2日目となる18日には、ダマスカス大学とロシア大統領府が科学・研究・学術分野における協力、文化・教育関連の合同会議・フォーラム・活動の組織にかかる合意に調印した。

また、シリア開発信託と文化省古物博物館総局は、ロシア科学アカデミーの物質文化史研究所と、ヒムス県タドムル市のパルミラ遺跡群の修復計画第2段階の実施にかかる合意に調印した。

調印式には、ルバーナ・ムシャウウィフ文化大臣、ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が出席した。

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また、会合と並行して各地でロシア側の来訪者らとさまざまな会談や交流が行われた。

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シリアのズィヤード・サッバーグ工業大臣は、ロシア連邦議会下院(ドゥーマ)工業通商委員会のウラジーミル・グチノフ委員長を代表とする使節団と会談し、両国の工業分野での協力関係強化の仕組みについて意見を交わした。

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ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣は、ロシア連邦に所属するドネツク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣を代表とする使節団と会談し、両国の協力関係強化や農産物取引について意見を交わした。

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バッサーム・イブラーヒーム高等教育大臣は、ロシアのゲルボフ・デニス・オレゴビッチ教育副大臣と会談し、両国の教育分野における協力強化の方途について意見を交わした。

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ロシアの人道使節団が、ダマスカス郊外県のハルジャラ村にある国内避難民(IDPs)キャンプを訪問し、支援物資を配給した。

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ロシア連邦議会下院(ドゥーマ)工業通商委員会のウラジーミル・グチノフ委員長を代表とする使節団が、ダマスカス県のムジュタヒド病院を訪問し、乳児保育器4機など医療機器を供与した。

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ダマスカス県の私立アジア学校では、ロシアのRUDN大学への奨学生選抜試験が実施され、100人以上の生徒が受験した。

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ロシアのデジタル開発・通信・マスコミュニケーション省とメディア関係者からなる使節団がシリア・アラブ国営通信(SANA)を訪問し、報道協力、人材育成などにおける協力の方途について意見を交わした。

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SANA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は2人、コレラ感染者総数は908人(2022年10月19日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月19日現在のシリア国内での感染者数は計57,340人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,163人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02eXouX82QAcyHRYVhxmZYL1m4889Wkpudj7qoMHdBvk875HdSD4A2DuJ8WMyy6qR6l

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保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が908人に達し、うちこれまでに44人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県558人、ダイル・ザウル県165人、ハサカ県68人、ラッカ県33人、ラタキア県28人、スワイダー県19人、ダマスカス県11人、ハマー県10人、ヒムス県7人、ダルアー県5人、ダマスカス郊外県2人、クナイトラ県1人、タルトゥース県1人。

死者の県別内訳は、アレッポ県37人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ダマスカス県1人。

AFP, October 19, 2022、ACU, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア軍が17日にイドリブ県爆撃し、D-30砲3基、S-60対空砲3基、武器弾薬庫、弾薬を破壊したと発表(2022年10月18日)

ロシア当事者和解調整センターのアンドレイ・ボルディレフ副センター長代理(大佐)は、ロシア航空宇宙軍が10月17日、イドリブ県のナフラ村とカフルズィーバー村一帯を爆撃し、D-30(122mm)砲3基、S-60対空砲3基、武器弾薬庫、弾薬を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月18日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 18, 2022をもとに作成。

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米主導の有志連合のヘリコプター1機が、ダイル・ザウル市の旧空港地区、労働者住宅地区に展開するシリア軍と「イランの民兵」の拠点に対して機銃掃射(2022年10月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のヘリコプター1機が、ダイル・ザウル市の旧空港地区、労働者住宅地区に展開するシリア軍と「イランの民兵」の拠点に対して機銃掃射を行った。

機銃掃射と前後して、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下のユーフラテス川東岸に位置し、米軍が違法に駐留するCONOCOガス田で砲撃音が鳴り響いた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍部隊がシャーム解放機構によって制圧されたアレッポ県カフルジャンナ村とカトマ村の入口に戦車などを展開(2022年10月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反乱者解放機構が、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団の兵力を引き離すことを目的として、トルコ占領下のいわゆる「オリーブ」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治する地域の境界に設置されている複数の拠点を、シャーム解放機構から移譲された。

移譲されたのは、シーラーワー町近郊のアナーブ村とマリーミーン村の一帯に設置されている拠点。

シャーム解放機構は、シリア国民軍軍第3軍団諸派との最近の戦闘でこれらの拠点を掌握していた。

反乱者解放機構はまた、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアアザーズ市の西の入口に位置する検問所(シャット検問所/スィージュラーズ検問所)、カフルジャンナ村入口の検問所(ルバーイー検問所)、カトマ村とを結ぶ交差点に展開した。

さらに、トルコ軍部隊も戦車、四輪駆動車などを、カフルジャンナ村の入口と、カトマ村とを結ぶ交差点に展開させた。

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トルコ軍の展開と合わせて、アアザーズ市とアフリーン市を結ぶ街道も再開された。

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一方、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるマーリア市、バーブ市、そしてアアザーズ市の住民がトルコとの国境に設置されているバーブ・サラーマ国境通行所に押し寄せ、シャーム解放機構の進攻に反対する抗議デモを行った。

抗議デモは、マーリア市、バーブ市、アアザーズ市でも行われた。

また、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は声明を出し、シャーム解放機構に対して進攻を停止するよう求めた。

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このほか、シャーム解放機構によって制圧されたトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市であるアフリーン市では、同機構の総合治安機関がダマスカス郊外県東グータ地方からの国内避難民(IDPs)2人を逮捕した。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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