「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアレッポ県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡(2022年10月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村近郊でシャーム軍団の車輌を対戦車ミサイルで攻撃した。

シリア軍はまた、カフル・アンマ村、カスル村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で麻薬密輸業者1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。

また、アルマー町でも、麻薬密輸業者1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたイラク人161世帯659人がイラクに移送(2022年10月18日)

シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラク人161世帯659人が、イラク政府と自治局の連携により、イラクへと移送された。

イラクに移送されるイラク人は当初は162世帯666人を予定していたが、イラク側が1世帯17人の帰国を拒否した。

帰国拒否の理由は不明。

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ANHA(10月19日付)によると、フール・キャンプで2022年8月に行われた統計によると、キャンプには54,390人が今も収容されている。

内訳はイラク人27,816人、シリア人18,483人、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族8,091人。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがラッカ県タブカ市近郊でダーイシュのメンバー17人を逮捕(2022年10月18日)

北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が17日にラッカ県タブカ市近郊のマンスーラ町などでダーイシュ(イスラーム国)のメンバー17人を逮捕したと発表した。

ANHA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会がトルコ占領下のアレッポ県北部を砲撃(2022年10月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるジャラーブルス市近郊のハムラーン村、ガナマ村を砲撃、住民9人が負傷した。

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一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、10月10日から16日にかけて、アレッポ県のトルコ占領地であるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの枝」地域でのトルコ軍とシリア国民軍に対する一連の作戦によって、18人を殺傷したと発表した。

ANHA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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ダンダフ駐シリア・イラク大使がイラクのジャマール大統領と会談し、アサド大統領の親書を手渡す(2022年10月18日)

イラク大統領府は声明を出し、アブドゥッラティーフ・ジャマール大統領が首都バグダードのサラーム宮殿でサッターム・ジャドアーン・ダンダフ駐シリア・イラク大使と会談したと発表した。

声明によると、ダンダフ大使は、ジャマール大統領の選出に祝意を示すアサド大統領の親書を手渡した。

SANA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センターで続く(2022年10月18日)

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で続けられた。

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2日目となる18日には、ロシア連邦に所属するクリミア共和国のゴルディン・セルゲイ・ニコラエヴィッチ第1副首長らからなる代表団が、経済対外通商省の代表と会談し、両国通商関係発展の方途について意見を交わした。

また、シリア金融監督中央機構とロシアの会計検査院の代表が会談し、の両者による共同行動の戦略などについて意見を交わした。

シリア、ロシア両国の関税局の代表も会談し、通関業務の発展の方途について意見を交わした。

ダマスカス商業会議所連合もロシア側の代表団と会談を行い、電子認証サービスなどについて意見を交わした。

このほか、「外国でのロシア語・文化研究における映画の役割」と題した会合が開催され、シリアの映画公社がロシアの映画制作会社との映画上演、文化交流の方途について意見を交わした。

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また、会合と並行して各地でロシア側の来訪者らとさまざまな会談や交流が行われた。

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ロシアのニジニ・ノヴゴロド州の使節団がティシュリーン大学病院(ラタキア県ラタキア市)を訪問し、ロシア人医師による医学生への研修を視察した。

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バアス大学(ヒムス県ヒムス市)は、ロシアのサンクトペテルブルク大学、コワレフスキー海洋生物学研究所と学術協力協定を締結した。

また、バアス大学の電気工学部では、第2回ロシア語オリンピックが開催され、170人の学生が参加した。

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ロシアのRUDN(ロシア人民友好)大学の使節団がダマスカス県の私立アジア学校を訪問した。

訪問は同大学への留学にかかる奨学金資格試験を準備するのが目的。

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ヒムス県では、タドムル市の教育複合施設が再建された。

ロシア語教育センターが併設されるかたちで再建された施設の再開式典には、アブドゥルハキーム・ハマード教育省事務次官に加えて、ロシアのデニス・グリポフ教育副大臣も参列した。

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アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣が、ロシア連邦に属するクリミア共和国のセルゲイ・ゴルディン主張常駐代表および同国使節団と会談し、両国関係発展の方途などについて意見を交わした。

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ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が、ロシアのニキツキー植物園のセルゲイ・カフロフ・駐シリア代表事務所長と会談し、農業分野や科学研究分野での協力発展・活性化の方途について意見を交わした。

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ズィヤード・サッバーグ工業大臣は、ロシア連邦に所属するドネスク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣を代表とする同国使節団と会談し、両国の協力の方途について意見を交わした。

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このほか、ロシアの首都モスクワでは、セルゲイ・ラブロフ外務大臣とリヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使と会談した。

会談において、ラヴロフ外務大臣は離任を控えたハッダード大使に、ロシアがシリアとその国民を引き続き体系的に支援すると伝えた。

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SANA(10月18日付)が伝えた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月18日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月18日現在のシリア国内での感染者数は計57,338人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,161人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid06vcHo8Ja9Th95Kd6254V8s22JUuNZB1ju7P5nNdSyvCfemPT5SU4Bx8FU4vHsZtMl

AFP, October 18, 2022、ACU, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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革命特殊任務軍のタラーア前司令官はビデオ声明で米軍による解任の理由を暴露(2022年10月17日)

米国が違法に駐留するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍のムハンナド・アフマド・タラーア前司令官はビデオ声明を出し、米軍によって解任された理由を暴露した。

ビデオ声明のなかで、タラーア前司令官は、自身がシリア政府や「イランの民兵」と戦いたいと考えていたことが解任の理由だとしたうえで、解任が米国とロシアの理解に基づくものだと断じた。

AFP, October 18, 2022、ANHA, October 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2022、Reuters, October 18, 2022、SANA, October 18, 2022、SOHR, October 18, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県カトマ村、カフルジャンナ村を制圧しアアザーズ市に迫る(2022年10月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市の西に位置するダクマーシュ村、カトマ村、カフルジャンナ村でシリア国民軍第3軍団との交戦を再開した。

https://www.facebook.com/watch/?v=669874257830628

戦闘は、シャーム解放機構の進攻に対する地元の反発が強まるなか、同機構が14日の停戦合意を破棄するかたちで再開された。

この戦闘で、カトマ村では子ども1人が巻き添えとなって死亡した。

また、カフルジャンナ村では、同地の基地に駐留するトルコ軍兵士1人が負傷、トルコ軍ヘリコプターが負傷者をトルコ本国に搬送した。

また、同地に近いマシュアラ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ズィヤーラト・ハナーン村、カフルジャンナ村に近いIDPsキャンプ(バラカ・キャンプ)に複数の砲弾が着弾した。

シャーム解放機構はその後、ダクマーシュ村、カトマ村、カフルジャンナ村を制圧した。

https://www.youtube.com/watch?v=iL6zn4aRosk

制圧は、シリア国民軍第3軍団の撤退を受けたもの。

その後、カトマ村の東に位置するカフルジャンナ村では、14日の停戦合意を履行するかたちで、シャーム解放機構が一部拠点から撤退、第3軍団がこれに代わって展開することで戦闘が停止した。

戦闘停止は、トルコ軍の要請を受けたものだという。

一方、シャーム解放機構と共闘するシャーム自由人イスラーム運動はカフルガーン村、バラーギーダ村の制圧をめざし、シリア国民軍第3軍団と激しく交戦した。

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シャーム解放機構はまた、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の拠点都市であるラージュー町、ブルブル町一帯に増援部隊を派遣したほか、シャーム戦線との戦闘の末、シャッラーン町近郊のハーリディーヤ村、アナーブ村を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月17日付)によると、これに対して、イスラーム軍とシャーム戦線は、シャーム解放機構によって制圧されたアフリーン市に対して激しい攻撃を加え、住民複数が負傷した。

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シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月17日付)によると、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市、マーリア市、スーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)、バーブ・サラーマ国境通行所でシャーム解放機構の進攻を拒否する抗議デモが行われた。

https://www.facebook.com/watch/?v=3356060241306983

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、‘Inab Baladi, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハジュナ村で、ダーイシュのスリーパーセルから脅迫を受けていたモスクのイマームでターリア学校の学長をしてい男性が殺害される(2022年10月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジュナ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルから脅迫を受けていたモスクのイマームでターリア学校の学長をしてい男性がダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた若い男性6人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年10月17日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた若い男性6人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、スワイダー県に通じる密輸ルートを経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アウラム・ジャウズ村一帯、ラーミー村一帯を4回にわたって爆撃(2022年10月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるM4高速道路沿線のアウラム・ジャウズ村一帯、ラーミー村一帯を4回にわたって爆撃した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/1275944053138623/

また、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

また、バスラトゥーン村近郊でシリア軍の重機を対戦車ミサイルで攻撃し、破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月17日付)によると、ジャッブーリーン村とタルビーサ市を結ぶ街道で、タルビーサ市議長(国防隊司令官)のアフマド・サアド氏が乗った車の通過に合わせて、道路に仕掛けられた爆弾が爆発し、市長が死亡した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アルナバ市で若い男性1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年10月17日)

アレッポ県では、ANHA(10月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のカフル・ナーヤー村一帯、アルカミーヤ村、ハルバル村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域から、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域にあるクワイト・ラフマ村に向けて砲撃があった。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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盗奪した石油を積んだタンクローリー92輌からなる米軍の車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年10月17日)

ハサカ県では、SANA(10月17日付)によると、盗奪した石油を積んだタンクローリー92輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など数十輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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関係当局がダルアー県ジャースィム市で、シリア軍および地元住民からなる民兵でダーイシュ幹部らを新たに殲滅(2022年10月17日)

ダルアー県では、SANA(10月17日付)によると、関係当局がジャースィム市で、シリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーに対する治安作戦を継続した。

治安筋によると、治安作戦により、ダーイシュの幹部の1人アブー・アブドゥッラフマーン・イラーキー容疑者の右腕と目されるラーミー・サルハディー容疑者(アブー・ムアーウィヤ・ファーリフ)ら、拠点に立て籠もっていたメンバー全員を殲滅した。

シリア人権監視団によると、治安当局、地元民兵、シリア軍部隊はジャースィム市内で、ダーイシュのラーミー・サルハディー容疑者、アブー・ハーリド・イドリビー容疑者、そしてダーギルを名乗るメンバーの3人を新たに殺害した。

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一方、シリア人権監視団によると、ナワー市とジュバイリーヤ村を結ぶ街道でシリア軍の食料配給車の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア軍兵士1人が死亡、士官(少尉)1人を含む2人が負傷した。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談(2022年10月17日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアを訪問したゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

SANA(10月17日付)によると、会談では、シリア情勢の進展、両者が共通の関心を有する諸問題の進展について意見を交わした。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領は、ロシアとの刑事事件にかかる相互法的協力協定と同国との囚人の身柄引き渡しにかかる協定を批准するため、2022年法律第32号および第33号を施行(2022年10月17日)

アサド大統領は、ロシアとの刑事事件にかかる相互法的協力協定と同国との囚人の身柄引き渡しにかかる協定を批准するため、2022年法律第32号および第33号を施行した。
SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センターで開幕(2022年10月17日)

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で開幕し、両国の財務関連機関、関税局、金融監督機関、テクノロジー、科学、電力、石油、代替エネルギー部門の代表らによる個別会合が行われた。

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両国関税局の代表会合では、共同データシステムの構築、密輸の取り締まり、通商にかかる手続きの簡略化などについて意見が交わされた。

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両国金融監督機関の代表会合では、シリアへの制裁が続くなかでの行政の質向上の方途について意見が交わされた。

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応用科学テクノロジー高等研究所の代表はバウマン記念モスクワ国立工科大学の代表と会合を開き、工業、建築、エネルギー、通信部門での協力プロジェクトの立案・実施について意見を交わした。

応用科学テクノロジー高等研究所の代表はまた、サンクトペテルブルク大学、クルガン大学の代表らと会談し、協力協定の調印について意見を交わした。

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ロシアの金融監督庁の代表はシリア中央銀行の代表と会談し、マネーロンダリング対策にかかる協定の調印について意見を交わした。

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クリミア共和国の代表は、高等教育省の代表と会談し、科学研究分野、大学教育分野などでの関係強化の方途について意見を交わした。

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ロシアのエネルギー省の代表とシリアの石油鉱物資源省の代表が会談し、発電施設の保全、関連機器の保障、電力配分などの方途について意見を交わした。

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ロシアのリャザン大学の国際活動言語研究所の代表らが高等教育省の代表と、シリアの児童を対象とした遠隔授業システムの構築などについて意見を交わした。

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シリアの私立マナーラ大学(ラタキア県)とバウマン記念モスクワ国立工科大学は学術交流協定に調印した。

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ダマスカス大学は、モスクワ・ガン研究センター、北コーカサス連邦大学、ドン州立工科大学、バウマン記念モスクワ国立工科大学、南ロシア国工科大学との協力協定に調印した。

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ラタキア県のアーミル・ヒラール県知事が、ロシアのニジニ・ノヴゴロド州政府の使節団と会談し、両者の協力関係の方途について意見を交わした。

また、ティシュリーン大学は、ニジニ・ノヴゴロド州の7つの大学と科学、学術研究、学生交流などにかかる協定に調印した。

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ダーリム・タッバーア教育大臣は、ロシアのゲルゴフ・デニス・オレゴビッチ教育副大臣を代表とする使節団と会談し、両国の教育分野での協力強化の方途、とりわけ職業教育やロシア語教育支援について意見を交わした。

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シリアとロシアの財務省の代表が会合を開き、シリア財務省の業務システム開発にかかる技術協力協定に調印した。

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ダマスカス郊外県マアルーラー市の聖タクラ修道院は、100キロワット/時間出力の太陽エネルギー発電装置をロシアから供与され、同市で行われた式典には、ロシアのラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が出席した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ロシアに編入されたドネツク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣と会談し、政治、経済、文化といった部門での関係強化の方途について意見を交わした。

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SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人(2022年10月17日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月17日現在のシリア国内での感染者数は計57,337人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,158人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02H61nTERsSmJ47EdBJrCG1Us7DMWGSLvB2W1SMFGqAq193yK5os4Au5nL1niHx2fTl

AFP, October 17, 2022、ACU, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市、アアザーズ市、マーリア市、カルジャブリーン村で、シャーム解放機構の進攻を拒否するデモ(2022年10月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市、アアザーズ市、マーリア市、カルジャブリーン村で、シャーム解放機構の進攻を拒否するデモが行われ、住民数百人が参加した。

このうち、カルジャブリーン村でのデモでは、住民らがタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02XeD26ctduFieGJxW6vguxfs7vayWTPRWZNkVaojTgtjknHPD59YCa92hxut9pygNl&id=100063757171509

https://www.facebook.com/watch/?v=886477865652254

https://www.facebook.com/watch/?v=1154686415134749

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約30輌からなる車列がイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入(2022年10月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約30輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2022年10月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミールザー砦一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハーン・スブル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室はまた、サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるワサータ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市近郊で男性1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。

またアイン・ズィクル村では、若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンナグ村にあるシリア軍の拠点を無人航空機(ドローン)で爆撃し、複数のシリア軍兵士が負傷(2022年10月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃の数時間後、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域からトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市近郊のキーバール村に対して砲撃が行われた。

一方、ANHA(10月16日付)によると、トルコ軍が午後11時頃、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンナグ村にあるシリア軍の拠点を無人航空機(ドローン)で爆撃し、複数のシリア軍兵士が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村を砲撃した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍はシャーム解放機構が迫るトルコ占領下のアレッポ県北部を爆撃(2022年10月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ロシア航空宇宙軍の航空部隊が、トルコ占領下にあるアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市の西に位置するカトマ村の北東1.3キロの地点にある「過激派」の教練キャンプと、アアザーズ市の西2.2キロの地点にある指揮所を爆撃し、テロリスト約100人を殺傷、指揮所、武器弾薬庫、教練キャンプ本部、武装した車輌15輌あまりを破壊したと発表した。

爆撃が行われたのは、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が激しく交戦していたいわゆる「オリーブの枝」地域内のカフルジャンナ村の東に位置する地域

RIAノーヴォスチ通信(10月16日付)、SANA(10月16日付)などが伝えた。

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シリア政府に近いシャームFM(10月16日付)によると、爆撃はシリア・ロシア両空軍が合同で実施した。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃は5回にわたって行われ、シリア国民軍に所属するシャームの鷹旅団のメンバー3人が死亡した。

3人はいずれもイドリブ県ザーウィヤ山地方出身で、18歳に満たない少年。

また爆撃では、ほかのメンバー8人が負傷した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、RIA Novosti, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、Sham FM, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月16日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月16日現在のシリア国内での感染者数は計57,334人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,156人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02JtraWZLQqfdFoNXQfEV9MsTJQZJKNXGj6hKmVju5vVjKfZJZY6SeX9KzwvKf3Bvul

AFP, October 16, 2022、ACU, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはダルアー県ジャースィム市でシリア・ロシア軍が合同作戦を実施し、14日のシリア軍第4師団の寝台バス襲撃事件に関与したダーイシュの司令官らを殺害したと発表(2022年10月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、14日早朝にダマスカス郊外県サブーラ町近くで発生したシリア軍第4師団の寝台バス襲撃事件に関して、ダーイシュ(イスラーム国)が関与していたとしたうえで、ロシア軍とシリア軍がダルアー県ジャースィム市で合同でダーイシュのスリーパーセルを排除するための特別作戦を実施したと発表した。

SANA(10月14日、15日付)は、14日から15日にかけて、関係当局がシリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュのメンバーに対する治安作戦を実施し、メンバー7人を殺害したと伝えていた。

エゴロフ副センター長によると、ロシア軍が航空支援したこの作戦で、シリア軍は、寝台バスに対する攻撃の首謀者であるアブー・アブドゥッラフマーン・イラーキー(ジャースィム市のダーイシュの司令官)、アイユーブ・ファーディル・ジャブラーウィー(ラッカ県のダーイシュの元司令官の1人)ら20人を殺害した。

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エゴロフ副センター長はまた、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反(ヌスラ戦線(シャーム解放機構)の砲撃)を4件(イドリブ県1件、アレッポ県1件、ハマー県2件)を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 16, 2022をもとに作成。

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シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団の停戦合意の履行の動きが見られるなか、散発的戦闘は続く(2022年10月15日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(10月15日付)、シリア人権監視団などによると、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が14日に停戦合意を署名したにもかかわらず、同日深夜から15日未明にかけて、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域内のシャッラーン町一帯とマシュアラ村で激しく交戦し、マシュアラ村の近くにある国内避難民(IDPs)キャンプ(コルテク1)で火災が発生した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/848411806332518/

戦闘はイスラーム軍と第3軍団の一部組織がシャーム解放機構と第3軍団の停戦合意を拒否したのを受けたもの。

一方、トルコ軍は、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が激しく交戦していたカフルジャンナ村(アアザーズ市西)に車輌10数輌からなる増援部隊を派遣した。

また、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣の使節団がシャーム解放機構によって制圧されたアフリーン市を訪問し、同地の地元評議会、シリア国民軍憲兵隊と事態への対応について協議した。

なお、停戦合意を受けて、シャーム解放機構はアフリーン市から部隊の一部をイドリブ県方面に撤退させた。

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トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域でも、シャーム戦線とハムザ師団はバーブ市近郊のカッバースィーン村一帯で再び激しく交戦した。

これを受け、シリア国民軍に所属する北部旅団と北の鷹旅団は、シャーム戦線とハムザ師団の兵力を引き離すことを目的として拠点を強化した。

一方、バーブ市では、停戦合意を履行するかたちで、第3軍団を主導するシャーム戦線が市内にある軍事アカデミー、ズィラーア軍事キャンプから撤退した。

ハムザ師団に引き渡すのが目的だが、撤退に先立ち、シャーム戦線は捕獲していたハムザ師団の車輌複数輌を焼却した。

こうしたなか、シャーム解放機構の総合治安機関の使節団がアアザーズ市に到着、バーブ・サラーマ国境通行所の近くで、シリア国民軍第3軍団の司令部と会合を開いた。

会合の内容は不明。

なお、「ユーフラテスの盾」地域では、マーリア市の住民や同地で活動するシリア国民軍の戦闘員らが、アアザーズ市方面に向かって抗議のデモ行進を行い、シャーム解放機構の進行に拒否の姿勢を示した。

シャーム解放機構は、アアザーズ市方面への進軍を画策していたが、抗議行動を受けてこれを中断した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、‘Inab Baladi, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ラタキア県で「決戦」作戦司令室と砲撃戦(2022年10月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるムサイビーン村、ザーウィヤ山地方一帯、アーフィス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、住民が帰還を始めたシリア政府支配禍のマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はシリア・クルディスタン共和党が法律に違反したとして、支配地域内での活動を禁止(2022年10月15日)

北・東シリア自治局は声明を出し、シリア・クルディスタン共和党が法律に違反したとして、支配地域内での活動を禁止した。

声明では、2022年10月6日に開催された政党問題委員会の会合において、シリア・クルディスタン共和党が政党認可法(2018年法律第6号)の第4条第1項、第2条、第20条に違反したことを確認したとしたうえで、同法第33条に基づき、同党の活動を禁止、すべての事務所を閉鎖するとしている。

これに関して、シリア人権監視団によると、シリア・クルディスタン共和党の幹部筋は、北・東シリア自治局の支配地域で唯一汚職に反対してきたとしたうえで、自治局が、党内規の第7条における「クルド人政党」という文言を「諸民族の政党」へと変更したことを口実に活動を禁止したと批判した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下アレッポ県北部各所を砲撃(2022年10月15日)

アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、バイナ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のクーラーン村、ジャイサーン村を砲撃したほか、シリア国民軍とともにマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

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