シリア人権監視団は19日のイスラエル軍の首都ダマスカスに対するミサイル攻撃でヒズブッラーの軍事部門メンバー1人が死亡していたことが判明したと発表(2023年2月24日)

シリア人権監視団は、複数筋の話として、19日のイスラエル軍によるダマスカス県カフルスーサ区やダマスカス城へのミサイル攻撃に関して、レバノン南部出身のヒズブッラーの軍事部門メンバー1人がカフルスーサ区で死亡していたことが判明したと発表した。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコ占領下の「オリーブの枝」地域でテントの分配をめぐって民兵同市が交戦、1人死亡、3人負傷(2023年2月24日)

シリア人権監視団は、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域のザアラ村(アレッポ県アフリーン郡ブルブル町近郊)で、ハルビーヤート部族とアッバーディー部族の民兵どうしがテントの分配をめぐって戦闘となり、1人が死亡、3人が負傷したと発表した。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合のドローンがイドリブ県をミサイル攻撃し、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構の司令官ら2人を殺害(2023年2月24日)

ホワイト・ヘルメットはフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)を通じて、所属不明のドローンがイドリブ県北部のカーフ村とダイル・ハッサーン村を結ぶ街道で2人組が乗ったオートバイを狙ってミサイル攻撃を行い、身元不明の2人を殺害したととしたうえで、消火活動にあたり、民間人を保護したと発表、その写真を公開した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/pfbid02niQ8LTTApH5fAizmwNFnPiJRFqGqrqqXvVybKsoBqDJyM51PcjHzJGP3YwWd856Wl

 

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アラビー・ジャディード(2月24日付)は、殺害された2人のうちの1人は外国人で、アブー・イバーダ・イラーキーを名乗るフッラース・ディーン機構の司令官の1人と見られると伝えた。

また、現場では、有志連合が通常使用しているミサイルの破片が発見されたと付言した。

 

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一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県北部のカーフ村とマシュハド・ルーヒーン村を結ぶ街道を走行中のオートバイを狙ってミサイル攻撃を行い、外国人ジハード主義者2人を殺害した。

殺害された2人は新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構のメンバーで、1人はイラク人だという。

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シリア人権監視団は3月4日、死亡したうちの1人の身元に関して、複数筋の情報をもとに、アブドゥッラウーフ・ムハージル、あるいはアブー・サーラ・イラーキーが、イラク国籍で、ダーイシュの州(ウィラーヤ)の総務を担当する司令官(アミール)だったと発表した。

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同監視団によると、この攻撃の約7時間前、シャーム解放機構は同じ地域で、トルコの諜報機関の要請を受けて、ジハード主義者7人を拘束していた。

拘束された7人のうち、2人はアフガニスタン人、それ以外の国籍は不明。

拘束されたアフガニスタン人は5年ほど前まで、アティマ村にあるアター国内避難民(IDPs)キャンプに身を寄せ、反体制武装集団のメンバーとして戦闘に参加していたが、現在はアティマ村近くで清掃業者を営んでいるという。

また、シャーム解放機構から嫌疑をかけられることを恐れて、武器も所持していなかったという。

シャーム解放機構による摘発活動は、テロ組織としてのイメージを払拭し、自らが民主的な組織で、過激なジハード主義組織ではないことを国際社会、とりわけ西側社会に示そうとする政策の一環だと見られるという。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023、March 4, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコで被災したシリア難民3万5000人あまりがシリア領内に逃れる(2023年2月24日)

シリア人権監視団は、トルコで被災したシリア難民3万5000人あまりが、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じてシャーム解放機構の支配地、あるいはアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所、ジャラーブルス国境通行所、ラッカ県のタッル・アブヤド国境通行所を通じてトルコ占領地に避難していると発表した。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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シリア軍が米主導の有志連合が占領を続けるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプに穀物を運び込もうとしていた車に積まれていた穀物を没収(2023年2月24日)

シリア人権監視団は、複数の活動家の情報として、シリア軍が米主導の有志連合が占領を続けるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプにシリア政府支配地から穀物を運び込もうとしていた車をジュライギーム村に設置されている検問所で検査し、穀物が入った袋100個を没収したと発表した。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区で車1台が爆発、同地区経済委員会の委員1人が死亡、2人が負傷、自治局はトルコの犯行と断じる(2023年2月24日)

アレッポ県では、ANHA(2月24日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区のシュカイフ地区で車1台が爆発、同地区経済委員会の委員1人が死亡、2人が負傷した。

これに関して、シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の総合評議会は声明を出し、経済委員会のハムザ・コバネ委員が死亡、3人が負傷したと発表、爆発が即席爆弾によるものだとしたうえで、トルコの諜報機関に所属するグループによる犯行と断じ、これを非難した。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局は生徒が教育を受ける場を提供するためテント33張を設置(2023年2月24日)

北・東シリア自治局のアフリーン・シャフバー地区の教育委員会は、トルコ・シリア大地震で被害を受けた殉教者アカイド学校の敷地内に、生徒が教育を受ける場を提供するため、テント33張を設置した。

ANHA(2月24日付)が伝えた。


AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国内から被災地への物資の提供続く(2023年2月24日)

ハサカ県の市民団体、社会団体、経済団体、慈善団体などが集めた救援物資の第2弾がラタキア県に届けられた。

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ダマスカス郊外県アドラー市工業都市で集められた支援物資がラタキア県に届けられた。

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ハマー県ガーブ平原の被災者に救援物資が配給された。

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シリア・ボーイスカウト第3中隊がアレッポ市の被災者に食料や支援物資を配給した。

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スワイダー県から提供された支援物資が被災者に配給された。

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SANA(2月24日付)が伝えた。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリアへの封鎖を解除するためのアラブ国際人民キャンペーンが「シリアへの封鎖を解除するためのアラブ統一車列」の編成を提案(2023年2月24日)

シリアへの封鎖を解除するためのアラブ国際人民キャンペーン(総合調整役はアラブ民族主義大会前事務局長のマジュディー・マアウラーウィー氏が務める)は、レバノンの首都ベイルートで会合を開き、3月に「シリアへの封鎖を解除するためのアラブ統一車列」を編成し、マグリブからマシュリクに向かって行進を行うことを提案した。

SANA(2月24日付)が伝えた。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ロシア、UAE、マレーシア、イラクから支援物資の提供続く(2023年2月24日)

シリア駐留ロシア軍がラタキア県ジャブラ市の殉教者イブラーヒーム・ナアーマ国立病院に医療物資を届けた。

また、ロシアからの食糧物資が、ハマー市の青年活動センターで避難生活を送る被災者に届けられた。

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アラブ首長国連邦(UAE)からの支援物資を積んだ貨物輸送機6機がシリア(2機がダマスカス国際空港、2機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)、2機がアレッポ国際空港)に到着した。

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マレーシアからの支援物資22トンを積んだ航空機1機がアレッポ国際空港に到着した。

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イラクのアブー・ファドル・アッバース聖廟が募った支援物資を積んだ貨物車輌80輌がラタキア県に到着した。

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SANA(2月24日付)が伝えた。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア人権監視団は地震による死者が6,760人、うちシリア政府の支配地での死者は2,234人、シリア北西部での死者は4,526人に達していると発表(2023年2月24日)

シリア人権監視団は、6日のトルコ・シリア大地震と20日の余震による死者は24日の段階で6,760人、このうちシリア政府の支配地での死者は2,234人、シリア北西部での死者は4,526人に達していると発表した。

また、トルコで被災して死亡し、シリア領内に移送された犠牲者の数は1,793人に達しているという。

このうち、1,570人の遺体がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所から、166人がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所から、22人がラーイー村北の通行所から、20人がジャラーブルス国境通行所から、15人がハマーム村北の通行所からシリアに移送された。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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