ロシアのプーチン大統領:「米国との直接の軍事的衝突を望んでいないが、ロシアはシリアで起きるあらゆるシナリオに対して準備はできている」(2023年7月30日)

ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領は記者会見で、米国との直接の軍事的衝突を望んでいないが、ロシアはシリアで起きるあらゆるシナリオに対して準備はできている、と述べた。

記者らからの質問に対して、プーチン大統領は次のように述べた。

我々はいかなるシナリオに対しても準備はできている。だが、それを望む者は誰もいない。米国側からのイニシアチブを受けて、我々はこうした衝突を回避する仕組みを作った。

タス通信(7月30日付)などが伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023、TASS, July 30, 2023などをもとに作成。

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アッバース国防大臣はタルトゥース県での「ロシア海軍の日」の祝典に出席後、ラタキア県北部の森林火災現場を訪問(2023年7月30日)

アリー・アッバース国防大臣兼シリア軍武装部隊副司令官(中将)は、タルトゥース県のタルトゥース市の港にあるロシア海軍基地を訪れ、「ロシア海軍の日」の祝典に出席した。

祝典では、アッバース国防大臣、シリア駐留ロシア軍のアンドレイ・セルジュコフ司令官(大将)、アレクサンドル・エフィモフ駐シリア・ロシア大使、シリア軍およびロシア軍の高官らが参列するなか、海上軍事パレードが行われたほか、アッバース国防大臣がロシア海軍の艦船の内部を見学した。



https://www.youtube.com/watch?v=VWCOs_0gzIU

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祝典後、アッバース国防大臣はラタキア県に移動し、同県北部で7月25日に発生した森林火災の消火活動にあたったシリア軍部隊らと面談し、その労をねぎらった。


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SANA(7月30日付)が伝えた。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー95輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由して相次いでイラク領内に移動(2023年7月30日)

ハサカ県では、SANA(7月30日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー45輌からなる米軍の車列と50輌からなる車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由して相次いでイラク領内に移動した。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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UAEのドバイ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶA340の定期便が技術的故障で運休、原因は経済制裁によるスぺアパーツや機器の不足(2023年7月30日)

シリア航空公社は声明を出し、UAEのドバイ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶA340の定期便が技術的故障により運休したと発表、乗客に謝罪した。

技術的故障は、長年にわたるシリアへの経済制裁によって、スペアパーツや機器の供給が妨げられていることが原因。

SANA(7月30日付)が伝えた。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はアブドゥッラフヤーン外務大臣らと会談するためにイランのテヘラン国際空港に到着(2023年7月30日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はイランの公式の招待を受けて、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣をはじめとするイラン高官らと会談するために、イランのテヘラン国際空港に到着した。

SANA(7月30日付)が伝えた。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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カトナー農業・農業改革大臣は7月25日にラタキア県北部で発生した森林火事が完全に掌握され、鎮火したと宣言(2023年7月30日)

ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣は、視察先のラタキア県北部で報道声明を出し、7月25日に発生した森林火事が完全に掌握され、鎮火したと宣言した。

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ラタキア県のアーミル・イスマーイール県知事は決定第2717号を発出し、7月25日に発生した火災による被害を集計するための委員会を設置することを決定した。

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SANA(7月30日付)が伝えた。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県部族エリート会合が米国とトルコによる占領を非難、シリア軍支持を表明(2023年7月30日)

アレッポ県部族エリート会合がアレッポ県アレッポ市のナイラブ地区でバッカーラ部族主催によって開催され、出席した部族長や名士らが、米国とトルコによる占領を非難、シリア軍を支持する声明を発表した。

SANA(7月30日付)が伝えた。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2023年7月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がサルマーニーヤ村一帯で砲撃戦を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がダーナー村近郊でシリア軍兵士狙撃、2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とムサイフラ町を結ぶ街道で、シリア軍第5軍団第8師団の傘下で活動する地元民兵のメンバー1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市を爆撃(2023年7月30日)

アレッポ県では、ANHA(7月30日付)やシリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を爆撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、シリア軍が駐留するマンナグ航空基地を自爆型ドローンで攻撃、これにより兵士1人が死亡、6人が負傷した。

一方、シリア軍とシリア国民軍は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の支配下にあるバーブ市や、シリア政府、北・東シリア自治局の共同支配地との境界に位置するターディフ市一帯で砲撃戦を行い、バーブ市で子供1人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯および同町近郊のタッル・ラバン村を砲撃し、住民3人が負傷した。

AFP, July 30, 2023、ANHA, July 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 30, 2023、‘Inab Baladi, July 30, 2023、Reuters, July 30, 2023、SANA, July 30, 2023、SOHR, July 30, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはラッカ県で米主導の有志連合所属のMQ-9が再びロシア軍のSu-34戦闘機に「危険な接近」をしたと発表(2023年7月30日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ラッカ県で米主導の有志連合所属のMQ-9無人航空機(ドローン)が再びロシア軍のSu-34戦闘機に「危険な接近」をしたと発表した。

グリノフ副センター長は、ラッカ県ラッカ市付近の高度5000メートルの上空で7月30日午前6時53分、有志連合のMQ-9が、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に違反するかたちで、ロシア軍のSu-34に100メートル以下の距離にまで接近を行ったことが再び記録されたと述べた。

RIAノーヴォスチ通信(7月30日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 30, 2023をもとに作成。

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