ミクダード外務在外居住者大臣、ハティーブ通信技術大臣、ハリール経済対外通商大臣がイランのアブドゥッラフヤーン外務大臣、バズルパーシュ道路都市開発大臣、ザーリアブール通信大臣とそれぞれ会談(2023年7月31日)

イランを公式訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、ミクダード外務在外居住者大臣は、シリア・イラン関係は両国の利益を実現することで継続するとしたうえで、エブラーヒーム・ライースィー大統領のシリア訪問に際して調印された合意や覚書(MoU)の実施に向けた実質的な措置が開始されたと発表した。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、シリア領内における米国の違法な駐留について、米国は連日、シリアで戦争犯罪や人道に対する犯罪を繰り返しており、米軍は、撤退を強いられる前に自ら撤退しなければならないと述べるとともに、ヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)がテロ組織の拠点になっていると非難した。

難民の帰還については、そのためのあらゆるイニシアチブを歓迎し、支持すると述べた。

イスラエルについては、パレスチナ人に対する攻撃、入植地の拡大は、シオニストが直面する危機の深刻さを示すと述べた。

5月にシリアがサウジアラビアのジェッダでのアラブ連盟首脳会議で連盟復帰を果たしたことについては、欧米諸国のヒステリーを増長したとの見方を示した。

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ミクダード外務在外居住者大臣とともに、イランを訪問しているサーミル・ハリール経済対外通商大臣ら使節団は、マフラダド・バズルパーシュ道路都市開発大臣らからなる代表団と会談し、ライースィー大統領のシリア訪問に際して調印された協定や覚書(MoU)の実施、経済、通商、投資分野における関係拡大の方途などについて意見を交わした。

なお、ハリール経済対外通商大臣はシリア・イラン経済合同委員会のシリア側の議長、バズルパーシュ道路都市開発大臣はイラン側の議長を務めている。

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また、イヤード・ハティーブ通信技術大臣は、首都テヘランでイーサー・ザーリアブール通信大臣と会談し、通信、情報テクノロジー分野での協力発展や、シリア国内でのイランのテクノロジー関連企業のための市場の創設の方途について協議した。

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SANA(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターはマグニチュード3.3の地震が発生したと発表(2023年7月31日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にアレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を震源とするマグニチュード3.3の地震が発生したと発表した。

SANA(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局はシリア難民15世帯をハサカ県ラアス・アイン国境通行所を通じて占領下の「平和の泉」地域に国外追放(2023年7月31日)

ANHA(7月31日付)は、トルコ当局がシリア難民15世帯をトルコ領内から、ハサカ県ラアス・アイン国境通行所を通じて、占領下の「平和の泉」地域に国外追放したと伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でシリア民主軍の砲撃でシリア国民軍の戦闘員5人死傷、シリア国民軍とシリア軍の砲撃で女性1人と子供2人負傷(2023年7月31日)

アレッポ県では、ANHA(7月31日付)、シリア人権監視団によると、シリア国民軍が展開するトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域から、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のクワンディー・マーズィン村(ズーク・カビール村)、カールータ村を砲撃し、女性1人と子供1人が負傷した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が展開する地域からトルコ占領地内のバースーファーン村が砲撃を受け、シリア国民軍の戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

一方、「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地の境界に位置するターディフ市では、シリア軍の砲撃によって子供1人が負傷した。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県アルミラージャ村を砲撃し、シリア軍士官1人死亡(2023年7月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にアルミラージャ村を砲撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ガバーギブ町とダイル・ブフト村を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の兵士が乗った乗合タクシーの通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、タクシーの運転手が死亡した。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部、ハサカ県北部でシリア国民軍内で戦闘相次ぐ(2023年7月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するアフリーン市近郊のウマル・ウーシャーギー/マアマルー村でシリア国民軍に所属するムンタスィル・ビッラー師団の司令官どうしが住民から徴収した「税」や財産の分配をめぐって打ち合いとなり、司令官1人が死亡した。

また、ANHA(7月31日付)やシリア人権監視団によると、「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアフタリーン市では、シリア国民軍憲兵隊の検問所で、同軍に所属するシャーム戦線、北部の嵐旅団のメンバーと、憲兵隊、ムウタスィム旅団のメンバーが撃ち合いとなtり、シャーム戦線のメンバー4人、ムウタスィム旅団1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、撃ち合いは、憲兵隊の検問所で、シャーム戦線、北部の嵐旅団のメンバーらが身分証の提示を求められたことがきっかけで、口論から戦闘に発展した。

一方、ANHAによると、撃ち合いは略奪品の分配をめぐる対立がきっかけだったという。

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ハサカ県では、SANA(7月31日付)によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内に位置するラアス・アイン市近郊のムフタッラ村で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の武装グループどうしが、密輸品の収益の分配をめぐって激しく交戦した。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関報道官:シリアの「体制」は工作員をシャーム解放機構メンバーとして浸透させ、情報収集を行っている(2023年7月31日)

シャーム解放機構の総合治安機関のディヤー・ウマル報道官は、シリアの「体制」が工作員をシャーム解放機構のメンバーとして浸透させ、情報収集などを行っていると主張した。

ウマル報道官によると、これまでに総合治安機関が逮捕した「工作員のセル」には、シャーム解放機構のメンバー、民間人、反体制武装集団諸派のメンバー、シリア救国内閣の職員らが含まれており、かれらはロシアやシリアの諜報機関に所属、これらから直接命令を受け、一部は外国と連絡を取り合い、軍事関連の情報(陣地、拠点の位置や前線の状況)についての情報を収集していたという。

イナブ・バラディー(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2023、ANHA, July 31, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2023、‘Inab Baladi, July 31, 2023、Reuters, July 31, 2023、SANA, July 31, 2023、SOHR, July 31, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、米軍機による領空侵犯を6件確認したと発表(2023年7月31日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、米軍機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月31日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 31, 2023をもとに作成。

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