シャーム解放機構のアリー・ブン・ターリブ旅団がイドリブ県東部でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺(2023年8月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するアリー・ブン・ターリブ旅団が県東部のアーフィス村近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺した。

また、マアッラト・ムーハス村近郊でも、シャーム解放機構に所属するアムル・ブン・アース旅団がシリア軍兵士を狙撃、1人を負傷させた。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県北部のアブー・アリー山一帯、カッバーナ村一帯で砲撃戦を行い、シリア軍兵士2人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月8日付)が同県警察の話として伝えたところによると、ユースフ・アズマ郊外町で「テロリスト」が個人が所有する自動車に仕掛けた爆弾が爆発し、自動車が大破した。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県マアダーン・アティーク村のシリア軍の陣地複数ヶ所、軍用車輛複数輌、プレハブ住居、検問所を襲撃し、一時制圧(2023年8月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがラッカ県に近いマアダーン・アティーク村のシリア軍の陣地複数ヶ所、軍用車輛複数輌、プレハブ住居、検問所(カウス検問所)を襲撃、同地を一時制圧した。

武装グループは車やプレハブを焼き討ちにした後、同地から逃走した。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県とアレッポ県を自爆型ドローンで攻撃(2023年8月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が自爆型の無人航空機(ドローン)でシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を攻撃した。

ハサカ県では、また、ANHA(8月8日付)によると、トルコ軍はシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のヒルバト・シャイール村、アサディーヤ村、ムシャイリファ村、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村の穀物サイロを砲撃した。

この砲撃により、ウンム・カイフ村で住民1人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の自爆型の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村とシャワーリガ砦を2度にわたって攻撃した。

一方、ANHA(8月8日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村を砲撃した。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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シリア人権監視団:8月に入ってトルコ当局がバーブ・サラーマ国境通行所を通じて強制出国させたシリア難民が500人に達する(2023年8月8日)

シリア人権監視団は、8月に入ってトルコ当局がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を通じてトルコ領内からトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に強制出国させたシリア難民の数が500人あまりに達していると発表した。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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シリアのダンディー国連副代表は化学兵器使用にかかる国連安保理の月例会合がシリアへの嫌疑を向ける新たな機会を与えていると非難、米国が「新シリア軍」に化学兵器を供与していると指摘(2023年8月8日)

国連安保理でシリアでの化学兵器使用にかかる月例の会合が開催され、シリアのフクム・ダンディー国連副代表は、本件にかかるいかなる進捗もないなかで会合が続けられ、一部諸国がシリアへの嫌疑を向ける新たな機会を与えることにしか資していないことに疑義を呈するとともに、米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、「新シリア軍」などと呼ばれてきたテロ・グループを化学兵器で増強し、シリアに嫌疑を向けるための新たな偽装事件を用意していると非難した。

SANA(8月8日付)が伝えた。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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シリア政府は国連および関連機関に対してバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所の使用許可を3ヶ月延長し、2024年12月13日まで両通行所を通じて越境(クロスボーダー)で人道支援物資を搬入することを認める(2023年8月8日)

シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、国連および関連機関に対して、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所の使用許可を3ヶ月延長し、2024年12月13日まで両通行所を通じて越境(クロスボーダー)で人道支援物資を搬入することを認めると発表した。

サッバーグ国連代表によると、この決定は、すべてのシリア人の人道・生活状況の改善と安定のため、シリアのすべての地域の要支援者に人道支援を行き届かせたいというシリアの希求に基づくもの。

SANA(8月8日付)などが伝えた。

AFP, August 8, 2023、ANHA, August 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2023、‘Inab Baladi, August 8, 2023、Reuters, August 8, 2023、SANA, August 8, 2023、SOHR, August 8, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合のMQ-9がラッカ県アイン・イーサー市の上空でロシア軍のSu-35戦闘機に対して「危険な接近」を行ったと発表(2023年8月8日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、米主導の有志連合のMQ-9無人航空機(ドローン)が8日、ラッカ県アイン・イーサー市の上空でロシア軍のSu-35戦闘機に対して「危険な接近」を行ったと発表した。

MQ-9はロシア軍機に100メートル以下の距離まで接近したという。

クリット副センター長はまた、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に10件確認したと発表した。

クリット副センター長はさらに、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機3機、F-35戦闘機1機、タイフーン戦闘機1機、ラファール戦闘機1機、MQ-1C無人航空機3機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を16件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 8, 2023をもとに作成。

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シャーム解放機構傘下のシリア救国内閣の教育省は学校での絵や写真の撤去、男女生徒の隔離、不適切な音楽やファッションを規制(2023年8月7日)

シャーム解放機構がシリア北西部のいわゆる「解放区」の自治を委託しているシリア救国内閣の教育省は通達第674号を発出し、支配地内の教育機関に対して7項目からなる規制の遵守を求めた。

教育省が発出した規制は以下の通り。

1. 学校の壁に描かれた違法な絵や写真を撤去する。
2. 初等・中等教育の生徒は、シャリーアに沿った、体の線が見えないゆったりとした服を着る必要がある。
3. 女性職員もシャリーアに沿った、ゆったりとした服を着用する。
4. 初等・中等教育において男子生徒と女子生徒を完全に隔離する。
5. 生徒は携帯電話を携帯してはならない。
6. 教育機関が活用するSNSや学校が施設内外で開催する祝賀会において、シャリーアに反する不適切な音楽や出し物は避ける。
7. 髭剃り、化粧、身だしなみなど、宗教や慣習に反する「ファッション」を避ける。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県各所でシャーム解放機構による住民の恣意的逮捕や住居への不法侵入に抗議するデモが発生(2023年8月7日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のアティマ村、同村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ群)、ダイル・ハンナー村近郊のIDPsキャンプ、カッリー町、アレッポ県のサッハーラ村、カフラ村、タルマーニーン村、アターリブ市、バービカ村、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県のスーラーン・アアザーズ町、バーブ市、アアザーズ市、県南部のIDPsキャンプ群で、シャーム解放機構による住民の恣意的逮捕や住居への不法侵入に抗議するデモが行われた。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍が自爆型ドローンで、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のシャワーリガ村を攻撃(2023年8月7日)

アレッポ県では、ANHA(8月7日付)によると、トルコ軍が自爆型の無人航空機(ドローン)で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊ののシャワーリガ村を攻撃した。

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ハサカ県では、ANHA(8月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町近郊のアリーシャ村一帯では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域への潜入を試み、シリア国民軍と交戦、シリア民主軍の兵士1人とシリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員6人が死亡、7人あまりが負傷した。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、ヒラール・ラタキア県知事、カアビーUAE赤新月社総裁とともにラタキア県で進められている被災代替住居の建設現場を視察(2023年8月7日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、ラタキア県のアーミル・ヒラール県知事、アラブ首長国連邦(UAE)赤新月社のムハンマド・フマイス・カアビー総裁とともにラタキア県ラタキア市のオートストラード・サウラ地区、ダマサルフー地区、ガッラーフ地区、ジャブラ市のナクア地区、ファイイド地区で進められている被災代替住居の建設現場を視察した。

SANA(8月7日付)が伝えた。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.9~2.9の地震が5回発生したと発表(2023年8月7日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にアレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコを震源とするマグニチュード1.9~2.9の地震が5回発生したと発表した。

SANA(8月7日付)が伝えた。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー30輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているマフムーディーヤ国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年8月7日)

ハサカ県では、SANA(8月7日付)がヤアルビーヤ町一帯の複数の住民筋の話として伝えたところによると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー30十輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているマフムーディーヤ国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が首都ダマスカス一帯の複数ヶ所をミサイルで爆撃、軍関係者4人が死亡、4人が負傷(2023年8月7日)

シリア国防省は声明を出し、7日午前2時20分頃、イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカス一帯の複数ヶ所をミサイルで爆撃、シリア軍防空部隊が迎撃し、一部ミサイルを撃破したものの、軍関係者4人が死亡、4人が負傷し、物的被害が生じたと発表した。

 

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃は、ダマスカス郊外県のダマスカス国際空港一帯、ディーマース航空基地一帯、キスワ市一帯にある「イランの民兵」の貯蔵施設や陣地を狙ったもので、シリア軍兵士4人と身元不明者2人が死亡、少なくとも7人が負傷した。

AFP, August 7, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2023、‘Inab Baladi, August 7, 2023、Reuters, August 7, 2023、SANA, August 7, 2023、SOHR, August 7, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合のMQ-9がシリア領海上空でロシア軍のSu-35戦闘機に対して2度にわたって「危険な接近」を行ったと発表(2023年8月7日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、米主導の有志連合のMQ-9無人航空機(ドローン)が6日、シリア領海の上空でロシア軍のSu-35戦闘機に対して2度にわたって「危険な接近」を行ったと発表した。

MQ-9はロシア軍機に150メートル以下の距離まで接近したという。

クリット副センター長はまた、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に11件確認したと発表した。

さらに、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機1機、F-35戦闘機2機、タイフーン戦闘機1機、ラファール戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 7, 2023をもとに作成。

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アスマー・アフラス大統領夫人はタルトゥース県にあるムサンナー生産複合施設内の洋服工場を視察、工場で働く従業員らと交流(2023年8月6日)

アスマー・アフラス大統領夫人はタルトゥース県にあるムサンナー生産複合施設内の洋服工場を視察、工場で働く従業員らと交流した。

大統領府が発表した。

アスマー夫人は従業員らを前に以下の通り述べた。

この文明的な施設の各セクションを見学して、あなた方が仕事と生産に対して多大な熱意、エネルギー、情熱を持っていることは明らかでした。つまり、静まることのない蜂の巣のようです。このことが、私に、この場所とシリア人として私たちが暮らす場所との関係について問うきっかけを与えてくれています。両者はどのように似通っていて、どのように異なっているのかと。

私たちが暮らしている場所は、苦しみの場所です。私たちはそのことを感じながら暮らしています。苦しみはフラストレーションと絶望をもたらす最大の要因です。しかし今日私が実際に目にしたのは、活発さ、活気、ポジティブなエネルギー、仕事への情熱に満ちた場所です。改めて私たちは問いたいと思います。このポジティブな状況は私たちの現実とは切り離されていて、このようなポジティブな状態なのでしょうか? 答えはもちろん、いいえ、です。切り離されてはいません。逆にこの苦しみから生じているのです。なぜなら、苦しみとは、私たちを二つの方向に向かわせます。屈服、絶望、そして現状によって支配されること、あるいは対決と挑戦、そしてそれを乗り越えることです。

私たちの手で選択はなされます。みなさんが二つ目の方向を選んだのです。このプロジェクトを考え始めた時、経済的要因を発足に際しての基本とすることも可能だったでしょう。しかし、従業員に対する安全への大きな配慮、彼らの健康と快適さに向けられている関心、彼らの尊厳と権利を維持することに力点が置かれている状況にこれほどの焦点と取り組みがなされているのを見ると、人間的な要因がもっとも重要なっています。なぜなら経済的な動機というのは常に生産に求められる一方で、人間性をもたらす動機は愛国的な状況のなかに、つまり、私たちがどのように支え合い、助け合うかという点にあるからです。私たちは互いに愛し合っています。困難な状況下にあっても、最低限のものに甘んじるのではなく、現状に挑戦することで、常に可能な限り最高のものを常に得ることができるのです。

必要は人間を労働へと駆り立てます。しかし、愛国的な必要は人間を一つのチームのなかで働かせ、彼は情熱、誠実、愛をもって仕事に取り組ませ、その人に自分を発展させ、他人の発展に寄与したいという念を抱かせます。あなた方の一人一人のなかに、このことを明確に見ることができました。あなた方は、生産と労働、そしてあなた方にもたらされ、社会に還元される利益を通じてこのことを反映してきました。

そんなことは理論に過ぎないと言う人もいるかもしれません。この複合施設は実際に存在する労働と生産の真の模範なのです。こうした模範が一つしかなければ、それは理論化されたものだと言う人もいるかもしれません。しかし、それは唯一の実例ではありません。モデルは幾つも存在し、設立されたそのほかのプロジェクトと並んで存在しています。ヴィジョンや意思が可能性を育むのであって、その逆ではありません。

多くのものが生きていくなかで成長を遂げていきます。人間、イニシアチブ、アイデア。プロジェクトでさえも野心は別として、大きくなっていっていきます。なぜなら、その基礎をなしているのはヴィジョンと意思だからです。3年前にあなた方と知り合った時、このプロジェクトは小さいものでした。しかし、あなた方のヴィジョンは明確で、あなた方の意思は確固たるものでした。あなた方の野心は際限のないものです。あなた方は今日、その地位、立場、経験、試練、野心に大きな存在となっています。あなた方は成長し、私たちはあなた方によって成長させられたのです。











https://youtu.be/ffNHOck1_-E

アスマー夫人が訪問した洋服工場は、創業当初は数人の従業員しかいなかったが、現在は数百人の従業員を抱えるまでに成長している。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県で部族の名士をアレッポ県で元メンバーを逮捕(2023年8月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がブー・シャアバーン部族の名士を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるアターリブ市で、組織に敵対しているとして元メンバー1人を逮捕した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるラタキア県北部を砲撃し、シリア軍兵士6人が死亡、2人が負傷(2023年8月6日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県北部を砲撃し、シリア軍兵士6人(うち士官2人)が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が決戦」作戦司令室の支配下にあるナージヤ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県ジャラーブルス市でシリア国民軍に所属する第9師団とエリート軍が交戦(2023年8月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内に位置するジャラーブルス市でシリア国民軍に所属する第9師団とエリート軍が交戦し、第9師団の司令官1人が死亡した。

戦闘は、エリート軍が憲兵隊とともに検問所(カッラータ検問所)で、武器や麻薬密輸に関するとされる第9師団の戦闘員1人を逮捕したのがきっかけ。

ANHA(8月7日付)によると、これを受け、第9師団はアアザーズ市のアフリーン市に至る街道の入口を封鎖、戦闘員殺害に関与したエリート軍メンバーの見たら引き渡しを求め、要求に応じない場合ジャラーブルス市とアフリーン市を結ぶ街道一帯に設置されているエリート軍の拠点を攻撃すると警告した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃(2023年8月6日)

ハサカ県では、ANHA(8月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード2.1~2.6の地震が3回発生したと発表(2023年8月6日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にアレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、ラタキア県北部を震源とするマグニチュード2.1~2.6の地震が3回発生したと発表した。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】パキスタンからの人道支援物資、救援物資、食糧品、衣服、電気機器、太陽光発電機など約200トンを積んだ船舶がラタキア港に到着(2023年8月6日)

パキスタンからの人道支援物資、救援物資、食糧品、衣服、電気機器、太陽光発電機など約200トンを積んだ船舶がラタキア港に到着した。

物資は2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者を支援するためのもの。

SANA(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2023、ANHA, August 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 6, 2023、‘Inab Baladi, August 6, 2023、Reuters, August 6, 2023、SANA, August 6, 2023、SOHR, August 6, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア軍とシリア軍が軍と民間人に対するテロ攻撃に関与するヌスラ戦線(シャーム解放機構)の本部を破壊したと発表(2023年8月6日)

ロシア当事者和解調整センターのヴァディム・クリット副センター長は、6日のイドリブ県イドリブ市一帯に対する爆撃に関して、ロシア軍とシリア軍が軍と民間人に対するテロ攻撃に関与するテロ組織のシャームの民のヌスラ戦線(現在の呼称はシャーム解放機構)の本部を破壊したと発表した。

クリット副センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、トルキスタン・イスラーム党とヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回(アレッポ家)の砲撃を確認したとする一方、テロリストが発射した対戦車誘導ミサイルがシリア軍車両に命中し、シリア軍兵士1人が死亡、4人が負傷したと発表した。

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クリット副センター長はさらに、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に14件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機3機、F-35戦闘機3機、ラファール戦闘機1機、タイフーン戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機、MC-12偵察機2機による領空侵犯を17件確認したと発表した。

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RIAノーヴォスチ通信(8月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 6, 2023をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市近郊を4回にわたって爆撃し、3人が死亡、6人が負傷(2023年8月5日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットによると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市近郊を4回にわたって爆撃し、3人が死亡、6人が負傷した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/603103788691361

https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/posts/602833212051752

 

https://twitter.com/Najdat567/status/1688049472876490753

 

https://twitter.com/Najdat567/status/1687744543247024129

「決戦」作戦司令室所属の「観測者アブー・アミーン80」(テレグラム:https://t.me/syrianevent1/、X(旧ツイッター):https://twitter.com/Najdat567/)によると、爆撃を行ったのはSu-34戦闘機。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍もジスル・シュグール市を砲撃し、子供3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミールザー砦一帯を砲撃し、女性2人が負傷した。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカーヒラ村、サルマーニーヤ村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村で50代の男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, August 5, 2023、ANHA, August 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2023、‘Inab Baladi, August 5, 2023、Reuters, August 5, 2023、SANA, August 5, 2023、SOHR, August 5, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.4~3.0の地震が4回発生したと発表(2023年8月5日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にラタキア県南部、北西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を震源とするマグニチュード1.4~3.0の地震が4回発生したと発表した。

SANA(8月5日付)が伝えた。

AFP, August 5, 2023、ANHA, August 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2023、‘Inab Baladi, August 5, 2023、Reuters, August 5, 2023、SANA, August 5, 2023、SOHR, August 5, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合がシリア民主軍とともに、ダイル・ザウル県北部のダマーン村で空挺作戦を実施し、民家を強襲、住民らを拘束・連行(2023年8月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月5日付)によると、米主導の有志連合が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県北部のダマーン村で空挺作戦を実施し、民家を強襲、住民らを拘束、連行した。

AFP, August 5, 2023、ANHA, August 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2023、‘Inab Baladi, August 5, 2023、Reuters, August 5, 2023、SANA, August 5, 2023、SOHR, August 5, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター:200人の過激派がイドリブ県内の緊張緩和地帯で軍事教練を受けており、そのなかにはトルキスタン・イスラーム党のメンバーが含まれている(2023年8月5日)

ロシア当事者和解調整センターのヴァディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に11件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機1機、F-35戦闘機5機、ラファール戦闘機2機、MQ-1C無人航空機2機、による領空侵犯を16件確認したと発表した。

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クリット副センター長はさらに、少なくとも200人の過激派がイドリブ県内の緊張緩和地帯で軍事教練を受けており、そのなかにはトルキスタン・イスラーム党のメンバーが含まれていると発表した。

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RIAノーヴォスチ通信(8月5日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 5, 2023をもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市内でチュニジアからの移民1人を拘束し、住居を接収(2023年8月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるイドリブ市内でチュニジアからの移民1人を拘束し、住居を接収した。

AFP, August 4, 2023、ANHA, August 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 4, 2023、‘Inab Baladi, August 4, 2023、Reuters, August 4, 2023、SANA, August 4, 2023、SOHR, August 4, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マタッブ・ブーラーシド村で米主導の有志連合がダーイシュ指導者を狙って空挺作戦を実施、米軍の無差別発砲で1人死亡(2023年8月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマタッブ・ブーラーシド村で米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の指導者を狙って空挺作戦を実施、米軍の無差別発砲によって1人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市とフナイザート村を結ぶ街道でシリア民主軍の軍用車の通過に合わせて仕掛けていた爆弾を爆発させ、シリア民主軍の戦闘員3人が負傷した。

AFP, August 4, 2023、ANHA, August 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 4, 2023、‘Inab Baladi, August 4, 2023、Reuters, August 4, 2023、SANA, August 4, 2023、SOHR, August 4, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するアレッポ県ファーフィルティーン村近くで車を赤外線誘導ミサイル攻撃(2023年8月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するファーフィルティーン村近くで車を赤外線誘導ミサイル攻撃、乗っていた民間人8人が負傷した。

AFP, August 4, 2023、ANHA, August 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 4, 2023、‘Inab Baladi, August 4, 2023、Reuters, August 4, 2023、SANA, August 4, 2023、SOHR, August 4, 2023などをもとに作成。

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