イスラエル軍のドローンが占領下のゴラン高原からシリア政府支配地上空に侵入し、クナイトラ県バアス市で車1台を爆撃、乗っていたヒズブッラーメンバーら4人を殺害(2023年12月8日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機が占領下のゴラン高原からシリア政府支配地上空に侵入し、バアス市で車1台を爆撃、乗っていた4人を殺害した。

標的となったのはタクシーで、ダマスカス郊外県からクナイトラ県に入ったところを市内の交差点で狙われた。

4人のうち、3人はレバノンのヒズブッラーの監視ミサイル発射部隊のメンバー、1人はヒズブッラーとともに活動するシリア人だという。

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マヤーディーン・チャンネル(12月8日付)は、イスラエル軍のドローンがバアス市で車にミサイル2発を発射したと伝えた。

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『ワタン』はテレグラムのアカウント(https://t.me/alwatan_sy/)を通じて、アバーザ病院の匿名医療筋の話として、黒焦げになった遺体4体が搬送されたと伝えた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、Qanat al-Mayadin, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023、al-Watan, December 8, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗など「イランの民兵」がダイル・ザウル県とハサカ県の米軍基地を相次いで攻撃(2023年12月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾で攻撃した。

この攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後12時30分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、CONOCOガス田の米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

シリア人権監視団によると、ウマル油田に違法に設置されている米軍基地も複数のロケット弾による攻撃を受けた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア自治局の支配下にあるハッラーブ・ジール村の農業用空港に米軍が違法に設置している基地をロケット弾で攻撃した。

同監視団によると、イラク・イスラーム抵抗と見られる「イランの民兵」がこの攻撃の数時間後、ハッラーブ・ジール村の米軍基地にロケット弾3発を発射、米軍がロケット弾発射地点を地対地ミサイルで攻撃した。

一方、シャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地も多数のロケット弾による攻撃を受けた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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イラクの首都バグダードにある米国大使館、アイン・アサド米軍基地がロケット弾の攻撃を受ける(2023年12月8日)

イラク・イスラーム抵抗は午後12時50分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラクでは、スーマリーヤ・テレビ(12月8日付)などによると、首都バグダードのグリーン・ゾーンにある米国大使館がロケット弾の攻撃を受けた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023、al-Sumariya TV, December 8, 2023などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を7回にわたって攻撃、戦闘で4人が戦死(2023年12月8日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、以下の通り発表した。

午後12時00分、ミスガブ・アム(キブツ)を攻撃した。

午後3時00分、占領下カフルシューバー村にあるルワイサート・イルム陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、占領下シャブアー農場のレーダー・サイトを攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時15分、ヒルバト・マーイル基地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時30分、ラーヒブ陣地をブルカーン重ロケット砲で砲撃し、直接の損害を与えた。

午後4時00分、マタット入植地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後4時00分、アッバード陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員4人が戦死したと発表した。

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マナール・チャンネル(12月8日付)は、12月7日午前10時から8日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍の攻撃は以下の通り:

12月7日

午前11時28分、クーニーン村郊外がイスラエル軍ジェット戦闘機の爆撃と砲撃を受ける。

午後1時34分、ナークーラ村東のハームール警告、ラーミヤー村郊外、バイト・リーフ郊外が砲撃を受ける。

午後2時46分、ルマイシュ村、同村に近いカトムーン警告が砲撃を受ける。

午後3時42分、ザヒーラ村、ヤーリーン村、ジッビーン村、ティールハラファー村が砲撃を受ける。

午後4時18分、ヤールーン村、ナークーラ村、アイタルーン村郊外が砲撃を受ける。

午後4時21分、カフルカラー村東部郊外が砲撃を受ける。

午後17時4分、アイター・シャアブ村が爆撃を受ける

午後6時19分、ナークーラ村上空に向けて照明弾が発射される。

午後8時9分、無人航空機(ドローン)1機がヒヤーム村南部公害を爆撃する。

午後8時38分、アイター・シャアブ村郊外、クーザフ村・バイト・リーフ村間が砲撃を受ける。

午後8時52分、ヒヤーム村が砲撃を受ける。

午後10時2分、ブライダー村が砲撃を受ける。

午後10時18分、マジュダル・ズーン村、マルワヒーン村がジェット戦闘機の爆撃を受け、マールーン・ラース村が砲撃を受ける。

午後11時3分、ドローンがマルワヒーン村郊外を爆撃、マールーン・ラース村が砲撃を受ける。

午後11時29分、バイト・リーフ村郊外がジェット戦闘機の爆撃を受ける。

12月8日

午前0時56分、マジュダル・ズーン村郊外、ラーミヤー村・バイト・リーフ村間をがジェット戦闘機の爆撃を受ける。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Qanat al-Manar, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍はレバノン南部とシリアを攻撃したと発表(2023年12月8日)

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前0時52分、北部のシュトゥラ入植地の隣接地が対戦車ミサイルの攻撃を受け、イスラエル軍兵士2人が軽傷を負う。イスラエル軍は報復として、ジェット戦闘機とヘリコプターでレバノン領内のヒズブッラーのテロ標的多数を爆撃する。

午前9時34分、無人航空機(ドローン)が夜間、占領下シャブアー農場の最高峰ドヴ山を爆撃した。また7日のイスラエル北部への砲撃への報復として、イスラエル軍がシリア領内の標的多数を攻撃した。

午後5時10分、レバノン領内からイスラエル北部に飛翔体が飛来、イスラエル軍がこれを迎撃した。また直前に、レバノン領内からイスラエルに向けて多数の砲撃があったことを確認、イスラエル軍が発射地点を攻撃した。

午後7時11分、レバノン領内からマッタート村に発砲があり、イスラエル軍が応戦。

午後8時26分、イスラエル軍が終日、ヒズブッラーのテロ・インフラなどの標的を爆撃、1時間ほど前にレバノン領内からイスラエルに向けて多数の砲撃があり、イスラエル軍が発射地点を攻撃。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ファッティーラ村一帯を砲撃し、シャーム解放機構アブー・バクル・スィッディーク旅団のメンバー1人が死亡(2023年12月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃し、同機構のアブー・バクル・スィッディーク旅団のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はまた、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

これに対して、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるミラージャ村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年12月8日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月8日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023、Suwayda 24, December 8, 2023などをもとに作成。

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英国は世界人権宣言75周年に合わせて、シリアのハッラーク情報大臣、アリー国内通商消費者保護大臣らシリア政府関係者8人を含む46の個人・団体制裁対象に追加(2023年12月8日)

英国政府は声明を出し、世界人権宣言(1948年12月10日)75周年に合わせて、東南アジアでの強制労働、ベラルーシ、ハイチ、イラン、シリアでの人権抑圧に関与している46の個人や団体を渡航制限、資産凍結などの制裁対象リストに新たに追加したと発表した。

このうちシリアでの人権抑圧に関しては、ブトルス・ハッラーク情報大臣、ムフスィン・アブドゥルカリーム・アリー国内通商消費者保護大臣らシリア政府関係者8人が新たな制裁対象に追加された。

ロイター通信(12月8日付)などが伝えた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・カルビート村、ウンム・ハイル村を砲撃(2023年12月8日)

ハサカ県では、ANHA(12月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・カルビート村、ウンム・ハイル村を砲撃した。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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アルヌース首相を代表とするシリア経済使節団がイランの首都テヘランを訪問(2023年12月8日)

フサイン・アルヌース首相を代表とするシリア経済使節団がイランの首都テヘランを訪れた。

訪問は、二国間関係、両国間の経済協力合意にかかるトピック、両国貿易関係の強化の方途を協議するのが目的で、メフラーバード空港で、エミーン・ホセイン・ラヒーミー法務大臣、メフディー・シューシャトリー・イラン外務次官補兼西アジア・北アフリカ局長の出迎えを受けた。

アルヌース首相には、ムハンマド・イサーム・シリア中央銀行総裁らが同行している。

SANA(12月8日付)が伝えた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を1件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2023年12月8日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に1件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、A-10攻撃機2機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 8, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはアレッポ県での8日のシャーム解放機構による特攻自爆(インギマーシー)攻撃でシリア軍の陣地に対する武装集団の攻撃で、シリア軍兵士5人が死亡、15人が負傷したと発表(2023年12月8日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、アレッポ県のアウラム・スグラー村一帯のシリア軍に対する8日のシャーム解放機構の特攻自爆(インギマーシー)攻撃に関して、シリア軍の陣地に対する武装集団の攻撃で、シリア軍兵士5人が死亡、15人が負傷したと発表した。

クリット副センター長はまた、イドリブ県で過激派の狙撃によってシリア軍兵士1人が死亡、1人が負傷したと付言した。

クリット副センター長はさらに、北西部の緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍陣地への砲撃を5件(アレッポ県3件、イドリブ県2件)確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 8, 2023をもとに作成。

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