イラク・イスラーム抵抗はハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地をドローンで攻撃し、直接の損害を与えたと発表(2023年12月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)1機が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地を攻撃、駐留米軍が防空システムでこれを迎撃、破壊した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後3時20分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

<script async src=”https://telegram.org/js/telegram-widget.js?22″ data-telegram-post=”elamharbi/160″ data-width=”100%”></script>

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエルに向かっていた香港船籍のマースク・ジブラルタルをドローンで攻撃し、直接の損害を与えたと発表:米中央軍(CENTCOM)はこれを否定(2023年12月14日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前10時2分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルに向かっていたマースク・ジブラルタルに対して無人航空機(ドローン)1機で攻撃を行い、直接の損害を与えたと発表した。

声明によると、攻撃は、同船がイエメン海上部隊の警告を無視して航行を続けようとしたためで、イエメンの武装部隊はこの間48時間にわたって船舶の航行の阻止に成功していたという。

**

これに関して、ロイター通信(12月14日付)は、デンマークの海運会社のマークス社の報道官の話として、フーシー派の主張を否定したと伝えた。

**

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の14日午後2時6分、X(旧ツイッター)の公式アカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、フーシー派がイエメン国内の支配地域からバブ・エル・マンデブ海峡北の国際航路に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表した。

ミサイル攻撃による犠牲者はなかったが、これを受けて、香港船籍のマークス・ジブラルタルはフーシー派によるさらなるミサイル攻撃を回避するため、航行を停止した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が紅海南部でマーシャル諸島船籍のタンカーへの攻撃を試みたが、米海軍艦船がこれを阻止したと発表(2023年12月14日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の14日午前8時12分、X(旧ツイッター)の公式アカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、紅海南部でフーシー派が小船でマーシャル諸島船籍のタンカー、アードモア・エンカウンターに乗り込み、同船を攻撃しようとしたが、米海軍誘導ミサイル駆逐艦メイソン(DDG87)が同船からの救援要請を受けてこれに対応したと発表した。

声明によると、フーシー派は、この攻撃が失敗すると、今度はイエメン領内の支配地からミサイル2発を発射したが、2発とも外れた。

メイソンは、救援要請を受けた際、無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。

一連の戦闘による被害者なく、アードモア・エンカウンターは予定通りの航路を進行したという。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を3会回攻撃する一方、戦闘員2人が戦死(2023年12月14日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、12月14日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後2時20分、イフタ(キブツ)とその周辺に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃し、確実な被害を与える。

午後2時30分、フニン砦(フニーン村)一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。

西部地区

午前10時00分、ショメラ入植地の一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。


**

マナール・チャンネル(12月14日付)は、12月13日午前10時から14日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍の攻撃は以下の通り:

12月13日

午後1時49分、ブラート山、アイタルーン村近郊が砲撃を受けるとともに、ムハイビーブ村が無人航空機(ドローン)の爆撃を受ける。

午後1時58分、マールーン・ラース村が砲撃を受ける。

午後2時8分、ラッブーナ村一帯が戦闘機の爆撃を受ける。

午後2時22分、ナークーラ村郊外、ブスターン村、マルワヒーン村、ラーミヤー村が戦闘機の爆撃を受ける。

午後3時9分、カフルシューバー村、ファルディース村、ラーシャイヤー・ハッファール、ヒヤーム村の郊外が戦闘機の爆撃を受ける。

午後3時15分、ジッビーン村、ヤールーン村、ブライダー村の郊外が砲撃を受ける。

午後3時42分、アイタルーン村、ヤールーン村、ヒヤーム村の郊外が砲撃を受ける。

午後4時38分、ヤーティル村の郊外、ラッブ・サラースィーン村が戦闘機の爆撃を受ける。

午後5時19分、ヤールーン村がドローンの爆撃を受ける。

12月14日

午前9時11分、ウワイダ丘が砲撃を受ける。

**

イスラエル軍はX(旧ツイッター)の公式アカウントを通じて以下の通り発表した。

午後9時42分、ヒズブッラーが発射したロケット弾5発のうち1発がレバノン領内に着弾した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後1時20分、早朝にレバノン領内からショメラ入植地への砲撃を確認。先ほどイスラエル軍ジェット戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラと軍事インフラを攻撃した。

午後4時21分、テロ細胞が早朝、シュトゥラ入植地一帯に対戦車ミサイルを発射、イスラエル軍がこのセルを攻撃した。またイスラエル軍の戦車がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃した。さらにエフタ入植地、マルガリオット入植地一帯への砲撃を確認、砲弾複数発が空地に着弾、イスラエル軍が発射地点を攻撃したほか、レバノン各所を砲撃した。

午後8時27分、ヒズブッラーが発射したロケット弾5発のうち1発がレバノン領内に着弾した。

午後3時31分、イスラエル軍戦闘機がヒズブッラーのテロ・インフラと軍事施設、テロ細胞を攻撃した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Qanat al-Manar, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュの拠点や潜伏先を爆撃(2023年12月14日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機4機が、ラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点や潜伏先として使用している洞窟などを狙って重点的な爆撃を実施した。

一方、ダーイシュは、ラッカ県ラサーファ市近郊の砂漠地帯で、国防隊の陣地1ヵ所を襲撃、交戦の末、2人を拉致した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、ハマー県でシリア軍兵士2人が狙撃され死亡、シャーム解放機構のメンバー1人も砲撃で死亡(2023年12月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県南部のルワイハ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、シリア政府との支配地の境界地域でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で、若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年12月14日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月14日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023、Suwayda 24, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のバイナ村とシャワーリガ村を砲撃(2023年12月14日)

アレッポ県では、ANHA(12月14日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村とシャワーリガ村を砲撃した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はアブハジア共和国のアルドズィンバ外務大臣が代表を務める使節団と会談(2023年12月14日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はシリアを訪問中のアブハジア共和国のイナル・アルドズィンバ外務大臣が代表を務める使節団と会談し、今回の訪問で交わされた合意を実施することの重要性を確認した。

アルドズィンバ外務大臣ら一行は会談後、アブハジア共和国への帰国の途についた。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サッバーグ外務在外居住者副大臣は第2回グローバル難民フォーラムで西側諸国が難民を政治目的で利用し続け、その帰還を妨害していると非難(2023年12月14日)

スイスのジュネーブで開催されている第2回グローバル難民フォーラム(12月13~15日)に出席しているバッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣は会場で発言を行い、シリア難民の貴国がシリア政府の基本目標で、尊厳ある貴国に向けた措置や便宜が講じられていると述べる一方、一部の西側諸国が難民への対応という人道問題を政治目的で利用し続け、その帰還を妨害する主因となっていると非難した。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はラミーヤー・ユースフ・シャックール地方行政環境大臣の就任式に臨む(2023年12月14日)

アサド大統領は、ラミーヤー・ユースフ・シャックール地方行政環境大臣の就任式に臨み、その後同大臣に今後の政務についての支持を与えるとともに、その健闘を祈った。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県バアス市で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが行われ、クナイトラ県とダマスカス郊外県の住民数十人が手続きを完了(2023年12月14日)

クナイトラ県では、SANA(12月14日付)によると、バアス市の文化センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが行われ、クナイトラ県とダマスカス郊外県の住民数十人が手続きを完了した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の幹部の1人アブー・アフマド・ズクール氏は組織から離反したと発表(2023年12月14日)

シャーム解放機構の幹部の1人アブー・アフマド・ズクール氏(本名ジハード・イーサー・シャイフ)はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/ahmedzakor1/)を通じて声明を出し、シャーム解放機構を離反したと発表した。

アブー・アフマド・ルクーズ氏は声明で、シャーム解放機構が政策を徐々に変更し、支配、覇権、諸派の浸食、そしてその解体が顕著になり、アレッポ県でのシリア国民軍の支配地を軍事、治安、経済面で支配しようとしていると非難、同組織がシャーム・ファトフ戦線の名前で活動していた2017年にすでに組織を離れていたと主張、シリア国民軍とシャーム解放機構の対立を解消し、新たな関係構築に向けて取り組んでいたと述べ、自身を正当化した。

シリア人権監視団によると、イドリブ県では13日、シャーム解放機構の総合治安機関が、アブー・アフマド・ルクーズ氏の離反を受けて、イドリブ市、サルマダー市および同市一帯で、同機構の司令官2人を含む12人を拘束していた。

アブー・アフマド・ルクーズ氏はアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に近いとされる一方、8月17日に「自身の立場の気密性を考慮せず、あるいは許可をとることの必要を考慮せず、意図を明示しないまま、意思疎通を行うに際して過ちを犯した」との理由でシューラー評議会メンバーを解任され、消息不明となっているアブー・マーリヤー・カフターニー氏を支持するグループにも近い人物と見られている。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.