「イランの民兵」がダイル・ザウル県のCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地を2回にわたってドローンで攻撃(2024年1月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃、有志連合がこれを迎撃した。

「イランの民兵」はその約1時間後、再びCONOCOガス田の米軍基地をドローン1機で攻撃した。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はヒズブッラーの航空部隊司令官を暗殺したと発表、ヒズブッラーはこれを否定(2024年1月9日)

イスラエル軍は午後9時43分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル軍航空機が、ヒズブッラーの航空部隊の南部レバノン地区司令官のアリー・フサイン・バルジーを殲滅。バルジーは自爆型ドローンや偵察ドローンによってイスラエルおよびイスラエル軍兵士に対する数十のテロ活動を指揮するとともに、本日早朝のイスラエル軍法部司令部の本部に対する攻撃を指揮したと発表した。

また午後11時43分、上記の発表に関するダニエル・ハガリ報道官の以下の発言を転載した。

本日、北部において、我々は、ヒズブッラーの航空部隊の南部レバノン地区司令官のアリー・フサイン・バルジー、通称アブー・マアディーを航空機で殲滅した。アリーは自爆型ドローンによってイスラエルに対する数十の攻撃を指揮した。また、この攻撃(早朝のイスラエル軍法部司令部の本部に対する攻撃)も指揮した。だが、3時間後に、彼とともにいた工作員たちもろとも殲滅された。

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これに関して、ヒズブッラーは声明を出し、「無人航空機(ドローン)部隊の責任者」あるいは「航空部隊の責任者」を暗殺したとのイスラエル軍の発表は「まったく真実のないこの虚偽の主張」だとして、強く否定した。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Qanat al-Manar, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラー主導のレバノン・イスラーム抵抗はハマースのアールーリー副政治局長とヒズブッラーのタウィール司令官の暗殺への報復としてイスラエル北部のイスラエル軍基地を自爆型ドローン複数機で攻撃(2024年1月9日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月9日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時35分、バグダーディー陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午前9時40分、イフタ(キブツ)をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時00分、ルワイサート・カルン陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時40分、バイヤード・バリーダー陣地にある最新式のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前9時30府、マルキヤ入植地を攻撃し、直接の損害を与える。

早朝、ハマースのサーリフ・アールーリー副政治局長とヒズブッラーのラドワーン師団のウィサーム・タウィール司令官の暗殺に対する報復として、イスラエル北部のツファット市にあるイスラエル軍のダド基地に対して攻撃型(自爆型)無人航空機(ドローン)複数機で攻撃を行った。

午後1時00分、ハニタ(キブツ)を攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時20分、アダミット(キブツ)に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員4人が戦死したと発表した。




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マナール・チャンネル(1月9日付)は、1月8日午前10時から9日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して4回の爆撃と8回の砲撃を行った。

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これらの攻撃に関して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後1時4分、早朝、レバノン領内からマルキヤ入植地、イフタ(キブツ)一帯地域への多数の砲撃を確認。今朝、レバノン領内からイスラエル北部に飛来した複数の飛翔体を迎撃、敵機1機がイスラエル軍基地内に墜落。イスラエル軍ジェット戦闘機が早朝、カフルカラー村一帯のテロ・インフラを爆撃。軍部隊がレバノン南部で無人航空機(ドローン)を発射した部隊を攻撃、イスラエル北部への砲撃が行われたレバノン領内の複数ヵ所を砲撃。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Qanat al-Manar, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市で米主導の有志連合に内通していたとの容疑で幹部司令官2人を拘束(2024年1月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、同機構の総合治安機関が米主導の有志連合に内通していたとの容疑で幹部司令官2人を拘束、連行した。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県でのシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室による狙撃シリア軍兵士3人死亡(2024年1月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるシャイフ・アキール山一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はカルサア村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室はまた、カルア山一帯を砲撃した。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月9日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月9日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024、Suwayda 24, January 9, 2024などをもとに作成。

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ヨルダン軍戦闘機複数機が、イランとつながりのある麻薬密輸業者の農場や潜伏先を狙ってスワイダー県で4回の爆撃を実施、3人を殺害(2024年1月9日)

スワイダー県では、ロイター通信(1月9日付)が複数の域内諜報筋の話として伝えたところによると、ヨルダン軍戦闘機複数機がシリア領内で4回の爆撃を実施した。

同筋によると、爆撃は、イランとつながりのある麻薬密輸業者の農場や潜伏先を狙ったものだという。

また、スワイダー24(1月9日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、8日深夜から9日未明にかけての爆撃では、ウルマーン村、マラフ町近くの農場1ヵ所、シュアーブ村北の1ヵ所、同村南の1ヵ所が標的となり、地元の大物密輸業者1人を含む3人が死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡した3人のうち1人は女性。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024、Suwayda 24, January 9, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県、ラッカ県、ダイル・ザウル県でシリア軍を相次いで襲撃、20人以上を殺害(2024年1月9日)

シリア国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、ヒムス県タドムル市南の砂漠地帯を通る街道を移動中の寝台バスが9日正午頃にテロ攻撃を受け、軍関係者8人と民間人1人が死亡、軍関係者11人と民間人2人が負傷したと発表した。

SANA(1月9日付)が伝えた。

シリア人権監視団、イナブ・バラディー(1月9日付)、アラビア語版スプートニク(1月9日付)によると、襲撃はダーイシュ(イスラーム国)によるもので、夜行バスはT3(第3石油輸送ステーション)一帯地域で狙われ、シリア軍兵士14人が死亡、19人が負傷した。

この攻撃に関して、ダーイシュ(イスラーム国)はシャーム州の名で声明を出し、ヒムス県スフナ市西で「ヌサイリー背教者軍」(シリア軍)の車輛を要撃し、兵士5人を殺害、車輛を燃やしたと発表した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハマー県イスリヤー村に近い砂漠地帯でシリア軍と国防隊を襲撃し、戦闘となった。

この戦闘で、シリア軍の士官(少尉)1人を含む5人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるカバージブ村近郊の砂漠地帯に展開するシリア軍第137旅団の陣地複数ヵ所を襲撃し、兵士2人を殺害した。

AFP, January 9, 2024、ANHA, January 9, 2024、‘Inab Baladi, January 9, 2024、Reuters, January 9, 2024、SANA, January 9, 2024、SOHR, January 9, 2024、Sputnik Arabic, January 9, 2024などをもとに作成。

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