北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はフール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を開始すると発表(2024年1月27日)

ハサカ県では、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)の支援を受けて、フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を開始すると発表した。


作戦開始を受けて、キャンプ住人の情報と記録を更新するための捜査チームがキャンプ内各所にチェック・ポイントを設置したが、「ムハージラート」(ムハージリーンの女性複数形)地区に収容されているダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻ら女性が、捜査チームを襲撃、チェック・ポイントへの方かを試みた。

これに対して、アサーイシュが介入し、女性らを強制排除した。
これに対して、キャンプ内では、

一方、「人道と安全」作戦第3段階を取材するためにフール・キャンプ入りしていたメディア・チームがキャンプの第5区で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの妻や子供たちの襲撃を受け、ロナヒ衛星テレビの記者が投石などによって軽傷を負った。

ANHA(1月27日付)が伝えた。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」(イラク・イスラーム抵抗)はダイル・ザウル県のウマル油田とCONOCOガスでの米軍基地を複数回にわたって攻撃(2024年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が26日深夜から27日御影にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

「イランの民兵」はまた、前日に続いてCONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾4発を発射した。

「イランの民兵」はさらに、ウマル油田をドローン3機で再び攻撃した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午前0時54分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、26日晩にダイル・ザウル県のグリーン・ヴィレッジ基地、CONOCOガスの米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗はまた、午後4時19分にもテレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガスの米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など35輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年1月27日)

イラク・イスラーム抵抗は午後7時38分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが率いるレバノン・イスラーム抵抗は前日に続いてファラク1ロケット弾などでイスラエル北部を攻撃(2024年1月27日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月27日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時15分、アッバード陣地南に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時35分、占領下シャブアー農場内のザブディーン兵舎にある連隊司令部をファラク1ロケット弾1発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前9時30分、ジャル・アラーム陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時5分、ドビブ入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時50分、ヒルバト・マーイル基地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時45分、ナークーラ岬沖の海上拠点のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時45分、ショメラ入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

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マナール・チャンネル(1月27日付)は、1月26日午前10時から27日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と7回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前0時22分、レバノン領内からの多数の砲撃が確認されたが、負傷者はなかった。イスラエル軍が砲弾発射地複数ヵ所を攻撃した。ジェット戦闘機複数機が早朝、バイト・リーフ村一帯にあるヒズブッラーのテロ・インフラ2ヵ所と、南部のダイル・アンマール村にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Qanat al-Manar, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はマーシャル諸島船籍の石油タンカーM/Vマーリン・ルアンダがフーシー派の対艦弾道ミサイルの攻撃を受ける一方、米軍がフーシー派の対艦ミサイルを攻撃したと発表(2024年1月27日)

米中央軍(CENTCOM)は午後5時26分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、フーシー派が現地時間26日午後7時45分頃、イエメン領内の支配地からマーシャル諸島船籍の石油タンカーM/Vマーリン・ルアンダを対艦弾道ミサイルで攻撃したと発表した。

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また、午前5時34分にも声明を出し、米軍が現地時間の27日午前3時45分頃、フーシー派の支配下にあるイエメン領内から紅海に向けて発射されようとしていた対艦ミサイル1基を攻撃したと発表した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がダイル・ザウル県シューラー村に近い砂漠地帯で、ダーイシュの陣地複数ヵ所を狙って爆撃(2024年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるシューラー村に近い砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の陣地複数ヵ所を狙って爆撃を実施した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で、シリア軍とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで激しい砲撃戦を行い、子供1人が巻き添えとなって死亡(2024年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで激しい砲撃戦を行い、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のカスラ村で子供1人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県、アレッポ県各所を砲撃(2024年1月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構が敵対勢力と内通しているとして拘束していたメンバー50人あまりを釈放(2024年1月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が敵対勢力と内通しているとして拘束していたメンバー50人あまりを釈放した。

釈放されたメンバーのなかには、ムスリム・アーフィス氏、アブー・ウサーマ・ムニール氏、ファウワーズ・アスファル氏、アブー・アブドゥー・トゥウーム氏、アブー・ザッル・ムハムバル氏、アブー・ムニール・ムハムバル氏、アブー・ハッターブ・ハサカーウィー氏ら幹部メンバー、セカンド・ランクのメンバーらも含まれているという。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月27日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月27日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024、Suwayda 24, Janyary 27, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコ軍の偵察用ドローン1機が撃墜される(2024年1月27日)

アレッポ県では、ANHA(1月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村で、トルコ軍の偵察用無人航空機(ドローン)1機が撃墜された。

だが、トルコ軍は別のドローンでスムーキーヤ村を爆撃した。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はバアス党の高等選挙委員会メンバーと会合:党選挙に向けた準備の進捗についての説明を受ける(2024年1月27日)

バアス党の最高意思決定機関である中央指導部の書記長を務めるアサド大統領は、拡大中央委員会などでの選挙を監督するために12月20日に選出された最高委員会(党高等選挙委員会)のメンバーと会合を開き、同委員会が最近行った党支部や各県の視察や面談に際して、党員から受けた選挙の手続きにかかる質問への回答内容、選挙の公正性や代表制を確保するために規則面での精査や見直しが必要と思われる点についての説明を受けた。





アサド大統領は会合において、委員会に対して高い責任を示し、支部の党員との透明で豊かな対話プロセスを運営するよう述べた。

また、選挙監視の経験の成否は、拡大大会に先立って党内のさまざまなレベルで実施される投票において培われるもので、この経験が民主的プロセスの一部となるとしたうえで、自分たちがこの経験の透明性と成功の要件を築いていかなければならないと強調した。

さらに、科学的且つ正確に今回の経験を評価する必要があり、規則を運用するにあたって生じるかもしれない齟齬について修正するよう述べた。

会合では、選挙プロセス実施にかかる方法論、各支部視察に際して得られた主要な新課題、支部毎の特殊事情やそれが規則に与える影響などについて議論がなされた。

委員会からは、一部の県の支部に存在する非正規党員が、拡大大会の代表制に与える影響などについての問題提起があった。

また、支局レベルでの当選者が支部レベルでの選挙での立候補を辞退する権利、この権利行使にかかる手続きなどについても問題提起がなされた。

委員会は、これらの問題への対応を党内の選挙開始までに確定し、発表することになる。

SANA(1月27日付)が伝えた。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共労働住宅大臣はアレッポ県の関係当局者らとアレッポ市の被災者支援にかかる計画について協議(2024年1月27日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共労働住宅大臣は、アレッポ県の関係当局者らと会合を開き、アレッポ市における2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者への対応に関して、同市市の総合構造計画および同計画にかかる諸々の詳細な計画、被災者の市民サーヴィス・センターへの登録にかかる諸手続き、住宅関連境協会への土地引き渡しの手続きなどについて協議した。

アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、詳細な計画を策定するにあたって期限を設定や、技師組合とアレッポ市議会の関係者による会合の開催の必要を強調した。

SANA(1月27日付)が伝えた。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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