シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県でイスラーム解放党に所属する若い男性1人を殴打・拷問、拘束(2024年1月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配地(場所は不明)で、同機構の総合治安機関がイスラーム解放党に所属する若い男性1人を殴打・拷問、拘束した。

AFP, January 11, 2024、ANHA, January 11, 2024、‘Inab Baladi, January 11, 2024、Reuters, January 11, 2024、SANA, January 11, 2024、SOHR, January 11, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のCONOCOガス田、ハサカ県のハイムー村、イラクのアルビール空港にある米軍基地をロケット弾やドローンで攻撃(2024年1月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾複数発で攻撃した。

またこの攻撃の約2時間後、「イランの民兵」とイラク・イスラーム抵抗がCONOCOガス田の米軍基地に向けて4発のロケット弾を発射した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後4時45分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガス田にある米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

イラク・イスラーム抵抗はまた午後9時14分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラク・アルビール県のアルビール空港近くの米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

イラク・イスラーム抵抗はさらに午後10時00分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県カーミシュリー市のカーミシュリー国際空港西のハイムー村にある米軍基地を攻撃したと発表した。

 

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー約100輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されている国境通行所を経由してイラク領内に移動(2024年1月10日)

ハサカ県では、SANA(1月10日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー50輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているマフムーディーヤ国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

またタンクローリー45輌からなる米軍の車列もイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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米軍の占領下にあるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍のメンバーが離反、シリア政府支配地に逃走(2024年1月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)の占領下にあるタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)のメンバー1人が離反、トヨタのランドクルーザに乗って、シリア政府支配地に逃走した。

離反はタドムル市の「砂漠部門」に勤務するシリア軍士官が協力して行われた。

離反したこのメンバーのほかに、離反者がいたかどうかは不明。

55キロ地帯では、8日、米軍がルクバーン・キャンプ、西側諸国の諜報機関に協力していたダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーの自宅を強襲し、元メンバーら複数人を拘束していた。

複数筋によると、彼らは西側諸国の諜報機関の協力していたが、その一方でシリア軍や「イランの民兵」に内通していたという。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はドローン、弾道ミサイル、巡行ミサイルで米軍船舶を最大規模の攻撃を敢行、米英海軍がこれを撃破(2024年1月10日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後3時00分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イエメンの海軍部隊とミサイル・無人航空部隊が紅海で合同作戦を実施、弾頭ミサイル、多数の対艦ミサイル、無人航空機(ドローン)で、シオニスト政体(イスラエル)に支援を行った米国の船舶1隻を攻撃したと発表した。

攻撃は、ジュマーダー・アーヒラ月18日(2023年12月31日)の米海軍によるイエメン海軍部隊の船舶3隻への攻撃で10人の兵士が殺害されたことの報復だという。

 

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この攻撃に関して、米中央軍(CENTCOM)は午前2時46分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、攻撃の詳細に関する声明を出した。

声明によると、現地時間の1月9日午後9時15分、イランが支援するフーシー派の支配地から、
商船数十隻が航行している海上交通路に向けて、紅海南部の攻撃型ドローン複数機、対艦ミサイル複数発、対艦弾道ミサイル複数発が発射された。

これに対して、航空母艦USSドワイト・D・アイゼンハワー(CNV69)を発艦したF/A-181戦闘機複数機、ミサイル駆逐艦のUSSグレイブリー(DDG107)、USSラブーン(DDG58)、USSメイソン(DDG87)、そして英国海軍の駆逐艦HMSダイヤモンド(D34)が、ドローン18機、対艦巡航ミサイル2発、対艦弾道ミサイル1発を撃破した。

CENTCOMによると、フーシー派による商船への攻撃は11月19日以降、これで26回目。

攻撃による負傷者、損害はなかったという。

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英海洋警備会社アンブリーによると、攻撃はイエメンのフダイダ市沖・モカ市沖間で行われ、複数の船舶からミサイルやドローンが目撃されたとの報告が無線であり、同海域に展開する米海軍が船舶に最高速度で航行するよう促したという。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を2回にわたり攻撃する一方、1人の戦死を発表(2024年1月10日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月10日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後3時55分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午後4時45分、ジャルダーフ拠点をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が戦死したと発表した。

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マナール・チャンネル(1月10日付)は、1月9日午前10時から10日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して4回の爆撃と4回の砲撃を行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前11時59分、イスラエル軍ジェット戦闘機1機が先ほど、ラッブーナ村一帯のテロ・インフラと陣地を攻撃、また夜間をカフルシューバー村にある指揮所を攻撃した。前日(9日)にはヒヤーム村にあるヒズブッラーの監視ポスト1ヵ所をイスラエル軍兵士が破壊、今朝には、イスラエル領内に向けて発砲を行ったナークーラ村の軍事複合施設を攻撃した。

午後6時14分、レバノン領内からイスラエル北部のアラブ アル アラムシェ村に向けて3回の砲撃があったことを先ほど確認、イスラエル軍が砲弾発射ちを攻撃した。数時間前にはレバノン南部にあるヒズブッラーの指揮所をジェット機で攻撃した。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Qanat al-Manar, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダーイシュのスリーパーセルが潜伏するダイル・ザウル県南部の砂漠地帯に対して爆撃を実施(2024年1月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが潜伏する県南部の砂漠地帯に対して爆撃を実施した。

一方、ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装集団がシリア政府の支配下にあるドゥワイル村でシリア軍第4師団の兵士1人を襲撃し、殺害した。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍と「イランの民兵」が政府支配下のユーフラテス川西岸から東岸のシリア民主軍を砲撃(2024年1月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるヒサーン村の通行所で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と地元の武装集団が交戦した。

また、シリア軍と「イランの民兵」がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のアイヤーシュ村一帯から東岸のハワーイジュ・ブーマスア村にあるシリア民主軍の陣地複数ヵ所を狙って砲撃を行った。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のシリア民主軍の検問所2ヵ所を攻撃(2024年1月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所をロケット弾で攻撃した。

また、オートバイに乗ったダーイシュのスリーパーセルが、ハワーイジュ村にあるシリア民主軍の検問所をRPG弾で攻撃、戦闘となった。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーが北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるサアダ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を機関銃で攻撃した。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024、January 11, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月10日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月10日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024、Suwayda 24, January 10, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市近郊のカーウカリー村を砲撃し、女性1人が負傷(2024年1月10日)

アレッポ県では、ANHA(1月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のカーウカリー村を砲撃し、砲弾が民家複数棟を直撃、女性1人が負傷した。



一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内ブルブル町にあるシリア国民軍ハムザ師団の検問所で、同軍ムウタスィム師団のメンバー1人が銃で撃たれて死亡した。

殺害されたムウタスィム師団のメンバーは密輸に関与しており、検問を逃れようとしたために銃殺されたという。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県では、国民解放戦線に所属するナスル軍が特攻自爆(インギマーシー)攻撃を行い、シリア軍兵士を殺害(2024年1月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファターティラ村一帯で激しく交戦し、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるファッティーラ村、フライフィル村、ハルーバ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、国民解放戦線に所属するナスル軍のメンバー複数人がファターティラ村一帯に展開するシリア軍の陣地や拠点に対して特攻自爆(インギマーシー)攻撃を行い、シリア軍兵士2人を殺害した。

シャーム解放機構の軍事広報局がテレグラムを通じて発表したところによると、殺害されたシリア軍兵士は少なくとも5人。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がアレッポ県、イドリブ県でテロ組織のドローン7機を撃墜したと発表(2024年1月10日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、アレッポ県およびイドリブ県の農村地帯方面で任務にあたるシリア軍部隊が、軍拠点や安全な市街地への攻撃を試みようとしたテロ組織の無人航空機(ドローン)7機を撃墜した、と発表、撃破したドローンの写真を公開した。








SANA(1月10日付)が伝えた。

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イランの首都テヘランでイスラーム協力機構(OIC)加盟国議会連合が加盟国パレスチナ委員会緊急会合を開催、サッバーグ人民議会議長が出席(2024年1月10日)

イランの首都テヘランでイスラーム協力機構(OIC)加盟国議会連合が加盟国パレスチナ委員会緊急会合を開催し、加盟国議会間の協力の方途、パレスチナ情勢、とりわけガザ地区へのイスラエルの攻撃、停戦、人道支援などを協議した。

シリアからは、ハンムード・サッバーグ人民議会議長が出席し、パレスチナ人民への支持を改めて表明、国際社会に対してイスラエルの攻撃を止めさせるよう求めた。

会合は、パレスチナ人民に対する戦争犯罪や大量虐殺を行っているイスラエルの指導者らを国際法廷に提訴し、ガザ地区へのイスラエルの攻撃に加担する米国を非難する閉幕声明を採択した。

SANA(1月10日付)などが伝えた。

AFP, January 10, 2024、ANHA, January 10, 2024、‘Inab Baladi, January 10, 2024、Reuters, January 10, 2024、SANA, January 10, 2024、SOHR, January 10, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を2件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2024年1月10日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に2件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, January 10, 2024をもとに作成。

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