米軍は実質占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで西側諸国の諜報機関に協力していた元ダーイシュのメンバーの自宅を強襲し、拘束(2024年1月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)が実質占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで、米軍が西側諸国の諜報機関に協力していたダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーの自宅を強襲し、拘束した。

複数筋によると、拘束された元メンバーは、2016年にダーイシュに参加したが、その後西側諸国の諜報機関の協力者として活動していたが、シリア軍や「イランの民兵」に内通していたという。

AFP, January 8, 2024、ANHA, January 8, 2024、‘Inab Baladi, January 8, 2024、Reuters, January 8, 2024、SANA, January 8, 2024、SOHR, January 8, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル北部のハイファーをアルカブ長距離巡行ミサイルで攻撃したと発表(2024年1月7日)

イラク・イスラーム抵抗は午後6時35分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県カスラク村の米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、イラク・イスラーム抵抗所属と見られる無人航空機(ドローン)1機が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるワズィール休憩所に米軍が違法に設置している基地を攻撃、米軍が迎撃し、ドローンを撃墜したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後6時50分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル占領下のゴラン高原の軍事標的1ヵ所を攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後7時13分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後8時31分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部のハイファーの重要な標的をアルカブ長距離巡行ミサイルで攻撃したと発表した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊が米主導の有志連合所属と見られるドローンの攻撃を受け、「イランの民兵」の武器弾薬庫が爆発(2024年1月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のグブラ村とハムダーン空港一帯にある「イランの民兵」の武器弾薬庫複数ヵ所で大きな爆発が複数回発生した。

同監視団によると、直前に武器や装備を積んだ「イランの民兵」の貨物車輛の車列がイラクから同地に入国しており、爆発は米主導の有志連合所属と見られる無人航空機(ドローン)1機の攻撃によるもの。

攻撃はグブラ村とハムダーン空港を結ぶ街道を移動中の車列にも及び、「イランの民兵」の外国人メンバー2人が負傷した。

イナブ・バラディー(1月7日付)によると、車列は5輌の貨物車輛からなり、このほかにもスィヤール村にあるイラン・イスラーム革命防衛隊の本部を狙われた。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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シリアに駐留するロシア軍部隊がイスラエル占領下のゴラン高原に面するシリア政府支配下の兵力引き離し地域に監視ポスト2ヵ所をさらに新設(2024年1月7日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリアに駐留するロシア軍部隊が、イスラエル占領下のゴラン高原に面するシリア政府支配下の兵力引き離し地域のビイル・アジャム村・マアラカ村間に新たな監視ポスト2ヵ所を設置した。

監視ポストの新設は1月3日に続いて2度目で、これによりポストの数は4つとなった。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を10回にわたり攻撃(2024年1月7日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月7日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後1時45分、マナラ入植地南に集結しているイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時5分、占領下シャブアー農場内のレーダー・サイトをロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時30分、ルワイサト・アースィー陣地に配備されている戦車1輌を9M133 Kornetミサイルで攻撃し、これを破壊、乗組員らを殺傷した。

午後4時00分、メトゥラ町一帯に展開するイスラエル軍部隊を攻撃し、確実に兵士らを殺傷する。

午後4時00分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午後3時5分、マルキヤ入植地に展開しているイスラエル軍部隊の陣地を攻撃し、兵士を殺傷する。

午後4時00分、ショメラ入植地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、マタット入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、ザルイート入植地をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃し、直接の損害を与える。

午後5時00分、ヤアラー入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Qanat al-Manar, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県サルミーン市、イドリブ市などを砲撃(2024年1月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードのメンバー2人が負傷した。

シリア軍はまた、スフーフン村、バーラ村を砲撃した。

シリア軍はさらに、サルミーン市の大モスクや高校近くの市場、シャイフ・スィンドヤーン村を砲撃し、サルミーン市で子供2人を含む5人が負傷した。

シリア軍はその後もイドリブ市をクラスター弾で砲撃した。

これに対して、アンサール・タウヒードもシリア政府の支配下にあるミラージャ村を砲撃した。

また、シリア軍のサラーキブ市への砲撃への報復として、トルコ軍がサラーキブ市、M5高速道路近くのハーン・スブル村のシリア軍の陣地複数ヵ所を狙って砲撃を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構もシリア政府支配下の県西部を砲撃、兵士2人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構もシリア政府の支配下にあるマリク丘を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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トルコの当局はイスタンブールで居住していたシリア難民51人を強制退去に処す(2024年1月7日)

シリア人権監視団によると、トルコの当局はイスタンブールで居住していたシリア難民51人をアレッポ県バーブ・ハワー国境通行所経由でシリア領内に強制送還した。

51人は「一時保護身分証」(TPID、 Kimlik)を取得していなかったという。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県マヤーディーン市でシリア軍第4師団の兵士1人を襲撃、殺害(2024年1月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市のハサン学校近くでシリア軍第4師団の兵士1人を襲撃、殺害した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月7日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月7日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024、Suwayda 24, January 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市近郊のファーティサ村にあるシリア民主軍の拠点を自爆型ドローンで爆撃、兵士3人を殺害(2024年1月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を自爆型の無人航空機(ドローン)1機で爆撃、兵士3人を殺害した。

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アレッポ県では、ANHA(1月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、マルアナーズ村を砲撃した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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イズラア郡警察の主任巡査部長と警官4人が正体不明の武装集団の襲撃を受け死亡(2024年1月7日)

ダルアー県では、内務省が発表したところによると、イズラア郡警察の主任巡査部長1人と警官4人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

SANA(1月7日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、襲撃を受けたのはイズラア市近郊のダルアー高速道路沿線。

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また、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で空軍情報部傘下で活動するムフアンマド・アリー・リファーイー氏(アブー・アリー・ラッハーム)が率いる民兵と地元民兵が交戦し、前者の民兵のメンバー1人が死亡、3人が負傷した。

また、ダルアー市空港地区のシリア軍検問所近くで爆発があり、兵士3人が負傷した。

AFP, January 7, 2024、ANHA, January 7, 2024、‘Inab Baladi, January 7, 2024、Reuters, January 7, 2024、SANA, January 7, 2024、SOHR, January 7, 2024などをもとに作成。

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