北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ市東のハムラート村での部族間の武力衝突に介入、82人を拘束、大量の武器弾薬を押収(2024年1月29日)

ラッカ県では、ANHA(1月30日付)によると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と女性防衛隊(YPJ)とともに、ラッカ市東のハムラート村でムドリジュ(バラースィム)部族とジャマーサ部族が武力衝突したことを受けて、大規模な治安作戦を実施し、82人を拘束、大量の武器弾薬を押収した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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シリアのヒムス県南東部(あるいはヨルダン北東部)の米軍基地へのイラク・イスラーム抵抗によるドローン攻撃が回避できなかったのは米軍が敵ドローンを米軍のドローンと混同したため(2024年1月29日)

『ウォールストリート・ジャーナル』(1月29日付)は、28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとヨルダン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡した事件に関して、米軍がドローンを米軍のドローンと混同したために、攻撃を回避できなかったとの当局者の話を伝えた。

この当局者によると、イラク・イスラーム抵抗のドローンは、米軍のドローンの帰還と同時に接近したため、敵機かどうかを判断できなかったという。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024、The Wall Street Journal, January 29, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」はハサカ県シャッダーディー市、ダイル・ザイル県ウマル油田の米軍基地をロケット弾で攻撃(2024年1月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市の米軍基地をロケット弾で攻撃、少なくとも砲弾1発が基地の近くに着弾した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地をロケット弾2発で攻撃した。

砲弾2発は基地の敷地内に着弾したが、死傷者はなかったという。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアデン湾を航行中の米海軍の遠征移動基地専用艦船ルイス・B・プラーを対艦ミサイルで攻撃したと発表(2024年1月29日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前9時26分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、前日晩に、アデン湾を航行中の米海軍の遠征移動基地専用艦船ルイス・B・プラーを対艦ミサイル1発で攻撃したと発表した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの軍事的標的1ヵ所をドローンで攻撃したと発表(2024年1月29日)

イラク・イスラーム抵抗は午前12時52分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、占領下パレスチナ領内(イスラエル)の軍事的標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はファラク1ロケット弾、ブルカーン重ロケット砲でイスラエル北部を攻撃する一方、戦闘員2人の戦死を発表(2024年1月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月29日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前11時45分、メトゥラ町を攻撃、直接の損害を与える。

午後1時30分、フニン砦に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時55分、占領下カフルシューバーの丘陵地にあるサンマーカ陣地に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時00分、タイハート丘に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時20分、ラーミーム陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前0時20分、リーシャー池をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前0時20分、ハドブ・ヤーリーン陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前8時00分、ビーラーニート兵舎をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時00分、ジャル・アラーム陣地に集結するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾1発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時15分、マタット入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

午後2時10分、ザルイート入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時10分、ビーラーニート兵舎をファラク1ロケット弾2発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時30分、ジャルダーフ陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。


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マナール・チャンネル(1月29日付)は、1月28日午前10時から29日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と7回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後5時23分、レバノン領内からイスラエル北部に終日多数の砲撃が確認され、イスラエル軍兵士は砲弾発射地を含むレバノン領内の複数地域を攻撃。加えて、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がヤールーン村一帯にあるヒズブッラーの陣地2ヵ所を攻撃。さらにイスラエル軍は、早朝、イスラエル北部に対する砲撃が行われた砲弾発射地1ヵ所を攻撃。

午後9時34分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がマルカバー村、タイバ村、マールーン・ラース村一帯にあるヒズブッラーのインフラ、監視所を含む標的複数ヵ所を攻撃。また、レバノン領内から複数の飛翔体が飛来、イスラエル軍がその発射地点などを攻撃し、対応。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Qanat al-Manar, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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地元の武装集団がダイル・ザウル県アブー・ハマーム市のシリア民主軍陣地を攻撃(2024年1月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元の武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地をRPG弾複数発で攻撃、シリア民主軍と交戦した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ハワーイジュ村でシリア民主軍のパトロール部隊を襲撃し、1人を殺害、複数人を負傷させる(2024年1月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるハワーイジュ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊を襲撃し、1人を殺害、複数人を負傷させた。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月29日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月29日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024、Suwayda 24, January 29, 2024などをもとに作成。

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フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を続ける北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は8人を新たに逮捕(2024年1月29日)

ハサカ県では、ANHA(1月29日付)によると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)の支援を受けて、フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を継続、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに協力していた容疑で8人の指名手配者を新たに逮捕した。

これによって逮捕者数は29人となった。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のスムーカ村のシリア軍陣地1ヵ所を砲撃(2024年1月29日)

アレッポ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村のシリア軍陣地1ヵ所を砲撃、兵士1人が負傷した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から首都ダマスカス南方を爆撃、少なくとも8人死亡(2024年1月29日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午後1時頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から、首都ダマスカス南方の複数ヵ所をミサイルで爆撃、多数の民間人が死傷、物的損害が生じたと発表した。

SANA(1月29日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町周辺の農場1ヵ所を狙ったもので、イラン・イスラーム革命防衛隊の士官の護衛を務める1人を含むシリア人3人、農場の守衛を務めるシリア人2人、レバノンのヒズブッラーのメンバー2人、その他(身元不明)1人が死亡、多数が負傷した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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関係当局がヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯でダーイシュなどの残党の指導者らの拠点やメンバーのアジト多数を強襲、大量の武器弾薬を押収(2024年1月29日)

ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、タドムル市近郊の砂漠地帯で、関係当局がダーイシュ(イスラーム国)を含む複数のテロ集団の残党の指導者らの拠点やメンバーのアジト多数を強襲、迫撃砲、RPG弾など大量の武器弾薬を発見、これらを押収した。






AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使:「米国がタンフ国境通行所一帯地域でテロ活動をエスカレートさせている」(2024年1月29日)

アレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使はタス通信(1月29日付)の取材に応じ、そのなかで米国がヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域でテロ活動をエスカレートさせていると述べた。

ラヴレンティフ特使は、以下のように述べた。

シリア領内の一部で、テロ活動がエスカレートしている場所がある。現時点でこうした活動の主要な発生源は米軍が制圧しているタンフ(国境通行所)地域に集中している。同地には、米政府が解体を拒否するルクバーン・キャンプがある。
ダーイシュ(イスラーム国)などの武装勢力の活発な教練がそこで続けられており、彼らはそこからシリア領内でのテロ工作や任務を遂行するために送り込まれている。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024、TASS, January 29, 2024などをもとに作成。

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