イスラエル軍は30日にダルアー県にあるシリア軍の軍事インフラを爆撃したと発表(2024年1月31日)

イスラエル軍は午後12時29分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、29日夜にシリアからゴラン高原南部への多数の砲撃を確認、イスラエル軍ジェット戦闘機が31日の夜間にダルアー県にあるシリアの体制に所属する軍事インフラを攻撃したと発表した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かう(2024年1月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は米海軍駆逐艦グレーヴリーと米国の原油タンカーを対艦ミサイルで攻撃したと発表(2024年1月31日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて以下の通り発表した。

午前9時38分、イエメン海軍部隊が紅海で米海軍駆逐艦グレーヴリーに対して対艦ミサイル複数発を発射した。

午後11時19分、イエメン海軍部隊が、占領下パレスチナ(イスラエル)に向かっていた米国の原油タンカー1隻を対艦ミサイル複数発で攻撃した。

午後23時55分、アデン湾で本日晩、原油タンカーを攻撃した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が発射した対艦ミサイルを米海軍USSグレーヴリーが撃墜するとともに、イエメン領内のフーシー派支配地を攻撃したと発表(2024年1月31日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時11分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の30日午後11時30分頃、フーシー派がイエメン領内の支配地から紅海に向けて巡航ミサイルを発射、ミサイルは米海軍USSグレーヴリー(DDG107)が撃墜したと発表した。

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CENTCOMは午後9時48分にもXを通じて声明を出し、現地時間の31日午後3時30分頃、CENTCOMがフーシー派の支配下にあるイエメン領内で発射準備がなされていた地対空ミサイルを攻撃、これを破壊したと発表した。


AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を7回攻撃する一方、戦闘員1人の戦死を発表(2024年1月31日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月31日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時35分、タイハート丘に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後1時35分、バイヤード・バリーダー陣地でメルカバ戦車を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時50分、イスラエル軍が駐留するメトゥラ町内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後9時15分、ビト・リーフ村とブライダー村の民間への爆撃への報復として、マナラ入植地を攻撃し、建物内にいたイスラエル軍兵士1人を負傷させる。

西部地区

午後2時45分、ハニタ(キブツ)にあるスパイ機器を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時10分、マタット入植地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後9時00分、ジャル・アラーム陣地をファラク1ロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が戦死したと発表した。

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マナール・チャンネル(1月29日付)は、1月30日午前10時から31日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して2回の爆撃と1回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前12時29分、レバノンから今朝、マナラ入植地、ユヴァル入植地への多数の砲撃を確認したが、負傷者はなかった。先ほどイスラエル軍がレバノン南部の複数ヵ所を砲撃。

午後5時8分、レバノンからイフタ(キブツ)、ヤアラ入植地、ハニタ(キブツ)への多数の砲撃を確認したが、負傷者なく、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、ラシャーフ村一帯にあるヒズブッラーの複合施設1ヵ所を攻撃、アルマー・シャアブ村、アイタルーン村一帯を砲撃。

午後9時46分、早朝にレバノンからメトゥラ町への多数の砲撃を確認し、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が、アイター・シャアブ村、バイト・リーフ村、ブライダー村にあるヒズブッラーのインフラと軍事複合施設を攻撃。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Qanat al-Manar, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ABC:28日のイラク・イスラーム抵抗による米軍基地攻撃で死亡したのは46歳、23歳、24歳の兵士(2024年1月31日)

ABC(1月31日付)は、28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとレバノン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡した事件に関して、米当局者3人の話として、攻撃型(自爆型)のドローンが米軍の偵察用ドローンとともに基地に接近したために、米軍が迎撃できなかったとしたうえで、兵士らが就寝中だった居住区が狙われたことで、死傷者が増えたと伝えた。

死亡した3人は、46歳、23歳、24歳の兵士だという。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍と地元民兵が激しく交戦、シリア民主軍兵士1人と国防隊メンバー1人が死亡(2024年1月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるユーフラテス川東岸のハワーイジュ・ズィーバーン村のラギーブ学校近くにある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部が地元の武装集団の攻撃を受け、兵士1人が死亡、8人が負傷した。

これに対して、ユーフラテス川東岸のシャンナーン村に展開するシリア民主軍は、シリア政府の支配下にある西岸のクーリーヤ市一帯に展開する地元の武装集団と砲撃戦を行った。

この戦闘で、シリア民主軍はクーリーヤ市にある国防隊の拠点1ヵ所を狙い、これによって国防隊メンバー1人が死亡した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイスラーム解放党メンバーだとして拘束していた5人の逮捕者を釈放(2024年1月31日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイスラーム解放党メンバーだとして拘束していた5人の逮捕者を釈放した。

これにより、過去5日で総合治安機関が釈放した逮捕者の数は85人となった。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県カバージブ村近郊でダーイシュによって殺害されたシリア軍兵士2人の遺体が発見(2024年1月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のカバージブ村近郊でダーイシュ(イスラーム国)によって殺害されたシリア軍兵士2人の遺体が発見された。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県各所で前日に続いてシャーム解放機構に抗議するデモ、参加者はジャウラーニー指導者の打倒を呼びかける(2024年1月31日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のサルキーン市、アレッポ県のサッハーラ村、トルコ占領下のアレッポ県のダービク村で、住民らが抗議デモを行い、外部勢力との内通などを理由にシャーム解放機構が拘束した逮捕者の釈放を訴えるとともに、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒を呼びかけた。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」のドローンがイドリブ県を攻撃、シャーム解放機構の多数を殺傷(2024年1月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」の攻撃型(自爆型)無人航空機(ドローン)1機がシャーム解放機構の支配下にあるタフタナーズ市とマアーッラト・ナアサーン村を結ぶ街道で、同機構の車輛を攻撃、これにより戦闘員4人が死亡、3人が負傷した。

ワタン・ニューズ(1月31日付)によると、この攻撃で6人が死亡した。

ヌッブル・ザフラー・イウラーミーヤ(1月31日付)はテレグラムを通じて、シャーム解放機構に所属するタルハト・ブン・ウバイドッラー旅団のムアーウィヤ・ハーッジ・ハサン司令官(通称アブー・アブドゥッラフマーン・トゥウーム)が死亡したと伝えた。

一方、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるアウラム・ジャウズ村、アーフィス村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024、Watan News, January 31, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月31日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月31日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024、Suwayda 24, January 31, 2024などをもとに作成。

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フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を続けるアサーイシュはダーイシュのメンバー)3人を新たに拘束(2024年1月31日)

ハサカ県では、ANHA(1月31日付)によると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)の支援を受けて、フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を継続、キャンプ内でダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」(メンバー)3人を新たに拘束した。

これにより、アサーイシュが拘束したダーイシュ・メンバーは34人となった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるユーフラテス川東岸のアズバ村で、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに協力したとして、ダイル・ザウル軍事評議会のメンバー1人を拘束した。

一方、ダーイシュのスリーパーセルはハリージーヤ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を襲撃、兵士2人を負傷させた。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はサパーUNDOF司令官と会談、シリアへのイスラエルの攻撃を停止させるため国連が介入すべきと伝える(2024年1月31日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ゴラン高原に展開する国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)のニルマル・クマル・サパー司令官(ネパール、少将)と会談した。

会談のなかで、ミクダード外務在外居住者大臣は、占領下ゴラン高原の住民に対するイスラエルの振る舞いやシリア領内のインフラに対して繰り返されている攻撃を停止するために国連が介入する必要があると述べた。

SANA(1月30日付)が伝えた。


AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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