「イランの民兵」がダイル・ザウル県ウマル油田の米軍基地をロケット弾多数で攻撃(2024年2月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地をロケット弾多数で攻撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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武器弾薬を積んだ貨物車輛7輌からなる「イランの民兵」の車列がブーカマール国境通行所を経由して、イラクからシリアに入る(2024年2月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器弾薬を積んだ貨物車輛7輌からなる「イランの民兵」の車列がブーカマール国境通行所(カーイム国境通行所)を経由して、イラクからシリア領内(政府支配地)に入り、ダイル・ザウル市方面に向かった。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がUNDOFの要請を受けイスラエル占領下のゴラン高原と兵力引き離し地域を隔てる境界線(ラインA)近くのクルーム丘に設置していた陣地1ヵ所を撤収(2024年2月24日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第90旅団がイスラエル占領下のゴラン高原と兵力引き離し地域を隔てる境界線(ラインA)近くのクルーム丘に設置していた陣地1ヵ所を撤収した。

撤収はUNDOFの要請を受けたもの。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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フーシー派がベリーズ船籍の英国所有のばら積み貨物船M/Vルビマールを攻撃、油が流出し、18マイル(30キロ)近くにわたって油膜が拡がる(2024年2月24日)

米中央軍(CENTCOM)は午後6時5分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、2月18日(23日の誤りと見られる)午後9時半から10時40分の間、フーシ派ーがベリーズ船籍の英国所有のばら積み貨物船M/Vルビマールを攻撃したと発表した。

この攻撃による損傷でした同船は停泊、ていますが、ゆっくりと水が入ってきます。イラン支援のフーシ派テロリストによるいわれのない無謀な攻撃により、船体に重大な損傷が生じ浸水、また油が流出し、18マイル(30キロ)近くにわたって油膜が拡がった。

同船舶は、41,000 トンを超える肥料の一部を輸送しており、これが紅海に流出し、この環境災害をさらに悪化させる可能性があるとし、フーシー派が、漁業、沿岸地域社会、食糧輸入を脅かすような無差別攻撃を行っていると非難した。

また、午後6時7分にも声明を出し、現地時間23日午後12時30分から午後7時15分の間、CENTCOM軍が、フーシー派の移動対艦巡航ミサイル7基を破壊したと発表した。

さらに午後9時21分にも声明を出し、現地時間24日午後5時、米海軍USSメイソン(DDG87)が、フーシ派ー支配下のイエメン領内からアデン湾に発射された対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を撃墜したと発表した。

このミサイル攻撃は、米国船籍・所有・運航の化学・石油タンカーMVトーム・ソーを狙ったものだったが、両船に損害はなかった。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を10回攻撃(2024年2月24日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月24日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後4時35分、占領下シャブアー農場のルサイサート・イルム陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時35分、シャブアー農場のザブディーン陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時50分、ラーミーム(フニン)陣地をブルカーン重ロケット砲1発で砲撃、直接の損害を与える。

午後9時00分、バルアシート村などレバノン南部の村々や民家に対する攻撃への報復として、第769東部地区旅団のベイト・ヒレル大隊本部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

西部地区

午前9時00分、コブラ丘に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲2発で砲撃、直接の損害を与える。

午後12時5分、ダヒーラ陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時25分、ラーミヤー陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、アイター・シャアブ村などレバノン南部の村々や民家に対する攻撃への報復として、ザルイート入植地をブルカーン重ロケット砲1発で砲撃、直接の損害を与える。

午後4時20分、コブラ丘に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時00分、ブライダー村などレバノン南部の村々や民家に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が陣地として使用するマルキヤ入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前11時5分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、ブラート山地域にあるヒズブッラーの砲台複数ヵ所とテロ・インフラ、アイター・シャアブ村地域の監視ポスト1ヵ所を攻撃。椅子れる軍砲兵部隊もハニーン村、マルワヒーン村を砲撃し、脅威を排除。

午後6時9分、アラブ・アル・アラムシェ村、ハニタ(キブツ)、ドブ山地域への多数の砲撃を終日確認、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機がブライダー村にあるヒズブッラーの軍事施設にテロリストが入ったのを確認、ジェット戦闘機1機がこの施設を攻撃。ジェット戦闘機複数機はまた、数時間前に、ラッブ・サラースィーン村、アイター・シャアブ村、ブライダー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設複数ヵ所を攻撃、砲兵部隊も複数ヵ所を砲撃し、脅威を排除。

午後10時6分、イスラエル軍航空機1機がマトムーナ村地域にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設にテロリストが入るのを確認し、ジェット戦闘機複数機が同地を爆撃。ジェット戦闘機複数機はまた、さきほど、バルアシート村地域でヒズブッラーのラドワーン師団の作戦司令室を、ブラート山地域の砲台複数ヵ所、テロ・インフラを攻撃。さらに砲兵部隊がラーシャイヤー・ファーフール村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Qanat al-Manar, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県各所でシリア民主軍と地元武装集団、シリア軍が交戦、政府支配地の農業水利施設の守衛1人、漁をしていた男性1人が死亡、子供2人が負傷(2024年2月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス西岸のバクラス村から、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のシュハイル村に渡河しようとしていた地元武装集団に発砲した。

また、西岸のスワイダーン・シャーミーヤ村と東岸のスワイダーン・ジャズィーラ村でもシリア軍とシリア民主軍が機関銃などで交戦した。

戦闘は、スワイダーン・ジャズィーラ村の民家、学校、給水所がシリア軍に銃撃されたのを受けたもの。

さらにシリア政府の支配下にあるアシャーラ市では、シリア民主軍の狙撃により、農業水利施設の守衛1人が殺害された。

シリア民主軍はこのほかにもユーフラテス川で漁をしていた若い男性1人を射殺、政府の支配下にあるマヤーディーン市のコルニーシュ地区(ユーフラテス川西岸)に向けて発砲し、子供2人を負傷させた。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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トルコの諜報機関がシャーム解放機構の勢力拡大を阻止するため、占領下の「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構の支配地を結ぶガザーウィヤ村の通行所を掌握(2024年2月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの諜報機関とシリア国民軍憲兵隊が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構の支配地(ダイル・スィムアーン村)を結ぶガザーウィヤ村の通行所を掌握した。

通行所はこれまで、シリア国民軍傘下のスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)、ハムザ師団(ハムザ師団)が管理し、通行料を課すなどしてきた。

トルコによる通行所掌握は、トルコ占領地へのシャーム解放機構の勢力拡大を阻止するのが狙い。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がラタキア県クルド山地方のクバイナ丘一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年2月24日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリアぐがシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村を砲撃した。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024などをもとに作成。

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ハマー県タッル・サルマ村一帯の砂漠地帯でキノコを採取していた国防隊がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受け、5人死亡(2024年2月24日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・サルマ村一帯の砂漠地帯でキノコを採取していた国防隊の隊員らがダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、5人が殺害された( シリア人権監視団によると、死者は25日に6人となった。)。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、スフナ市近郊のタイバ村、クーム村、西ハイル城一帯に設置されているシリア軍の陣地複数ヵ所がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、戦闘となった。

これにより、ダーイシュのメンバー2人と親政権民兵2人が死亡、民兵1人が負傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ市とジャイーディーン村を結ぶ街道にある国防隊の陣地複数ヵ所を襲撃、国防隊の隊員1人を殺害、2人を負傷させた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがマヤーディーン市のハール市場近くで国防隊の隊員1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024、February 25, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月24日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 24, 2024、ANHA, February 24, 2024、‘Inab Baladi, February 24, 2024、Reuters, February 24, 2024、SANA, February 24, 2024、SOHR, February 24, 2024、Suwayda 24, February 24, 2024などをもとに作成。

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