イスラエル軍ドローンがヒムス県クサイル市で車輛2輌を爆撃、少なくとも2人が死亡(2024年2月25日)

ヒムス県では、シャームFM(2月25日付)によると、クサイル市のアースィー(オロンテス)橋近くを走行していた貨物車輛2輌がイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機の爆撃を受け、3人が死亡した。

一方、マディーナFM(2月25日付)は、2人が死亡、1人が負傷したと伝えた。

また、シリア人権監視団は、イスラエル軍がレバノンとの国境に近いヒムス県とダマスカス郊外県の県境で民間の貨物車輛1輌を狙ってミサイル攻撃を行い、これによりレバノン国籍のヒズブッラー・メンバー2人が死亡したと発表した。

AFP, February 25, 2024、Al Madina FM, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、Sham FM, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」がダイル・ザウル県のCONOCO油田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾で攻撃(2024年2月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCO油田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾1発で攻撃、複数回の爆発音が確認された。

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シリア人権監視団によると、武器弾薬を積んだ貨物車輛複数輌からなる「イランの民兵」の車列が24日、ダイル・ザウル県南東部に設置されている軍用の通行所を経由してイラクからシリアに入り、うち4輌は25日にダマスカス郊外県フライタ村方面に向かい、同地周辺に設置されているレバノンのヒズブッラーの貯蔵施設に物資を引き渡した。

また3輌は、ヒムス県タドムル市方面に向かい、同地で物資を引き渡したという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など60輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は米英軍がイエメン領内フーシー派の標的18ヵ所を爆撃したと発表(2024年2月25日)

米中央軍(CENTCOM)は午前1時6分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間24日午後11時50分頃、CENTOMと英空軍が、オーストラリア、バーレーン、カナダ、デンマーク、オランダ、ニュージーランドの支援を受けて、フーシー派の支配下にあるイエメン領内の複数地域にあるフーシー派の標的18ヵ所を爆撃したと発表sた。

標的となったのは、フーシー派の地下貯蔵施設複数ヵ所、ミサイル保管施設複数ヵ所、片道攻撃型無人航空機(ドローン)システム複数基、防空システム複数基、レーダー複数ヵ所、ヘリコプター1機。


AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は米国船舶と米軍艦船を攻撃したと発表(2024年2月25日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前1時36分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、ガザ地区のパレスチナ人を支援し、米英軍のイエメンへの攻撃に報復するため、海軍部隊がアデン湾で米国の船舶トーム・ソールに対する特殊軍事作戦を実施、対艦ミサイル多数を発射するとともに、紅海で米軍の艦船多数を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を6回攻撃する一方、戦闘員3人の戦死を発表(2024年2月25日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月25日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時5分、ラーミーム(フニン)陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時15分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をファラク1ロケット弾2発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時00分、キリヤット・シュモナ市南に展開するイスラエル軍部隊と砲台複数ヵ所をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時35分、ブライダー村などレバノン南部の村や住居に対する攻撃への報復として、マナラ入植地内のイスラエル軍部隊が配置されている建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時50分、ブライダー村などレバノン南部の村や住居に対する攻撃への報復として、マルキヤ入植地内のイスラエル軍部隊が配置されている建物2棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時50分、マルジュ陣地に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が戦死したと発表した。



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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後6時41分、イスラエルが早朝、レバノンから上ガリラヤ地方に飛来した飛翔体を多連装ミサイルで撃破。過去数時間にわたって、マルガリオット入植地、ドブ山、キリヤット・シュモナ市、マナラ入植地、マルキヤ入植地地域への砲撃を確認、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。航空機1機がブライダー村にあるヒズブッラーの軍事複合施設にテロリストのセルがいることを確認、ジェット戦闘機複数機がこのセルを含む軍事複合施設3ヵ所を攻撃。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Qanat al-Manar, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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イラクの人民動員隊に所属するヌジャバー運動のカアビー書記長は米軍への攻撃再開を示唆(2024年2月25日)

イラクの人民動員隊に所属するヌジャバー運動のアクラム・カアビー書記長はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/Akram_Alkabee/)などを通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗がシリアとイラク領内での米軍基地への攻撃を再開すると警告した。

声明のなかで、カアビー書記長は、「イラク・イスラーム抵抗の決定はイスラーム、イラク、ジハードによるもので、我々だけがその決定に責任を負っている」としてイランの傘下組織であることを否定、イスラエルによるガザ攻撃への抵抗において主導的な役割を果たしてきたと主張する一方、米軍撤退をめぐる交渉を拒否しないとしつつ、「現下の静寂は再配置、再展開のための一時的戦術であり、嵐の前の静けさであり…。サプライズは近い」と表明した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とシリア民主軍がダイル・ザウル県各所で交戦、地元武装集団もシリア民主軍を襲撃(2024年2月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸に展開するシリア軍部隊が24日深夜から25日未明にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のズィーバーン町、タヤーナ村を砲撃した。

また、地元武装集団がハワーイジュ村北西部に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を襲撃、戦闘となった。

さらに、県北部のカスラ村(ユーフラテス川東岸)ではシリア軍とシリア民主軍が砲撃戦を行った。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア民主軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯で砲撃戦(2024年2月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア地域民政自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市一帯で砲撃戦を行った。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県サルマダー市で住民数十人がシャーム解放機構のジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の消息調査を求めるデモ、同機構が拘束していたアフラール軍メンバーが拷問で死亡(2024年2月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるサルマダー市で、住民数十人がアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の消息調査を求めるデモを行った。

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イドリブ県ではイナブ・バラディー(2月25日付)によると、シャーム解放機構によって2023年9月に拘束されていたアフラール(自由人)軍(シャーム自由人イスラーム運動の分派で、シャーム解放機構に一時合流していた組織)のメンバーの1人アブドゥルカーディル・ハキーム氏(アブー・ウバイダ・タッル・ハドヤー)が24日、獄中での拷問により死亡した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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ラッカ県北西部の油田と製鉄所がダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受け、守衛4人死亡(2024年2月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にある県北西部のカブシュ村に近い油田と製鉄所の守衛らがダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、4人が殺害された。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域(アレッポ県)で、シリア国民軍に所属するナスル軍とヌールッディーン・ザンキー運動が軽火器・中火器で撃ち合いとなり、ナスル軍のメンバー2人と民間人1人が死亡(2024年2月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のタッル・スルール村(ジンディールス町近郊)にあるムハンマディーヤ国内避難民(IDPs)キャンプで、シリア国民軍に所属するナスル軍とヌールッディーン・ザンキー運動が軽火器・中火器で撃ち合いとなり、ナスル軍のメンバー2人と民間人1人が死亡した。

撃ち合いは、双方のメンバーの家族どうしの喧嘩が発端だった。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月25日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024、Suwayda 24, February 25, 2024などをもとに作成。

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ラッカ県の砂漠地帯でキノコ(カムア)を採集していた住民が、テロ集団が過去に敷設した爆発性戦争残存物(ERW)の爆発に巻き込まれて、14人死亡、8人負傷(2024年2月25日)

ラッカ県では、アブドゥッラザーク・ハリーファ県知事が発表した声明によると、県内の砂漠地帯でキノコ(カムア)を採集していた住民が、テロ集団が過去に敷設した爆発性戦争残存物(ERW、地雷)の爆発に巻き込まれて、14人が死亡、8人が負傷した。

シリア人権監視団によると、死亡したのはブーハミース部族の13人で、女性も含まれ、ほとんどがマンスーラ村出身だという。

SANA(2月25日付)によると、24日にもウカイリバート区で同様の事件が発生し、住民5人が死亡している。

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一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯でキノコ(カムア)を採取していた国防隊を襲撃、2人を殺害した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県、ハマー県、ラタキア県でテロリストのドローン7機を撃墜、陣地や要塞を攻撃、「決戦」作戦司令室もシリア軍兵士2人を殺害(2024年2月25日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、ハマー県およびイドリブ県農村地帯方面で任務に就くシリア軍部隊が、周辺地域における軍の陣地や安全な町村を攻撃しようとしたテロリストの無人航空機(ドローン)7機を撃墜したと発表、その写真を公開した。









SANA(2月25日付)が伝えた。


国防省はまた、シリア軍部隊がイドリブ県とラタキア県の農村地帯でテロリストの陣地や要塞に対して特殊作戦を実施したと発表し、その映像を公開した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ムーハス村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がガーブ平原でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村で、住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, February 25, 2024、ANHA, February 25, 2024、‘Inab Baladi, February 25, 2024、Reuters, February 25, 2024、SANA, February 25, 2024、SOHR, February 25, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を4件確認したと発表(2024年2月25日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、A-10サンダーボルト攻撃機2機の領空侵犯を4件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、シリア北西部の緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)によるシリア軍の陣地への攻撃が9件(うちイドリブ県5件、アレッポ県3件、ラタキア県1件)確認されたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月25日付)が伝えた。

RIA Novosti, February 25, 2024をもとに作成。

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