「イランの民兵」はダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地をドローンで攻撃(2024年2月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地を無人攻撃機(ドローン)複数機で攻撃した。

一方、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市南の砂漠地帯上空に、所属不明の戦闘機複数機が飛来、その後「イランの民兵」の陣地3ヵ所を狙ったと見られる爆撃による爆発が複数回確認された。

シリア人権監視団によると、この攻撃で少なくとも10人が負傷し、ダイル・ザウル市の軍事病院に搬送された。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024、February 21, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海とアラビア海で米軍艦船や商船をドローンや対艦ミサイルで攻撃(2024年2月20日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後7時46分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、ガザ地区のパレスチナ人を支援し、米英軍のイエメンへの攻撃に報復するため、空軍部隊が紅海とアラビア海で米軍の艦船多数と、イスラエルのエイラート(占領下パレスチナのウンム・ラシュラーシュ)の機微な拠点複数ヵ所を複数の無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

サリーア報道官はまた同じ声明のなかで、アデン湾でイスラエルの船舶MSCシルバーを多数の対艦ミサイルで攻撃したと付言した。

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米中央軍(CENTCOM)は午後9時19分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の19日から20日早朝までのイエメンおよびアデン湾でのフーシー派とCENTCOMの交戦状況の詳細を明らかにした。

内容は以下の通り:

2月19日午後12時30分から午後1時50分にかけて、イエメンのフーシー派支配地域からギリシャ船籍、米国所有の穀物運搬船M/Vシー・チャンピオンに向けて2発の対艦弾道ミサイル(ASBM)が発射され、軽微な損傷が生じた。負傷者はなく、船舶はアデンに向けて航行を続けた。

午後5時頃、CENCTOMがイエメンのフーシ派支配地域で地対空ミサイル発射装置を発見、これを破壊した。

午後6時40分、対艦弾道ミサイル1発が発射されたが、商船、艦船などへの影響はなかった。

午後7時20分、片道攻撃無人航空機(ドローン)が、マーシャル諸島船籍、米国所有の貨物船M/Vナヴィス・ホルトゥナを攻撃、軽度の損傷が生じたが、負傷者なかった。船はイタリアに向けて航行を続けた。

午後8時15分、CENTCOMはイエメン西部で紅海の発進の準備をしていた片道攻撃ドローン1機を破壊した。

2月19日午後8時から2月20日午後12時30分までの間、米国と連合軍の航空機と軍艦が紅海とアデン湾で片道攻撃ドローン10機を撃墜した。

さらに、2月20日午後12時30分、米海軍USSラブーン(DDG58)は対艦巡航ミサイル(ASCM)1発の接近を確認、これを撃墜。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を5回攻撃(2024年2月20日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月20日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時00分、ラーミーム陣地一帯に集結するイスラエル軍をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時00分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時10分、ラーミーム陣地一帯にtン回するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲1発で砲撃した。

午後3時30分、占領下カフルシューバーの丘陵地にあるサンマーカ陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時32分、シャブアー農場のルワイサート・イルム陣地をミサイルで攻撃。

午後4時15分、ラーミーム陣地をブルカーン重ロケット砲1発で砲撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後1時18分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が朝、レバノン領内のヒズブッラーのテロ標的多数を攻撃。イスラエル軍兵士がヤールーン村、マルワヒーン村、ザヒーラ村の陣地2ヵ所とテロ・インフラを攻撃。

午後6時13分、ミスガブ・アム(キブツ)、マルガリオット入植地地域への複数の砲撃を終日確認。負傷者はなかった。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がブライダー村のテロ・インフラ、アイター・シャアブ村にあるヒズブッラーの軍事施設多数を攻撃。カフルカラー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所も先ほど攻撃。

午後7時34分、ヒズブッラーの航空機が西ガリラヤ地方で発見されたとの情報が入り、現在調査中。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Qanat al-Manar, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍が政府支配下のマヤーディーン市近郊で11歳の子供を狙撃し、殺害(2024年2月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のズィーバーン町に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、政府支配下の西岸のマヤーディーン市近郊で11歳の子供を狙撃し、殺害した。

一方、地元武装集団は、ユーフラテス川東岸のアブー・ハルドゥーブ村の給水所近くに集結するシリア民主軍部隊を襲撃、交戦した。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域(アレッポ県)でシリア暫定内閣関連機関の汚職や生活改善を求めてデモを行い、トルコ人顧問の解任を求める(2024年2月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、住民数十人が、シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣関連機関の汚職に抗議するデモを行った。

また、ジャラーブルス市でも、住民数十人が生活状況の改善や、同市の地元評議会を統括するトルコ人顧問と評議会のメンバーの解任を求めて抗議デモを行った。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県のスフナ市一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ市の砂漠地帯のダーイシュ陣地を爆撃(2024年2月20日)

シリア人権監視団によると、ラタキア県のフマイミーム航空基地とアレッポ県のクワイリス航空基地に配備されているロシア軍戦闘機複数機が、ヒムス県のスフナ市一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ市の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)陣地を爆撃した。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘で女性1人が死亡、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードのメンバー1人を含む3人が負傷、女性(2024年2月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードのメンバー1人が負傷した。

シリア軍はまた、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、M5高速道路沿線のアーフィス村を砲撃、アーフィス村では女性1人が死亡、女性1人と若い男性1人が負傷した。

死傷したのは3人は家族。

これに対して、アンサール・タウヒードはシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯を砲撃した。

シャーム解放機構もカフルナブル市を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

この戦闘で、「決戦」作戦司令室はシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区、アムキーヤ町一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のサジュナ地区で、軍事情報局に所属する地元グループのメンバー2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月20日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月20日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024、Suwayda 24, February 20, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のスムーカ村、シャッアーラ村を砲撃(2024年2月20日)

アレッポ県では、ANHA(2月20日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村、シャッアーラ村を砲撃した。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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シリア・イラク合同委員会第12回会合がイラクの首都バグダードで開幕(2024年2月20日)

シリア・イラク合同委員会第12回会合がイラクの首都バグダードで開幕した。

会合の共同議長を務めるシリアのムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣は、開会挨拶で、シリアとイラクの強力な強化が両国民の利益に沿ったかたちでの統合をもたらすと指摘、両国通商の発展と多様化を希望すると述べた。

同じく、会合の共同議長を務めるイラクのアスィール・ダーウド・グライリー通商大臣も、イラク政府のヴィジョンは、持続的開発と経済的利益に基づいたアラブ諸国とのバランスのとれた関係の構築、通商レベルの強化、困難の克服をめざすものだなどと述べた。

SANA(2月20日付)が伝えた。

AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。

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