イラク・イスラーム抵抗はイラクのハリール米軍基地とシリアのハサカ県ハッラーブ・ジール村の米軍基地をドローンで攻撃したと発表(2024年2月3日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、米占領国への抵抗を続け、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃に報復するとして、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


イラク・イスラーム抵抗は別の声明も発表、ハサカ県のハッラーブ・ジール村の米軍基地をドローンで攻撃した。と発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派のドローン、対艦弾道ミサイルを破壊したと発表(2024年2月3日)

米中央軍(CENTCOM)は午後2時30分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、米海軍USSカーニー(DDG64)が現地時間2日午前10時30分頃、アデン湾上空で無人航空機(ドローン)1機と交戦、これを撃墜したと発表した。

また同日午後4時40分頃、CENTCOMはイエメン領内のフーシー派の支配地で離陸準備をしていたドローン4機を攻撃したと発表した。

さらに同日午後9時20分、USSラブーン(DDG58)と空母アイゼンハワーの空母打撃群が、呼応回上空でドローン7機と交戦し、これらを撃墜したと発表した。

 


AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を8回攻撃(2024年2月3日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月3日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後5時10分、占領下カフルシューバーの丘陵地にあるサンマーカ陣地をロケット弾で攻撃、直接の損害を与える。

午後5時15分、占領下シャブアー農場のラムター陣地をロケット弾で攻撃、直接の損害を与える。

午後6時10分、サンマーカ陣地を再びロケット弾で攻撃、直接の損害を与える。

西部地区

午前10時50分、ヒルバト・マーイル基地を攻撃。

午後5時35分、アイター・シャアブ村の民家などへのイスラエル軍の攻撃へのとして報復として、エヴェン・ム入植地を攻撃、直接の損害を与える。

午後5時35分、前日のブライダー村への攻撃への報復として、イールオン(キブツ)を攻撃、直接の損害を与える。

午後6時40分、コブラ丘をロケット弾で攻撃、直前の損害を与える。

午後9時50分、ビーラーニート兵舎をファラク1ロケット弾2発で攻撃し、直接の損害を与える。

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マナール・チャンネル(2月3日付)は、2月2日午前10時から2月3日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と3回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後3時38分、レバノンから終日、バルアム(キブツ)、ザルイート入植地への砲撃が確認されたが、負傷者はなかった。イスラエル軍戦闘機複数機が先ほど、マルワヒーン村、アイター・シャアブ村一帯の監視ポスト2つ、ヤールーン村の指揮所1ヵ所を含むレバノン領内のヒズブッラーのテロ標的、砲弾発射地点を攻撃。

午後10時17分、レバノンからこの数時間で、ドブ山、エベン・メハナム入植地、イールオン(キブツ)への多数の砲撃が確認されたが、負傷者はなく、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がタイバ村地区にあるヒズブッラーの軍事複合施設を攻撃、戦車と砲兵部隊もレバノン南部を砲撃。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Qanat al-Manar, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村で、ダーイシュのスリーパーセルがシリア民主軍の兵士2人を銃撃し、殺害(2024年2月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村で、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人を銃撃し、殺害した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月3日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024、Suwayda 24, February 3, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北のサイヤーダ村を砲撃(2024年2月3日)

アレッポ県では、ANHA(2月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるマンビジュ市北のサイヤーダ村を砲撃した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を継続する内務治安部隊(アサーイシュ)が、第2区で爆弾3発、武器などが保管されていた貯蔵場所2ヵ所を発見(2024年2月3日)

ハサカ県では、ANHA(2月3日付)によると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)の支援を受けて、フール・キャンプで「人道と安全」作戦第3段階を継続、第2区で爆弾3発、武器などが保管されていた貯蔵場所2ヵ所を発見した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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ヨルダン軍筋は、ヨルダン軍のF-15戦闘機複数機がシリアとイラクに対する米軍の爆撃に参加したとの一部情報を否定(2024年2月3日)

ヨルダン国営のペトラ通信(2月3日付)は、ヨルダン軍筋の話として、ヨルダン軍のF-15戦闘機複数機がシリアとイラクに対する米軍の爆撃に参加したとの一部情報を否定したと伝えた。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Jordan News Agency (Petra), February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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シリアの国防省、外務在外居住者省、イラン外務省、ハマース、キューバが米軍のシリアとイラクへの爆撃を非難(2024年2月3日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イラクとの国境に近い東部地区の複数ヵ所に対する米軍の爆撃で、多数の民間人と軍関係者が死傷したと発表した。

声明はまた、米軍が爆撃を行った地域が、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の残党との戦いを行っている地域でもあるとしたうえで、このことは米国および米軍がダーイシュと関わりを持ち、同盟関係にあることを示しており、米国がシリアであれイラクであれ、あらゆる卑劣な手段を通じてダーイシュの再生をめざしていると非難、米国の攻撃が、「テロとの戦い」におけるシリア軍およびその同盟部隊の能力を弱化させようとするものだと断じた。

そのうえで、シリアの領土に対する米軍の占領は長続きはし得ず、シリア軍はテロと戦い、これを根絶し、テロと占領から国土を解放するとの決意を表明した。

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外務在外居住者省は声明を出し、米国によるシリア(およびイラク)への爆撃を、主権、領土保全、国民の安全への違反で、国際の平和と安定を脅かしていると非難した。

また、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の残党と戦いを続ける一方で、米国がテロ活動を再生しようとしているシリア東部に対して米軍が爆撃を行うことは、不思議なことではないと指摘する一方、今回の攻撃が米国が続けている一連の侵犯行為の一環をなし、そのなかには、2014年に結成された有志連合によるテロ支援、民間人の殺戮、天然資源の盗奪といった行為も含まれると断罪した。

 

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イラン外務省のナーセル・カナアーニー報道官は、米軍の爆撃に関して、イラクとシリアへの主権、領土の一体性、国際法、国連憲章への違反と非難した。

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パレスチナのハマースは声明を出し、米国によるシリアとイラクへの爆撃を両国の主権に対する攻撃だとしてもっとも強い表現で非難した。

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キューバのブルーノ・ロドリゲス外務大臣はX(ツイッター)のアカウントで、米軍の爆撃を国家の主権と国際法へのあからさまな違反だと非難した。

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オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣とファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が電話会談を行い、米軍によるシリアとイラクへの爆撃に関して、シリアと連帯し、全土における治安と主権の維持を望んでいると表明した。

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アラブ政党総会事務総局も声明を出し、米軍のシリアとイラクへの爆撃を厳しく非難した。

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SANA(2月3日付)などが伝えた。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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イラク軍総司令官、政府報道官は、アンバール県のカーイム市および同市一帯地域への米軍戦闘機による爆撃を非難(2024年2月3日)

イラク軍武装部隊のヤフヤー・ラスール総司令官は声明を出し、アンバール県のカーイム市および同市一帯地域が米軍戦闘機複数機による爆撃を受けたと発表、イラクが地域の安定化に向けて取り組もうしているなかでの攻撃は、主権を侵害し、イラクの努力を無に帰し、イラクと地いいを脅威に晒すと非難した。

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イラクのバースィム・アワディー内閣報道官は、米ホワイト・ハウスのジョン・カービー報道官が爆撃に関してイラク当局に事前に警告したと発言したことに対して、「米国側は、この侵略を実行するため事前調整を行ったと主張し、事実を改ざんした。これらは国際世論を誤解させることを目的とした虚偽の発言だ」と非難した。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、Shafaq News, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はシリアとイラクの85ヵ所以上を精密弾125発以上で攻撃したと発表(2024年2月3日)

米中央軍(CENTCOM)は午前0時46分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、東部時間2日午後4時00分、CENTCOMがイラク、シリア領内のイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団および関連民兵グループに対して爆撃を実施したと発表した。

声明によると、爆撃は、米本土を発進した長距離爆撃機複数機を含む多数の航空機によって実施され、精密弾125発以上が使用され、85ヵ所以上を標的とした。

攻撃された施設には、指揮統制作戦拠点、諜報拠点、ロケット、ミサイル、無人航空機(ドローン)保管施設、米軍および有志連合への攻撃を支援した関連民兵グループやイラン・イスラーム革命防衛隊の兵站物資物流施設などが含まれているという。

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CENTCOMはまた、午前5時14分にX(旧ツイッター)を通じて声明を出し、「イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団と関連民兵は、イラクと地域の安定、米国民の安全への直接の脅威となっている。我々は引き続き行動を起こし、国民を守るために必要なことを何でも行い、国民の安全を脅かす者たちの責任を追及する」とのマイケル・エリック・クリラCENTCOM司令官の発言を転載した。


AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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米軍が28日のイラク・イスラーム抵抗による米軍基地攻撃への報復として、シリアのダイル・ザウル県とイラクのアンバール県を爆撃、45人が死亡(2024年2月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、ANHA(2月2日付)などによると、米軍の戦闘機複数機が2日深夜から3日未明にかけてシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸の広範な地域に対して爆撃を実施した。

 

シリア人権監視団によると、標的となったのは28ヵ所。

主な標的は以下の通り。

マヤーディーン市タンムー地区
マヤーディーン市近郊のアイン・アリー基地(ラフバ城近く)、シブリー村、ハイダリーヤ村、穀物サイロ、バルウーム広場。
ブーカマール市工業地区
ブーカマール市近郊のハジャーナ村、ハリー村、鉄道通行所、環状地区。
ダイル・ザウル市旧教育学部( 「イランの民兵」が2015年以降本部として転用) 近く、レーダー・サイト近くのマトバフ・イラーニー(イラン調理施設)、ハラービシュ地区、フワイジャト・サクル地区、アイヤーシュ貯蔵施設、労働者住宅地区、ハラービーシュ地区につながる丘陵地帯、工業地区、ブール・サイード通り。
ダイル・ザウル市近郊のブガイリーヤ村、シュマイティーヤ町、ダイル・ザウル航空基地近くの第137旅団基地。
アシャーラ市。
クーリーヤ市。
ティブニー町一帯。

シリア人権監視団によると、死者は29人、うちマヤーディーン市での死者は19人、ダイル・ザイル市での死者は10人、またシリア人は9人、イラク人6人、レバノン人(ヒズブッラーのメンバー)6人、身元不明8人。

SANA(2月3日付)によると、ダイル・ザウル市および同市近郊の農村地帯で多数の爆発音が確認され、米軍の爆撃により、同地区に加えて、ブーカマール市、マヤーディーン市、および両市近郊の農村地帯で停電が発生した。

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爆撃はまた、イラクのアンバール県のカーイム郡の複数の都市、アカーシャート町などにも及んだ。

イラク人民動員隊アンバール作戦司令室は声明を出し、アンバール県に対する米軍の爆撃でメンバー16人が死亡、25人が負傷したと伝えた。

シャファク通信(2月3日付)が伝えた。

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爆撃はユーフラテス川西岸河畔の全長130キロの地域に及んだ。

AFP, February 2, 2024、February 3, 2024、ANHA, February 2, 2024、February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 2, 2024、February 3, 2024、Reuters, February 2, 2024、February 3, 2024、SANA, February 2, 2024、February 3, 2024、Shafaq News, February 3, 2024、SOHR, February 2, 2024February 3, 2024、などをもとに作成。

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