アサド大統領は2024年政令第120号を施行し、破棄院検察局の判事2人を懲戒免職(2024年6月9日)

アサド大統領は2024年政令第120号を施行し、最高司法評議会の決定の裁定に従い、破棄院検察局のシャザー・ニザール判事とアブドゥッラフマーン・アブドゥッラッザーク・クタイニー判事を懲戒免職とした。

SANA(6月9日付)が伝えた。

AFP, June 9, 2024、ANHA, June 9, 2024、‘Inab Baladi, June 9, 2024、Reuters, June 9, 2024、SANA, June 9, 2024、SOHR, June 9, 2024などをもとに作成。

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シリア軍部隊がシリア砂漠でのダーイシュに対する追跡・掃討作戦の一貫として、ダーイシュのテロ・グループと交戦、多数のテロリストを殺傷したと発表(2024年6月9日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍部隊がシリア砂漠でのダーイシュ(イスラーム国)に対する追跡・掃討作戦の一貫として、ダーイシュのテロ・グループと交戦、多数のテロリストを殺傷したと発表した。

また、国境警備隊が国境地帯でヨルダンから密輸入されようとしていた大量の麻薬を押収したと付言した。




さらに、アレッポ県とラタキア県の農村地帯では、シリア軍部隊がテロ組織がシリア軍の陣地や民間人を攻撃するために発進させた無人航空機7機を撃破したと発表した。




SANA(6月9日付)が伝えた。

AFP, June 9, 2024、ANHA, June 9, 2024、‘Inab Baladi, June 9, 2024、Reuters, June 9, 2024、SANA, June 9, 2024、SOHR, June 9, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を8件、55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2024年6月8日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を8件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機1機、タイフーン戦闘機4機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月8日付)、タス通信(6月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 8, 2024、TASS, June 8, 2024をもとに作成。

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タルトゥース海軍基地でロシア軍とシリア軍が合同軍事演習を実施(2024年6月8日)

ロシア国防省はタルトゥース県のタルトゥース海軍基地で、ロシア軍とシリア軍が合同軍事演習を実施したと発表した。

演習は、港湾インフラや軍事施設の無力化を試みる敵からの空海からの無人航空機や無人ボートによる攻撃の迎撃を想定したもの。

RIAノーヴォスチ通信(6月8日付)、タス通信(6月8日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 8, 2024、TASS, June 8, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は「占領下にある我らが領内」の重要標的1ヵ所に対して無人航空機で攻撃を実施したと発表(2024年6月8日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時20分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、「占領下にある我らが領内」の重要標的1ヵ所に対して無人航空機で攻撃を実施したと発表した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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トルコ当局は、在留書類が失効したとしてシリア難民77人をイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からシャーム解放機構の支配地に強制退去(2024年6月8日)

シリア人権監視団によると、トルコ当局は、在留書類が失効したとしてシリア難民77人をイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からシャーム解放機構の支配地に強制退去させた。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県、ダイル・ザウル県でダーイシュが掃討作戦中の親政権民兵、クドス旅団を攻撃するなどして、5人殺害(2024年6月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがアムール山で、ロシア軍とシリア軍の航空支援を受けて、捜索・掃討作戦を実施中の親政権民兵とパレスチナ人からなる民兵組織のクドス旅団を襲撃、親政権民兵2人とクドス旅団メンバー3人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがブーカマール市近郊の砂漠地帯でシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、兵士2人を殺害した。

また、ブワイブ油田近くでは、シリア軍兵士のオートバイが、ダーイシュが仕掛けた地雷に降れて爆発、兵士2人が死亡した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがハサカ市でアサーイシュのメンバー1人を銃で殺害(2024年6月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ市で内務治安部隊(アサーイシュ)のメンバー1人を銃で撃ち、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと地元武装集団のメンバー7人を逮捕した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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ハマー県、アレッポ県での戦闘でシリア軍兵士2人とシャーム解放機構のタルハト・ブン・ウバイドッラー旅団のメンバー1人が死亡(2024年6月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は県西部の農村地帯を砲撃、シャーム解放機構のタルハト・ブン・ウバイドッラー旅団のメンバー1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカンスフラ村一帯を砲撃した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が実質占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで、東部獅子軍の副司令官らがキャンプの住民1人に激しい暴行を加える(2024年6月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)が実質占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで、東部獅子軍の副司令官がメンバー多数とともにキャンプの住民1人に激しい暴行を加えた。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県ビンニシュ市、アルマナーズ市、フーア市でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月8日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構支配下のビンニシュ市、アルマナーズ市、フーア市で夜間、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。




AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月8日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月8日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と反体制派の和解を仲介する中央委員会(元反体制武装集団メンバーを代表する組織)の責任者がタッル・シハーブ町で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024、Suwayda 24, June 8, 2024などをもとに作成。

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シリア政府支配下にあるダイル・ザウル市内のモスク近くでシリア軍の予備部隊「東部獅子」の車輛1台が爆発、民兵2人が死亡、4人が負傷(2024年6月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(6月8日付)などによると、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市の中心街(クスール地区)にあるファトフ・モスク近くで、シュアイタート部族の男性らによって構成されるシリア軍の予備部隊「東部獅子」の車輛1台が爆発、民兵2人が死亡、4人が負傷、また現場近くにいた民間人複数が爆発に巻き込まれて負傷した。

シリア人権監視団によると、軍事情報局は現場を撮影していた住民1人に暴行を加え、逮捕・連行した。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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軍武装部隊総司令部は6月30日時点で予備役勤務が1年半以上に達している予備士官らの招集を解く管理命令を発出(2024年6月8日)

軍武装部隊総司令部は、2024年6月30日時点で予備役勤務が1年半以上に達している予備士官、6年以上に達している士官および人員、40歳以上に達し、2年以上の職歴を修了した人員の招集を7月1日付で解く管理命令を発出した。

SANA(6月8日付)が伝えた。

AFP, June 8, 2024、ANHA, June 8, 2024、‘Inab Baladi, June 8, 2024、Reuters, June 8, 2024、SANA, June 8, 2024、SOHR, June 8, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年6月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を7件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機1機、ラファール戦闘機複数機、タイフーン戦闘機複数機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月7日付)、タス通信(6月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 7, 2024、TASS, June 7, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯からヒムス県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表する一方、ロシア・シリア空軍が合同演習を実施(2024年6月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表した。

一方、ロシア国防省はテレグラム(https://t.me/mod_russia)を通じて、ロシア空軍とシリア空軍がシリア領空で合同軍事演習を行ったと発表した。

合同演習には、ロシア空軍のSu-35戦闘機とSu-34戦闘爆撃機、シリア空軍のSu-24戦闘爆撃機が参加した。

RIAノーヴォスチ通信(6月7日付)、TASS通信(6月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 7, 2024、TASS, June 7, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海でUAS、USV、ASBMなど多数を撃破したと発表(2024年6月7日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時5分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に、CENTCOMが紅海上空でフーシー派の支配下にあるイエメン領内から発射された無人航空システム(UAS)8機を撃墜、紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)2隻を撃破することに成功、有志連合艦船がフーシー派支配地域から発射された無人航空機1機と交戦する一方、フーシー派が支配地域から紅海上に対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を発射した、と発表した。

また午後10時46分にも声明を出し、過去24時間に、フーシー派が支配地域から紅海上空に対艦弾道ミサイル(ASBM)4発を発射、これに対して、CENTCOMは、フーシー派支配地域でUAS4機とASBM2機を撃墜、バブ・エル・マンデブ海峡に発射されたUAS1機を撃破、紅海でフーシー派の巡視船を破壊したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海上で船舶2隻に対する作戦を2回を実施したと発表(2024年6月7日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後8時1分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、海軍部隊、ミサイル航空兵器部隊が紅海上で船舶2隻に対する合同作戦を2回を実施したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃したと発表(2024年6月7日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月7日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

(時刻明示せず)ヒルバト・マーイル基地の砲台複数基と同地一帯に展開するイスラエル軍部隊を砲撃。

(時刻明示せず)リーシャー池陣地内の車輛1台をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時34分、ネトゥア(キブツ)陣地の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時4分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ラズラーン山、ラーミヤー村、カフルカラー村地帯にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

午後10時28分、マタット入植地地域に午後8時34分、レバノンから2つの飛翔体が飛来、空地に着弾したことを確認。本日早く、レバノンからエズレル渓谷の空地にUAV1機が墜落したのを角印。さらにショメラ入植地地域に別のUAV1機が飛来したのを確認。ジェット戦闘機複数機が本日早く、アイター・シャアブ村、ハラーイブ村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、ロケット砲発射台を攻撃。砲兵部隊が終日、アルマー・シャアブ村、ナークーラ村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Qanat al-Manar, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県、アレッポ県に対するシリア軍の砲撃でシャーム解放機構と「決戦」作戦司令室のメンバー2人死亡(2024年6月7日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部の農村地帯を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を砲撃し、「決戦」作戦司令室のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、タカード村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区東一帯を砲撃した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県、アレッポ県各所で金曜午後の集団礼拝後にジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ、総合治安機関は3人を逮捕(2024年6月7日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、イナブ・バラディー(6月7日付)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構支配下のカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ、マシュハド・ルーヒーン村のIDPsキャンプ、イドリブ市、ビンニシュ市、アリーハー市、ハルブヌーシュ村、アルマナーズ市、カッリー町、カフルタハーリーム町、ダイル・ハッサーン村、ハザーヌー町、クマイナース村、カフルルースィーン村で金曜午後の集団礼拝後に、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


















また、アレッポ県でも、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、アビーン・サムアーン村で同様のデモが発生した。


これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関がマシュハド・ルーヒーン村で高齢者2人を含むデモ参加者5人を拘束、連行した。

なお、デモは夜間にも、イドリブ県のタフタナーズ市、アウラム・ジャウズ村、イブリーン村、マシュハド・ルーヒーン村で発生した。




AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)のデモ会場で2つの爆発物が発見されるなか、抗議デモ続く(2024年6月7日)

スワイダー県では、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えるデモを主催する団体(平和的デモ組織委員会)が、メディア関係者やカメラマンが通常陣取るモ会場の壇上に2つの爆発物が公然と仕掛けられているのを午前9時頃に発見したと発表した。

爆発物が発見されたのは、デモ参加者が会場入りする前で、広場の警備を担当する若者らが防弾シールドを着用して、爆発物を撤去、解体するために技術センターに運び出した。

主催団体を統括する弁護士のアイマン・シーブッディーン氏は「我々は爆発物からお前たちのメッセージを受け取った。お前たちを根絶やしにして、シリアとシリア人を救出する政治的変革を達成することを妨げるものは何もない」、「我々は平和的であり続ける。お前たちのたる爆弾で我々が怯えなかったように、お前たちの爆弾も我々を脅かすことはない」などと述べて、シリア政府の関与を疑い、非難した。


また、サイル広場では、その後、通常通り、抗議デモが行われ、数百人が参加、「アブー・ハーフェズ、お前の魂を呪う」、「人民は体制打倒を望む」、「バッシャールよ、我々にはお前は要らない」、「シリア万歳、バッシャール・アサドは倒れる」、「暴君よ」などと書かれたプラカードを掲げて、体制打倒や国連安保理決議第2254号の履行などを訴えた。

スワイダー24(6月7日付)、イナブ・バラディー(6月7日付)、シリア人権監視団などが伝えた。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024、Suwayda 24, June 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃(2024年6月7日)

アレッポ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯)からヒムス県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地5ヵ所を破壊したと発表(2024年6月6日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山とダイル・ザウル県のビシュリー山の奥地に潜入していた武装勢力の基地5ヵ所を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月6日付)、TASS通信(6月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 6, 2024、TASS, June 6, 2024をもとに作成。

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シリア軍は、ロシア空軍の支援を受けて、米占領下のヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に至る南東部の砂漠地帯でダーイシュを掃討するための大規模軍事作戦を開始(2024年6月6日)

スプートニク・アラビア語(6月6日付)によると、シリア軍は、ロシア空軍の支援を受けて、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に至る南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を掃討するための大規模軍事作戦を開始した。

作戦には、スハイル・ハサン准将が司令官を務めるシリア軍第25特殊任務師団、アサド大統領の弟が実質的な司令官を務める第4(機甲)師団、共和国護衛隊が参加、またMi-24攻撃ヘリコプターが投入され、シリア・ロシア両軍による航空支援を行われる。

これに関して、シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機複数機がヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯各所で、ダーイシュのスリーパーセルの拠点を狙って爆撃を実施したと発表した。

また、同監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルに属すと見られる武装集団がヒムス県のジュッブ・ジャッラーフ町南東のアブー・イルヤー村で羊飼いを襲撃、6人を殺害した。

この武装集団はまた、シリア軍部隊と交戦し、兵士1人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのハイファー港でアンサール・アッラー(フーシー派)と無人航空機による合同軍事作戦を2回にわたって実施したと発表(2024年6月6日)

イラク・イスラーム抵抗は午後5時49分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのハイファー港で、イエメン武装部隊(アンサール・アッラー(フーシー派))と、無人航空機による合同軍事作戦を2回にわたって実施したと発表した。

声明文の内容は以下の通り:

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
「本当にアッラーの御好みになられる者は、堅固な建造物のように、戦列を組んで彼の道のために戦う者たちである」
偉大なるアッラーの言葉に偽りなし。
占領への抵抗における我々の路線を継続し、パレスチナにおける我らが住民を援助し、簒奪者政体が子供、女性、老人といった民間人に対して行う虐殺への報復として、イラク・イスラーム抵抗は、イエメン武装部隊と合同で、ハイファー港において、無人航空機による2回の軍事作戦を実施した。
イスラーム抵抗は敵の拠点を破壊する作戦をこれまで以上の頻度で継続することを確認する。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はハイファー港でイラク・イスラーム抵抗と合同軍事作戦を2回実施したと発表:フーシー指導者は米空母アイゼンハワーが攻撃を恐れて逃走したと主張(2024年6月6日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後3時34分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗と合同軍事作戦を2回実施したと発表した。

声明の内容は以下の通り。

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
「本当にアッラーの御好みになられる者は、堅固な建造物のように、戦列を組んで彼の道のために戦う者たちである」
パレスチナ人民の正当な権利を擁護し、米英の侵略に対抗するために イエメン武装部隊は、イラク・イスラーム抵抗との共同軍事作戦を2回にわたり実行した。最初の作戦はハイファー港で軍事装備品を運んだ船舶2隻を標的とした。 2回目の作戦は、占領下パレスチナのハイファー港への立ち入り禁止命令に違反した船舶1隻を標的とした。これらの作戦は、無人航空機によって行われ、アッラーの加護によって正確に成功した。 ハイファー港での共同作戦は、ラファ地区でのイスラエルの敵による虐殺に対する報復として行われた。敵イスラエルは、今後も共同特殊作戦が続けれられることを予期せねばならない。これらの作戦は、イスラエルが残虐で野蛮な攻撃を止め、ガザ地区における我らが兄弟への包囲を解除するまで続く。 イエメン武装部隊は、すべてのアラブ諸国の軍に対して、パレスチナ抵抗運動を支援するための作戦に参加するよう呼びかける。これは、パレスチナ人民に対する宗教的かつ人道的な義務である。 アッラーは我々の守護者にして最善の後見者である。

 

بيان القوات المسلحة اليمنية بشأن تنفيذ عمليتين عسكريتين مشتركتين مع المقاومة الإسلامية العراقية الأولى استهدفت سفينتين كانتا تحملان معدات عسكرية في ميناء حيفا، والثانية استهدفت سفينة انتهكت قرار حظر الدخول إلى ميناء حيفا. pic.twitter.com/fpb1pJ84Tj

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のアブドゥルマリク・フーシー氏はビデオ演説を行い、イラク・イスラーム抵抗との合同作戦を5日未明に実施したことを明らかにした。

また、米航空母艦USSドワイト・D・アイゼンハワーに対する攻撃を行ったとの発表についても言及し、同艦はサウジアラビアのジェッダ沖で攻撃を受けたのち、再度攻撃を受けることを畏れて逃走したと主張した。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を8回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年6月6日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月6日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

(時刻明示せず)占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン領空を侵犯したイスラエル軍機複数機に対して地対空ミサイル複数発を発射。

午後6時5分、メトゥラ町のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地とその一帯をロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、バグダーディー陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接且つ確実な損害を与える。

西部地区

(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、ビラニット軍事キャンプの第91師団司令本部およびその一帯をファラク1ミサイル複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時25分、ラーヒブ陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後11時15分、ザルイート入植地を一帯に展開するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後12時14分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ジールー渓谷にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設、ハドシート村地域にある軍事施設2ヵ所を攻撃。またバイト・ヤーフーン村、スィッディーキーン村、ウダイサ村地域にある軍事施設、テロ・インフラを攻撃。

午後4時55分、ジェット戦闘機複数機が数時間前、アイタルーン村にある軍事施設複数ヵ所を攻撃するとともに、早朝にも同地でヒズブッラーのテロリスト2人を航空機が攻撃。

午後9時1分、レバノンから潜入した不審な航空標的1つがキリヤット・シュモナ入植地地域に墜落。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Qanat al-Manar, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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米財務省は対シリア制裁に関するOFACの例外規定を若干修正したうえで、適用を更新すると発表(2024年6月6日)

米財務省は東部時間6月5日付で、対シリア制裁に関する外国資産管理局(OFAC)の例外規定を若干修正したうえで、適用を更新すると発表した。

修正は、シリアでのNGOの活動に関わるもので、同国で非商業プロジェクトの一部を支援する活動に参加することを許可した。

この活動のなかには、人道的プロジェクト、民主主義の構築、教育、シリア国民に直接利益をもたらす非商業的な開発プロジェクト、文化遺産の保護と保存、環境と天然資源の保護、武装解除・兵士の社会復帰・再統合プログラム、平和構築、紛争防止・解決プログラム、早期復興プロジェクトにかかる活動が含まれている。 また、制裁除外地域に関しては、2022年5月の発表を踏襲し、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシリア北東部、トルコ占領下のシリア北部が制裁対象から除外された。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県フーア市でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月6日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構支配下のフーア市で夜間、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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