シリア軍の自爆型無人航空機11機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県アブザムー村の市場などを攻撃し、子供を含む10人が負傷(2024年11月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機11機がシャーム解放機構の支配下にあるアブザムー村の市場などを攻撃し、子供3人を含む10人が負傷した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるズィヤーラ町、アンカーウィー村、マシーク村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村上空に飛来したシリア軍の自爆型無人航空機2機を撃墜した。

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構は、元最高幹部のアブー・マーリヤー・カフターニー氏暗殺事件を計画・実行したとされるイラク出身者2人とハマー県カフルヌブーダ町出身のシリア人を処刑(2024年11月13日)

シャーム解放機構は、4月の元最高幹部のアブー・マーリヤー・カフターニー氏暗殺事件を計画・実行したとされるイラク出身のカフターン・ファーディル・ガリーリー容疑者(1994年生まれ)とザイド・ナジャーフ・ザッバール容疑者(1998年生まれ)と、ハマー県カフルヌブーダ町出身のシリア人アミーン・マージド・ラフムーン容疑者(1997年生まれ)を処刑した。

トルコを拠点とする反体制系のシリア・テレビ(11月12日付)などが伝えた。

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024、Syria TV, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセルがハサカ県シャッダーディー市とダシーシャ村を結ぶ街道を移動中のタンクローリーを襲撃し、シリア民主軍所属の自衛部隊の兵士3人を殺害(2024年11月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市とダシーシャ村を結ぶ街道を移動中のタンクローリーを襲撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の兵士3人を殺害した。

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)などで政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年11月13日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月13日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)などで政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町近くを走行中の軍用車の通過に合わせて、何者かが仕掛け爆弾を爆発させ、総合治安部の兵士3人が死亡した。

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の無人航空機がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のアラーウィシャ村で車1台を攻撃、近くにいた子供1人が負傷(2024年11月13日)

アレッポ県では、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍の無人航空機1機がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアラーウィシャ村で車1台を攻撃、近くにいた子供1人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにマンビジュ市近郊のトゥーハール村、ダラジュ村、カーウカリー村、クール・フユーク村、ヤーリンリー村、ダンダニーヤ村を砲撃した。

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局はイスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,392人に達していると発表(2024年11月13日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/aanes.official)などを通じて、イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,392人に達していると発表した。

自治局によって設置されたレバノンからの入国者を担当する危機管理チームによると、内訳は以下の通り:

男性:7,560人
女性:6,234人
子供:6,476人

レバノン人:94人
遺体:28体

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はヒムス県クサイル市近郊の国境地帯の橋や検問所を爆撃し、利用不能に(2024年11月13日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)で、イスラエル軍が午後8時5分頃、レバノン領方面から、ヒムス県クサイル郡の国境地帯を流れるアースィー川(オロンテス川)に架かる橋複数基を狙って航空攻撃を行い、橋や道路が甚大な損害を受け、利用不能となったと発表した。

SANA(11月13日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍が攻撃したのは、クサイル市とラブラ町を結ぶ街道にシリア軍第4師団が設置しているダブア検問所、マシュタル検問所、ジャウバーニーヤ村の橋の検問所、ダッフ橋、アダール橋、タッル・マンドゥー橋、アラジューン橋、バイト・フダル橋の8ヵ所で、シリア軍兵士15人と国籍不明者複数人が負傷した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って148回(うち122回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより265あまりの標的が破壊され、軍関係者284人が死亡、230人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:55人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):85人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:4人

また、民間人も55人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:52回
ダルアー県:17回
ヒムス県:48回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 13, 2024、ANHA, November 13, 2024、‘Inab Baladi, November 13, 2024、Reuters, November 13, 2024、SANA, November 13, 2024、SOHR, November 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はアレイ市近郊の別荘を爆撃し、5人を殺害(2024年11月12日)

ナハールネット(11月12日付)、NNA(11月12日付)、マナール・チャンネル(11月12日付)などによると、イスラエル軍は、アレイ市近郊のズフール・アッバーディーヤ村・バアルシュミー村間にある別荘1棟を爆撃し、5人が死亡した。

イスラエル軍はまた、首都ベイルート南部郊外を少なくとも10回にわたり爆撃した。

爆撃に先立って、イスラエル軍はハーラト・フライク地区などベイルート南部郊外およびレバノン南部の11村・地区の住民に避難勧告を出していた。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月12日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して20回の攻撃を実施したと発表した。

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約55発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Naharnet, November 12, 2024、NNA, November 12, 2024、Qanat al-Manar November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民3,849人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月12日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民3,849人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月12日付)、タス通信(11月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 12, 2024、TASS, November 12, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月12日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時1分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前8時27分にも声明を出し、イスラエル北部の軍事拠点1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前8時41分にも声明を出し、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアラビア海で米海軍航空母艦エイブラハムを、紅海で米海軍駆逐艦2隻を攻撃したと発表(2024年11月12日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後7時31分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、アラビア海を航行中の米海軍航空母艦エイブラハムに対して多数の巡航ミサイルと無人航空機で攻撃、また紅海でも米海軍駆逐艦2隻を多数の弾道ミサイルと無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)は前日のダイル・ザウル県での攻撃に関して、シリア領内のイランのグループに関連する2地点の9つの標的に対して爆撃を実施したと発表(2024年11月12日)

米中央軍(CENTCOM)は声明(第20241111-01号)を出し、11日のダイル・ザウル県クーリーヤ市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の司令拠点1ヵ所、シブリー村近郊の監視通信ポスト、マヤーディーン市南の農場地区にある1ヵ所を爆撃に関して、シリア領内のイランのグループに関連する2地点の9つの標的に対して爆撃を実施したと発表した。

爆撃は、過去24時間にシリア領内の米人員に対して複数回の攻撃があったことへの報復だという。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

在イタリア・シリア総領事館が在留シリア人に対する領事業務を再開したと発表(2024年11月12日)

在イタリア・シリア総領事館はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/profile.php?id=61566038642448)を通じて、在留シリア人に対する領事業務を再開したと発表した。


AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ビンニシュ市、アルマナーズ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月12日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、アルマナーズ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

地元武装集団がダイル・ザウル県のマヤーディーン橋に設置されているシリア民主軍の陣地(アーフィト陣地)を砲撃(2024年11月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市とダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸を結ぶマヤーディーン橋に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地(アーフィト陣地)を砲撃した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県での戦闘でシャーム解放機構所属のズバイル・ブン・アウワーム旅団の戦闘員1人が死亡、ラタキア県ではアンサール・イスラームがクシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年11月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カスル村、タディール村を砲撃した。

これにより、シャーム解放機構所属のズバイル・ブン・アウワーム旅団の戦闘員1人が死亡した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村一帯を砲撃するとともに、自爆型無人航空機6機で同村一帯を攻撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームがクルド山地方でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県CONOCOガス田、ハサカ県シャッダーディー市に違法駐留する米軍が「イランの民兵」の無人航空機2機を撃墜(2024年11月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、マヤーディーン・チャンネル(11月12日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が、「イランの民兵」が発射した無人航空機1機を撃墜した。

米軍基地はまた、シリア政府の支配下にあるジャフラ村一帯を砲撃した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団、マヤーディーン・チャンネル(11月12日付)によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が、「イランの民兵」が発射した無人航空機1機を撃墜した。

**

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで155回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:19回
CONOCOガス田の基地:54回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:18回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Qanat al-Mayadin, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯などを砲撃、シリア軍兵士1人死亡(2024年11月12日)

アレッポ県では、ANHA(11月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のシャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、自爆型無人航空機1機(所属は明示せず)が、スムーカ村のシリア軍陣地を攻撃し、兵士1人が死亡した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュはフール・キャンプ一帯で「持続的安定」作戦を継続し、同キャンプと200以上の村で、これまでにダーイシュのメンバー79人を逮捕し、大量の武器を押収、スリーパーセルへの支援や拷問に関与したとされる女性17人を尋問(2024年11月12日)

ハサカ県では、ANHA(11月12日付)によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)とともにフール・キャンプ一帯で「持続的安定」作戦を継続し、同キャンプと200以上の村で、これまでにダーイシュ(イスラーム国)のメンバー79人を逮捕し、大量の武器を押収、またスリーパーセルへの支援や拷問に関与したとされる女性17人への尋問を行った。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

保健省はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人51,000人以上に対してこの47日間に128,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表(2024年11月12日)

保健省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/)で、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人51,000人以上に対してこの47日間に128,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表した。

提供場所別の内訳は以下の通り:

ダマスカス県、タルトゥース県、ヒムス県の国境通行所:51,149件
収容センター:74,730件
病院:1,062件
救急車:1,235件

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ22会議は、イスラエルのシリア攻撃、米国による石油資源盗奪を非難、「テロとの戦い」継続、分離主義的アジェンダを拒否、レバノンからの避難民支援を訴えて閉幕(2024年11月12日)

カザフスタンの首都アスタナで11日開幕したアスタナ22会議は、閉幕声明を採択し、閉会となった。

閉幕声明では、イスラエルがシリアに対して繰り返す攻撃を国際法、国際人道法違反、主権と領土の一体性への侵害だとしたうえで、地域の安定を揺るがし、緊張を高めるものだと非難した。

また、米国によるシリアの石油資源の盗奪と、欧米諸国の一方的な制裁がシリア情勢に悪影響を与えると非難、石油資源はシリア国民の財産であるべき、と主張した。

一方、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴いレバノンからの避難民の流入については、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)をはじめとする国連各機関や人道支援組織に対して支援を行うよう呼びかけた。

保証国であるロシア、トルコ、イランは、さらに「テロとの戦い」への取り組みを継続するとともに、分離主義的アジェンダを拒否すると表明した。

閉会時の記者会見で、ロシア使節団を率いるアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使は、シャーム解放機構をはじめとするテロ組織と外国勢力が中東情勢の緊張に乗じて、イドリブ県などでの事態を悪化させようとしていると指摘する一方、会議ではイスラエルのレバノン攻撃激化に伴い、レバノンから帰還した約40万のシリア人の状況について議論されたとしたうえで、シリア経済が欧米諸国の制裁で疲弊しているなかで、国際社会による避難民支援についてゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と意見を交わしたことを明らかにした。

一方、トルコによるシリア領内での新たな軍事作戦の是非については、「我々はトルコ側にこうした措置を控えることを望んでいる。なぜなら、シリアそのものに悪影響が生じるからだ」と述べた。

**

シリアの使節団を代表するアイマン・ラアド外務在外居住者省次官は、会議がシリアの統合、領土保全を維持するための結果を実現するうえで重要だとしたうえで、「テロとの戦い」と、米国とトルコの占領からの領土解放を実現することを望むと表明した。

**

SANA(11月12日付)が伝えた。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機1機がジュダイダト・ヤーブース国境通行所とレバノン側のマスナア国境通行所間の緩衝地帯を通過しようとしていた車1台を狙って爆撃(2024年11月11日)

ダマスカス郊外県では、スプートニク・アラビア語版(11月12日付)によると、イスラエル軍戦闘機1機が11日夜遅く、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所とレバノン側のマスナア国境通行所間の緩衝地帯を通過しようとしていた車1台を狙って爆撃を実施した。

AFP, November 12, 2024、ANHA, November 12, 2024、‘Inab Baladi, November 12, 2024、Reuters, November 12, 2024、SANA, November 12, 2024、SOHR, November 12, 2024、Sputnik Arabic, November 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は北部県アッカール郡のアイン・ヤアクーブ村にある避難民が身を寄せていた住宅を爆撃、少なくとも7人が死亡、14人が負傷(2024年11月11日)

ナハールネット(11月11日付)、NNA(11月11日付)、マナール・チャンネル(11月11日付)などによると、イスラエル軍は、レバノン南部のサクサキーヤ村を爆撃、これにより7人が死亡した。

また、北部県アッカール郡のアイン・ヤアクーブ村にある避難民が身を寄せていた住宅を爆撃、少なくとも7人が死亡、14人が負傷した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月11日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して22回の攻撃を実施したと発表した。

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後3時00分の時点で、ヒズブッラーは約75発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Naharnet, November 11, 2024、NNA, November 11, 2024、Qanat al-Manar November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年11月11日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間に米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機6機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月11日付)、タス通信(11月11日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 11, 2024、TASS, November 11, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民2,614人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月11日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民2,614人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月11日付)、タス通信(11月11日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 11, 2024、TASS, November 11, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの重要標的6ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月11日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時24分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル南部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前3字36分にも声明を出し、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前5時30分にも声明を出し、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を再び無人航空機で攻撃したと発表した。

午前5時45分にも声明を出し、イスラエル南部の軍事拠点1ヵ所を再び無人航空機で攻撃したと発表した。

午前9時33分にも声明を出し、イスラエル北部の軍事拠点1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前9時51分にも声明を出し、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

**

これに関連して、イスラエル軍は午前7時57分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル空軍が夜間に東方からイスラエルに接近した4機のUAVを領内に侵入する前に撃破したと発表した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエルの首都テルアビブ南東のナハル・ソレクをパレスチナ2弾頭ミサイル1発で攻撃したと発表:米英軍はサアダ県、アムラーン県を爆撃(2024年11月11日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前10時41分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルの首都テルアビブ南東のナハル・ソレクをパレスチナ2弾頭ミサイル1発で攻撃したと発表した。


一方、マスィーラ・チャンネル(11月11日付)は、米英軍がサアダ県、アムラーン県を爆撃したと伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、BBC Turkce, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、al-Masira Channel, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トランプ前大統領がトルコに書簡を送り、シリアに駐留する米軍部隊の撤退問題について、協力に基づいて解決すべきだと伝える(2024年11月11日)

トルコの複数の外交筋は、トルコ政府が米大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ前大統領からの書簡を受け取ったと伝えた。

書簡では、シリアに駐留する米軍部隊の撤退問題について、協力に基づいて解決すべきだと記されていたという。

BBCトルコ語放送(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、BBC Turkce, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カフルタハーリーム町で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月11日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカフルタハーリーム町で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市で抗議デモの主要な支持者であるアラブ山(ジャバル・アラブ)自由人連合のスライマーン・アブドゥルバーキー司令官が襲撃を受ける(2024年11月11日)

スワイダー県では、イナブ・バラディー(11月11日付)、スワイダー24(11月11日付)などによると、反体制組織のアラブ山(ジャバル・アラブ)自由人連合のスライマーン・アブドゥルバーキー司令官が乗った車がスワイダー市のスワイダー国立病院近くで何者かの発砲を受けた。

アブドゥルバーキー司令官は、スワイダー市のサイル広場でのデモの主要な支持者の1人。

 

**

一方、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)などで政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024、Suwayda 24, November 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.