自由学院は女性へのセクハラ、恋愛による学業成績への悪影響、男性学生の嫉妬や喧嘩などを理由に中等・高等課程において男女生徒を分離

ダマスカス県の自由(フッリーヤ)学院はフェイスブックを通じて、同校が中等・高等課程において男子生徒と女子生徒を分離することを決定したことについて、以下の通り理由を列挙し、保護者への理解を求めた。

1. 女子の尊厳に関わる問題や、女子に対するセクハラ、いじめが数多く発生している。
2. 多くの男子・女子生徒が恋愛に時間を費やし、学業成績に悪影響が生じている。
3. 男子生徒が恋人をめぐって嫉妬したことから多くのけんかが発生し、激しい暴力やナイフを抜く事態にまで発展した。
4. 男女共学を嫌う多くの保護者が、成績優秀な娘を別の学校へ転校させたため、学院は女子生徒を失うことになった。
5. 校内が非常に混雑しており、男子生徒と女子生徒が不意にぶつかることで女子生徒がけがをするなど、安全上の問題が生じている。
6. このような状況では娘を入学させたくないと考える保護者が多いため、女子生徒に比べて男子生徒の数が著しく増えている。

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シリア人権監視団によると、この決定をめぐって、学校環境の規律を保つ手段だとして支持する意見がある一方、教育上の問題の根本原因を解決する措置ではないとして反対する声があがった。
自由学院は、「リセ」(Lycée)の名で知られるダマスカスで最も由緒ある初等・中等・高等教育機関の一つで、フランス委任統治期にシリア政府とフランス世俗使節団の協力により1932年に設立された。

1961年にリセ学院から自由学院に改称し、1994年にハーフィズ・アサド大統領の長男バースィル・アサド氏が事故死したことを受けて殉教者バースィル・ハーフィズ・アサド学院に改称した。

その後、バッシャール・アサド政権下の2020年4月、自由学院に戻された。

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