イラク・イスラーム抵抗が米主導の有志連合が違法に駐留するタンフ国境通行所に設置されている基地をドローン2機で爆撃(2023年10月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が違法に駐留するタンフ国境通行所に設置されている基地が未明に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)2機の爆撃を受けた。

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これに関して、イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、ドローン2機で攻撃を行い、標的2ヶ所に直接の損害を与えたと発表した。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローン1機で爆撃したと発表(2023年10月28日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で爆撃し、確実な損害を与えたと発表した。

マヤーディーン・チャンネル(10月28日付)が伝えた。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Qanat al-Mayadin, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアイン・アサド米軍基地をドローン1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表(2023年10月27日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

AFP, October 27, 2023、ANHA, October 27, 2023、‘Inab Baladi, October 27, 2023、Reuters, October 27, 2023、SANA, October 27, 2023、SOHR, October 27, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市とイラクのアルビール空港に設置されている米軍基地をイラク・イスラーム抵抗が攻撃、米軍の基地があるダイル・ザウル県CONOCO油田でも爆発発生(2023年10月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のシャッダーディー市に違法駐留する米軍の基地で、「イランの民兵」が発射したと見られるロケット弾2発の爆発音が聞こえた。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、シャッダーディー市にある米軍基地にロケット弾多数を発射し、直接の被害を与えたと発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に駐留、基地を設置しているCONOCOガス田で激しい爆発が複数回にわたって発生した。

爆発の原因は不明だが、「イランの民兵」による砲撃との情報も流れている。

シリア人権監視団には27日、爆発が砲撃によるもので、 砲撃を受け、米軍兵士複数が負傷したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗はまた、イラク・クルディスタン地域のアルビール空港に隣接する米軍基地を無人航空機(ドローン)2機で攻撃し、直接の被害を与えたと発表した。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023、October 27, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県ハッラーブ・ジール村に米軍が違法に設置している基地をロケット弾で攻撃したと発表(2023年10月25日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、ハサカ県のハッラーブ・ジール村にある米軍の基地(アブー・ハジャル空港基地)を多数のロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

これに関して、ANHA(10月25日付)が複数筋の話として伝えたところによると、イラク方面から発射された迫撃砲弾2発がハッラーブ・ジール村一帯に着弾した。

シリア人権監視団も、ハッラーブ・ジール村の米軍基地一帯に砲弾5発が着弾したと発表した。

AFP, October 25, 2023、ANHA, October 25, 2023、‘Inab Baladi, October 25, 2023、Reuters, October 25, 2023、SANA, October 25, 2023、SOHR, October 25, 2023などをもとに作成。

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イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地に対してカチューシャ・ロケット弾複数発が発射され、基地内で1回の爆発音が聞こえる(2023年10月22日)

ロイター通信(10月22日付)は、2人の軍事筋の話として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地に対してカチューシャ・ロケット弾複数発が発射され、基地内で1回の爆発音が聞こえたと伝えた。

AFP, October 22, 2023、ANHA, October 22, 2023、‘Inab Baladi, October 22, 2023、Reuters, October 22, 2023、SANA, October 22, 2023、SOHR, October 22, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローンで攻撃し、直接の損害を与えたと発表(2023年10月21日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

ラーフィダイン・ニュース(10月21日付)などが伝えた。

AFP, October 21, 2023、ANHA, October 21, 2023、‘Inab Baladi, October 21, 2023、al-Rafidayn News, October 21, 2023、Reuters, October 21, 2023、SANA, October 21, 2023、SOHR, October 21, 2023などをもとに作成。

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イラク、イエメン、シリアで米軍基地、駆逐艦、パイプラインがドローンなどの攻撃を受ける(2023年10月19日)

イラクのシャファク・ニュース(10月19日付)などは、10月18日深夜から19日未明に、米軍が駐留を続けるアンバール県のアイン・アサド基地とアルビール県のハリール基地が無人航空機(ドローン)やロケット弾による攻撃を受けたと伝えた。

シャファク・ニュース(10月19日付)はまた、19日にもアイン・アサド米軍基地に向けてグラード・ロケット弾複数発が発射されたと伝えた。

これに関して、 米中央軍(CENTCOM)は18日午後11時頃に声明第20231018-01号を出し、米軍がイラク領内の米軍および有志連合に接近したドローン3機を応戦したと発表した。

声明によると、イラク西部で、米軍がドローン2機と交戦し、1機を破壊、1機に損害を与える一方、イラク北部でドローン1機を破壊した。

イラク西部での交戦では、有志連合側に若干の負傷者が出たという。

一方、イラク・イスラーム抵抗は19日、この二つの攻撃のうちアイン・アラブ基地に関して、多数のロケット弾を撃ち込んだとして関与を認めた。

イラク・イスラーム抵抗は、イラクのシーア派民兵からなる人民動員隊を構成するヒズブッラー大隊、バドル機構、アサーイブ・アフル・ハック、ヌジャバー運動、ジハード連隊、殉教者の主大隊、アンサール・アッラー、フラーサーニー連隊、イラク自由人旅団、などからなる。

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一方、シリアでは、SANA(10月19日付)などによると、アイン・アラブ、ハリール両基地への攻撃の数時間後、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所の基地がドローンの爆撃を受けた。

これに関しても、イラク・イスラーム抵抗が声明を出し、ドローン3機で爆撃を実施、直接の損害を与えたと発表した。

さらにその数時間後、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のアブー・ハシャブ村近郊の砂漠地帯で、ウマル油田とCONOCOガス工場を結ぶパイプラインが攻撃を受け、大きな爆発が発生したと伝えた。

パイプラインは、米国(有志連合)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア産のガスを盗奪ために使用しているもの。

シリア人権監視団によると、爆発は仕掛けられていた爆発物によるものだという。

攻撃を受けて、米軍とシリア民主軍が厳戒態勢を敷き、上空にはヘリコプターが無人航空機(ドローン)が頻繁に旋回し、警戒にあたった。

さらに、これと前後して、米軍が基地を設置し、違法駐留を続けるウマル油田もロケット弾による攻撃を受けた。

シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは「イランの民兵」でロケット弾5発が撃ち込まれた。

砲弾は、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸ではなく、ダイル・ザウル民政評議会の支配下にある東岸から発射された。

この攻撃による米軍の人的被害はなかった。

このほか、CONOCOガス田に違法に設置されている米軍の基地もドローンによる爆撃を受けた。

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一方、CNN(10月19日付)は2人の米当局者の話として、イエメン海外近くで米海軍の軍艦が複数の飛翔体を迎撃したと伝えた。

当局者らによると、飛翔体はアンサール・アッラー(フーシー派)が発射したミサイルで、これに対して米軍はミサイル複数発を発射し迎撃したという。

これに関して、国防総省のパット・ライダー報道官(准将)は、米海軍駆逐艦カーニーがフーシー派が発射した地上攻撃用ミサイル3発とドローンを撃破したことを認めた。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、CNN, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、Shafaq News, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023などをもとに作成。

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シリア・イラク国境を所属不明の戦闘機が爆撃、鉄道通行所、貨物車輌の車列などが狙われる(2023年10月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のイラク国境に面するブーカマール市近郊の複数ヵ所が所属不明の戦闘機の爆撃を受け、複数回にわたって激しい爆発が発生した。

爆撃は、「イランの民兵」が物資の輸送に使用している非公式の鉄道通行所近くに対して行われ、「イランの民兵」の車列が狙われた。

爆撃はまた、ブーカマール市一帯に設置されているイラン・イスラーム革命防衛隊の陣地複数ヵ所に対しても行われた。

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ナフル・メディア(10月10日付)によると、爆撃を行った戦闘機は1機。

爆撃は午前2時半に行われ、カーイム国境通行所に近いハスィーバ地区が狙われたほか、シリアとイラクを結ぶ国境通行所の一つが標的となった。

攻撃は、9日午後にイラクからシリア領内に入った貨物車輌12輌を狙ったものと見られるという。

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ノース・プレス(10月10日付)が、パレスチナ民兵組織のクドス旅団の軍事筋から得た情報によると、爆撃では、ハリー村郊外のイラン・イスラーム革命防衛隊が管理する鉄道通行所、イラン・イスラーム革命防衛隊が複数の指揮所を設置しているいわゆる「グリーン・ベルト」地帯、クドス旅団の陣地1ヵ所が狙われたほか、イラク領内のカーイム国境通行所一帯地域に対しても5回の爆撃が行われた。

 

AFP, October 10, 2023、ANHA, October 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2023、‘Inab Baladi, October 10, 2023、Naher Media, October, 2023、North Press, October 10, 2023、Reuters, October 10, 2023、SANA, October 10, 2023、SOHR, October 10, 2023などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたイラク難民175世帯635人が帰国(2023年9月13日)

ANHA(9月13日付)は、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラク難民175世帯635人が、イラク国民議会移民避難民委員会が用意した旅客バスなどに乗ってイラクに帰国したと伝えた。

AFP, September 13, 2023、ANHA, September 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2023、‘Inab Baladi, September 13, 2023、Reuters, September 13, 2023、SANA, September 13, 2023、SOHR, September 13, 2023などをもとに作成。

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イラクのスーダーニー首相はシリアを初の公式訪問:アサド大統領は共同記者会見でトルコがテロを支援していると非難(2023年7月16日)

イラクのムハンマド・シヤーウ・スーダーニー首相がシリアを公式訪問した。

イラクの首相がシリアを訪れるのは、2011年にシリアに「アラブの春」が波及して以降初めて。

https://youtu.be/ueQxxfL51_M

https://youtu.be/-M2_B0pIJ8w





ダマスカス国際空港に専用機で降り立ったスーダーニー首相は、首都ダマスカスの人民宮殿でアサド大統領らの出迎えを受けた。

首相には、フハード・フサイン副首相兼外務大臣、アスィール・サルマーン通商大臣、カイス・ラヒーマ合同作戦司令部副司令官(大将)が同行した。

アサド大統領はスーダーニー首相らと会談し、貿易、運輸、工業といった分野での二国間関係や連携の強化、「テロとの戦い」に向けた共同の取り組みなどについて意見を交わした。

会談で、アサド大統領は、イラクとシリアがさまざまな状況下で互いに示してきた姿勢は両国を結び付ける歴史的な姉妹関係を真に現してきたとしたうえで、この関係を国家、国民の両レベルで発展させ続けたいと述べた。

また、スーダーニー首相らの今回の訪問が、制度重視の関係構築や両国協力関係飛躍の好機だとの味方を示した。

会談には、シリア側からはフサイン・アルヌース首相、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、ムハンマド・サーミル・ハリール経済対外貿易大臣、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問、アブドゥルカリーム・イブラーヒーム参謀総長、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官、ルーナー・シブル大統領府特別顧問(政治報道局長)、サッターム・ダンダフ在イラク・シリア大使が同席した。

会談後、アサド大統領とスーダーニー首相は共同記者会見を開いた。

アサド大統領は会見で以下の通り述べた。

スーダーニー首相と公式使節団、メディア使節団を歓迎する…。今回の重要な訪問は、両国民の深い関係のありよう、世界史において最古の、そしてもっとも深い歴史を有する両国の歴史の深さゆえに重要なのだ。

この地域…シャームのくにぐにと二大河のくにぐには古代史、そして現代史における偉業を作り出してきたもっとも重要な場だった。両国共通の歴史がシリア、イラク両国の国民に多くの共通性を与え、それは共通の主義主張、関心、情熱に反映されてきた。我々はこれらをさまざまな段階において確かに感じ取り、シリア国民が20年前に戦争に苛まれたイラク国民に寄り添った時に感じ取り、イラク国民が15年余り前にシリアへの攻撃が始まった当初からシリア国民に寄り添った時に感じ取った。この戦争において、イラクは、政府と国民共に、バーチャルではなく、真にシリアの声となっていた。アラブ世界、中東地域、国際社会といったさまざまな場でシリアの声となり、シリアに対して行われるあらゆる攻撃、そしてそれを正当化するすべての口実を拒否してくれた。イラク国民は数ヵ月前に発生した(トルコ・シリア)大地震に際して、真のきょうだいとして、組織、個人の双方が被災したシリアのきょうだいを組織的、かつ自発的に救援してくれた。

この戦争において、イラクは人が捧げることができるもっとも高価なもの、血を捧げてくれた。この血はシリアとイラクの共通の血であり、イラクの西を、シリアの東を守ってくれた。両アラブ国民、軍を守ってくれた。二つの国は一つに団結し、血は団結し、我々にとって共通の未来が一つになった。この場を借りて、シリア・アラブ軍およびシリアの予備部隊のきょうだいと協力して勝利を収めたイラク・アラブ軍、人民動員隊に敬意を表したい。

これらすべてゆえに、今回の訪問は意義深く、ここに、一連の目標、すなわち二国間関係の強化に至る実質的なステップをとることへの両国首脳としての我々の責任がある。とくに、我々は今日、世界レベルでの大きな課題を前に会談した。第1に、世界船体が、安全保障面、政治面、そしてもちろん経済面で苦難に直面し、それが我々の国にも影響を及ぼしている。とりわけ、我々はテロという課題、そして「テロとの戦い」における協力という課題に直面している。我々が依然として活発に生きながらえていると見ているこのテロは、世界、とりわけ西側からの支援ゆえに死に絶えていない。ここでいう「西側」と意味を我々はみな承知している。なぜなら、テロは、独立、自決、国益を追求する国々に打撃を与えるための西側のツールだからだ。さらに、一部近隣諸国が、拡張主義的理由であれ、イデオロギー的理由であれ、このテロへの支援に直接関与していることも我々は承知している。こうした大いなる課題に加えて、シリアとイラクに割り当てられているユーフラテス川の水の略奪も行われており、それは、深刻な不作、疫病や伝染病の蔓延ゆえに渇きと飢えをもたらしている。こうした課題のほかにも、アラブ人に対する侵略、パレスチナ、エルサレム、そして聖地への侵略、そのほか我々がアラブ諸国として直面している課題がある。また、麻薬の問題もあり、それは今日、各国が直面するもっとも危険な「害虫」であり、テロと何ら変わらない。それは、テロとまったく同じ方法で社会を破壊し得る。

私と(スーダーニー)首相は多くの問題を議論した。もちろん、最近のアラブ情勢についても話し合った。我々は、それを完全とは言えないまでも、相対的に前向きなものと評価することができる。この状況が拡大協議の中心をなし、これをどう利するについて重点的に議論を行った。悪化する国際情勢へのアラブ諸国への悪影響を抑えるために好転する新たな状況をどのように利用し、アラブ諸国の協力をどう強化するかだ。

我々はみな、最近の事態の好転が国際社会を混乱に陥れている者たちを満足させていないことを承知している。彼らは歴史の歯車を元に戻そうと早速動き出した。それゆえに、我々の国は二国間、多国間、さらにはアラブ連盟を通じて協力を増進させ、すでに実現した成果を維持し、今後発展させていくことを求められている。我々はもちろん幾つもの論点を議論したが、議論はまだ終わっておらず、記者会見の後も議論を継続する。だが、我々は記者会見の予定を遅らせたくなった。二国間の経済関係も、会見後、継続する議論の軸をなしている。両国の利益を反映し、シリアに対する不当な包囲の悪影響を軽減しつつ、両国関係強化を実現するための実質的な措置についての議論だ。議論された論点、提起されたアイデアは、両国の関係機関がフォローアップし、実効可能な措置へと熟成、発展、変容することになる。多くの論点、提案、アイデアがある。それらは有望だと考えることができる。だが、今日はその詳細を議論することはなく、実施の準備ができるまで待たねばならない。

改めて首相に熱烈な歓迎の意を表したい。今回の訪問が質的飛躍だけにとどまらず、両国の友愛関係において、現実的、実効的、現実的なものと確信している。独立後何十年にもわたって、両国では許されなかった、あるいは状況が許さなかった関係が軌道に乗り始めた。我々がこの世界で目の当たりにしている暗い状況のなかで、両国関係を真剣かつ効果的に構築する好機だ…。シリアの我々にとって、イラクのアイデンティティは正真正銘のアラブのアイデンティティだ。

SANA(7月16日付)が伝えた。











https://youtu.be/P63WaWnV6rs

AFP, July 16, 2023、ANHA, July 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2023、‘Inab Baladi, July 16, 2023、Reuters, July 16, 2023、SANA, July 16, 2023、SOHR, July 16, 2023などをもとに作成。

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シリア・アラブ航空はイラクのナジャフ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶ定期旅客便を再開すると発表(2023年7月11日)

シリア・アラブ航空はイラクのナジャフ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶ定期旅客便を再開すると発表した。

定期便は火曜日と金曜日の週2便。

SANA(7月11日付)が伝えた。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域(ハサカ県)で避難生活を続けてきたイラク人約40世帯がトルコを経由してイラクに帰還(2023年6月17日)

シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域内のハサカ県ラアス・アイン市一帯地域で避難生活を続けてきたイラク人約40世帯がトルコ領を経由してイラクに帰還した。

帰還はトルコ政府とイラク政府の連携によるもの。

AFP, June 17, 2023、ANHA, June 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2023、Reuters, June 17, 2023、SANA, June 17, 2023、SOHR, June 17, 2023などをもとに作成。

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米中央軍は5月にシリアとイラクでダーイシュに対して38回の作戦を実施し、31人を拘束、8人を殺害したと発表(2023年6月7日)

米中央軍は声明を出し、米主導の有志連合が協力部隊とともに、2023年5月にシリアとイラクでダーイシュ(イスラーム国)に対して38回の作戦を実施し、31人を拘束、8人を殺害したと発表した。

国別の内訳は以下の通り:

イラク:作戦回数21回、11人を拘束、6人を殺害
シリア:作戦回数17回、20人を拘束、2人を殺害

AFP, June 7, 2023、ANHA, June 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 7, 2023、Reuters, June 7, 2023、SANA, June 7, 2023、SOHR, June 7, 2023などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたイラク難民168人が大型バス21輌に分乗してイラクに向かう(2023年6月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール・キャンプに収容されていたイラク難民168人が、大型バス21輌に分乗して、イラクに向かった。

イラク難民は、イラク政府と北・東シリア自治局の連携のもと、ヤアルビーヤ国境通行所(イラク側はラビーア国境通行所)を経由してイラクに入った。

AFP, June 4, 2023、ANHA, June 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2023、Reuters, June 4, 2023、SANA, June 4, 2023、SOHR, June 4, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がイラクを公式訪問、フサイン外務大臣、スーダーニー首相、ラシード大統領と会談(2023年6月4日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がイラクを公式訪問し、フアード・フサイン外務大臣と会談、二国間関係深化の方途について協議した。

ミクダード外務在外居住者大臣はフサイン外務大臣との共同記者会見で、「テロとの戦い」、麻薬の撲滅、西側諸国による一方的制裁の影響の克服などにおいて共同で取り組む必要を強調した。

トルコについては、シリア領内への侵略、攻撃を非難、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)、ダーイシュ(イスラーム国)などのテロ組織への支援を止めるよう訴えた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はまた、ムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相と会談し、二国間関係の発展の方途について意見を交わした。

ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、危機(シリア内戦)やトルコ・シリア大地震に対するイラクの姿勢に対するアサド大統領の謝意を伝えた。

また、スーダーニー首相をシリアに公式に招待するとする大統領のメッセージを伝えた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はさらに、アブドゥッラティーフ・ジャマール・ラシード大統領と会談し、二国間の協議、連携、関係発展の重要性を確認した。

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SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2023、ANHA, June 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2023、Reuters, June 4, 2023、SANA, June 4, 2023、SOHR, June 4, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内の刑務所に収監されていたダーイシュのイラク人メンバー約50人の身柄がシリア民主軍によってイラク政府に引き渡される(2023年6月3日)

シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にある刑務所に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバー約50人の身柄が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によってイラク政府に引き渡された。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局のスィーマルカー国境通行所、PYDはイラク・クルディスタン自治政府によるフィーシュ・ハーブール国境通行所閉鎖を批判(2023年5月16日)

北・東シリア自治局のスィーマルカー国境通行所は声明を出し、イラク・クルディスタン自治政府が同通行所に面するイラク側のフィーシュ・ハーブール国境通行所を一方的に閉鎖したことについて、イラク・クルディスタン民主党が権威を押し付けるために通行所を「圧力のカード」として利用しているとしたうえで、同党が後援するシリア・クルド国民評議会に反対しているとして、「我々の負傷者」(人民防衛部隊(YPG)の戦闘員)らの移動を阻止している、と非難した。

北・東シリア自治局を主導する民主統一党(PYD)も声明を出し、通行所を人道目的以外に利用していると非難した。

ANHA(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】イラクの人民動員救援イニシアチブがアレッポ県東部のジャブリーン村に被災者を収容するための仮設住宅100棟を建設(2023年4月15日)

イラクの人民動員救援イニシアチブに所属する技術ワークショップ・チームがアレッポ県東部のジャブリーン村にトルコ・シリア大地震の被災者を収容するための仮設住宅100棟を建設した。

SANA(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 15, 2023、ANHA, April 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2023、Reuters, April 15, 2023、SANA, April 15, 2023、SOHR, April 15, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍はアブディー総司令官がイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で襲撃を受けたとの情報を否定するも、CENTOM報道官は攻撃を認める(2023年4月7日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍のマズルーム・アブディー総司令官がイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で襲撃を受けたとの情報について、事実無根で、イラク・クルディスタン地域の一部勢力を政治的恐喝しようとするのが狙いだと発表した。

ANHA(4月7日付)が伝えた。

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バスニュース(4月7日付)は、信頼できる情報筋の話として、7日晩にアブディー総司令官が米軍高官やクルディスタン愛国同盟の幹部らとスライマーニーヤ市のテロ対策本部での会談を終え、スライマーニーヤ国際空港に向かう途中、トルコ軍所属と見られる無人航空機(ドローン)の攻撃を受けたと伝えていた。

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しかし、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(4月7日付)が伝えたところによると、米中央軍(CENTCOM)のジョー・ブッチーノ報道官(大佐)は、スライマーニーヤ(空港近く)で車列が爆撃を受けたことを確認した。車列には米軍関係者も乗っていたが、被害はなかった」と述べた。

米国の複数の高官の話として、米軍の軍関係者3人がアブディー総司令官が襲撃された際に同じ車に同乗していたという。

AFP, April 7, 2023、ANHA, April 7, 2023、Basnews, April 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2023、Reuters, April 7, 2023、SANA, April 7, 2023、SOHR, April 7, 2023、The Wall Street Journal, April 7, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はイラク国民知恵運動のハキーム代表と会談(2023年4月6日)

アサド大統領はシリアを訪れたイラクの国民知恵運動のアンマール・ハキーム代表と会談した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02GxFKE7WcYZHw9UmDNWUxqQGGAi9HWnzBBTAtupCyrxKLoMRHKYMo2MDBwFZSyFxil?__cft__[0]=AZXuMVlE-LbBYu112kKjKaapj2h3ZqJuPDx4o6ACNllrCSnBkQ8PlwrbMdvUQRc0tPKba-FNY6r__nSEuys_zHUQZhyiT7xTzrnN3fPFRYYKRRYCRCA2vJN5Q37hqaa8GE-U4xpV6xFHtE5NmL_H9ZbXum84VeGMp4r2BA6pB04yCRpRmAsAP6vZnHLWLgybiowo5Ks0mZS6Gb-yNyb1Qo51&__tn__=%2CO%2CP-R

会談で、アサド大東路湯は、中東地域におけるイラクの政治的・経済的な役割は、同国の歴史や地理的な重みを踏まえると本質的なもので、シリアはイラクを単に姉妹国としてではなく、双子のように見ていると述べた。

SANA(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 6, 2023、ANHA, April 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2023、Reuters, April 6, 2023、SANA, April 6, 2023、SOHR, April 6, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はイラクのザイダーン最高司法評議会議長と会談(2023年4月6日)

アサド大統領はシリアを訪れたイラクのファーイク・ザイダーン最高司法評議会議長と会談した。

会談では、二国間関係、両国が、安全保障や「テロとの闘い」など、さまざまな分野で直面する課題、司法府間の協力のありようなどについて意見が交わされ、アサド大統領は、司法は国家にとって正義や安定の基礎をなしており、司法の独立は国家と社会を守る砦であるたゆえに、両国の安全保障や安定がこの分野での協力に反映される、と述べた。

会談には、アフマド・サイイド法務大臣も同席した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0HkzQY5SKKbMAuZqXqZNHd5zwodinPr1PQZd8vyW1QDs9B1Zk5WYj1bmYioVEBKkbl?__cft__[0]=AZUwO_NKobGB_LCm7mbj8Dx1jxxfaF8-FHLhCx5ZAxLsvA-Ujy6L20g4QXEGjZ9qUPWLaKrSFQDQfg-b7e64sEVTbYmW0upjIhL06ikujIzVQSfH41lkTQZhbFJZe7zF7KN7clkL89JSWMUToh_Zom39Qrk-xVg-zi3K5HiJjMZbCgqeQjZCy6rpza7ZYkNh1Vsp6spwOCeWgj_tiU68ADeP&__tn__=%2CO%2CP-R

SANA(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 6, 2023、ANHA, April 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2023、Reuters, April 6, 2023、SANA, April 6, 2023、SOHR, April 6, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市の住民から寄せられた物資が1ヵ月を経て北・東シリア自治局の飛び地であるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に到着(2023年4月4日)

ANHA(4月5日付)は、イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市の住民から寄せられた物資と、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市の住民からの支援物資を積んだ貨物車輌20輌が、アレッポ市と「シャフバー地区」(タッル・リフアト市一帯地域)の間に位置するアフダース村の通行所を経由してシリア政府支配地から北・東シリア自治局の支配地に入り、同自治局の飛び地であるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に到着したと伝えた。

このうち貨物車輌は、3月6日にイラクから北・東シリア自治局の支配地に届けられ、シリア政府の支配地との境界に位置するターイハト・トゥワイマート村の通行所を通過しようとしたが、シリア政府当局の許可が得られず、3月14日に一端撤収、その後再び通過を試み、3月29日にシリア政府支配地に入ったが、シリア軍第4師団の検問所などで足止めに遭うなどしていた。

AFP, April 5, 2023、ANHA, April 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2023、Reuters, April 5, 2023、SANA, April 5, 2023、SOHR, April 5, 2023などをもとに作成。

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在オマーンのシリア、サウジアラビア、イラン、イラクの大使が会談し地域の諸問題について意見を交わす(2023年4月4日)

在オマーン・イラク大使館はツイッターのアカウント(https://twitter.com/Iraqinmuscat/)で、カイス・アーミリー在オマーン・イラク大使が、オマーンの首都マスカットにある大使館にアブドゥッラー・アナズィー在オマーン・サウジアラビア大使、アリー・ネジャフィー在オマーン・イラン大使、イドリース・マイヤー在オマーン・シリア大使を招き、地域の諸問題について意見や見解を交わしたと発表した。

AFP, April 4, 2023、ANHA, April 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2023、Reuters, April 4, 2023、SANA, April 4, 2023、SOHR, April 4, 2023などをもとに作成。

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ヨルダン、イラク、レバノンの農業大臣がアサド大統領と揃って会談(2023年3月28日)

シリア、ヨルダン、イラク、レバノンの四ヵ国農業大臣会合「地域レベルでの農業経済統合の実現に向けて」(3月26、27日)に出席するためにシリアを訪れているヨルダンのハーリド・フナイファート農業大臣、イラクのアッバース・ジャブル・アルヤーイー農業大臣、レバノンのアッバース・ハーッジ・ハサン農業大臣が、アサド大統領と会談した。

シリアのムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣も同席して行われた会談において、アサド大統領は次のように述べた。

世界の人々が直面している経済的、政治的危機などの問題は、各国が一国だけで食料自給自足を達成できないことを証明した。とりわけ、農業社会では、農業の統合なくして解決策はない…。テクノロジーの発展にもかかわらず、農業部門には気候変動という新たな課題が課されており、こうした変化がもたらす悪影響を軽減し、主要な収入源や生産を維持し、諸国民の食料安全保障を実現するために地域が共同で取り組むことが求められている。

アサド大統領はまた、4ヵ国が交わした農業分野の協力にかかる覚書については、アラブ諸国が協力していくうえでの共通戦略を創り出すものだと評価したうえで、協力関係が周辺諸国へと波及していけば、地域の諸国民全体に資する農業・食料安全保障のネットワークが創り出されるとの見方を示した。

そのうえで、農業部門はあらゆる問題に直面しつつも地域や国際社会が混乱するなかで安定に資することが立証されていると付言、農業部門をアラブ諸国の生産や労働における最重要部門とし、さまざまな側面で投資機会を創出するためにこれを発展させる取り組みをしなければならないと強調した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02sTByka684VQc7chzvkSezFoCv537t3d7Mx2Q1ZwF1pf1B3UmaEjRXTXWSoT9Qz8Xl

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フナイファート農業大臣、アルヤーイー農業大臣、ハサン農業大臣はまた、カトナー農業・農業改革大臣とともに、ダマスカス郊外県のアラブ乾燥地帯研究センター(ACSAD)を視察した。

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SANA(3月28日付)が伝えた。

AFP, March 28, 2023、ANHA, March 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2023、Reuters, March 28, 2023、SANA, March 28, 2023、SOHR, March 28, 2023などをもとに作成。

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シリア、ヨルダン、イラク、レバノンの農業大臣は農業分野にかかる協力、貿易交流強化を定めた覚書に調印(2023年3月27日)

3月26日にダマスカス県のダーマー・ルーズ・ホテルで開幕したシリア、ヨルダン、イラク、レバノンの四ヵ国農業大臣会合「地域レベルでの農業経済統合の実現に向けて」の2日目の議事が行われ、シリアのムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣、ヨルダンのハーリド・フナイファート農業大臣、イラクのアッバース・ジャブル・アルヤーイー農業大臣、レバノンのアッバース・ハーッジ・ハサン農業大臣が、農業分野にかかる協力、貿易交流強化を定めた覚書に調印した。

覚書は、4ヵ国間の農業の統合を実現することが目的で、自然保護区や公園の管理、森林火災、気候変動、農村開発、農業普及、生産、飼養衛生、獣医学、農業科学研究、動植物の生産、漁業・養殖、農産物の取引、科学、技術、貿易取引、投資、農業マーケティングのための合弁会社設置といった分野での協力、各国の法律や精度に沿った情報交換や技術交流を定めている。

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シリアのカトナー農業・農業改革大臣はまた、レバノンのハサン農業大臣と個別に会談し、両国の農業分野での協力強化の方途について意見を交わした。

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SANA(3月27日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2023、ANHA, March 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2023、Reuters, March 27, 2023、SANA, March 27, 2023、SOHR, March 27, 2023などをもとに作成。

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シリア、ヨルダン、イラク、レバノンの四ヵ国農業大臣会合がダマスカスで開幕(2023年3月26日)

シリア、ヨルダン、イラク、レバノンの四ヵ国農業大臣会合がダマスカス県のダーマー・ルーズ・ホテルで開幕した。

「地域レベルでの農業経済統合の実現に向けて」と銘打たれた会合では、シリアのムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が、会合が経済ブロックの構築と協力の重要性への認識しつつ、農業分野における課題に対処するために開催されたとしたうえで、これまでの取り組みが会合を通じて農業分野における協力覚書締結として結実し、参加国にとってより良い未来への出発点になるだろうと述べた。

カトナー農業・農業改革大臣は、シリアでの過去12年にわたる「テロとの戦い」による被害、コロナ禍、そしてシリアへの経済制裁が、食料供給や価格、農業生産、開発に影響を与えたことを示し、アラブ諸国の協力が食料安全保障の回復、資源への投資、農業、食料、貿易システムの発展、気候変動への適応に不可欠だと強調、農業貿易の促進、農業経営の発展や農業システムの変革、投資の拡大、イノベーションやテクノロジーへの依存にかかわる実施可能な緊急措置を見直す必要があり、それによって気候変動に耐え得る持続可能な開発、さらには四ヵ国間の協力に基づいた包括的経済成長が実現すると述べた。

会合ではまた、ヨルダンのハーリド・フナイファート農業大臣、イラクのアッバース・ジャブル・アルヤーイー農業大臣、レバノンのアッバース・ハーッジ・ハサン農業大臣が出席、基調演説を行った。


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会合に先立って、ヨルダンのフナイファート農業大臣、イラクのアルヤーイー農業大臣、レバノンのハサン農業大臣は、人民議会を表敬訪問し、ハンムーダ・サッバーグ人民議会議長と会談した。

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SANA(3月26日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2023、ANHA, March 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2023、Reuters, March 26, 2023、SANA, March 26, 2023、SOHR, March 26, 2023などをもとに作成。

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シリア民主軍テロ撲滅部隊の隊員を乗せたヘリコプターがイラク領内で墜落、9人死亡:有志連合報道官は同機が有志連合所属ではないと主張(2023年3月17日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、15日に同軍所属のテロ撲滅部隊(YAT)の隊員を乗せて、「南クルディスタン(バシュル・クルディスタン)」(イラク・クルディスタン地域)のスライマーニーヤ市に向かって飛行していたヘリコプター2機が悪天候が原因で墜落し、シャルファーン・コバニ(本名アブドゥルムスタファー・アブディー)司令官を含む兵士9人が死亡したと発表した。

ANHA(3月17日付)が伝えた。

バグダード・トゥデイ(3月17日付)によると、墜落したうちの1機はEurocopter AS350。

ドホーフ県ジャマーンキー郡のビールキヤート村近くに墜落したという。

 

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米主導の有志連合(「生来の決意」作戦合同任務部隊(CJTF-OIR(Combined Joint Task Force – Operation Inherent Resolve))のケヴィン・リヴィングストン報道官は、アナトリア通信(3月17日付)に対して、墜落したヘリコプターが有志連合所属機ではないと述べた。

リヴィングストン報道官は「ヘリコプターは有志連合所属ではなく、「生来の決意」作戦の一部をなしていない」と述べた。

AFP, March 17, 2023、Anadolu Ajansı, March 17, 2023、ANHA, March 17, 2023、Baghdad Today, March 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2023、Reuters, March 17, 2023、SANA, March 17, 2023、SOHR, March 17, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】イラクのスライマーニーヤ市の住民らから寄せられた支援物資がヤアルビーヤ国境通行所を経由してシリア北東部に入り、北・東シリア自治局に引き渡される(2023年3月6日)

イラク・クルディスタン地域政府の支配下にあるイラクのスライマーニーヤ市の住民らから寄せられた支援物資を積んだ貨物車輌25輌が、ハサカ県のヤアルビーヤ国境通行所を経由してシリア北東部に入り、物資が北・東シリア自治局に引き渡された。

イラク・クルディスタン地域からの支援物資が入るのはこれが2度目。

ANHA(3月6日付)が伝えた。

AFP, March 6, 2023、ANHA, March 6, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2023、Reuters, March 6, 2023、SANA, March 6, 2023、SOHR, March 6, 2023などをもとに作成。

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サッバーグ人民議会議長がアラブ議員連合会合に出席するため、空路でイラク入り(2023年2月23日)

ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長が24日に開幕予定のアラブ議員連合会合に出席するため、シリア議員使節団の代表として、空路でイラクを訪れた。

バグダード国際空港に到着したサッバーグ人民議会議長は、連合の代表を務めるムハンマド・ハルブースィー・イラク国民議会の出迎えを受けた。

SANA(2月23日付)が伝えた。

AFP, February 23, 2023、ANHA, February 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2023、Reuters, February 23, 2023、SANA, February 23, 2023、SOHR, February 23, 2023などをもとに作成。

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