月別アーカイブ: 2012年3月

アサド大統領は第10期人民議会選挙の投票を2012年5月7日に行うことを決定、一方エルドアン首相は「シリアの友連絡グループ」の第2回大会をイスタンブールで4月2日に開催すると発表(2012年3月13日)

アサド政権の動き アサド大統領は2012年政令第113号を発し、第10期人民議会選挙の投票を2012年5月7日に行うことを定めた。 ** SANA(3月13日付)は、外務省が、イスラエルによるガザ空爆を非難し、「国際社会 … Read More

ヒムス市で発生したとされる女性・子供含む47人の惨殺の責任の所在をめぐって非難の応酬がなされる、国連安保理で閣僚級会合が開かれるもロシアとアラブ連盟が合意した「五原則」についての見解は一致せず(2012年3月12日)

国内の暴力 ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区で、女性・子供を含む惨殺遺体47体が発見された。遺体は市内の複数地区で殺害されたもの。 この事件に関して、SANA(3月12日付)によると、アドナーン・マフムード情報大臣が記者 … Read More

サウジ外相と独外相がシリア情勢などについて意見を交換し「軍事的選択肢は解決策でない」と一致したにもかかわらず、西側諸国や湾岸諸国が反体制勢力の武器供与に関する「真剣な議論」を開始したと報じられる(2012年3月11日)

アサド政権の動き コフィ・アナン・シリア危機担当国連・アラブ連盟合同特使が前日に引き続き、アサド大統領と会談した。 アナン特使はシリアを去る前の記者会見で、自身の任務に関して「困難だが、我々は希望を捨ててはならない。我々 … Read More

アナン国連・アラブ連盟合同特使がアサド大統領と面会、アラブ連盟定例外相会合では露外相の出席のもと「外国の不干渉」を含む五原則が作成・合意される(2012年3月10日)

アサド政権の動き SANA(3月10日付)は、コフィ・アナン・シリア危機担当国連・アラブ連盟合同特使がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。 会談で、アサド大統領は、「武装テロ集団が混乱を拡大させ、国家の安定を揺るがそ … Read More

ダマスカス県を含む各地で大規模な反体制デモが発生するなか、シリア国民評議会が「政治的解決」をめざすアナン国連・アラブ連盟合同特使の姿勢を非難(2012年3月9日)

国内の暴力 反体制活動家によると、イドリブ県ザーウィヤ山などに対する軍・治安部隊の掃討作戦が継続された。 また各地で金曜礼拝後に散発的な反体制デモが発生した。 死者数は約90人に達した、という。 インターネットなどでは、 … Read More

石油省の現職次官が政権離反を宣言し初の事例となる一方、米下院外交問題委員会が「シリア解放法案」を可決(2012年3月8日)

石油省次官の離反 石油省のアブドゥフ・フサームッディーン次官(イスラーム教スンナ派)が政権離反を宣言する映像をユーチューブを通じて配信した。 政権幹部の離反は、これまでがそうであったように、反体制勢力の派閥化と分裂を助長 … Read More

駐シリア中国大使がムアッリム外相らと面会し「外国のいかなる内政干渉をも拒否する」姿勢を改めて表明するなか、地元調整諸委員会が声明を出しシリア国民評議会の「再建」の必要性を主張(2012年3月7日)

アサド政権の動き 中国の李華新前駐シリア大使がダマスカスを訪問し、ムアッリム外務大臣、アフマド・アルヌース外務次官らと会談した。 SANA(3月7日付)によると、李前大使は、シリアの危機解決に向けた「六つの提案」を示した … Read More

国連安保理常任理事国とモロッコが参加する大使級会合のなかで米国による新たな対シリア決議案が審議されるも、ロシアは再び拒否の姿勢を示す(2012年3月6日)

国内の暴力 軍・治安部隊は、ダルアー県フラーク市、ヒムス県クサイル市、ラスタン市、ダマスカス郊外県各都市で反体制(武装)勢力に対する掃討作戦を重点的に行い、活動家らによると各地で少なくとも14人が死亡した。 ** ダルア … Read More

クサイル市、ラスタン市などで軍・治安部隊による掃討作戦が続くなか、サウジアラビア国王とカタール首相が会談し「シリア政府による殺戮停止に向けて努力を続ける」ことで一致(2012年3月5日)

国内の暴力 反体制活動家によると、ヒムス県クサイル市、ラスタン市などで軍・治安部隊による掃討作戦が続いた。 ** ヒムス県では、シリア革命総合委員会のハーディー・アブドゥッラーを名のる活動家によると、クサイル市に対して「 … Read More

軍・治安部隊がラスタン市とクサイル市に対して大規模な砲撃を行い数十人が死傷、一方サウジアラビア外相が記者会見のなかで反体制派による武装闘争を煽動(2012年3月4日)

国内の暴力 ヒムス県のラスタン市とクサイル市に対して、軍・治安部隊が大規模な砲撃を行い、反体制活動家らによると、数十人が死傷、数千人がレバノンへの避難を余儀なくされた。 シリア人権監視団によると、「これらの都市は中部にお … Read More

シリア革命最高軍事評議会がシリア国民評議会による軍事顧問局設置の決定への拒否を示すなか、国連事務総長は「多元的・民主的体制をもたらすような政治解決」に向けて国際社会が結束するよう呼びかけ(2012年3月3日)

国内の暴力 ヒムス市バーブ・アムル地区完全制圧後も軍・治安部隊は各地で反体制勢力に対する掃討作戦を継続、シリア人権ネットワークによると、74人が死亡した。 またSANA(3月3日付)によると、ダルアー市ダウワール・ミスリ … Read More

EUが首脳会合の結果シリア国民評議会を「シリア国民の正当な代表」として承認すると発表、プーチン首相は一部諸国による反体制勢力武装化の試みを非難(2012年3月2日)

国内の暴力・反体制デモ 離反兵が放棄したヒムス市バーブ・アムル地区で軍・治安部隊による「集団処刑」の疑惑が高まるなか、軍・治安部隊が各地で掃討作戦を継続し、死者数は反体制活動家らによると65人(うち32人がヒムス県)にの … Read More

軍・治安部隊がヒムス市バーブ・アムル地区を「90%」制圧、シリア国民評議会事務局長は「民間人を防衛する」ために軍事諮問局を設置することを発表(2012年3月1日)

国内の暴力(ヒムス市バーブ・アムル地区制圧) 軍・治安部隊は約4週間におよぶ掃討作戦の末、ヒムス市バーブ・アムル地区を「90%」(シリア治安筋)制圧し、「武装集団多数がレバノンに逃走した」。 ** トルコで避難生活を送る … Read More