ヒムス県、ラタキア県、イドリブ県などで、アラウィー派住民殺害、国防省部隊・内務省総合治安局襲撃相次ぐ(2025年2月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・アマド村でレバノンのヒズブッラーに協力していたとされるアラウィー派の高齢の男性1人が、国防省部隊の軍服を着たグループによって処刑された。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がヒムス中央刑務所に収監していた複数の逮捕者について、過去の犯罪歴がないとして釈放した。

シリア人権監視団によると、釈放されたのは30人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、14日深夜から15日未明にっけて、ラタキア市のシャイフ・ダーヒル地区にある旧交通局に配置されている内務省総合治安局の要員4人が乗った車が、正体不明の武装グループの襲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の「旧体制の残党」が、ラタキア市アンダルス交差点にある内務省総合治安局の検問所に手りゅう弾を投げつけ、交戦、これにより内務省総合治安局の隊員1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが14日深夜から15日未明にかけて、バアリーン村に設置されている国防省部隊の検問所を襲撃、同部隊の兵士1人を負傷させた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市南で、シリア軍の元兵士が、民間人に対して「たる爆弾」を使用したなどとして、何者かによって処刑され、遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方で活動する武装グループがイフスィム村で「シャッビーハ」とされる3人を拉致、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器密輸に関与しているとされるグループと内務省総合治安局がマヤーディーン市で交戦した。

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『ワタン』によると、情報省はイフバーリーヤ・チャンネルのサーリフ・イブラーヒーム前社長の誘拐(2月10日)を非難、内務省とともに、事件の調査を継続し、ジャーナリストの保護に専念すると発表した。

シリア人権監視団によると、イブラーヒーム元社長はその後解放された。

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『ワタン』によると、ムジュダヒド病院(ダマスカス県)のムハンマド・ハルブーニー院長が、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から2025年2月12日までの間に、288人の遺体が法医学科に搬送されたことを明らかにした。

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