シリア人権監視団によると、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、前共和国ムフティーのアフマド・ハッスーン師がダマスカス国際空港の貴賓室で逮捕された。
ハッスーン師は、アフマド・シャルア暫定政権当局に対して、緊急外科手術を受けるためヨルダンに渡航したい旨を申し出、妻と子どもたちとともに、車2台で空港を訪れ、貴賓室でフライトへの搭乗を待っていたが、入室してから数分後に治安要員が彼を拘束、連行したという。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県バイヤーダ地区の警察の拘置所に拘留されていた若い男性が身体的・精神的拷問を受けて死亡した。
また、ヒムス市ワアル地区で、サンカリー村出身の男性1人が何者かに殺害され、遺体で発見された。
さらに、ヒムス市カラム・シムシム地区では、3月7日に誘拐され、消息を立っていた住民1人が何者かに即決処刑され、死亡した。
このほか、武装グループがジャービリーヤ村を強襲し、住民らを罵倒、多数を逮捕した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、10日前に誘拐され、消息が取れなかった12歳の少年がラタキア市のバグダード通りの建設中のビルで遺体で発見された。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、10日前に誘拐され、消息を立っていた住民1人が、サアン町で何者かによって殺害され、遺体で発見された。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区で退職した技師が自宅で何者かによって殺害され、遺体で発見された。
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ダマスカス県では、SANAによると、県治安局がタダームン区での虐殺に関与したとされる軍事情報部のマーヒル・ズィヤード・ハディード容疑者を逮捕した。
また、県内の複数地区で「旧体制の残党」が所持していた即席爆弾、武器、弾薬を発見、これを押収した。
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