シリア人権監視団は、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で潜伏・活動するダーイシュ(イスラーム国)と反体制ジハード主義武装集団が11日、停戦合意を結んだと発表した。
停戦合意は、①戦闘の停止、②民間人、戦闘員双方への背教宣告の禁止、③「ヌサイリー・ラーフィディーン(シーア派)政権」を根本的な敵とみなす、ことなどを骨子とするという。
停戦合意に署名したのはガーブの鷹司令官のアブー・アブドゥッラフマーン氏とアブー・ファフド氏、シリア革命家戦線司令官のアブー・フィダー氏、アブー・ハサン氏、アブー・マーズィン氏、アブー・アラブ大尉、ダーイシュのハジャル・アスワド地区指導者のアブー・ヒシャーム。
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アレッポ県では、ユーフラテスの火山合同作戦司令室が声明を出し、アイン・アラブ市南部のクーザーク村橋の近くで、初となるダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦を実施し、ダーイシュ戦闘員15人を殲滅したと発表した。
ユーフラテスの火山合同作戦司令室は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とアイン・アラブ市で活動する「自由シリア軍」からなる組織。
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アレッポ県では、SLN(9月12日付)によると、クワイリス航空基地近くでシリア軍ヘリコプターが墜落し、ダーイシュ(イスラーム国)がパイロットのマティーア・アッバース氏を捕捉した。
Kull-na Shuraka’, September 12, 2014、SLN, September 12, 2014などをもとに作成。
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