イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がシャーイル油田をダーイシュから奪還(2014年11月6日)

ヒムス県では、SANA(11月6日付)によると、シリア軍が、国防隊の支援のもとダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュによって占拠されていたシャーイル油田(ガス採掘所)およびその周辺の丘陵地帯を奪還した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市一帯(とりわけ同市東部)で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊、「自由シリア軍」戦闘員が、ダーイシュ(イスラーム国)と砲撃戦を行った。

同監視団によると、6日には散発的な戦闘が行われたにとどまったが、ダーイシュが撃った迫撃砲弾8発がアイン・アラブ市内に着弾した。

こうしたなか、アイン・アラブ市の対トルコ国境に位置するイブラーヒーム・ハリール国境通行所の高官によると、ペシュメルガが武器、弾薬などを積んだ車輌9台をトルコからシリア領内に移送しようとしたが、トルコ当局によって通行を拒否された。

同高官によると、トルコ政府は、イラク・クルディスタン地域政府に対して、通行拒否を正式に伝えたという。

一方、米国など有志連合は、アイン・アラブ市東部のカッルムーグ村、ハルビーサーン・シャイフ・ハイダライーン村間でダーイシュの車輌を攻撃、破壊した。

AFP, November 6, 2014、AP, November 6, 2014、ARA News, November 6, 2014、Champress, November 6, 2014、al-Hayat, November 7, 2014、Kull-na Shuraka’, November 6, 2014、al-Mada Press, November 6, 2014、Naharnet, November 6, 2014、NNA, November 6, 2014、Reuters, November 6, 2014、SANA, November 6, 2014、UPI, November 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク