イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル郊外への爆撃で民間人11人死亡(2014年12月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市の現代医学病院への空爆(シリア軍によるものか、有志連合によるものかは明示せず)により、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官5人(うち3人は外国人)が死亡、多数が負傷した。

 

これに関して、シリア人権監視団は17日、マヤーディーン市の現代医学病院をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員12人と民間人11人が死亡した、と発表した。

死亡したダーイシュ戦闘員のうち6人が司令官、4人は外国人(クウェート人、チュニジア人)だという。

またダーイシュが占拠するヒシャーム村各所をシリア軍が空爆し、子供7人と女性3人を含む11人が死亡した。

一方、SANA(12月16日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハトラ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地周辺、ジャフラ村、ムーハサン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市各所をダーイシュ(イスラーム国)が32回にわたり砲撃し、子供1人を含む3人が死亡する一方、タルミーク街道で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

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ハサカ県では、SANA(12月16日付)によると、サディーク村・ラフフ農場分岐点などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月16日付)によると、アブー・アラーヤー村周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 16, 2014、December 17, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、December 18, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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